Binding and Purfling

ひっさしぶりに出してきたのは,「True Channel Jig」。

StewmacのToolです。

こういうの,自作してる方いらっしゃいますよね。

確かに自分で作ったら1/10の材料代で出来ちゃうんでしょうね,,きっと。

でも,私の場合,考えに考えて「キット」を購入する場合の方が多いです。

道具を作ったり調整したりしている時間も,多分「膨大」だと想像がつくからです。

んで,久しぶりの登場なので,調整やらを兼ねて一度見直しをしました。

取り付けるトリマーは,Boschの方が良さそうであることに気づきました。

Stewmacは当初からこれを使うことを前提にJigを作ってるので,「コロ付ビット」の出が,こっちの方が若干長く出せることを発見。

そうかぁ,,長いこと不便だと思っていた事が,こんな事で解決することもあるんですね。

大音響と共に,こんな風に縁取りを切っていく訳です。

深さと幅を合わせるのにも,驚くほど時間がかかります。

Youtubeとかの動画で,あっさり切ってるのを見たことがありますが,

「あっさり」やるまでの前段階の時間が描かれてないんですよね,,。

あれ見て「簡単だぁー」と勘違いする人がいなければいいのですが,,(笑。

一番外側のBindingの溝を切り終えたところ。

今度は,その内側の「黒・白・黒・白・黒」のパーフリングの分を切ります。

12月にしては,暖かい日の続く札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Gibson JohnnySmith model 1968 Repair

Gibson JohnnySmith 1968 Repair.

ネック元起きが原因で(多分),ハイポジションの指板を削り取られていたこのGuitar,

そのため高さが足りず,ネックマウントのオリジナルのフロントピックアップが取り付け不可でした。

Dearmondは装着可能ですので,前オーナーもそのようにして使っていたようです。

さて,演奏可能なところまで行った,前回のリペアから2年半が過ぎて,,,

やはりオリジナルピックアップに戻したい,,,。

ということで,とうとう大手術決行となりました。

バイディングはすでに折れまくってましたので,最初に撤去。

それで見えるようになったFingerboardは,20F辺りは3mmくらいまで削り取られてました。

でも何とか「活かし取り」したかったのですが,,,

やっぱ無理でした。

残念。

白蝶貝のインレイは壊さずに済みましたが,そもそもヘヴィーに弾き倒された楽器故,貝の厚みが0.3mmくらいしか残ってない部分もありました。

これ,使う理由あるかな,,。

でも使えるだけは使おうか,,。

外したFingerboardを逆さまにして置いてみると,,,,

おお,この高さなら十分にピックアップと弦の間隔は取れます。

ナット側の指板の厚さは5.6mmくらい。

やっぱり3mmくらいは削られてたんですね,,,。

ボディ内部のラベルには「Johnnysmith D」とありますので,これは2ピックアップモデルなんですね。

Extention(指板とボディの間の部分)が跳ね上がっていました。

ストレートエッジを当てて確認。

ブリッジ側の先端を削って平面を出すのは簡単ですが,さて,それで弦高などがうまく収まるか,じっくり確認します。

残念ながら,黒檀のフィンガーボードは作り替えになります。

なのでEbonyを選びます。

進行中の2本の17inchの分も一緒に。

左から「カメルーンエボニー」,「マダガスカルエボニー」,右端は「インド黒檀(現地曳き)」,,

って,写真じゃどれもおんなじですか?(笑。

55年間弾き潰されたフィンガーボードは真っ黒。

この時代のGibsonは素晴らしい材料を使ってますよね。

鉋掛けをしてオイルを塗ったら,この「真っ黒」にどれかは近づけるでしょうか。

どれにしようかな。

「NAOMOTO」のアイロン。

スチームが出なくなっちゃいました。

水タンクの底に確かフィルターがあったような,,詰まっちゃったかな,,,掃除で済めばいいんですが,,,。

中古品を入手したモノですので,自分で修理出来ればいいな,,滅多に使わないのが悪いんですよね(笑。

小型ポンプで吸い上げてみようかな,,。

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2.6D

夕方,透明のポリカーボネートを型にして,12mmの合板を切り出しました。

ポリカーボネートは,定規にして線を書いたりするにはちょうど良いのですが,

当てがって力を込めたりするには「薄すぎ」ます。2.5Dが2.6Dになりました(笑。

「サムの息子さん」を使います。

いい感じ。

サムの息子の使い方

サムの息子の使い方(笑。

ああ,いや笑い事ではないです。

凶悪な奴なのには変わりありませんから。

薄い黒檀の板を先日作ったラワンの型板に両面テープで接着して,ベアリングの付いたルータービットで削りますと,,

型の通りの形に切り出せました!!,,,,って,あら,,,(笑。

誰も驚きませんね,,変ですね,,,こんなに大変なのに,,(笑。

ルーターリフターって,要するに,テーブルからどのくらい刃を出すかの微調整が出来る道具なんです。

今まで一体どれだけの時間を使って「微調整」したことか,,,。

世界が変わるほど便利でした。

黒檀の薄板のヘッドプレートの出来上がり。

今回はバインディングを巻くので,一回り小さいプレートを作りたかったのです。

こんな感じ,,,って分かりにくいですね,,,。

夕暮れまでに,もう一つやりたいことがありました。

デッサンしていた新しいアウトライン。

透明なポリカーボネートに書き写して切り出しました。

今まで2Dだった想像上の新しいギターが,とうとう2.5Dに!!(笑。

ポリカが傷だらけなのは,これまでいろんな板を接着する時に,下敷きに使っていた材料だから,,,(笑。

さ,これが3Dになるように,また想像を膨らませましょうか。

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サムの息子

これが「サムの息子」さんです。

いえいえ,ふざけてるんじゃなくて,本当にそう書いてあったんです(笑。

「Son of SAM」って名前の「ルーターリフター」です。

憧れ続けていたものの,縁がなかったのか,チャンスに恵まれなかったのか,,忘れてただけなのか,,(笑。

世界をはじき飛ばすほどのパワーの日立のルーターM12V2をセット。

このルーター,パワーはいいのですが,刃の深さを変えることを諦めるくらいバネが強くて調整しずらく,

Makitaを手に入れてからは全く使わず,宝の持ち腐れだったんです。

いや〜,このルーターには,何度削ってる材料を吹っ飛ばされたことでしょう,,(笑。

知らないとは恐ろしいもので,削り方の加減がわからず,削る分量を大きくしすぎて,ネックが超高速で部屋の反対側へ飛んで行ったこともありました。

多少わかって来てからも,ガッツリチップして,材料をダメにしてしまったり,,恐怖のマシンでした。

指を飛ばされなかっただけマシ,,とも言います(笑。

YouTubeで木工が学べる「今」ではちょっと考えられないでしょうけど。

が,,今日からは違います(笑)。

このリフターさえあれば〜

専用のテーブルは高価だしちょっと用途に合わないので,手持ちのカウンターの端材にセットします。

UV塗装済みで表面ツルツル。

これでいんじゃね,,

セット完了。

って,3時間もかかりました(笑。

テーブルにピッタリの取付穴を開けるため,きちんとテンプレートを作って作業しましたので。

試しに何か削ってみましょうか,,,

あーでも,また今度にします。

まだトラウマが,,,(笑。

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Mag ic Probe

Mag ic Probe.

またヘンテコりんな道具を出してきました。

ブルーのバックライトが格好いい。

何に使うかというと,,,

組んでしまったボディの厚みを測ります。

板の状態だったら,シックネスゲージで測りますが,組んだ後だったりすると無理ですよね。

最初の写真のパチンコ玉みたいのが強力磁石になっていて,

それを測定するものの反対側に仕込むと,厚みがデジタル表示される仕組みです。久しぶりに取り出しました。

「Shape of you」作業は2本目も進行中。

夜な夜な削ります。

Rupes

Rupes.

新しい道具を手に入れました。

自分への誕生日プレゼント,,かな。

これは何かというと,,,

車磨き用のポリッシャーです。

しかも超小型。

車磨き好きの皆さんは,どうしてあんなにデカいものを磨けるんでしょう?(笑。

私はせいぜいギターくらいのサイズで手一杯です(笑。

サイズはこのくらい,,,ってわかりずらいですかね。

小さい方のパットは直径30mmくらい。

カッタウェイの中もどうにか磨けました。

これがやりたかったんですよね。

さすがイタリア製。

デザインがお洒落。

見ているだけで嬉しくなります。

2本とも,ま,こんな感じでしょうかね。

キラキラ成分がちょっと増えた感じ。

予定通りTunerはGotohのコスモブラックを使います。

いつもはピックガードにサーキットを付けるので,実際にピックガードにポットを装着してからハンダ付けするのですが,

今回のSemi-Hollowはキャビティが深いので,あらかじめ組んでおきます。

さーて,セットアップしていきますか。

Archtopと違って,多分一度組んでから,修正していく感じになると思います。

いろんなアイディアが浮かんできて,胸が一杯になりました。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

手元のノミ

いつも作業台の上に置いて普段使いしているノミ。

一番奥は例の「左市弘」8分なので省略。

手前は「海弘」銘の叩きノミ,1寸。見ての通り柄を短く切ってます。

こんなにヤフオクなど,ネットで個人売買されるようになる以前は,古道具屋さん巡りをすれば,こういうのにいくらでも出会えたんですよね。

「3本で一千円」とか,お店も適当に値段をつけて埃まみれのまま売られてました。

今や,「古道具屋」さん自体が見えなくなりました。

っていうお店で入手したものです(笑。

叩きなので鉄の重さが手にずっしりきて,なんだかいつまでも持っていたくなる,不思議なノミです。

柄を短く切ったのは,「どうせ叩かない」ので,追い入れノミと同じ箱に入れたかった,,,という理由です(笑。

でもそうしたことで,バランスが良くて使いやすく,いつも作業台に出しっぱなしです。

真ん中も同じ入手ルート。

こちらは銘が読み取れませんが,突きノミの柄を切り落とした1寸4分です。

薄ノミで使いやすいです。

ちょっと鋼が柔らかいのか,キレの持ちはイマイチですが,逆に研ぎ易いので,シャシャッと研いでは使います。

手に馴染む道具って,理屈を超えた何かがあるんですよね,きっと。

Binding Trimmer

Stewmac Binding Trimmer.

片付けも掃除も飽きました(笑。

ウッドバインディングを巻くとしたらどうかな,,と片付ながら薄板を見てました。

うーん,白っぽいのはやっぱりMapleでしょうかね,,ということで,この道具を出してきました。

プラのバインディングの幅を落とす道具ですが,多分木でも大丈夫でしょう,,ということで実験。

以前1mm以下の薄さのバインディング材の幅を落とそうとして失敗してたので,それっきり出番がない道具でしたが,今度はうまくいきました。

じゃ,何を使おうかな。