Cavity

日も暮れた頃,キャビティの掘削完了。

試しにいろんなベアリングを付け替えて,ピッタリの寸法に空く様に実験しました。

ピックアップのメーカーによって,このキャビティの寸法,微妙に違いますよね。

エスカッションを使うつもりなので,それほど神経質にならなくても良いのですが,ここ,綺麗だったらスッキリしますよね。

さあて,今度はどこかな。

new attempt?

新しい試みの考察。

っていうか,

このデッサン,2006年から書いては消し,描いては消してきたものです。

なので,線がたくさんありすぎて,自分でもどれがどれだかわからなくなってます(笑。

でも,この線の中から,自分が見たいアウトラインを見つけていくための大事なメモです。

んで,今回新しいアウトラインを描いたのか,,というと,,,

全然そうじゃなかったです(笑。

以前作った15インチのSemi-Hollowのカッタウェイの部分の曲線を描き変えただけでした(笑。

自分にとっての完全に新しいアウトラインを採用するのは,「次」にします。

作りかけて途中半端になってるのを,まず仕上げて行く事にします。

「作りかけ」が段々小山になってましたので(笑。という事で,

やりかけの「Semi-Hollow」の製作,再開です。

中空部分を作るボディの真ん中は,桂です。

軽くて密な素材。

海外では,大抵この部分はマホガニーでやる人が多いですよね。

この形までは既に終えています。

平面出しするのに,カンナを出してきたのですが,最近全く調整もしてなかったので,赤樫台の乱菊,調子が出ませんでした。

っていうか,こんな風に切り出してしまったら,「寸八」のカンナはちょっと大きすぎますね。

洋ガンナを出してきて収めました。

久しぶりにカンナ,ちゃんと調整しましょう。

バック用のCurly Mapleは既にアウトラインを切り出してあったのですが,

トップ材が決まってませんでした。

で,引っ張り出してきたのは,

これも既にセンタージョイントが済んでいるスプルースです。

ベアクロウのちょっと面白い木目。

こいつに決めました。

スプルーストップは,見た目,超地味かもしれませんが,アコギ寄りのイメージで行こうかな,,と。

作りかけの材料ばかりなので,ジャンジャン進めます。

種目ザメ

種目ザメみたいな,

この小さな鋸がなかったらと思うと,ちょっとゾッとしませんか(笑。

リフレットの時,フレットの溝は浅くなりがちなので,

こいつで所定の深さまで切るわけです。

両サイドのバインディングを気にしなければ,普通の長さのフレットソーで「ズバッと」キレますが,

それを残そうとすると,こういう小さなのが必要なわけです。

このChakiのフレットボードのアールは,ナット側が6’くらいかなり小さなアールで,

テール側は12’くらい,,という例の難しいやつでした。しかも一定ではないので円錐でもないのです。

一気に全部のアールを揃えるくらい削ってしまうと,インレイの厚みが足りなくなったり,色々まずいことが起きそうなので,

現状を基本維持しつつ,慎重に行きます。

押弦で深く掘れてしまった部分も,エポキシなどで補修した所がもっと目立たなくなるまで削りたいところですが,同じ理由でここまでとしました。

目立つなー,もうちょっと頑張りましょうか。

ただね,「親父さんが掘った跡」がちょっと残っててもいいかな,,と。

演奏に支障のないように,もちろんフラットにはなってます。

付いていたブリッジは,底に厚紙を貼って高さを足してありましたし,

それでも弦の圧力に負けたのか再利用は無理でした。

作り替えるのにピックアップを外したところで記念撮影。

このChaki P-5はプライウッドのトップだったんですね。

ちょいと削ってみて確認しました。5プライかな。

木口をちょいと削って確かめるために使ったのは,

「佐治」

と刻印のある小刀。

随分以前に,登山用品の店で入手しました。

釣りとかキャンプとかで使うんでしょうかね。

ゴッツくて鈍角に研いであって,合板の木口なんかを削るには安心感があります(笑。

パラレルブレイシングの位置を手を突っ込んで確認します。

この新しいブリッジベースの両端がピッタリ乗ってる部分です。

テールに向かってかなり広くしてるんですね。

ボディの中央はかなりのトップ落ちなので,ガシッとブリッジをブレイシングに乗せます。

次はフレット打ちかな。

30cmも雪の降った札幌です。

Shapen

研ぎの日。

いつもとはちょっと違う砥石の組み合わせで研ぎました。

アーチトップを1本完成させたので,今日は時間をかけて,,,と思ったのですが,

始めたのが夕方だったので,指がつるほどではありませんでした(笑。

さて,もう1本完成させますか。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Oil

Oil Finish.

Ebonyなど,塗装せずに仕上げる場合,何にもしない,,って選択肢もありますが,

やはり湿気や乾燥から木材を保護するために,何かしらオイルを塗りますよね。

私的標準はDr.Ducksですが,Xotic Oilも試しています。

こっちの方が光沢がある感じかな。

そんで,前から実験してみたかったのは「バルサムテレピンオイル」と,油絵で使う「スタンダードピュリフィードオイル」。

ピックガードの端材で実験です。

時間を置いてみなければ結論は出ませんが,塗ってみた感じ,

テレピンオイルは,ちょっと吸い込みが良すぎて「どうなんだろ?(笑」。

ピュリフィードオイルは,相当古い瓶なのですが「固まってない」。ネパネパ。

これ,やっぱり油彩画の光沢を保つ目的で調合されているんでしょうから,

そもそも木に塗り込むことは想定してませんよね,,,。

でもヴァイオリンの仕上げに使うオイルシェラックなどは,いつまでも完全には硬化しないんでしょうから,

似てるっちゃ似てますよね。

でもそれゆえオイル系シェラックはギターには使わないんですけどね,,,。

ボディの仕上げには使えなくても,テールピースやピックガードにはどうなんでしょうか。

響きには関係しませんから。

でも,いつまでも「ネパネパ」するなら,ダメですよね。

実験,実験(笑。

Buffing

磨きの作業に入ってます。

昨夜から「水研ぎ」。

これは塩昆布ではありません(笑。

使い終わったサンドペーパーの山。

1滴の洗剤を入れた水に耐水ペーパーを浸しては,「スーリスーリ」と。

Benedettoさんは「#600から〜」と書かれていますが,私は「ゆず肌」っぽいところは#400から始めます。

効率いいです。

あとは#600,#1000,#2000と順に細くしていきます。

そのあとはBuffing.

Midium〜Fine〜ExtraFineと3段階。

でも,最近思うのですが,Buffingだけで仕上がる訳でもないので,この工程,省いてもいいのかな,,とも。

中間の磨きの時間短縮にはなってるんでしょうけどね。

ものすごい綿埃にゲンナリしてるだけなんですが(笑。

もっと長時間使う,,とか,隠れたコツがあるのかもしれませんね。

どなたか,秘密を教えてくれませんか?(笑。

仕上げが近づいてくると,作業台の上は「ごちゃごちゃ」になるという法則があるみたいです。

こんな写真,出していいのかな(笑。

ちょっと恥ずかしい札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Tailpiece3

Tailpieceに弦を通す穴を開けます。

ファクトリーではどうやってるんでしょうね。

6本のキリを同時に回せるジグとかあるでしょうね。

フェンダーのペグの穴あけのマシンはそんな感じでしたよね。

実際は知りません(笑。

みなさん,どうやってますか。

私は地道にこんな感じ。

墨線を入れて目で角度を合わせてゆっくりゆっくり。

こんなにいっぺんに5個も作ったことないので,気になります。

1〜2個ならどうにでもやれますよね。

いやいや,穴あけだけで半日かかりました。

電動ドリルも駆使してテールナイロンの穴も完了。

これから形を整えていきます。

Tailpiece2

トリマーを使って,テールナイロンを通す穴を掘りました。

合板でガイドも作ります。

一つ二つだったら,テンプレなど作らずにやりますが,

今日は結構な数だったので。

ボッシュのコルトルーター,ソフトスタートが安心です。

いきなりキックバックをお見舞いされることはありませんでした。

深さは8mmほど。

これなら楽に取付出来そうですね。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Marina 100

Marina 100.

Headのインレイを埋めました。

Dremelのルータに専用のビットをつけて掘るのですが,エアを送って削り粉がたまらないようにするのが良いです。

これをつけずに「フーフー」やりながら掘っていましたが,これは便利です。

でも,多分これ,,,金魚鉢の中で「ブクブク」するあのポンプですよね,,きっと。

Stewmacで以前普通に買ったのですが,地元のホームセンターで買った方が安かったのかも。

透明のチューブの径は世界共通なのかな。

うーん。

Stewmacといえば,

Fret Bender.

なくてもいいんだけど,あったら便利グッズ,久々に登場。

自作されてる方もいらっしゃいますよね。

切り出したフレットをペンチで挟んで一本ずつ曲げていたのですが,やはりこっちの方が精度が高いんですよね,,。

,新しいFretTangNipper(真ん中)。

これ,以前のより切りやすいんですが,ちょっとコツが必要でした。

どっさり両端を長く切っておいて,タングをズバッと切る,,ことは無理っぽいです。

6mmくらいまで追い込んでから,使うと具合が良いようです。

以前に入手してたのですが,今日初めて使ったので知りませんでした。

フレットワークが久しぶりだった,,ってことがバレますね(笑。

ってなことで,2本分のフレット打ち,完了。

フレット溝にはHIdeGlue.

先人の知恵に従いました。

2本分,20+24=44本のフレット,

数種類のペンチやニッパーを使うので,握力がそれなりに必要ですよね。

ドレメルの切断砥石で切る人の気持ち,,,わかります(笑。

あの方が綺麗なのかな,,。

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Mother of Pearl

真珠貝。

陰陽のインレイのために出しました。

「金色っぽく」というリクエストでしたので,黄色い真珠貝を選びます。

あれれ,結構使ったんですかね,,真珠貝とか,もっと持ってた気がしたのですが。

ほっそい糸鋸,2本切っちゃいましたが,なんとか切り出しました。

直径11mmくらいでしょうか。

Fingerboardに乗せて記念撮影。

正円って手で削り出すの,難しいですよね。

しかもほっそい!。

珍しく湿度の高い,曇り空の札幌です。

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