PILOT Juice 04

パイロットの白のボールペン。

こんなふうに黒檀などの色の濃い木材にラインを入れるのに,Juice04っていうのを使ってます。

今まで,いろんなのを使いましたが,途中で書けなくなっちゃうの,多くないですか。

油分の強いこれらの木材に書くことを多分想定してないでしょうから,

ペンのメーカーに文句を言うことも出来ませんが,

今のところ,これ,調子いいです。

割と細い線が書けるのも,他のホワイトのボールペンとちょっと違います。

さて,テールピース,加工していきますか。

いつものように,テールナイロン用の凹みを切り出します。

別のデザインのテンプレートですが,

開口寸法が同じなので,使えました。

小さめのコロ付ビットを使います。

9ミリほどの深さまで,2段階で削ります。

一気にやると,またビットを飛ばしそうですので,,(笑。

今度は,弦を通す側。

墨線を入れ終わったら,もう日暮れでした。

戦前・戦後にかけて作られていた,という古い古い

LeitzのSummarex 85mmF1.5Lという名前のレンズを使います。

日中はちょっと絞って使うのですが,暗くなったので絞りを開放にするとこんな画像。

薄明かりの中だと,写真のようなペイントのような,こんな描写をする時があります。

驚くほど「気まぐれ」(笑。

でも,好きです。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 マルカ正本山 左市弘

Tail Pieces

テールピース。

以前「ワンオフ」で作ったテールピースを使いたいな,と思いついて

テンプレートを探したのですが,見つけられませんでした。

もしかして,本当に「ワンオフ」で痕跡も残ってないのか,,と,ノートをめくったら

「ありました」。

フットプリントだけ,,(笑。

(ページの日付は5年前。そんなに前の事だったのか,,。呆れた,,(笑。)

なので,

薄いプラスチックに写し取って,,

スケッチブックで清書,反転させるとこんなに違ったりします(笑。

黒檀の板にアウトラインを入れました。

1枚で4つ出来そうです。

一つはテンプレートとして残しましょうかね,,,

ってまたそれ,使っちゃうんでしょうけれど(笑。

昼食後,張り切って切り出したのですが,バンドソーの刃を切ってしまいました。

いやー,刃に無理を掛けないように気をつけてやってたつもりなんですが,

最後の1個の最後のカーブで「ビシッ」(笑。

そんなもんですよね。

大事に使えば1年くらい持った時もあったんですが,これは半年でした,,,。

しゃーないっす!。

テールピースは切り出したところで満足したので,

ここで待っててもらって,次に行きます。

「飽きた」とも言います(笑。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 マルカ正本山 左市弘

Ebony

3本目,最後のフィンガーボードを磨きました。

アールは12inch。

キラッとするまでやるとうれしくなりますよね。

そんで次は,フレット溝の続き。

なぜかというと,,

バインディングの部分にも溝が欲しいからです。

ここまでピッタリにフレットを打ってから一番外側のバインディングを廻したいんです。

んで,,バインディングをフレットに合わせて削る,

あのGibsonのやり方に合わせてみようって寸法です。

Johnnyさんをなるべくオリジナルに近づけるための練習かな。

ま,オーバーフレットの方が,ネックの端までフレットがあるので「弦落ち」はしにくいと思うんですが,

一度やって見たかったのでチャレンジです。

でも,これ手作業だけで再現するのは,結構大変です。

手間は何倍??(笑。

Fingerboardのエボニー,

染めずにそのままオイルだけで仕上げた時に,どのくらい「黒く」なるかを確かめて見ます。

以前入手したまま,一度も使ったことのなかったStewmacの「Deep Cleaner」と「Lemon Oil」を使って見ました。

塗り終わって乾いたところの写真です。3本分のエボニー,よく見ると色が違うの,わかりますかね,,,

って,わかんないな(笑。

このLemon Oil,今まで使った中で一番「レモン」の匂いがしました。

いい感じの粘度があって,愛用のDr .Duck’sに近い感じ。

オイルを塗る前のFingerboardに並べてみます。

うん,相当「黒い」ですね。

これだったら染めるのはやめましょうか。

そこまでしなくて良いような,,,。

一番すり切れる部分なので,「地が出てくる」感じは好ましくないですよね,,

出たとしても,黒いとは思いますが。

強い西日に当てないとわからないくらいの「黒さの違い」でした。

さて,どうしようかな,,。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 マルカ正本山 左市弘

Neckリセット回避策 Idea No.1

Ebonyの突板。

この個体の「86.5°」というネックの取付角度は,確かに製作時よりは浅くなっていると思いますが,この角度で成立している楽器もありますので,角度はそのままに,正しい弦高が確保出来るようにする,,というのが案「その1」です。

ネックをまっすぐに出来て,それで元のピックアップの取り付けが出来れば良い訳です。

(どうしてもGibsonの工場出荷時に戻さなきゃならないって訳じゃないよな,,,この状態でも「轟音」で鳴りまくってる訳だし,個性あるよ,いいよな,,ブツブツ,,)

7Fから19F辺りまでが凹んだ状態なので,ここをフラットにすればネックはストレートになります。

トラスロッドでは,ここは補正できません。

0.1mmの黒檀の突板をストレートエッジとネックの間に挟んでみました。

一番深いところで3枚入りました。

Ebonyの指板のサイズに切り出して,接着しフラットに擦り合わせしたらどうかな,,。

局所的にはもう1枚くらい入りそうな気もします。

ってことは,0.5mmくらいの薄板を貼って平面出しをするのもいいかな。

他の方法も考えてみましょう。

(Stewmacがセール中なので,ネック外しの工具を買おうか,迷ってるところ(笑))

っていうのは,現在製作中の17inch 2本とこのリペアは「リンク」しているんです。

「新作の製作」がリペアの「練習」になってるのか,リペアの「研究」が新作の「糧」になってるのか,,,

ま,どっちも正解なんでしょうね。

同じボディサイズなので,楽しく3本同時進行です。

DEEDEE3-2

Semi-Hollow 15inch.

フレットを打ちます。

いつものMIdium-Janboです。

ステンレスフレットもちょっとよぎりましたが,オーソドックスに行きます。

フレットの溝に朝準備していたニカワを流し込みながら,打っていきます。

SuperGlueを使う人もいますよね。

工場では,もちろん何にもせずに打つ事も多いのかな。

確かにフレットの下に余計な空間があるのは,良い感じはしないですよね。

「フレットごとのイントネーションが揃う」という意見もあるみたいですね。

うーん,私的には「おまじない」かもしれないです(笑。

「いい音,出してね!」と,「おまじない」をかける訳です。

Fingerboardは,#4000まで磨いてからフレットを打ちました。

22Fです。

ついでにヒールキャップを接着。MacassarEbonyで。

アクリル板のカケラはクランプしたりするのにも,便利ですよね。

Tailpiece2

トリマーを使って,テールナイロンを通す穴を掘りました。

合板でガイドも作ります。

一つ二つだったら,テンプレなど作らずにやりますが,

今日は結構な数だったので。

ボッシュのコルトルーター,ソフトスタートが安心です。

いきなりキックバックをお見舞いされることはありませんでした。

深さは8mmほど。

これなら楽に取付出来そうですね。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 マルカ正本山 左市弘

Faces

Ebonyのface.

縞黒檀の厚単板をヘッドに貼りました。

結構な厚みがあるので,カッターでは切れません。鋸で切ります。

ヘッド裏は,もっと薄いのを入手したので,それを使ってみましょうか。

写真が白く飛んでしまいましたが,白蝶貝のインレイです。

私のスタンダードはこの2種類です。

時々まるで違ったのもやるのですが,,。

どっちをどっちにしましょうか。

気温が30℃を超えた札幌です。

Ebony Finger Board

夕方,Macassar Ebonyの長材を切りました。

FingerBoard用に切り出していたMacassarは3年前に入手したものでした。

先ほどの「先人の教え」から言うと,「ちょっと若い(笑」。

そこで6年前に入手した長材から指板用に切り出す事にしました。

いやいや,2mのものを刻んでしまうのは,ちょっと気後れがしましたが。

No.1〜3がそのMacassar Ebonyです。

No.4は2006年入手のStewmacのEbony(産地不明)です。

さて,どれをどれに使いましょうか。

M様,いかがですか?。

磨いてオイルで仕上げますので,Macassarはもっと黒くなります(杢目は微妙に見えます)。

Label

Shop Label.

ボディの中にラベルを貼ります。

直接ボディに書くこともありますが,やり方はいつもその時の気分です(笑。

トップ材を接着する準備も整って来ました。

もうちょっとですね。

ネックの方は,トラスロッドの溝を埋めているところ。

意外と手間はかかりますよね。

ニカワを使う作業はなるべくまとめたいですが,そうも行かないですね。

両端にまず蓋をして,直線部分を埋めたらヘッドに耳をつけましょ。

そんで,次はFingerBoardの準備です。

エボニーを出して来て品定め。

15inchモデルは,基本Macassar Ebonyを使っていますが,残りが少なくなったかな。

長材を切ればありますが。

この種の木材は乾燥に非常に時間がかかるので,自分の工房で「5年は寝かせろ」とか,「いやいや7年以上は寝かせる」とか聞きますよね。

長い長い楽器作りの先人たちの知恵なんでしょうね。大手のファクトリーではそうは行かないんでしょうが。

私もなるべく古いの(入手から時間の経ったもの)を使うようにしています。

今見たら,一番古いのは2006年って書いてありました。

こんだけ経ってたら大丈夫でしょ。

入手年が新しくなるにつれ,「真っ黒」ではなくなって来ている感じもしました。

ま,ものによりますけどね。

中には「100年以上前の家具から切り出したブラジリアンローズウッド」なんてのもありましたが,こんなの恐ろしくて使えないですよね,,(笑。

何か特別なのに使いましょうか。

マダガスカル,カメルーン,インド,,,。輸出停止になる前に日本に入って来たものを含めて,世界中からこれら「黒い」エボニーが集められています。

現地で挽いたものが最近は主流なのかな。

加工前のモノは輸出規制,,とか,いろんな事情があるんでしょうね。

樹脂で固めたようなのや,全部樹脂の人造エボニーも個人製作家向けに出回るようになって来ましたよね。

でも,まだ使ったことはありません。音はどうなのかな。

African Blackwoodは,規制がかかる前にまとめて購入したのがまだありますが,今後は手に入らないのかもしれませんね。

最近見ないな。

気温の上がって来た札幌です。

Ebony face

14inch Semi-Hollowのネックの続きです。ヘッドの裏側にもEbonyの突板を貼りました。さらにその下にはBubinga。これ,やってみたかったんです。Tuner用の穴もあけました。今回はやっぱりSteinbergerのを使ってみようかと,9.5mmであけました。気が変わってもGrover Imperialならもう0.5mm広げれば装着可能です。

フレットはいわゆるジャンボフレット。指板のエボニーをオイルで拭いて記念撮影しました。ヘッドのインレイを入れたらそろそろボディと合体ですね。はて,インレイはどうしましょ。