
Ebonyの突板。
この個体の「86.5°」というネックの取付角度は,確かに製作時よりは浅くなっていると思いますが,この角度で成立している楽器もありますので,角度はそのままに,正しい弦高が確保出来るようにする,,というのが案「その1」です。
ネックをまっすぐに出来て,それで元のピックアップの取り付けが出来れば良い訳です。
(どうしてもGibsonの工場出荷時に戻さなきゃならないって訳じゃないよな,,,この状態でも「轟音」で鳴りまくってる訳だし,個性あるよ,いいよな,,ブツブツ,,)
7Fから19F辺りまでが凹んだ状態なので,ここをフラットにすればネックはストレートになります。
トラスロッドでは,ここは補正できません。
0.1mmの黒檀の突板をストレートエッジとネックの間に挟んでみました。
一番深いところで3枚入りました。
Ebonyの指板のサイズに切り出して,接着しフラットに擦り合わせしたらどうかな,,。
局所的にはもう1枚くらい入りそうな気もします。
ってことは,0.5mmくらいの薄板を貼って平面出しをするのもいいかな。
他の方法も考えてみましょう。
(Stewmacがセール中なので,ネック外しの工具を買おうか,迷ってるところ(笑))
っていうのは,現在製作中の17inch 2本とこのリペアは「リンク」しているんです。
「新作の製作」がリペアの「練習」になってるのか,リペアの「研究」が新作の「糧」になってるのか,,,
ま,どっちも正解なんでしょうね。
同じボディサイズなので,楽しく3本同時進行です。