零号機

「零号機」

14 inch Prototype.

body内部を削り出しています。

African Mahoganyのバック材。

バックの表面側は(って変な表現ですが)LesPaulのようにフラットにするつもりなのですが,

内部側は「空洞」にします。

内部だけが「アーチ」なのって,削っていて変な感じですが,

ボディの中に入ったつもりになって「洞窟っぽい」のがいいかな,,と(笑。

探り探り削る時は,細い丸ノミがいいな。

「サラダボウル」みたいですか?(笑。

でも,アーチが見えてくると,削っているノミの音が変化してきます。

急に楽器っぽい音になってきました。

Maple Topの方も削ります。

その名も「Hard Maple」,

丸ノミの刃先がハジかれる感じがするくらいだったので,ガレージでチェーンソーブレードを使いました。

根性なし,,(笑。

荒っぽく削り出したら,工作室に戻ってあとは手作業ですね。

アーチトップギターは,メープルって言えば「バック」なのですが,

今回はこれがTop。

いつもと逆の,変な感じが続きます。

ES-335のように中央にソリッドを設けるのではなく,

トップ材の厚みでSemi-Hollowの音を目指してみます。

「零号」なので,やりたい放題(笑です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

ProtoType

さぁ,アーチは何となく見えたので,構成を考えます。

ピックアップは,スタンダードなGibsonスタイルのハムバッキング1発にしようかな。

「零号機」は,サウンドホールを開けてみましょうか。

22F仕様がいいかな。

フロント1発なので,どの辺りの振幅を拾うかって,重要ですよね,,。

(ポールピースの位置は,ここだから,エスカッションの厚みを考えると,ブツブツ,,(笑。))

ボディと弦の間隔は,,ネックの取り付け角度,,,だから,内部の空間は,,

うーん,また迷い始めました(笑。

サンディングを進めながら,もうちょっと考えましょうか。

(この「Bare Knuckle」,どんな音がするんだろ,,そういえば試しに,,と思って中古品を入手した事も忘れてた,,,零号機に載せてみようかな,,ブツブツ,,(笑))

Routing

router作業。

零号機のトップとバックのアウトラインをルーターで切り出します。

30mmほどの厚みの材料を舐めてました。

また小さくチップさせてしまいました,,,。恐ろしいっす,やっぱこの作業。

あと100回くらいやったら慣れますかねぇ,,。

材料をパーにするほどではなかったのが幸いです。

相当警戒してたんですが,ルーターの回転数をもっと落とした方が良かったのかもしれません。

その成果は「初号機」で!(笑。

いえいえ,零号機もちゃんとやりますよ。

削ってしまったら,何事もなかったかのようなのが,さらに恐ろしいっすねー(笑。

さぁて,平和な作業はないかな,,(笑。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

New Year !

新年明けましておめでとうございます。

今年も良い年にするよう,心します。

よろしくお願いいたします。

さて,新年早々に行ったのは,”Sofa Guitars, 2006”とラベルにあるGuitarのリペアです。

そうです,私が17年前に作った楽器なんです。

いやぁ,,「赤面の至り」が束になったような(笑)楽器ですよ。

ギターを作り始めたごく初期のものですので,「思い出いっぱい」かというとそんなことはなくて,

「ああ,こんな風にやってったんだぁ,,」とちょっとずつ思い出してきたところです(笑。

実は,この楽器の持ち主から修理の依頼で持ち込まれた時,

弦が張ってないどころか,

Nutも,Bridgeも,Tailpieceも欠品してました,,,。なんで?!?(笑。

要するに,本体に緊結されているもの以外,全てが「ない!」(笑。

これって「修理」じゃなくて,ほぼ「製作」なんじゃ,,,。

この17年の間に,こいつに何があったのか,もちろんわかるはずもありません。

でも多分音楽から遠ざかっていたんでしょうね。

で,また「音楽に戻ってきたのかな」,,と。

なので,理由は聞きませんでしたが,

「うっし,やりますか!」,と(笑。

預かってから,一つずつパーツを作ってました。

合間あいまにやってたので,随分時間かかりましたけど。

African Blackwoodのナットをマホガニーの太いネックに。

同じくAfrican BlackwoodのブリッジベースとゴールドのTuneOをシミだらけになったスプルースのボディトップに,

パーロッサを黒く染めたテールピースを「桂」のSide&backに

装着!。

新年早々,セットアップ完了!

弦を張りました。

いやぁ,何年振りに弦を張ってもらったのかわかりませんが,「鳴って」ます(笑。

フレットも擦り合わせてピカピカにしました。

ラウンド弦はストロークで弾くかもしれない「彼用」です。

連続マイナス気温が続いてますので,ガレージに持ち出しての撮影は断念して,作業台の上で記念撮影。

おっと,ナットの仕上げを忘れてますね。

寒いけど,晴れ間がのぞく,新年の札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Shipping day

Shipping day.

といっても,今回はお店へ送ったんじゃありません。

私の娘へ(笑。

ボディ内のサインを見て,彼女にこれを作ったのが2012年だったことを知りました。

そんなに前だったんだ,,。

14inch Archtop.

Maple Back&side

Spruce Top,

Mahogany+Maple+Mahogany Neck.

Wood Bindingに豪華なMother of Pearl のヘッドインレイとトラスロッドカバー。

Deluxe modelですね。

お父さん,がんばってます(笑。

でも,今の自分の目で見ると,9年前の私の楽器は,,,「ここ,もうちょっとこうでしょ!」の塊です(笑。

ま,勘弁してもらいましょう。

で,このケースには,,,入りませんでした(笑。

これ,そもそもどんな楽器のケースだったんでしょ。

相当古いものですが,結構小振のギター用です。高級な作り。

さて,どうやって送るかな,,。

記録的な大雪で,一夜にして白銀の札幌です。

Jingle

Alembic リスペクト。

このモデルもまた,札幌の楽器店「ジングル」さんに置いてもらうことになりました。

滅多にArchtop以外は作らないんですが,リスペクトを込めて作りました。

でも,あくまでもJazz仕様です。

さっき持って行ったので,数日後にはお店に並べてもらえるかなと思います。

Semi-Hollowですが,正確にはGibsonのようなセンターブロックがある訳でないのですが,まぁそんな感じです(笑。

14inch Semi-Hollow

+

body top : Curly Maple

body Back : Curly Maple

body side :(Middle) Curly Maple

neck : Itaya Curly Maple  

fingerboard :  Ebony

Nut : bone

bridge :  African Blackwood + Tune-O-Matic style  Black 

tailpiece : Ziricote

headplate : Macassar Ebony

Tuner  : Steinberger Chrome 

Pickup : Old Bartolini P90 Style Hum-bucking (SB8K-N)

Finish : nitrocellulose Laquar

前回お店で弾いていただいた方も,そうでない方も是非是非弾いてみて頂けたら幸せです。

枯れ葉の札幌です。

(販売済み御礼。深く深く)

Trussrod cover

Trussrod cover.

アクリル板を切り出して,トラスロッドカバーを作りました。

今回,透明のノブを付けたので,なんとなくこれも透明がいいかな,と。

あんまりにも暑い日が続いているので,涼しそうなのが見たかったのかもしれませんが(笑。

ここのところ,ずっとこのデザインで作っているのですが,香水の瓶がモチーフなんです。

けど,わかんないですよね(笑。

皆さんの地域はいかがですか。

北国としては「暑い」日の続いている札幌です。

Steinberger’s Tuner

Steinberger’s Tuner. 

初めて使いました。動作はスムーズ。

一番最初は,弦の引っ張り方が足りなくて,やり直しましたが実に良いですね。

オイル漬けのボーンナットを綺麗に整えて記念撮影。

あ,またトラスロッドカバーを忘れてました。

どうしようかな。

14inch Semi-hollow

14inch Semi-Hollow .

弦を張りました。

細かなセットアップはこれからですが,記念撮影。

ピックガードはどうしましょ。付けなくても良いような,あっさりしすぎのような,,。眺めつつ,試し弾きしつつ,考えましょうか。

このサイズのセミアコは初めてで,出音の感じも初体験な感じです。