秘密の 9 秒ルール

9秒ルール。

でも,秘密でもなんでもありません(笑。

Body側,最後のバインディング巻き。

ABS(プラスチック)の2mm厚のバインディング材は硬いので,カッタウェイやウエスト部分の曲げは加熱が必要です。

で,その加熱の加減が「難しい」んです。

トップ側の方のバイディング,熱しすぎてパーフリングがちょっとよそ見した隙に(笑)ヘンテコな形に変形してしまい,やり直しが必要でした。

私のヒートガンは古いもので,温度計がついてないので,「何度C」なのかは説明できませんが,

こんなふうに温度を決めて,どれだけ炙ると「変形してしまうか」を計りました。

「9秒」。

これ以上炙ると元に戻らないほど変形してしまうことがわかりました。

いや,「最初から計れよ!」って声が聞こえましたよ(笑。

両手でプラスチックを押さえながら「加熱」したり,なかなか難しい作業ですよね,,。

フットスイッチを使いながら,なんとか終えました。

似たようなイエローに埋め尽くされたので記念撮影。

さて,次は,,と。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

First song

Gibson Johnny Smith model 1968, Neck Reset.

ネックを外して,正しい角度に戻すリペアです。

このジグ,初めて使います。

いきなり電動ドリルは使わず,手作業で角度を決めて。

ハンダゴテの先端を専用の細長いのに変更して,ダブテイルのジョイントを狙って差し込みます。

この作業のために1セット買い足しました。

この道具,1本だと以前にやってみて,非常に時間と手間がかかりましたので,,。

Stewmacのオリジナル商品なのかな。

一昔前は,細いノズルに「エスプレッソマシン」から蒸気を送り込んで,,ってのが一般的だったと思うのですが,「蒸気によるダメージ」も半端ないので,きっとこの道具を考えついたんでしょうね。

めっちゃ慎重,,(笑。

約1時間後,外れました。

イヤイヤ,結構「恐ろしい」作業っす。

クローズアップの写真は載せませんが,ダブジョイント部分,盛大にシムが詰め込まれてました,,。

ショックを受けられる方がいたら申し訳ないので,詳細は伏せます。

(そうかぁ,,工場製品だから仕方ないよな,,でも評判の高い60年代もこうかぁ,,,でも,だいたいこんな感じだよな,,ブツブツ。)

初めてのジグを使うので,今日のBGMは Charlie Hadenの作曲 

「First Song」

Pat Metheny とCharlieのDuoアルバムで聴いてたのですが,Vocalものあるの知ってました?

Elina Duniのこのアルバムで偶然聴いて「ヘビロテ」になりました。

Rob LuftというGuitaristも初めて聴きました。

現代的な感じ。

Youtubeを見たらGuildのアーチトップを弾いてましたね。

珍しい楽器だなぁ。

約1時間ほどもヒーターの様子を見ていて暇だったので(笑),”First Song”で検索したら,

いやぁ,Vocalもの,結構あるんですね。

そんで,驚きを持って聴いたのは,,

”西村 知恵”。

恥ずかしながら,今の今までこの方のこと,知りませんでした。

素晴らしい声。

別のアルバムもドサっといっぺんに聴きました。

素晴らしい!。

Guitarは 「井上 銘(イノウエ メイ)」という方。

この方も初めて聴きましたが,あれ,,なんか雑誌の表紙で見たことがあるような,,。

有名な方なんですね!,

すんません,,記憶します。

そんで,作曲者本人と,Egberto GismontiとのDuoのこれ。

ほとんど同じ構成で演奏してるのに,Patとのそれとは明らかに,空気の色が違いますよね,,。

4組の”First Song”,

全部にGuitarが入ってるのもいいっすねー。

恐ろしい作業の心の支えになってくれました。

素晴らしい演奏をありがとう。

リペアが済んだら,このギターで最初に弾くのは”First song”に決めました(笑。

ここのところ,工作室の写真を撮るのに使っているレンズはこれ。

相当昔のSummaron 35mmF2.8.

埃を被って可哀想な事になってたので,ブラシで払いました。

だからどう,,ってことないです(笑。

綺麗になったので記念撮影。

なんか,新しいレンズ,使ってみたいっす,,って事で(笑。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Mother of Pearl Inlay.

Ebonyの指板に白蝶貝を嵌め込むための溝を掘ります。

Dremel Toolを使います。

この道具も長持ちしてますねー。

こんな感じで掘っていきます。

白蝶貝の厚さは1.5mm。

ぴったんこくらいの深さにします。

Wah ペダルじゃないですよ(笑。

もちろんボリュームペダルでもなくて,両手が塞がっている時の強い味方「フットスイッチ」。

色んな道具に使ってます。

無事ハマりました。

ポールリードスミスの工場の人がインレイをSuperGlueをジャブジャブ使って接着してたのを見たので,マネをしてみます(笑。

あと2本分のインレイ作業が残っている事を思い出すまでは,幸せな気分でした,,,(笑。

引き続きやるか,別の作業をしようか,迷ってるうちに夕方になってきちゃいました。

明らかに陽が長くなってきてる札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Continuation of inlay

インレイの続き。

なーんで昨日切り終わったはずの作業をしてるかっていうと,,

テンプレートを書いて,並べてみたらば,,あれ,ちょっと待って!。

1箇所足りない,,(笑。

どこかへ飛んでいっちゃったのではなく,最初から切り忘れていたようです,,,マヌケ。

はい,やっと全て揃いました。

イライラせずに作業を続けられたのは,Zsofia Borosのお陰かもしれません。

ハンガリーの女性ギタリスト。

https://www.zsofia-boros.com

「ジョフィア」って発音するのかな。

美しい,美しい,美しい。

これは2013年の彼女のソロアルバムです。去年のアルバム”El Ultimo Aliento”もヘビロテですが,

昨日の晩,初めて聞いてまた惚れました。

8曲目の”Se Ela Perguntar”がお気に入りです。

Jazzオンリー生活の私の耳にも自然に入って来るのが不思議です。

「いまさら?」って呟きました?(笑。

これは失礼しました(笑。

それと,イライラしなかったもう一つの理由は,,,

こないだの新しい集塵機がちゃーんとベルトサンダーに繋げれたこと(笑。

貝殻の粉って,「すんごい」ですよね,,。

防塵マスクをしていても匂いが通ってくるくらい。

さて,次は,,,,と。

Makita VC2530

Makita VC2530 集塵機。

長年使ってきたBoschの集塵機が昇天寸前になってしまいましたので,代わりをポチりました。

今朝,宅配便のお兄さんが運んできてくれました。

早速工作室に配備。

ホースはメッシュの巻いてあるタイプ。

静電気で埃がくっつかない仕様です。

Bosch,今までありがとー。

こっちのBoschは現役バリバリです。

Coltルーターは,非常に使いやすいです。

バインディングの溝を切ります。

この作業,,めっちゃナーバスになりますよね,,。

Instagramで世界中のLuthierが「ナーバスになる」と投稿してるのを見て,「自分だけじゃなかった,,,,」と安心しました(笑。

Kluson SealFast

Finger Boardの接着が終わったので,糸巻きの取付穴をあけます。

今回使うのは,クルーソンのシールファスト(復刻品)。

糸巻きって,それぞれ径が違いますので,端材であらかじめ実験します。

これはヘッドフェイス側にブッシュがある昔ながらのタイプ。

糸巻きの軸は8mm,ブッシュの付くところだけ直径10mmの穴。

Mapleの端材でもちゃんと確認。

キッチキチです。

メッキが厚いところがあるのかな。

2本分穴あけ完了したところで記念撮影。

8mmのドリルビットが途中で根を上げました。

「スリーエム 竹用ビット」を愛用してます。

8mm,買い替えなきゃ,,,。っていうか,昨夜,もっとすごいのを「ダメに」してしまいました,,。

真ん中に写ってるルータービット,ベアリングが壊れたと思ったら,轟音と共に軸がブレブレに,,,。

慌ててスイッチオフ!。

何が起きたのか,最初わからなかったのですが,まさか,1/2インチのぶっとい軸が曲がってるとは,,,。

30mm厚のハードメープルのルーター作業です。

刃先に無理を掛けたんですね,,。

行けると思ったんだけどなー,,。

二日連続ビットを飛ばしてしまいました,,トホホ。

さて,次は,,(やなことはすぐ忘れる,,(笑))

Guitar Neck Removal Jig

Guitar Neck Removal Jig.

ネックを取り外す道具です。

年末,Stewmacのセールで入手してました。

せっかくだから組み立てセットしてみたところ。

なるほど,こういう使い方か,,って見たまんまですね(笑。

実際,このGibsonのネックを外すべきか,まだ考え中なんですが。

選択肢の一つですよね。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

New Year 2024

New Year 2024.

本年もよろしくお願いします。

新年の研ぎ始め。

去年からの宿題を研いで行きます。

この刃渡りが90mmほどもある左市弘の小刀を,スパッと研ぎ上げるのは僕にとっては「超難問」です。

元旦から始めて何時間やったでしょう。

まだ,65点くらいですねぇ。

ま,「伸びしろしかない」(笑)ということにして,今年もNext Levelを目指しましょう。

Scraper

大晦日。

片付けも掃除も,なんだか中途半端のような,要するに「手持ち無沙汰」になっちゃったので(笑),スクレーパーを研ぎました。

これって,ノミやカンナと違って,研ぎ上がりの感じがピンとこない道具だと感じるのは「僕だけ」でしょうか(笑。

写真の上の方のは,替え刃式のノコギリ(これはゼットソーですね)のギザギザ部分を切り落としたものをスクレーパーとして使ってます。

でも鋼が硬いのか,上手い具合に「バリ」が出ない気がします。

バーナーで炙って「焼き」を戻したらいいのかな,,。

作業台の上のいつものノミは小さな刃こぼれを発見して,どうしようかなぁ,,と一瞬考えましたが,

「ササっと」研いで箱に戻しました。

この目で見えないくらいの刃こぼれは,「正月研ぎ始め」にやりましょ。

どこか落ち着かない気持ちでやると,良い仕事になりませんよね。

さぁ,陽も沈みそうな時間になりました。

一杯やりますか!(笑。

今日のヘビロテはこれです。

Fred Hersch と EsperanzaのDuo. “a Wish”がお気に入りです。

年末って気分になりましたよ。

Esperanza,大好きです。