Guitar Strings

メインに使う弦を決めかねています。

ダダリオの011〜050のフラットワウンドを長年メインに使ってきたので,「いろんな弦」を試さずに来ました。

まとめ買いしたロットが,たまたまなのか「ハズレ」が多くてゲンナリしたことをきっかけに,宗旨替えすることにしたのですが,メインにどれを使うか,まだ決まってないんです。

とりあえず,先日まで手がけていた数本の17インチのArchtopには,Thmastikの011〜047のフラットワウンドを使いましたが,

ダダリオに比べると,ちょっと張りが柔らかい感じがしてました。

なので,一段太い012〜050のセットを使ってみることに。

とりあえず,私のリファレンスのJohnnySmithに張ってみます。

Thomastikはプレーン弦も張りが柔らかな感じがしませんか?。

気のせいかな(笑。

しばらく弾いてみましょ。

ところで,問題は現在製作中の「Prototype」には,どんな弦を使うべきなのか,,ってとこです。

在庫の弦と,今Jingleさんで買ってきたダダリオの011〜049のラウンドワウンドを並べて。

ダダリオのフラットワウンド,他のロットを買ってみる,,と言うのも捨てきれませんが,,,(笑。

さぁて,どれを張ってみましょうかね。

他におすすめ,ありますか?。

木製ブリッジ

Johnnyさん,番外編。

オリジナルと思われる,エボニーのブリッジですが,多分,長年に渡り調整するために「削られて削られて」こんなに背が低くなってました(装着中の方)。

弦の上のは,今回作ったものです。

音に影響があるかは分かりませんが,本来の高さの2/3くらいしか残ってませんので,一応取り替えてみます。

オリジナルの黒檀は本当に真っ黒。

良い材料使ってますねー。

私が作ったのはAfricanBlackwoodですが,若干茶色に傾いてますよね。

オイルが落ち着いたら,ずいぶん黒くなりましたが。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 マルカ正本山 左市弘

Repair completed

リペア完了。

Gibson JohnnySmith model 1965/8.

ピックガードはデッドストックのオリジナルですが,やはりちょっとセルロイドの崩壊が始まってきちゃってます(中央のもの。左は私の作ったもの)。ボリュームポットは新しいものですが,ミニジャックや受けの金物はオリジナル。

ここはスチール製なので錆を落とします。

Vintageの楽器にありがちの,ボディの汚れ,,,,。

これって汚れなんでしょうかね,,,タバコのヤニにしてはしつこすぎます。

Holtsの車用のコンパウンド「7ミクロン」を使って磨きましたが,,,,

ごらんのようにパフがまっ茶色に,,。

あまり光らせるのも「ん〜」なので,1ミクロンや0.2ミクロンはほとんど使いませんでした。

ピックアップは,例の「最初期」のポールピースのないオリジナルです。

この楽器は1965・8のJohnnySmith-Dなので,

本来は2ピックアップの楽器だったはずですが,

崩壊したピックガードの残骸以外は残ってませんでしたので,

ストックしてあったシングルピックアップ仕様のオリジナルパーツで「復旧」しました。

ボリュームポット以外はほぼオリジナルと思います。

出来栄え,どうでしょうか?。

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Sealfast

Kluson Sealfast.

Johnnyさんのセットアップを開始します。

ナットの作り替えの前に糸巻きを元に戻します。

KlusonのSealfastです。

古いストックが混ざってしまって「あれ,どれがついてたんだっけ,,,(笑。

同じ時代のものばかりですので,綺麗なのを選びましょうか。

左のが「復刻版の新品」。

真ん中がいい感じ,右端のはメッキが奇妙な感じに凹凸になっていて,これはこれでいいのかもしれませんが,今回は真ん中を採用します。

「金メッキ用クロス」というのがホームセンターで売ってまして,

何故か本当に金メッキが綺麗になる気がします。

なので,これで磨いて,,,

元に戻します。

Retouching

またヒールキャップを忘れてます。なんでだろ,,(笑。

塗装のレタッチも一緒に。

オリジナルのヒールキャップを戻しました。

微妙に擦り合わせしてから接着します。

さぁて,レタッチ。

地道にのんびり行きます。

新品同様にしては面白くないので,ある程度まで(笑。

God is in the details

「神は細部に宿る」っていうじゃないですか。

ミースファンデルローエ?。

神様を探します(笑。

Johnnyさんの塗装の補修に色を探します。

こんな感じでしょうか。

”Color Tone”のLiquid Stainは,さすがギター作り用に調色されているので,YellowとTobaccoBrown, Vintage Amberの3色の組み合わせでこんな感じになりました。

まぁまぁかな,,。

一般的にBlondeと言われる,Vintage Guitarのこの色。

Natural仕上げが変色したものですが,場所によって色の濃さが違うので,迷います。

どれが一番近いですかね,,,。

うーん,,,(笑。

ヘッドのテッペンの仕上げ。

木口に染み込んだ汚れを取るのは,結構大変ですよね。

安全剃刀やら,切れなくなったカッターの刃なんかをスクレーパーにして仕上げます。

ここらあたりにも神様,いらっしゃるんでしょうか,,,。

リペアが最終盤になったJohnnyさんのヘッド。

これはオーバーラッカーは不要ですね,,このまま枯れた感じでOKにします。

フレット廻りは,いつまでやっても「もうちょっとこんな感じで,,,」とか,こだわりすぎるのが難点です。

「どこで完了にするか」。

気が済むまでやるしかないんですよね,,はい。

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Four

Johnnyさんのサイドポジションマークを入れるのを忘れるところでした。

後ろのモノクロの写真は若かりし頃のPat Metheny.

学生時代にPatのレコード(!)を買った時,レコード屋さんがくれました(笑。

その時買ったアルバムがどれだったのか,,,昔すぎて覚えてませんが(笑。

(Patだけじゃないよな,,自分も若かったんだよな,,忘れてた,,,ブツブツ)

さて,これで4本の17inchのフレット仕上げの準備が整いました,,,って,4本いっぺんか,,,(笑。

こんな風に一つの作業に4本も集中するのは,多分初めてです。

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Johnnyさんのフィンガーボード

Gibson JohnnySmith model.

フィンガーボードの仕上げ。

真っ白い一番外周のバインディングをスクレーパーで整えます。

昔の安全剃刀も,仕上げの「スクレーパー」として使います。

果てしないほど時間が掛かりました。

Gibsonレディースに,どうやったら高速に仕上げられるのか,弟子入りして聞きたいです(笑。

さぁ,フレットの擦り合わせをしたら完了です。ふーっ,長かった,,,(笑。

Today’s Workshop

日曜日は,工作室に一日中こもってることがデフォルトなのですが,今日は違いました。

帰宅して,ガレージを開けたら,工作室の窓から視線を感じました。

どうもこいつのようです(笑。

「早く続きをやれ」と言わんばかりにこっちを向いてましたので,記念撮影。

でも,始めた作業はこっち。

Johnnyさんの最後のバインディング。

想像通り,ボディにかかる部分の接着に神経を使いました。

ボディ側のオリジナルのバインディングも,新品の時にはこのように「真っ白」だったのかな。

Fingerboard周りのは,外したオリジナルも間違いなく「真っ白でした」が,

なぜかボディはクリーム色。

素材を使い分けていたのでしょうかね。

それともクリアラッカーの吹き付けに違う色素が入っていた,,とか。

うーん,わかんないですね。

アセトンの乾燥時間は知りませんが(あっという間に蒸発しますよね),ABSを溶かして接着しているので,それが固まるのがどのくらいの時間を要するか,なんでしょうね。

迷わず「オーバーナイト」。

14inch Prototypeのサーキットの納まり。

癖なのかもしれませんが,全部を曲線で結んでいきたいんです。

もしもこの曲面をCADで描こうと思ったら,複雑すぎて相当すごいことになりそうです,,って,

絶対描きませんけどね(笑。

またこのアングルの三姉妹の写真。

よーく見ると,ちょっとずつ進んでいることがわかる,,って,いや,全然わかんないですね(笑。

すみません(笑。

JohnnySmith Pickup

Gibson JohnnySmith Pickup .”

PU120″というのが正式名称なんでしょうか。

私の手元にあるのを並べてみました。

右上の白いシールドのは”Epiphone”製の楽器についていたものらしいです。

これはポッティングされていていかにも今風です。

左上のは間違いなく1961年のオリジナル,これは例のPAFの開発チームが手がけたもの,,と読んだことがあります。

真偽のほどは分かりませんが。

右下のは1965/68年製のJohnnyに載っていたリアピックアップです。

問題は左下のもの。ネットで入手したのですが,

確かにGibson製に見えるのですが(コイルのボビンなんかを見ると,,,),

なぜかポールピースが抜けていて,私がミニハム用のポールピースを入れたものです。

さて,3本の17inchのそれぞれにどれを乗せましょうか。

リアのはちょいとステーをつければフロント用としてもいけそうです。

6.9KΩなので多分コイルはフロントもリアも同じ巻き数なんじゃないかな,と。

(というわけで,私的にPU120と言えるのは,2つですね,,って,鑑定団じゃないので確約は出来ませんが(笑))。

リア用のは,多分ピックガードに取り付けるステーが折れてしまって,前回リペアした人が相当苦労してステーを半田付けした跡が見えます。

これ,使うとしたらどうやってフロントに持っていきましょうかね。