Curly Hard maple 3.

次作に使う材料を選んでいます。

1枚の板から,長さが可能であれば共材でサイド用も簡単に切り出せるようになったので,選択の幅が大きく広がりました。

拙宅の壁には,時々家人が「気になった言葉」を書いて貼ってあることがあります。

この間も,何やら書いたものが貼ってありました。

「良い女の子は,天国へ行ける。

悪い女の子はどこへでも行ける。」

出典も,わざわざ貼った意図も不明ですが(笑,

ここまで選択肢が広がると,

なるほど,「どこへでも行ける」気になります(笑。

写真は15インチボディの幅が取れるCurly Mapleです。

さぁて,どっちへ行こうかな。

神代タモ 2

神代タモの2枚目。

先日のボディ材は,サイド材を切り出せるほどの長さがありませんでしたので,

別の厚板からサイド材を切り出します。

左側のニシキヘビみたいな杢目は,この材料の「板目」を挽いたものです。

スゴい個性的な杢目。

右側は,まだ割ってませんが,柾目の面です。

至って普通に目の詰んだ材料です。

さて,サイド材として,どっちを使いましょうかね,,,。

これらを切り出した後,ボディ用としてブックマッチにして切り出した材は,意外とグレイの部分が小さくて,

元のタモの色が残っている面積が大きかったです。

埋もれていた期間が短かったんでしょうかね,,,。

自然現象,不思議っす(笑。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Curly Hard Maple 2.

まだ陽のさす時間に帰宅出来たので,木材の整理の続きをします。

一番厄介な「長材」は,億劫で最後まで手をつけてませんでした。

まずは奥の方からガレージに引っ張り出します。

どんなサイズのボディが何本分取れるのか,ちゃんと記録したかったんです。

「何がなんだかわからん状態」をちょっとずつ解決していきたいな,と(笑。

こうしてみると,ただの汚い板ですが,

濡れた雑巾で表面を拭き取ると,,

まずは,一番気になる自薦「AAA」グレード。

5Aとかで仕分けしてるところもありますが,そんなに細かくグレード決めれませんので,

3Aを最高として。

以前にメモった書き込みも消しゴムで消して,もう一度見直します。

上の写真が3Aっすかね,自分的には,,。

とりあえずCurly Hard Mapleの長材の仕分け完了して,部屋に運び込んだところで記念撮影。

こうやってみても,やっぱり遠景は「汚い板」っすね,,,(笑。

杢目が全部見えるように並べたら,ただの木材の立て場になってしまいました。

またすぐに忘れそうですから,ノートに書き込んでおきましょう,そうしましょう。

次は1メートル以下くらいのHard maple,European Maple, Quited Maple, その他の整理ですかね,,。

Spruceはサルベージしたのやら,ごちゃごちゃなので最後にしましょ。

訳わかんない在庫整理はいつまで続くのかな,,,,,

(大体,こんなにグチャグチャになる前にちゃんとリストにしなきゃダメだったんだよな,,っていうか,ほんと何があるのかわかんないよな,,,ブツブツ,,,)

Curly Hard Maple.

30mm厚のCurly Maple.

今回のPrototype 14inchを計画した時,

「大人買い」したCurly Mapleの中から,数枚の長材をボディサイズに切り出していました。

「ブックマッチ」ならぬ「フリックマッチ」で6本分でした。

零号機と初号機で2セット使いましたので,残りは4セット(弐号機はEuropean Curly)。

ふと,この残りの中で,15inchのバックに使える幅のあるもの,なかったかな,,と調べました。

もしあれば,JETで25ミリに落としてから使いたいな,,と。

細かく激しいCurlyのこれは,残念ながら幅は14インチでギリギリ。

次の14インチ用ですね。

これはまぁまぁ行けそう。

ギリかな。

これもギリギリかな。

でも,この4セットの中で一番不思議系Curlyは,一番最初のかな,,

はっきりしない虎目,「ある」ような「ない」ようなフレイム(笑。

なので,2セットはArchtop用,2セットが14インチ用にしようかな。

(そんで,25ミリに落とした端材を,あれに回して,こうやって,,,ブツブツ)

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

神代タモ

JETのバンドソー,本格的に運用して行きます。

トップバッターは「神代タモ」。

幅330mm,厚さ80mm,長さ680mmの不成形な板は,手作業で「割る」意思を挫くには十分なサイズでした。

8年ほど前に入手したのはいいけれど

「どうしよ,,これ,,,」な1枚でした。

JETのバンドソーは,「それ」をいとも簡単に2セットのボディ材とプラスアルファに分解してくれました。

Archtopのバック材用の25mm厚と,6mmのブックマッチ。

ネックに使えそうな角材1本。

わずか1時間ほどでプレーナーまで完了。

ああ,どうしてもっと早く決断しなかったんだろう,,と,そっちの気持ちが強くなりました。

「神代」って,埋もれ木の事ですよね。

どのくらい「埋まってたのか」は,わかりませんが,中までグレーです。

グレーになってない部分もあるのですが,それも味ですね。

どんな仕組みでこうなったんでしょうか。

(米国五大湖に沈んでた,,,というのも「埋もれ木」ですよね。時々メーカーさんが出しますよね,それを使った楽器。日本国内でも,山に埋まった巨木の切り株なんかを掘り出したりした時に,こういった材料が出るんですね。山を造営するときとか。日本の湖に沈んでた木材,,っていうのも市場に出る事,あるんでしょうかね,,。今度木材屋さんに聞いてみようかな,,。原木市場に詳しい方いらっしゃいましたら,教えてください。特価品情報も!(笑))

さあて,これでどんな楽器を作りましょうか。

割ってみたい「厚板」は,まだまだ相当な分量があります。

じゃんじゃん割って,次の構想を練るのもいいですね。

胸がいっぱいになりました。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

JET JWBS-15-3

JET のバンドソー。

とうとう夢の大型のバンドソーを入れました。

車1台分の小さなガレージに,これが果たして入るものなのか,相当考えました。

初めての作業は,Curly mapleの引き割り。

厚さ30ミリの材料を22ミリと残りに割りました。

厚い方はネック材,薄い方はSide材に!!。

とうとう「気軽に」2分割出来るようになりました。

分厚い材料のブックマッチもこれがあれば「気軽に」可能になります!。

「いまさらぁ〜?」ってツッコミました?(笑。

はい,今更なんです。

これまで「手鋸」で割ってました(笑。

ワンカット2時間,とか(笑。

しかも,手鋸だとこんなに薄く均等に挽くのは無理だったんです。

「不可能」が「可能」になるって,なんて素敵なことなんでしょ。

興奮して,今夜は眠れそうにありません(嘘)笑。

(それにしても200Vのモーター音,ヤバいよな,,おっかねーな,,っていうか,どんだけ電気食うんだ?,コイツ,,,ブツブツ,,,)

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Ebony veneer.

Head Plateに使う黒檀の突板を準備。

幅150×2mくらいの突板を,ヘッドくらいの大きさにカットしてサンディングします。

2mの1枚から9〜10枚くらい取れます。

相当以前に偶然ネットで見つけて入手したものですが,まだ20枚くらい残ってました。

こんなの,それ以来一度も見かけたことがありません。

奇跡の出会いってヤツっすね,,。

ただ,サンディングしてないガサガサの厚モノですので,サンディングの手間はかかりますけど。

フィンガーボードを接着して,,

Headプレートも接着しちゃいます。

プロトタイプも3本目となれば,共通する部分はほとんど迷いがないので,ジャンジャン行けます。

とうとう今回の14インチのバージョン,仕上げが見えてきたので,

次の楽器の準備も始めましょうか。

次はオーソドックスな構成の15インチのArchtopを製作しようと思っています。

気が変わらなければ,,(笑。

まずは,材料の組み合わせを考えましょうかね。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Shipment Weight : 104.602

Body用の材料が入ってきました。

また「セール特価!」のメールに「釣られ」ました(笑。

米国から10枚で50kgの荷物が2週間もかからないで届くなんて予想外でした。

妙に早いなぁと思って伝票を見たら,「オーバーサイズフィー$100」。

あらぁーそういう事ね,,(笑。

これだけの量が届くのは,3〜4年前にCurly Mapleを「大人買い」した時以来ですかね。

Korina,

Swamp Ash,

Black Limba,

Alder,

Basswood,

どれがどれだかお分かりになりますか?(笑。

夕暮れの暗い光での撮影でしたので,コントラストが足りなくてわからないかもしれないですね。

この5種類,私,実は今まで一度も使ったことのない材種ばかりなんです。

主にソリッドギターに使われてる有名なものばっかりですよね。

でも,Archtopにこれらが使われているのを,私は見たことがありません。

なので,「使ってみようかな」と(笑。

(でも,ソリッドは作らないと思いますが,,(笑。)

これら,ソリッド用に売られている木材は,伝統的なArchtop guitarには「寸足らずなので使えなかった,,」ということもあるのですが,

今回のような14インチだったら,「ギリ使えるかな,,」のサイズだったので,セールに乗りました。

使ったことがない,,ということは,触ったこともない訳で,

興味深々です(笑。

(どれが一番重いんだろ,,ブツブツ,,置き場所作る暇もなかったよな,,ブツブツ,,ソリッド用は分厚いな,,,ブツブツ)

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Fingerboards

Fingerboardを選びます。

っていうか,

全部出して見ないと,もう何があるのか自分でもわからなくなってましたので,床に並べました(笑。

選定には保管期間ってのがありますよね。

「自分の工房で7年以上保管したものを使わなければならない」って聞いたのはどこだったろう,,

あれって都市伝説?。

そんなこと言ったら,ギターを作りたい人は,黒檀を手に入れてから7年待つことになるんですかね,,。

確かに乾燥の進んでない材料を使ったら,縮むんで良くないですよね。

でも,「7年」は正しいのか?(笑。

大手の工場は,月産数百本分の指板材を7年も工場に保管してるんでしょうか?,,

謎です。

今日手に入れた黒檀が,7年後の製作のためだとしたら,

極端な話,「お前,一体いつまで生きるつもりなんだ!?(笑」と

問われている気になっちゃいますよね,,。

「僕はいつまで作れるんだろう?」と言う「自問自答」に答えはないです,,。

指板材を選ぶ時,その話を思い出しては「苦い気持ち」になります(笑。

ま,でも幸いなことに,写真のやや半分くらいは,7年以上ここにあった指板材でした。

こんなちょっとでも全部で4〜50本分あります。

毎年数枚ずつは買い増してますので,今の製作ペースだったら,乾燥材に困ることはないんですけどね,,,。

なんでしょ,この違和感,,,。

多分,「古材」として入手したものも,一律に「自室による保管」を強制してる言葉だからでしょうね。

いろんな産地のエボニー,インドローズの古材(建物か船をバラしたような端部の腐り方(笑)),ハカランダ(100年前のヨーロッパ家具をバラしたもの),アフリカンブラックウッド,などなど。

さて,今回はどれ,使いましょうかね。

グズグズ言ってないで(笑,次に行きましょう,そうしましょう。

屋久杉

個人で龍神を祀られていたお堂の衝立。

「これは屋久杉だな」と棟梁。

思わず「これでギターを作りたい」と申しあげたら,,,

「やりなさい!,今年は変革の年よ,良くなるか,悪くなるかは「運しだい」なんだからね!」。

まだまだお若く見えるオーナー様から有り難く譲り受けて来ました。

(杉であることは間違いないですが,「屋久杉」かは,確証はありませんよね)

巨大な一枚板の,本当に衝立。

勢いで申し上げてしまいましたが,帰宅してガレージに降ろしたところで,呆然と眺めていました。

私の妄想その1はこんな感じ(笑。

ボディのテンプレートを当てがってみました。

「妄想」見えますか?(笑。

ど迫力。

左下の板は「神代タモ」。

古ければ良い,,という事ではないでしょうが,組み合わせるとしたらこんな材料でしょうか。

もっと適切な材料があるかもしれません。

「山」や「水」や「八百万」の神様に,思わず手を合わせる事ってありませんか?。

信心には程遠いかもしれない私ですが,時々あります。

「思わず,,」という場面。

大きく心の動く時でしょうか。

ほとほと困り果てた時でしょうか

聞こえるはずのない地下の水脈の音が聞こえた気になる時でしょうか。

今日,この杉の大判にも,思わず合掌でした。

さて,どうしよっか?(笑。