Johnnyさんのフレット

Gibson JohnnySmith model 1968, ジョニーさんのフレットを打ちます。

いつものボール盤が使えないので(ボディにすでに接着されているので),原点に戻ってフレットハンマーで打ちました。

2トーンのハンマーはStewmacのものですが,直径が大きくて,ハイフレットの方を打つ時に隣りのフレットまで打っちゃうので,ホームセンターで購入した銅製の方がお気に入りです。

「箱物」はみんなそうでしょうけれど,ボディに被ってる部分のフレットを打つときは緊張します。

Martin系の丸穴やオーバルホールのものであれば,ボディ内部にクランプして衝撃を和らげる事も可能ですが,

アーチトップはそれは無理,,。

ボルトオンのネックは,こういう作業にはいいですよねー,

ほんとレオフェンダー,天才です。

フレット溝に流し込んだニカワが固まるまで,別の作業をしましょうか。

さて,次は,,と。

Johnny’s Fingerboard

Johnnyさんのネックの続き。

フィンガーボードの周りのバインディング中。

マルチプルバインディング,一番外側はフレットを打った後にします。

仕上がっている楽器にアセトンを使って樹脂を貼るのは緊張します。

アセトンは,ラッカーを激しく損傷させますので。

でも養生のしようがない,,とも言います。揮発性は高いし,どこでも流れていっちゃうし,,。

ビニール系でアセトンに耐性のあるシートみたいなもの,,ないかなぁ。

仕方がないので,染み込まなそうなテープを使って保護します。

Johnny’s Fingerboard.

結局,一晩この状態で寝ていてもらいましたよ,Johnnyさん。

Beerを一口飲んだら,「焦ってもしゃーないし!」という気分になりましたので(笑。

そりゃそうか,,。

このテーブル,

使い古しのバスタオルの下には,これまた使い古しの「低反発マット」が敷いてあります。

寝心地,どうでしたか?(笑。

その代わり,朝,起きたらすぐにFingerboardの接着準備開始。

(いやー10時間も寝ちゃったよ,,寝過ぎだよな,,,ブツブツ)

接着面の平面などを確認して,整えます。

クランプするため,ネックに傷など付かないように慎重に保護します。

裏側にゴムシートを当てがってから,比較的柔らかいスプルースを背負わせます。

指板面の圧着にはいつものジグを使います,,ってどれだかわかんないですね,,(笑。

ちゃんと付いてね〜っと念をかけて,午前の部完了。

さて,次は,,っと。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon Pickguard repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Hide-Glue,Johnny.

Johnnyさんのネックとボディを接着します。

ニカワ(Hide Glue)を使います。

どうせ誰も見ませんが(笑,修理記録を書き込んでおきます。

次に誰かがネックのリセットをする時に見つけるかもしれませんね。

古いヴァイオリン属の楽器たちだったら,山盛りに書き込みがありそうですが,ギターはどうでしょう。

さてさて,接着前にもう一度色々確認。

センターラインを確認。うん,バッチリ直線出てます。

クランプ二つで締めます。

事前にゴムやらプラスチックやらでずれないように対策を考えてから。

Gibson社で,これが作られた1965〜8年頃は,接着剤は何を使ってたんでしょうね。

バラした時によくよく見ましたが,「よくわかりません」でした(笑。

なんとなく「ニカワ」っぽいかなぁと思いましたが,わかんないですね。

大仕事が完了したので,ホッと一息。

接着するフィンガーボードをチェックします。

裏側は,「馴染み」がよくなるように,ちょっとだけ真ん中辺を凹ませて,

接着剤が付きやすいように傷も入れておきます。

こいつに使うのは,どっちにしようかなぁ,,,。

17inch Archtop Trio.

17inch Mid-depth Archtopのネックセットの続き。

順調に進んだので,ブリッジ部の高さを設定してるところ。

あと2mmほど深く差し込めば完成のところでストップ。

これからまたエクステンションを取り付け,ネック側のバインディング,,と進みます,,,

が,家人と「連休には網戸を張り替える」約束をしてたので,まずはそっちを優先します(笑。

仕方がないので,天井の配管から紐で吊るしておきます(笑。

この紐,そこらにあったやつなんですが,なんか心許ないっすね,,。

網戸を5枚張り替えたところで,Johnnyさんのネックの続き。

昨日接着しておいたダブテイル部分を削って合わせていきます。

うーん,ネックの取り付け角度がまだ足りませんね,,もっと必要です。

必要なのは85.5°くらいなのですが,結構削ったつもりでもまだ87°くらい。

以前に作っていたネックのテンプレートを出してきて仔細に検討しました。

さて,一旦道具を片付けて仕切り直ししましょう。

足の踏み場もないくらい,削り屑と道具で「ぐっちゃぐちゃ」(笑。

そういうのって,ミスの元ですよね,,。

ケガの元ですし,,。

仕方がないので3人共,ぶら下がっててもらうことにしました。

落下したら大変なので,丈夫そうな紐に取り替えました。

17inchばかりが3本同時進行って,多分初めてじゃないかな。

置き場所に困ったら,今度からこうしよっと。

これはこれで邪魔なんですけどね,,。

花曇りの札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon Pickguard repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

oyaide P-3.5 SRL 

Set up 完了。

なぜか急に始めたRepair, こんな感じで完了にします。

Dearmondは,ピックアップ本体が薄いので(9mmくらい),Extention部分を削られてしまったこの個体でも,弦に干渉しません。L5Cなどの「ピックギター」に搭載するためだった,,とか聞いたことがありますが,まさにそんな感じです。

ステーは,ボディから支持するタイプを以前にE-bayで入手していました。この修理したFHCにはモンキースティックがついていましたが,いつかネックマウントにしてみたかったんです。FHCのネックマウントは,あまり見たことがありませんよね。

このステーは,多分現在のGuild名の中国製ですが,オリジナルのDearmondのステーと寸法は共通です。問題なく取り付けることが出来ました。

ただ,こんな風にネックの横にビス穴を開けたくない方は,OriginalのMonkey Stickを探さなければならないですよね。あれはGuildも復刻してませんから大変ですが,,,。

オリジナルのJohnnySmithのピックアップに音のキャラクターも似ている気がするのですが,それは楽器本体の音色なのかもしれませんよね。

オヤイデ電気 P-3.5 SRL.

ジャックをオリジナルのミニジャックにしたので,これを使います。

JohnnySmithモデルのオリジナルのケーブルは,ストレートのものですが,使い勝手を考えるとL型の方が良いように思います。座って弾く人の膝に当たることもないですし。ケーブルの取り回しは,ピックガードに刺すタイプの宿命ですが,ストラップに一度引っ掛けてから使うのが安全ですね。

引っ張ったりしてピックガードごと外れるのを防ぎます,,って,皆さんやってますよね,,。

そういえば,このミニジャック,サンポールでサビ落としをした後「重曹で中和」させるのを忘れていました(笑。

2日ほど放置してましたが,大丈夫だったようです。小学生の頃の理科の実験を思い出しました。

良い天気の札幌です。

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JohnnySmith model

1960’s Johnny Smith Pickup.originalのを入手しました。

まずは緑青を取り除きましょうか。

酢酸に塩を入れたもので取り除けるはずです。いきなりマイクロメッシュなどで磨いてしまうと,せっかくの風合いが消えてしまう時がありますよね。久しぶりに初心に帰って,アーチのバック材を削りました。

一日中,なんともどんよりとした暗い雲の札幌でした。

Gibson JohnnySmith Pickup

Gibson JohnnySmith Pickupのリペアです。

ジャンク品として入手したままになっておりましたので,使えるようにしていきます。入手時点ではポールピース欠品,シールドはこのように緑青色。ケースのハンダは綺麗に外されていた状態でした。幸いコイルは切れていなかったので,使えそうです。

ポールピースのオリジナルなんてそれ単体で売られているのを見たこともありませんので,試しにStew-Macのミニハム用のものを入手してみましたら,ネジ径まで「ぴったり!」。これを使いましょう。ボビンの色や形状から,このピックアップは64年頃から70年頃のものに思います(それぞれの年代のものと比べてみました)。

(ピックガードについているのは1972年製:注,後日いろいろ調べてみて,これはGibson製ではないのかもしれません。確証が取れませんでした)

ポールピースは,径は「ぴったり」,とはいえ,長さは「長すぎ」ましたので,8mmほど切って裏のプレートからはみ出ないようにします。取り付ける個体は,多分「元起き」をリペアした人が,エクステンション部分のフィンガーボードを削って(!)無理無理演奏可能にしたらしく,ネックマウントの部分で高さ方向に余裕が全くありません。多分これもギリギリ,,,。ですので,裏のプレートからポールピースをはみ出させる余裕は「ゼロ」でした。ま,もともとオリジナルもそうなってますよね。

ワイヤーを新しいものに交換したほうが良いか,しばらく考えましたが,ショートしてませんでしたので,緑に染まったオリジナルのをそのまま使うことにしました。カッチンコッチンの,最近の製品には見ないワイヤーです。

1968年製のJohnnysmithモデルに装着完了。やっぱり楽器とパーツの年代は合っていた方が気持ちいいですね,,,って,気がつく人,そんなにいないかな,,,。

カバーのメッキは,こんな風に入手した時からペーパー掛けされたような見た目でしたが,そんなに変じゃないですかね。ちなみに抵抗値はアナログテスターなんでアバウトですが5.8KΩくらいでした。

良い音!。ハッピーです。