*************2017.12.17************
body のテンプレートを乗せた時,偶然逆さまになっただけなのですが,最近よくみる不思議なサウンドホールに似た形が出現したのでスケッチ代わりに撮影。まぁこのままのデザインでサウンドホールを開ける事はないと思いますが。インスピレーションってこんなとこから得られたり。
Superangulon21mmF3.4
*************2017.12.7*************
二日ほど放置して周りのテープをとったところ。まるでべっこう飴。結構サラサラな粘度なので,流れ出しそうになったりしていましたが,さらにテープで防波堤を作って何とか固まりました。経年の変形で歪んでいたまま,流し込んだのですが,まぁまぁの平面。但し強度はどうでしょうか。はみ出した部分をラフカットしている間にも,ヤスリの触れてしまった部分にはスクラッチ状の細かい傷が。ピッキングの際の傷に対しては,どうもオリジナルのセルロイドより弱そうです。
果たして元々のピックガードを琥珀状に保存再実装する意味は?,,,。アクリルでレプリカを作成することとどちらがオリジナルに近いと言えるでしょうか,,,などと,考えつつ,端部の仕上げをしてみます。
SuperAngulon21mmF3.4
**************2017.12.2****************
崩壊したセルロイド。どうにか再生出来ないものでしょうか。一つ考えついたのは,エポキシ樹脂で固める,というもの。でも接着剤ではなんだかなー,,だったので,「クリスタルレジン」でやってみることに。
「日新レジン」というメーカーの2液性のエポキシ樹脂です。アクセサリーなんかを作るのに使われているものなんですね。2液性のものは発熱するということですので,セルロイドに流し込んで良いものか,ちょっと迷いましたが,実験です。
簡単にマスキングテープで周りに堤防を作って,流し込んでみました。硬化に24〜50時間(!)かかるそうなので,はて,,どこに置いときましょうか。発火しませんよね,,(ゾッ)。
ちなみに,この実験に使ったのは,古いYAMAHAのアーチトップのものです。
SuperAngulon21mmF3.4
****************2017.11.25****************
ついでにブロンドの方のピックガードもあちこち改造の跡がありますので,60年代当時のデッドストックのものに交換します。ポットがミニタイプなことに注目。現在の標準的な太さのものとは違いますね。1箇所ナットが共回りしてしまい,外すのが大変でした。
60年代中頃までのノブは,セレクタ以外は白い線がないものでしたよね。裏側はこんな感じ。ストレートのポストなので,横からマイナスネジで締めるタイプ。70年代のはそのネジがなくて,白い線があるんですね。
ほぼ全てオリジナルなこの1965-8 Blondeですが,残念なことにリアピックアップのステーが改造されていました。多分折れてしまってこんな形で直したんでしょうね。元のビス穴にあっていなかったので,ガタつきもありました。
でも,これを外して元々のステーの形に復元するのはダメージも大きそうでしたので,こんな風に,ピックガードのボルト穴に合うように2mm厚のブラスの板をオリジナルのステーの形に切り出して,そこに改造されたステーをビス止めしました。インチサイズの取付ビスに合わせてタップで溝を切りました。滅多に使わない,こういう道具も手元にないと作業が進みませんよね。
鼈甲柄から透けて見えるステーの形もオリジナルの通りなので,正面から見ても違和感ありません。ポットもセレクタも洗浄しただけでガリもなし。
ただ,このデッドストックの’D’のピックガード,なぜかポットの穴が現在の標準タイプの径でした。非常に綺麗な開口なのでこういうのも当時作られていたのかもしれませんね。バインディングやセルは明らかに60年代のものです。
謎。
ジャックもこの際オリジナルのミニジャックに。パーツも当時のものを保管してありましたので簡単。取り付けビスまでも,多分全部オリジナルの通りになりました。Blondeから外したピックガードも何らかの修復をして,保存することにしましょうか。まず,滅多に入手も出来ないですから。
60年代のJohnnysmith2本,やっと完了,,,と思いきや,Sunburstの方のピックアップがまだ決まってませんでしたね。
あらまぁ。
脱着可能な Dearmond FHCじゃダメですか(笑。
**************2017.11.23**************
Replica PickGuard.
2 Pickupのデッドストックも手元にあるのですが,これはシングルに,ということなので。Agedするべきか,,。
写真の一番上のが60年代のデッドストック。2番目は1972年製。3番目がこのSunburstについていた1968年のボロボロ。
Superangulon21mmF3.4-M
*****************2017.11.19*****************
Bodyなどの表面の細かな傷などは補修していません。音や寿命に影響のあるであろうクラックのみ補修しました。わざわざAged加工をする時代ですから,,。僕が作ったピックガード以外のパーツは全てオリジナルのようです。フレットも新しくしたので,また現役復帰ですね。
カビ臭いケース,アルコールを噴霧すること7〜8回。鼻を近づけると,まだちょっと,,,,。いやいや,カビは厄介ですね,,,。札幌は今日は雪。積もってます,,。日光消毒したかったなぁー。
Summaron35mmF2.8-M
****************2017.11.12 Afternoon****************
カビ臭いケース。
物凄くカビ臭いケースの対処法ってどんなのがありますかね。日光消毒,ファブリーズ,水拭き,重曹水,,,,。で,全部ダメで仕方なく消毒用アルコールを散布。さ,これで臭い,消えますかね,,,。アルコールは,楽器の表面に良くないので,さらに水拭きするつもりですが,,,。こりゃ,ガタガタのフレットより厄介かもしれません,,。
***************2017.11.12****************
前回リフレットした人が指板のアールを変えたのか,あるいは最初からだったのかはわかりませんが,ちょっと不陸の悪いところがありました。60年代のr12に合わせて整えます。5Fから7Fの1~3弦辺りが激しく減っています。指板もえぐれるほど。
r12でサンディングして行って,いい感じかなぁーと思ったら,白蝶貝のインレイがまだ凹んでいます。ありゃりゃ。指板の厚みにはまだ余裕がありますので,そこまでサンディングしても良かったのですが,実験してみることに。
エポキシボンドに,白蝶貝を削った粉をたっぷり練りこんで,インレイ部分を補修してみます。光り方や強度など,こんなやり方が通用するでしょうか。ダメなら,サンディングし直せばいいだけ。さて,どうなるかな。
+
Summaron35-2.8
****************2017.11.5****************
Gibsonの指板なんだからr12って思い込んでいたんですが,ちゃんと測ってよかった,,,r9.5だったんですから。すでにrefretされた楽器でしたが,15Fから上はバインディングの感じからoriginalのままのように見えました。出来るだけオリジナルを残した方がいいようにも思ったのですが,一度弦を張ってみたらハイフレットがやたらと弾きづらい,,。当時のGibson,ただでさえフレット低いですよね。そんで14Fまでが普通にJumboの高さがあるので,弾きにくくて当たり前でした。特段にFall-Awayしなくていいから,それもいいかな,,と思ったのですが,甘い!ですね。
ボディ側のフレットを打つ時,用心のためボディ内にクランプを当てておきました。
指板まで削れていたローフレット辺りも,指板をr9.5で整えて。ネックはほぼまっすぐ。弦を張って完成です。音,デカ!。
superAngulon21-3.4
***************2017.11.3**************
Center Crack.
割れを閉じた後,裏側に小さな割れ止めを接着。Violinだったら裏板をササっと剥がして余裕で付けれるんでしょうが,バインディングのあるこれらでは,事が大事になり過ぎるので,Fホールからやります。
すでに2つほど付けていたのですが,念のためもう一つ追加。これで気が済みました。
内部作業では,高光度のLEDライトはめっちゃ役に立ちます。塞いでしまったセンタージョイントの位置が全くわからなくなってしまっていましたが,この強力なライトのおかげで確認できました。
+
SuperAngulon21-3.4
************2017.10.29************
Bridge 補修。接着完了。はて,センターはこれでいいんだぁ,,,。ブリッジピンホールの調整はこれから。小さな丸いヤスリでちまちまやろうかと思いましたが,この作業専用のリーマーを入手すべきか,考え中,,。結構高価ですよね,,。
SuperAngulon21
+
**************2017.10.16***************
Bridgeの剥がれたGibson J-200 Artist.
ハカランダ製のブリッジが見事にバックり行ってます。
製作当時,Gibsonはどんな接着剤を使っていたんでしょうか。当時の工場の様子を写した写真などを探してみていますが,イマイチわかりません。1973-5年のちょうどその頃は,工場をKalamazooから移転した時期だとどこかに書いてましたが,ラベルにはKalamazooって印刷されてる,,,,??。
Gibsonの歴史に詳しい方がいらっしゃいましたら教えてくれませんか。
削り落とした接着剤。膠のようにも見えるけど,やっぱりTiteBond系の線でしょうかね。ま,接着面を綺麗にして再接着するだけなので,別に当時に揃えることもないのですが,興味あります。
「なぜ剥がれたのか」。
フラットトップにはよくあるトラブルなんでしょうが,どうすればこれを防げるんでしょうね。
+SuperAngulon21-3.4
**********************2017.10.9*********************
数日前,ただでさえ狭い作業スペースがごちゃごちゃになっていたので掃除をしました。いやぁ,やっぱ作業台の上には何にもない方がいいですね。スッキリしました。
SuperAngulon21
+
**********************2017.9.24********************
Head Binding.
見事に角がなくなっていました。無くなった部分だけを復旧する事に。
ツヤの感じとかがまだちょっと不自然ですかね,,。
元のバインディングもちょっと拭いたら元々のホワイトのプラスチックが出てくるのですが,ヘッドだけ綺麗過ぎるのもちょっと,,,ということで,「汚れ色」の合わせをし直してみましょ。
全部剥がして新たにやり直せばいいのかもしれませんが,なるべくオリジナルを残したいですよね,,もっとボロボロだったらやるんですが,,。
+
SuperAngulon3.4
+
*******************2017.9.18****************
実験機14inch(なんか名前をつけないと判りにくいですね)の細切れMapleの接着完了。これだけ滅茶苦茶な角度の接合ですのでクランプのしようがありませんでしたので,慎重に接着面の平面出しをして,バインディング用のテープで固定して接着しました。使ったのはTiteBond。Top, Back材がベタッとつくので,強度的な問題はないかな,,と思うのですが,まだちょっと考え中。
Backはフラットに。このCurly Mapleを使います。6.8mmのソリッドギターのトップ用材として売られていたものですが,それをセミアコのバックに使います。
ちょっとだけアーチをつけて。
SuperAngulon3.4
+
****************2017.9.18***************
15inch のtop,スプルースの削り出しから。
毎度同じようなアングルで写真を撮っていることに薄々気づいてはいます(笑。丸鑿を研ぐのはこの工程の時だけかもしれません。鑿でザザッと削り,カンナで整えてって感じでやっていきます。
***************2017.9.10 PM**************
実験開始。また(笑。
Tak Sakashtaのようなセミアコの場合,リムの部分を2ピースで取ろうとすると,物凄く無駄な端材が出てしまいます。確かにジョイントが綺麗に行くので2ピースか3ピースで組むのが理想ですよね。
でも,試作機はコストを抑えたいですから(上手くいく保証なしですから),40*130*600の1本のCurly Mapleからこんな風に切り出してみました。
見るからに,,ちゃんと組むの難しそう,,,。
実験ですから!(笑。
+
Elmarit-M28
+
*******************2017.9.10*******************
アウトラインの切り出しは,Cutawayを無視して切りました。切り口を確認してからもう一度精密に切ることにします。特にspaltedの奴は時々ヤバい事になるもんですから。
これで3本分。もう1本はちょっと考え中です。ガレージで道具はジグソーオンリーです。
+
Elmarit-M28
+
*******************2017.9.3*******************
Gibson Johnny Smith D 1965_68
リペアの一環として,Johnny Smithから精密に型板を起こしてみました。
偶然にも同年製のものが2本手元にあるものですから,検証のために,リペア中の もう1本に当てがってみたら,,,。
え!?,,全然違うじゃん,,,。1mm,2mmなんてもんじゃありません。ウエストの辺りなど最大で4mmほどもアウトラインが違うじゃありませんか,,。ホォ〜。
製作される方は無論お判りでしょうが,サイド材を手作業で曲げてモールドに合わせて組む方法では,同じモールドを使っても例えばミクロン単位で精密に同じ形に仕上げるなんてことは,少なくとも私には無理なことですので,アウトラインがぴったり同じではないことは理解できます。
しかし,ここまでとは,,。
そこから類推するに,同年代のカラマズー製の2本がこれほど違うってことは,少なくともこれら高級ラインの楽器は,1本1本ほぼ全ての工程を個人ルシアーのように手作業に近い形で(しかも何人か別々の人の手によって)作られていたのかも,,と想像されますよね,,。
製作本数も極端に少ないですから。ブロンドなんて年に数本ですか。個人工房的な事が工場で行われていたんですね。現在のCustom shopもそんな感じなんでしょうか(製作本数の多い,例えばES-175などのアウトラインはどうなんでしょうね,,。ま,わざわざ調べる意味もなさそうですが)。
そして何より驚くべきは,これほど寸法が違っても,ちゃんと「Johnny Smith」に見える,という(笑。Gibson 恐るべし。
Elmarit-M28
+
********************2017.8.11******************
17inch のPickupはDearmondに決めました。
「押さえ」としてPickGuardが必要になり,side,Back ,Neckと同じFigured Walnutで作りました。最近,Pickguardばかり作っているような,,。でも,これで全部ですね。
+
Noctilux1.0
+
****************2017.8.6***************
Nut file.
とうとう新しいのを入手しました。.010から.125まで。
Bassのナットファイルっていつ使うんでしょうかね。
これを機会にBassも作ってみましょうか。
+
pinkのラメのような模様のアクリル板を切り出しました。でもこの素材をいつどこで手に入れたのか,思い出せません。
「パーロイド風のを」というリクエストだったのですが,手持ちの素材で近いものはこれくらいだったのですが,どうでしょうか。
+
Noctilux1.0
+
********************2017.7.16*******************
磨き作業,一応これで完了にします。ラッカー塗装に比べてShellacは塗膜が薄いので,全部手作業で磨いていきます。いつかBuffing Wheelで磨いてみたいですが。フィルム状のペーパーで#1000〜#15000まで磨いて,パフ掛けしました。「写り込んだ電球の印刷が読めるくらい」とは,全然行きませんが,これも味かな,と。
さて,Hardwareを組み込んで行きましょうかね。
+
******************2017.7.9******************
Pick guard.
Gibson L5Cのピックガードをモデルに新たに作ります。JohnnySmithのシングルモデルにするつもりです。Dの方のピックガードは実物があるのですが,シングルの方のはなかったので,L5Cのレプリカから採寸しました。多分その二つのモデルは,同じピックガードだと思うのですが。
詳しい方,いらっしゃいましたら,教えてください。
素材はご存知のようにセルロイドではまずいので,アクリルを使います。このレプリカもアクリル製のようですね。
*****************2017.7.8*****************
古いGibsonの Top Center joint 部分のクラックをどうやって治そうか,考えていました。fホールに湿らせたボロ布を挟んでおいて,湿気を与えておきました。
それだけでも,ちょっとクラックが狭くなった感じですが,完全ではありません。ちょっとだけクランプしたいのですが,ボディに直接クランプするのは危険なので,こんなジグを作ってみました。
あまりキツく締めるとバラバラになりそう。
またちょっと様子を見ますか。
+
Noctilux1.0
+
***************2017.7.2PM*************
17inchのネック。今回のShellac,小分けしたものにLac dyeを少量混ぜたものも作って部分的に使いました。ネックの中央のMapleのオレンジっぽい色は,多分Lac Dyeの赤成分が強調されているようです。天然の染料がどんな頃に褪色していくのか,ちょっと注目しています。
墨ベースのトップ側には,これは使っていません。
+
Noctilux1.0
+
***************2017.7.2**************
17inchの「墨」Archtop完成。
Nutは,African Blackwood.
一度やってみたかった事の一つ。なかなかナチュラルな音質に感じますが,もうちょっと弾き込んでみないとわからないですね,
TunerはHipshot, フェイス側のワッシャーを付けませんでした。
ちょっとオールドスタイルに見せたかったのです。
裏側はシースルーブラック。
ピックアップをどうしようか,今考え中です。
+
Noctilux1.0
+
*************2017.6.11*************
FretはStewmac#149 Wide-Medium.
フレットの端部をなるべく残して弦落ち防止。
手に硬く感じるでしょうか。
+
いつぞや切り出していたインレイを使いました。
Ziricoteの杢目は,Shellacを塗っていくと濃くなって目立たなくなるはずですが,これはこれでいい感じだと思います。
+
Noctilux1.0
+
***************2017.5.21**************
住宅の解体現場から出てきた縞黒檀の床柱は,
集成材の表面に15mmほどの黒檀の無垢材を貼り付けたものでした。
でも,その厚みがあれば,Fingerboardになります。
3本分だけ切り出せた,これが最後の一枚です。
一体どのくらい前に「新築」された建物だったのか,
ちゃんと聞いておけば良かったと後悔しています。
+
Noctilux1.0
+
****************2017.5.14***************
初めてのDouble Cutawayなので,
もちろん,この部分の曲線をつなげるのも初めて。
イメージは何となくあって始めたのですが,
やはり実際に削り始めると迷います。
迷ったら,しばらく作業をやめて眺めます。
+
Noctilux1.0
+
*************2017.5.7************
Golden Weekの終わりは,墨ブラックのこいつの続きです。
もう,斑らに透ける感じもそのままに進めています。
真っ黒にこだわると,ただのラッカーのブラックみたいになってしまってつまらなかったのですが,今度はパフも使えないほどデリケートな塗膜面になってしまってやり直し。
焦らず続けてみましょうか。
Shellacの乾き具合を見つつ,ブリッジの用意も。
ブリッジ位置の確認に使うこの道具は,まぁまぁ当てになります。
+
Noctilux1.0
+
***********2017.5.5************
15inch double cutawayの指板は,数日前に貼っていました。
縞黒檀。
って,クランプで見えませんね。
+
Noctilux1.0
+
***********2017.4.29 PM**********
リペア中の楽器のHardware.
汚れを落としたら,輝きが戻ってきました。
もうちょっとかな。
Sealfastの綺麗なのは滅多に出会えないですよね。
+
Noctilux1.0
+
***********2017.4.29***********
届けられたパーツ群。
オーナーこだわりの品々。
Gibson純正のエスカッションのサイズを確認して。
Dimazio ” PAF”.
以前手に入れていたStew-macのこのテンプレートは,
開口がやや大き目でしたので,9.5mmのBitに12.7mmの
ベアリングをつけて使ったら,ちょうどいい感じでした。
やっと暖かくなった札幌。
ガレージは開けっ放しです。
+
Noctilux1.0
+
********2017.3.12*********
新しい道具。
シースルーの着色に新兵器です。
当然のようにお使いの方からすると「今更!!」でしょうが,
タンポ塗りだけでずっとやってきたので,私にとってはブレイクスルーです。
10代の頃,ちょっとだけ使って「エア缶」が高くて継続出来なかったエアブラシ。ホルベイン製のそれは引っ張り出してきたら,ちゃんと使えました。
新しいのはMr.ライナーのコンプレッサーL7と0.3mm, 0.5mmのガン2本セットです。オモチャっぽいなと思いましたが,必要十分です。
Shellacはアルコールベースですので,狭い工作室でも十分やれました。
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Noctilux1.0
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SuperAngulon21-3.4
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********2017.3.4*********
端材で試してはいましたが,1年2ヶ月かけて作ったボディに
多分誰もやったことのない「墨」を塗るのは勇気のいることでした。
ダメなら「燃えるゴミの日」の袋に入れる覚悟で。
あれほど乾燥させた材料なのに,霧吹きでまずSpruceのトップを湿らせてから
水墨画のように墨を流すようなイメージで塗りました。
乾いたところでこんな感じ。
思っていた以上に渋い。
気に入ったので,このまま進めることにします。
この上からShellacのFrench Polish開始です。
+
Noctilux1.0
+
***********2017.2.26
今回のShellac.
PaleとDarkを半々くらい,それに脱脂してないのを一欠片。
Sandalacをそれらの20%くらい加えて。
塗膜を今回はいつもより少し厚めにしてみようと思います。
Gambogeを加えた黄色いベースから開始です。
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Noctilux1.0
+
2017.2.11
竹用ドリルビット made in japan.
めっちゃ綺麗に切れます。ネクストレベル。
普通にホームセンターで売っています。
+
Noctilux1.0
+
2017.2.5
Neck Joint.
ヒールキャップは,Fingerboardで使ったエボニーの端材を使いました。
やっぱり,ヒール辺りはジョイントしてからじゃないと,仕上げ出来ませんよね。握った感じでどんどん修正していきます。
スクレイパーとヤスリ。
ちょっとコロンとした感じが好きですが,もう少し削り込んで行きます。
これからする冬場のサンディングはちょっと憂鬱です。
外で出来ないので,ファンを全開にしても部屋中が粉だらけになるからです。
でも,やりますか。
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Noctilux1.0
+
+
2017.1.29
Neck ~ Body の接着。Hide glue.
ニカワはLMIの顆粒状のものに,日本リノキシンの牛膠を少し(1/5くらい)加えました。
牛膠は,確かに強度が増すように思いますが,100%だと扱いが難しく思います。
軽くクランプして,今晩放置です。
+
Noctilux1.0
+
2017.1.22
open backのHipshotを見つけるのにちょっと苦労しました。
米国から取り寄せしました。
Lock式のは国内でもあったんですが。
2本ともこれでいってみようかな,と。
+
Noctilux1.0
+
2017.1.15 AM
白蝶貝 のインレイ。
全く同じデザインで2本分切り出したのですが,こんな風な組み合わせにしました。白い縁取りの有無でも印象はずいぶん違いますね。
一つ余っちゃった,,。
いつか使いましょう。
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Noctilux1.0
+
2017.1.8 Sunday
Neckの削り出しは,ベルトサンダーでざっくり落としてのち,
ほとんどスクレイパーでやっています。荒いヤスリと併用でちょっとずつ。
ネックの厚みは1F部分で22mm. 5F辺りで23.5mmくらいを目安に。
1965年製のGibson JohnnySmithのネックの型を取ってあるので,今回はそれに合わせながら。
でも,微妙なアールの感じは最終的には手触りで決めることになります。
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Noctilux1.0
+
2017.1.5
手前の15inch用は20F, Midium Fret, 12R。
奥の17inch用は23F, Jumbo Fret, 12R。
23 fretはイレギュラーですが,楽器全体のバランスを見てそう決めました。Finger boardの端部がちょうど24F目になります。
Side position markは直径2.5mmのホワイト。
当初夜光塗料の入ったブルーに光る,,ってやつをつけたのですが,通常の状態では逆に全然見立たなくて取り替えました。Finger Boardにもポジションマークがあれば,あるいは問題ないのかもしれませんが,今回も指板面には何も付けませんので。
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Elmarit-M28
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