Purfling

パーフリングを巻きます。

トップ側は白3黒3。

プラスチックのパーフリングなので「アセトン」で接着です。

待ち針の頭が何かに似てるなぁと思ったら,クリスマスツリーの飾りみたいでした。

そうか,今日はクリスマスイブ,,,って全く関係ないっすね(笑。

一番内側の「白」は,慎重に隙間が出来ないように待ち針で固定しながら,ソロリソロリと進みます。

Gibsonの工場のパートのレディ達が,あっという間に全部いっぺんに巻いちゃうのを見たことがあります。

恐ろしい技術!。

とてもあんな真似はできません。足元にも及びませんので,

「ソロリソロリ」戦法です(笑。

トップ側完了。続いてバック側も。

固定していたテープを撮り終えたら,日が暮れていました。

冬至ですもね,,でもこれから日が長くなると思ったら,ちょっと嬉しいです。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Cut away

トリマーを使って「ビューン」と切れるのもここまで。

Cutaway部分は,その他の部分よりも厚みのあるカーブを描いているので,あのジグではうまくいきません。

ここからは手作業で溝を切ります。

Robert Benedettoさんのように,この部分も厚みを変えずに(バインディングの厚みもフラットトップみたいに一緒の厚みのまま)やる方も多いですよね。

でも,私はバインディングがアールを描いてる感じが好きです。

こんな感じで切りました。

この作業のために作業台の上は片付けたのですが,,,

製図板の上が酷いことに,,(笑。

そもそも本気で片付ける気がないような,,。

置き場所に困るものばかりがどんどん増えるんですよー。

そこで,ガラスやアルミなど作業に使う「ごちゃごちゃ入れ」を片付けました。

うん,こうしてみると綺麗だな。

ドライバービットなどの「ごちゃごちゃ入れ」も整理したので記念撮影(笑。

こんなことをやってるうちに陽が暮れそうな札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Custum Plastic Binding

Thin Bodyの方の17 inchには,プラスチックのバインディングを入れます。

Cutawayの分厚い部分に巻くために,こんな幅広の材料が必要です。

いつも「もったいないなー」と思うのですが,その部分だけを継ぐのも気分が良くないのです。

白と黒のラインを入れたいので作ります。

0.5mm厚の材料が足りない事に気づいて呆然としましたが,

とりあえず6mm幅のものをハサミで半分に切って,やってみます。

うまく行くかなぁ,,。

Binding and Purfling

ひっさしぶりに出してきたのは,「True Channel Jig」。

StewmacのToolです。

こういうの,自作してる方いらっしゃいますよね。

確かに自分で作ったら1/10の材料代で出来ちゃうんでしょうね,,きっと。

でも,私の場合,考えに考えて「キット」を購入する場合の方が多いです。

道具を作ったり調整したりしている時間も,多分「膨大」だと想像がつくからです。

んで,久しぶりの登場なので,調整やらを兼ねて一度見直しをしました。

取り付けるトリマーは,Boschの方が良さそうであることに気づきました。

Stewmacは当初からこれを使うことを前提にJigを作ってるので,「コロ付ビット」の出が,こっちの方が若干長く出せることを発見。

そうかぁ,,長いこと不便だと思っていた事が,こんな事で解決することもあるんですね。

大音響と共に,こんな風に縁取りを切っていく訳です。

深さと幅を合わせるのにも,驚くほど時間がかかります。

Youtubeとかの動画で,あっさり切ってるのを見たことがありますが,

「あっさり」やるまでの前段階の時間が描かれてないんですよね,,。

あれ見て「簡単だぁー」と勘違いする人がいなければいいのですが,,(笑。

一番外側のBindingの溝を切り終えたところ。

今度は,その内側の「黒・白・黒・白・黒」のパーフリングの分を切ります。

12月にしては,暖かい日の続く札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Binding and Purfling

17inch Archtop.

Finger boardやらPick Guardなんかに時間がかかってましたが,本体に戻ります。

Finger Boardを接着する前に,エクステンションを作らねばなりません。

さらにその前にボディとネックのジョイントも作らねば。ここからは難関ばかり(笑。

ネックの厚みも整えました。

せっかくJohnnySmithモデルの指板を外しましたので,Mapleのネックそのものの厚みも計測。

1F辺りで15,5mm。

指板を剥がす前に定規で測った数値に間違いはなかったようです。

グリップを削り出す前に直線を確認。

そこでまた「考える時間」。

バインディングの仕様を決めるのを伸ばし伸ばしにしていたことを思い出しました。

これまたせっかくですので,Johnnyのを計測。

Gibsonのプラスチックバインディングは,普段入手できるものと寸法が違います。

なので,そっくりに作るのはちょっと難しいですよね。

ネックの方のバイディングは,なぜかStewmacなどで入手していた材料が使えそうです。

さて,ボディの方はどうしようかな,,などと考え始めたら時間はあっという間に過ぎていきます。

Gibsonサイズのものが入手できないか,もう一度Webをぐるりとみて回ったりしたので,作業は全く進みません(笑。

手持ちの材料の中で近いものを探すだけでも一苦労です。なぜなら,,,,

この束(笑。

縛ったままでないと,運ぶことすら出来ないのでホント気が重くなります(笑。

結局,手持ちのものでやることに決めました。

ちょっとこいつら,使って減らさなければ(笑。

でも,白蝶貝は買い足しました。

「大和マーク」さんから入手。

Stewmacなど米国の店は「 Cannot ship outside US」なので,国内で入手します。

別名真珠貝は,日本でもたくさん採れるんですよね,確か。

今回はリペアも含め,珍しくたくさんインレイを入れますので,自分史上最大の6袋を仕入れました(大袈裟)。

手持ちの貝殻を並べて記念撮影。

これだけあったら,3本分やれるでしょう。

日が暮れる前に,もうちょっと進めますか。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

元起き

Johnny Smith modelのリペアの続き。

いわゆる「元起き」が原因のトラブルと見ています。

同年代のネックの仕込み角度は85.3度に対してこの個体は86.5度。

たった1度くらいの違いですが,14Fジョイント部分を中心として平面を出そうとすると,エクステンション側を削るとしたらやや1mmほど,ナット側を削って平面を出すには4mmも削らねばなりません。

ナット側を4mmも削ったら,,トラスロッド出ちゃいますよね,,多分。

薄いネックがお好きな人はいいかもしれませんがほぼ無理と思います。

かといって,エクステンションの先を1mm削ってしまうと,このオリジナルのピックアップのステーが入る高さが取れなくなります。

「ステーの高さを1mm削ればいいんじゃない?」と思われるでしょうが,ビス部分の「皿もみ」が消えるどころか,その部分で「ポッキリ」折れそうです,,。

となると,,結論は「ネックのリセット(ネックを一度外して,角度を調整してまた取付けること)」でしょうね,,普通は,,。

「元起き」してしまった弦楽器は,リペア代金が高すぎて「新しいのが買えるんじゃね,,,」となる場合が多いと昔から聞いてました。

「楽器としての『死』」。

ヴァイオリン属は,あっさりネックをぶった切って取り替えますよね,バインディングもないし塗装もセラックだし,それが「普通」なようです。

じゃ,

「やってみるか,,,」笑。

60年代のGibson のネックリセットなんて,滅多にやれるものではありませんから(恐ろしくて(笑))。

幸いなことにネックジョイントのダブテイルは見えていて,しかも隙間があるから条件は悪くありません。

でも,それを避けてなるべくリペアを小規模に抑える方法はないでしょうか。

(フィンガーボードを剥がした時点で『小規模』ではありませんが(笑。))

リセットもやってみたいですが,今後同様のリペアに出くわした時のために,これはなかなか良い検体になりそうです。

幾つかアイディアが閃いてますが,もうちょっと考えます。

ネックの仕込み角度が変わってしまったことで,すでに弦のテンションに変化があるのは確かですが,

この楽器の「声」を変えてしまうほどでしょうか?。

多分,音のニュアンスは変わらないんじゃないかな,,

若干弦の張りが柔らかく感じる程度ではないでしょうか,,,うまくいけば,,。

他の楽器の作業を進めながら,もうちょっと考えましょう,そうしましょう。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Split block Inlay

Split block Inlay.

Gibson Johnny smith model 1968のリペアの続きです。

インレイも作り直してみます。

つか,これは結構なパーツ数ですよね。

切り出したらちゃんと並べておかないと,何が何だか分からなくなりそう,,,(笑。

家電品か何かについてきた透明な粘着シートを利用します。

切り出して真珠貝にピトッと貼って切り出したらどうかな,,と。

こういうもの,捨てられなんですよね,,

なにかに使えそう,,とか思っちゃって(ゴミ屋敷の原因その1)。

でも,今回はちゃんと使えましたよ(笑。

ってなことをしていたら,宅配便のおじさんが配達に来てくれました。

それは何かというと,,,

MacBookProのバッテリーです。

Retina15inch Mid2015という,8年前のMacの内臓のリチウムイオンバッテリーが「パンパン」に膨らんで蓋を閉じることも出来なくなっていたんです。

「それ,ヤバいやつじゃん!」

と家族に指摘されましたので,交換してみます。

付属のドライバーの柄の色が気に入りました(笑。

こんなに膨らんでました。すごいなぁ,よくこんなの入ってたなぁ,,。

バッテリーは強力な両面テープで接着されてましたがヒートガンで温めながら無事撤去して交換完了。

裏蓋のとても小さいネジは,長さが微妙に違うのが2種類使われていました。

気づくのにちょっと時間がかかりました。

芸が細いです,Apple.

バッテリーとメインの基盤とを繋ぐコネクタは,結構力一杯「パチン」と入れないと認識してくれませんでした。

それで,2回も裏蓋を取ったり付けたりして気づいたんですけどね(笑。

無事起動。よかったー。

工作室の音楽プレーヤーとしてこれからも頑張ってもらいます。

最初に聞くのは

「田中鮎美Trio」の”Subaqueous Silence”

“https://ecmrecords.com/product/subaqueous-silence-ayumi-tanaka-trio/

フィンガーボードの製作。

Gibsonのオリジナルに合わせてバインディングも復旧しますので,ジャストサイズに指板を切り出します。

無事切り出したところで記念撮影。サーっと陽が差して来ました。

さて,お次は,,,と。

Resin

Resinで固めたJohnnysmithのピックガード。

触れただけでポロポロとセルロイドの破片がこぼれ落ちるほど劣化してましたので,ようやくちゃんと「触れる」ようにはなりました。

こんな写真だとなんだかわかりませんね。

別の角度から見ると,,

あんまり変わりませんかね,,(笑。

以前,YAMAHAのをやった時にも,同じような写真を撮った記憶があります。

これを実際に楽器に戻すとどんなふうに見えるでしょうか。

リペアの範疇を超えているかもしれないですよね。

Mold

Mold for 17inch Archtop.

皆さん,毎日何リットルくらい汗をかいてますか。

私は多分平均18リットルくらいは出てる気がします(笑。

雨の日曜日,予想最高気温は24℃。

え!,連日30℃超えの札幌にしちゃ,涼しい日なんじゃね!?。

ここは北国,札幌市。でも,騙されました,,。

ガレージでモールドを切り出しただけで,土砂降りの雨に当たったみたいに,全身びしょびしょ,,。

多分24リットルは行ったと思います(笑。

そんな環境で,なんでモールドなんか作ったかというと,,,

サイドとバックを接着するのに,クランプする「当て板」が欲しかったからです。

こんなふうに使います。

「なし」でも出来なくはないのですが,ライニングが欠けたり,良いことはありません。

実はこれらのモールドって,種類ごとに『全部』揃える必要があるんですよね,,,,,

ま,当たり前っちゃー当たり前なのですが。

時々,「18インチ作れませんか?」とか,

「13インチは?」とか,お問い合わせをいただくのですが,

即答出来ない理由が「これ」です。

新しいボディラインを描くのは,納得が行くまで相当描きますよね。

そんで,モールドを作りまくりますよね,,精密なのと,そーでもないのとがありますが。

アクリル板で定規のように使うボディのテンプレートを作るだけで,どんだけ時間がかかったでしょう,(遠い目)。

ワンオフ(一点もの)をやるには,アコースティック楽器はハードルが高すぎます。

ソリッドなら型紙だけ描けば何とかなりそうですが。

つか,Semi-Hollowだったら,私もワンオフ,行けます(笑。

ほぼほぼ,モールド不要ですよね。

あ,335みたいにサイドを曲げるタイプは,モールドがないとダメっすね。

仮に合わせて,クランプの予行演習。

いいみたいです。

さっさと接着!。さー早くシャワーを浴びましょう,そうしましょう。

17inch Body

GibsonスタイルのXブレイシング。

多分こんな感じ(笑。

Johnny Smith modelをバラバラにしたことはないのですが,Fホールから覗いたり指で測ったりした感じです。

ブレイシングの頭を弾丸型にするのが「いつものスタイル」なのですが,今回は無骨にやります。

Side braceは,いつも「色々やってみたい」部分です。

今回はこんな感じにします。

これも古いスプルースを使います。

ライニング(ボディトップとバックを接着する「のり代」)とそのサイドブレイスを接着していきます。

相変わらず「地味」な作業が続きます。

この「連続真夏日」もいつまで続くんでしょ。

みなさん,水を飲みましょう(笑。

やばい暑さの札幌です。