Align by eye

「眼で合わせる」。

D’aquistoでしたか,「慣れてきたら,眼で合わせられる」って言ってたのは。

違ってたらごめんなさい。

でも,チョークの粉を使ったフィッティングも,

トレーシングペーパーみたいな薄ーい紙が一枚挟まっただけで,取り払ってみると

「ありゃ?」

というくらい「ピッタリじゃない」事も多くないですか?。

なので,「初号機」の方は,「眼で合わせる」方式でやります。

鉛筆で両サイドのアールをざっと写しとってドラムサンダーで荒く削ってから,

あとはボディに当てがって,「合ってない」ところを観察しながら削ります。

上の写真は1時間経過したくらい。

まだ合ってません。

ヒューストンの”Taka Moro”さんhttps://www.takamoroguitars.comが,

以前ブログに「秘技 ブリッジ トントン」ってタイトルで木製ブリッジの写真をアップしてました。

あ,これか,,ってなりました(笑。

合ってないと,指で軽く叩いたら「ガチャガチャ」言うんですよね。

Takaさん,お元気ですかね。

もちろんお会いした事ないですが,Takaさんのブログ,彼がMarchioneの工房時代から,色んな事を教わりましたよ。

んで,「こんなもんでしょ」までで,2時間半経過。

あれ,チョークより早くね?,,,,(笑。

さぁ,仕上げのクリア吹きですね。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 マルカ正本山 左市弘

African Blackwood Bridge .

塗装を完全に仕上げる前に,ブリッジを合わせておきます。

この方法,最近するようになったのですが,

数回吹き付けるクリアの途中で,ブリッジをフィッティングすると

「細かな傷」を気にしなくて済むようになるので,

精神衛生上とてもよろしいです,

今のところは,,(笑。

まずは,ただの角材をボディに乗せて,,

ブリッジの位置を確認して,,,

トレーシングペーパーを敷いて,

チョークの粉を撒いて,

粉のついた部分をひたすら擦って合わせていくだけ,,。

今日は4時間ほど掛かりました。

気づけば,外はすでに真っ暗,,,。

なかなか高速に出来るようにはなりません。

ま,泡食ってやっても,良いものにはならないので仕方ありませんね。

2〜3時間くらいで出来たこともたまにはあったと思いますが,,(笑。

今回も,材料はアフリカンブラックウッドを使いました。

木製ブリッジ

Johnnyさん,番外編。

オリジナルと思われる,エボニーのブリッジですが,多分,長年に渡り調整するために「削られて削られて」こんなに背が低くなってました(装着中の方)。

弦の上のは,今回作ったものです。

音に影響があるかは分かりませんが,本来の高さの2/3くらいしか残ってませんので,一応取り替えてみます。

オリジナルの黒檀は本当に真っ黒。

良い材料使ってますねー。

私が作ったのはAfricanBlackwoodですが,若干茶色に傾いてますよね。

オイルが落ち着いたら,ずいぶん黒くなりましたが。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 マルカ正本山 左市弘

Morris.

Morris.

果樹園をやっている知人から,家人を通してSOS.

って,大袈裟ですが。

その果樹園では,海外からの「研修生」をたくさん受け入れているのですが,

そのうちの一人から,寮にあった壊れたギターを「弾きたい!」と言われたんだけど「どうにかならないか?」って事でした。

仁木町からわざわざ札幌まで運ばれてきました。

そりゃ,「どうにか」しなきゃなりませんよね!(笑。

症状は,ペグのツマミが一つ欠落,ブッシュも一つなし,ネック順反り。

でも予想よりずっと「まとも」でした。

このMorrisのトラスロッドは,なんとか演奏可能なくらいまでネックの反りを修正出来ました。

付いていたペグは,廉価な「ノーブランド」グレード。

ダメなのだけを取り替える訳には行きませんので,もちろん全部取り替えます。

Schallerのビンテージスタイルのオープンバックを選びました。

これってマーチンタイプのクラシカルなスタンダードですよね。

運よくワンセット持っていました。

ナットも取り替えます。

多分前オーナーが自分で付け替えたものかなーという様子。

今日中に届けたいと思って頑張りました。

時間があったらもうちょっと追い込みたかったんですが,,。

タイムトライアルは苦手ですが,母国を遠く離れて北海道までやってきた若者に,早く届けてあげたくて,お昼には車に積み込みました。

なので,今日予定していた作業は全部中止です(笑。

気分は「青年海外協力隊」(笑。

もちろん交換用の弦をワンセットとクリップチューナーも一緒に届けましたよ。

喜んでくれたらいいな,,寂しさを和らげられたらいいな。

音楽にはその力がありますよね。

Tailpiece

テールピースを作ります。

これまで作ってきたテンプレートなんかを出してきて考えます。

デザインももちろんですが,ブリッジからテールピースまでの距離が弦の張りに関係してますよね。

今回,どの距離を想定しましょうか。

Archtopの方は,「ここをもうちょっと長くして,,,」とか考えてスケッチブックを開いたら,

2年前の1月に自分で描いたスケッチが出てきました。

「ああ,これさ,,これ今,思ってたやつ!(笑」。

描く手間が省けました,,,って,

これって2年間成長してないってことっすかね,,,(笑。

ま,やってみます。

アクリル板の端材でテンプレートを作ります。

ワンオフで作ることも多いですが,今日は作ってからやります。

小型のバンドソーで切り出して。

アクリルとかポリカーボネートとか切る時,マスクは必須ですよね,,

樹脂はなんか喉の奥が変な感じになりますので,油断禁物です。

2年前のスケッチの通りに切り出したら,,

「なんかちょっとデカくね??」と思ったのでGibsonに並べてみると,,

おお,やや長さ方向は同じくらいなんだ,,。

透明のテンプレートを乾燥中の17inchに当てがうと,やっぱり大きく感じる,,,。

まぁ,このまま作ったら,弦のテンションはGibson風になるってことですね。

テールピースをもうちょっと短くして,ブリッジとボールエンドの距離を長くしたら,ちょっと「張りが緩い」感じになるんだろうな,,微妙に,,。

これまでのテンプレートを重ねて,今までの印象を思い出しています。

んー,どうだっけ?(笑。

Prototypeの分までいっぺんに作っちゃうつもりだったのですが,ちょっと考える時間にしようかな。

なーんて思いつつ,さっさと2つ,切り出してしまいました。

ただ考えていても,お腹が空くだけで進みませんしね,,(笑。

っていうか,「長い分には,あとで切ればいいじゃん!」と思い直したら,「行っちゃえ」(笑。

あそこまで手間をかけた17inch用ですので,テールピースの材料も奮発します。

(あーあ,めっちゃいいAfrican Black Wood, 使い切っちまいやがった,,,どうすんだよ,やり直しきかねーぞ,,,ブツブツ)

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 マルカ正本山 左市弘

Translucent Blue-Black

半透明のブルーブラック,着色完了。

うーん,下地の状態の方が個性的でしたねー,

ま,ちょっと普通になっちゃいましたけど,これで仕上げていきます。

この楽器はブルーブラックのイメージでしたから。

お盆の最後の日の札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 マルカ正本山 左市弘

Prototype trial and error

何かをしても,してなくても,暑さは変わりませんでしたので(笑,

乾燥を待っている間に,例のプロトタイプの続きをします。

「零号機」のアウトラインはこんなイメージかな,,,

「って,しらねーよ!!」

と突っ込まれそうですので,黙って黙々と削ります(笑。

少しずつ,全体のラインを見ながら,,。

彫刻の人ってこんな感じなんですかね,,違うか,,(笑。

トレブル側は違うラインにしましょ。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 マルカ正本山 左市弘

First Clear spray

工作室にまたビニールを張って塗装します。

「布テープ付きマスカ」,ホームセンターに売ってるやつです。

(って,このクソ暑いのに,正気かよ,,またやんの?,,,ブツブツ)

ネックに使ったローズウッドは,導管が太いので「目止め」をする方も多いですよね(ガット弦のサイドアンドバックなど)。

前回フレンチポリッシュした時,目止めを行っていた気がするのですが,アルコールで拭き取った時に,目止めも取れちゃったかもしれません。

クリアラッカーの表面が「ポチポチ」しています。ま,これをサンディングするんですが,,。

汗で前が見えませんので,乾燥時間にします(笑。

Blue Black Stain

なぜか突然おっ始めちゃったPlyWood(合板)ボディのリフィニッシュ,

下地にちょっとステインを足します。

削り出したボディなら,ザクザクサンディングも出来ますが,

合板だと薄い突板を削り取ってしまう危険があるので,慎重に行きます。

基本「サンディングなし」のルートで。

布切れにステインを染み込ませて塗ってゆきます。

極薄く。

濃すぎても削れませんので。

ま,こんくらいの薄さにしておいて,下地を作ったら,あとは仕上げで考えます。

なんだか塗装ばかりが続きます。

濡らしたタオルを首に巻いても,汗がボタボタ。

この暑さ,みなさん大丈夫ですか?。

もちろん,私は「大丈夫じゃない」です(笑。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 マルカ正本山 左市弘

Rose Neck

塗装を剥がしたネック。

両サイドはRosewood,真ん中はケヤキ。

長旅から帰ってきても,まっすぐのままでした。

この組み合わせのネック,確かもう1本作りました。

細かな傷もあったので,きちんとサンディングして。

ヒールキャップも気に入らないので取替えました。

昔の自分にダメ出し(笑。

でも,もうやることがなくなっちゃいました。

仕上げちゃおうかな,,色,どうしよ,,。