Fret slot

Fret Slot.

この写真じゃ,何がなんだかわかりませんね。

Fingerboardにフレットの溝を切ります。

StewMacのフレット用丸ノコ刃。

もうちょっとキレてもいいんだけどな,,などと贅沢な事を呟きつつセットします。

スライド丸ノコにつけて使っていますが,テーブルソーにつけるのが標準のようです。

でも,持ってないんで,,(笑。

3枚切り終わりました。

角度や深さなどをセットする方が時間がかかりますね。

どれもまず24Fまで切りました。

先日来,再開したSemi-Hollowのフィンガーボードをどうするか決めてなかったのを思い出して,いつもとは違うのを使おうか,,,とひっぱり出して来ました。

Purple Heart, 

RoseWood,

Bocote,,,,。

でも,心が決まらないので,また仕舞いました(笑。

スライド丸ノコのセットを解除するのが「面倒だった」とも言います(笑。

元に戻って,15inch Archtop。

ネックの上に乗せて記念撮影。

さて,M様,22F,24Fどちらにしましょうか。

DEEDEE11は,私のレギュラーの20Fにするつもりです。

ボディにセットした時のイメージ。

Extensionがちょうど24Fのあたりです。

24Fを打つことも出来ますが,そこから先はエボニーのみの感じになります。

ネックジョイントは伝統的な14F Jointです。

横から見たところ。

Fittingしてませんので隙間だらけ(笑。

これをボディのアーチに合わせてFitさせて行きます。

フレット数が決まったら,次に進みましょう。

とても良い日差しなのに,風が超冷たい札幌です。

Extension

美味しそうな千切り,,ではなくて,Mapleをマイクロ自動カンナ盤で削ったところです。

ネックのボディ側へ伸びる部分,Extensionです。

こんな小さなパーツですが,案外手間がかかります。

厚みをジャストに仕上げたいからなのですが,小さいパーツの平面出しってこんな道具に頼らないとキツいとき,ありますよね。

こんな感じになります。

周辺の端材から切り出しました。

こいつを接着したら,今度はFingerboardですね,,。

DEEDEE9, 11共に628mm(24.75inch) scaleです。

そうか,カンナ盤を出したついでに指板の厚みも出してしまいましょうか。

Chaki P5 Repair

Chaki P5 Repair 開始。

以前から預かっていたChakiのリペアを開始します。

ギタリストだったお父さんの形見。

「自分がジジイになったら弾いて見ようと思ってるから(いつでもいい)」

というオーナーの言葉に甘えて,「放ったらかし」にしてしまっておりました。

でも,まだ半年も経ってないので「ジジイ」にはなってないですよね,,ってヤバ(笑。

ヘッドの裏側はこんな感じ。

見た事ないデザインのペグ。

ネックは2Piece.

Mahoganyっぽい材。

弾き込まれて塗装の剥げ落ちたネック。

これ,どうしますかね。

どこまで治すか。

さて,ともかく弦を外して見ましょう。

5弦と6弦のボールエンドは黄色いヨリ糸が使われていました。

ラウンドワウンドかな。

サビが酷くてよくわかりません。

これもちゃんと保管。

010からのセットでしょうか。

RoseWoodのブリッジ。

ベースの底には厚紙のようなものでカサ増しされています。

トップ落ちか,ネックのソリで高さが足りなかったのでしょうね。

外したパーツは,袋に入れてモデル名を書いておきます。

でないと,似たようなものがゴッソリあるので,ヤバい(笑。

ビスも無くすと実に厄介ですよね,,って,刑事ドラマに出てくる「証拠の品」みたいですか。

フレットを抜く前に,ネックの状態を確認。

順反りですが,ちょっと大きいな。

フレットがすり減っているので,数値はあくまで目安ですが。

トラスロッドの状態は後で調べましょ。

ボディ側のネックリリーフもついでに。

こっちはまずまず,,,っていうか,Extentionが起きてるのかも,,。

なぜなら,,,

ハイフレットが,こんなに削られていましたので。

他のポジションも「フレットレスワンダー」状態ですが,ここは特に「削り取った」感があります。

Exteintionが起きてくると,弦が当たってしまい,演奏できなくなる個体を結構見てきました。

これもその症状が起きたので,オーナーが削ったのかもしれません。

この楽器が持ち込まれた時にも,写真をアップした記憶がありますが,改めてFingerboardの様子。

見事に掘れてます。

インレイがなくなってる箇所多数。

これのリペア用のシェルを探してたんですが,今の所発見できず,,。

どうしましょうか。

フレットを抜きました。

ハンダゴテで温めながら抜きましたが,何箇所かちょっとRoseが捲れました。

でも思ったよりはまぁまぁうまく行きました。

カケラの修復か,擦り合わせ後に埋めましょうか。

多分かなり擦らないとならないでしょうね,,,。

っていうか,Fingerboardの厚みを確認してからですね。

スキャロップ,すごいです。

そんで,指板のアールの確認。

これは!!!(笑。

ゼロフレット付近は,6’,3Fは7.25’,7Fは12’,そして14Fは9.5’。

そんなにシビアには計測できませんが,フレットを打つときのツールで合わせました。

テーパーというのではなく,12F以降でまたアールがキツくなっています。

って事は,何度か部分的な擦り合わせがされたのかもしれません。

ゼロフレットの”6’”は,幾ら何でもキツすぎですよね。

でもこの辺りは,手が加えられてなさそうな,,,。

っていうのは,ゼロフレットだけ特殊なフレットが打ってありました。これは多分最初からじゃないかな,,と見えますので。

「テーパーっぽい」アールの取り方が最初からされていたのかもしれませんね。

では,どの辺りに収めましょうかね。

さぁネックの調査はこんなところでしょうか。

ボディ側はまた今度。

連休スペシャルで,写真をたくさん載せました(笑。

Trimming

Trimming.

head廻りをトリマーで切りました。

いつまでも恐ろしがっていても仕方ありません(笑。

勇気を出して(大袈裟),朝一番に切りました。

ヘッドの形が見えましたか。

当初,このバインディング用のトリマーテーブルを使って切ろうかと考えていました。

ですが,バラすのも面倒だし,使い勝手が良いとも思えなくて結局いつもの方法で。

作業台の上にネックを何とか水平に固定して,アームに取り付けたトリマーで切りました。

ま,これがやり慣れていて一番安全かな,,と。

ルーターテーブルなどは,今後の「課題」にしましょう,そうしましょう。

要するに,何事も一度に切ろうとせずに,ビット径の半分以下くらいずつ進める,,ってのが鉄則なんですね。

我ながらそのコツを掴むまでに随分と恐ろしい目に会いました(笑。

刃先に無理をかけたんですね。

ネック本体が部屋の反対側へぶっ飛んで行ったり,チップした破片が超高速で目の前から消えたり,,,。やれやれ,,,。

でも,今日もちゃんと切れました。

失敗の積み重ねは無駄ではない,,と日記には書いておきましょう(笑。

10年以上前の古いMacintoshを使ってこれを書いていますが,

「どうせ古いんだから」と,急に思いついてさらに古い「Apple Ajustable Keyboard」を出してきてアダプタで繋げたら,見事に認識してくれました。

interfaceはUSB以前のADB(笑。

キーストロークの深〜い昔のものは,ノートパソコンのぺったんこに慣れた指先には,何だか新鮮です。

ああ,これでいいや,と(笑。

流石にPower Macintoshは,メーラーすら動きませんがキーボードだけ「復活」させました。

ビジネスの現場からはリタイアさせたものも,私的に使うには十分だったりします。

ってな事を手始めに,ちょっと部屋の片付けを始めようかな,,,と思い始めたGolden Weekの札幌です。

F holes

2種類のFーhole.

接着前に荒っぽかったFホールを綺麗に整えます。

組んでしまってからも,なんども整える事にはなるのですが,

やはり仕上がりに近いところまで持って行ってあれば,作業のモチベーションも上がりますよね。

彫刻刀やらノミ・小刀の他には,薄い端材にサンドペーパーを貼ったものが便利。

極め付けはペインティングナイフにサンドペーパーを貼ったものも重宝します。

ヤスリも通らない細いところなんかは,もうこいつに頼るしかなかったりします(笑。

ノリ付きのサンドペーパー,便利ですよね。

Red Trussrod

赤いトラスロッドを仕込みます。

ヘッド側はちょいと太くなっている部分がありますので,そこらは手作業で幅と深さを調整しなければなりません。

以前,「その部分」を加工するドリルビットがあったのですが,あっという間に中心軸が付け根から折れてしまいました。

ブラス製の軸が持たなかったんですね,,。

Stewmacのモノでしたが,あれ,まだ売ってるのかな,,。

高価でしたが,あれは失敗作だな,,。などと,思い出しつつ1本目,調整完了。

なんだか薄暗くなって来ましたよ。

一日早いなー。

僕がのろいのかなー。

Hide Glue

Hide Glue.

みなさんはどんな膠をお使いですか。

私はずいぶん前にLMIから購入したこの粒の細かいのと,LinoxinのOX Glueを混ぜて使っています。

別にLMIのだけでも大丈夫なんだと思いますが,「強力な接着力」って説明のあるOX Glueをお呪いのようにこのくらい混ぜています。

ほんと,お呪いかもしれませんが(笑。

なんとなく「ガチッと」した感じが加わるような気がします。

それにしても,全然無くならないですね。

楽器作りだと,こんな小さな空き瓶で使いますからね,,。家具の方だとバケツで作ったりするんでしょうかね,,。

いや,,それはないかな(笑。

膠って,有効期限ってあるんでしょうか。

水にといてしまうと,カビが生えたりするし,冷蔵庫で保管しても,なんとなく次に使うときには接着力が落ちるような気がするんですよね。

膠:水= 1:2くらいで数時間置いておくと,出来上がり。

使うときは,これでも濃度が高すぎることが多いので,湯煎するポットのお湯をちょいちょい加えて加減しながら使ってます。

なんかこの作業,久しぶりです。

削ってばっかりでしたね。

Bracingがズレないように,スプルースの欠片をズレ止めに付けて,さて接着しましょ。

ちょいと晴れて,次のオリンピック候補地に名乗りをあげる,,とか報道されている札幌です。

左市弘 追入鑿

左市弘 追入鑿 10本組。

数年前に中古品を入手していました。

タガヤサン柄はちょっと珍しいかな。

5分が一番穂が短くなってます。

カツラの仕込みもほとんどされてませんでした。

使っていた方は大工さんではないのかもしれません。

玄能で叩いた形跡がないんです。3〜8分が一番使われていて穂が短くなっていました。

かなり古いもののようですが,気になるほどのサビはありません。

どんな方がどんな仕事に使っていたんでしょうかね。

大工さんじゃなくて,「左市弘」を選ぶ職業。

家具屋さん,建具屋さん?。

それとももしかして,もしかして同業の方?

恐れ多くて前所有者の鎬のまま,砥いで使っていましたが,どうしても鎬の真っ直ぐではないのが気になって,やり直すことにしました。

これまで砥ぎ直すのが面倒だった,,とも言います(笑。

10本中5本が気に入らない(笑。

DEEDEE9のBracingを精密に削るのに,思い立ちました。

非常に鋭角に砥いであるものが多く,またちょっとハマグリっぽいのもありますので,「スパッと」鎬を真っ直ぐに直します。

きちんと平面が出れば,そのあとは砥ぎも楽なのですが,ハマグリを修正するのは指が痛くなりますので(笑),ズルして「ガイド」を出して来ました。

最初のころ,手が決まらず真っ直ぐ砥げなかったのでこれを使っていました。

もう20年くらい前のものですね。探すのに苦労しました(笑。

まず3分をやりました。キリッとした鎬は気持ちいいです。

ただ,4分は角度が浅過ぎて,このガイドで挟むことも出来ませんでした。

あらま,仕方ない,これは手でやりましょう。

鎬の修正は時間がかかるので,毎日1本ずつでもやりましょうか。

(訂正:後日,よくよくみましたら,5分から上は「叩いて」ありました(笑。

柄の尻も綺麗に整えてあったので,ぱっと見そう見えただけでした。

ボケてますね,っていうか,建具屋さんだって家具屋さんだって「叩き」ますよね,普通に(笑。

柄の長さが微妙に変わってましたので,ありゃ!と(笑。

心を入れ替えて,結局超鋭角の1本を除いて,9本砥ぎ直しました。あと1本ありますが,すっきり!です。

やっと「自分のもの」って気がしてきました(笑))

黒海老 #8000。

近所のホームセンターで定価の1/4で売っていたので,衝動買いしました。

人造砥石は,「シャプトン 刃の黒幕」シリーズを使っていますが,ちょっと浮気したくなりました。

ササっと軽く裏を押して見ましたら,思った通り「キラキラ」系でした。

切れ味が変わるかは,ちょっと使い込んで見ないとなんとも言えないですが,シャプトンの#12000よりもこちらの方が「キラキラ」になる感じがします。

ま,「キラキラ」も良し悪しですよね。

ぱっと見,如何にも切れそう!っと思っても,そうとは限らないので。

定価は高価なので,通し番号まで入っています。

マルカ正本山 合わせ砥。

比較するために天然砥石も。

手持ちの中では多分一番「キラキラ系」と思われる中山の砥石を出しました。

うっすらと「○カ 正本山」の印がまだ見えています。

これ,消えちゃうんですよね,,唯一の出所の物証なんですが(笑。

「カッチンコッチン」の仕上げ砥に慣れるまでは「これ,本当に砥石なの??」って思うくらいの「あれ」です。

今朝から3回も雪かきをして,

みんな疲れ切ってる札幌です。

14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

貞秀

今日のBracingのチョークフィットのお相手は 千代鶴貞秀の小刀。

片方がピタッと付いたところで記念撮影。

その日の調子でかかる時間は変わりますよね。

今日はちょっとかかり過ぎかな,,。ま,焦らずゆっくりやりましょう。

この作業,急いでやって良いことは一つもありません,私の場合ですが,,。

また「蔓延防止措置」になっちゃった札幌です。

14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Sound Holes 2

15inch Archtop,

DEEDEE9のStradivari式のfホールも切り出します。

ヴァイオリン作りの人の持っている懐のふかーい糸鋸欲しいです(笑。

あんなのどこに売ってるんでしょ。

どなたかご存知でしたら,ぜひ教えてください。

もしかして,,自分で作ってるんでしょうかね,,,。

ヨーロッパの人はみんな持ってるみたいなんですが,,,(笑。

でも,ないものはないので,小刀でやりますよ。

こういう時,ドリルのキリの種類がたくさんあるんで助かります。