Japanese Plane

汗だくの数時間後。

木口を直角に出来る程度までカンナ掛け完了。

いやー,カンナを持っている時間より,休んでる時間の方が長いです(笑。

ちなみに,今日この作業に使ったカンナは,「武藤土助」作「羅生門」と,「千代鶴貞秀」作「乱菊」。

どちらも中古品で入手したものです。

こんな硬いのを削るのに向いてるのかどうかさえ,私にはわかりませんが,なんとか切れてくれました。もしもこの後もピカピカに手カンナで平らに仕上げようとするなら,刃の仕込み角を変えなければならないのかもしれません。でも,腕が追いついてませんから,心配は要りません(笑。どうせこれからアーチに削り出していくんですから。

最近カンナ研いでないな,,とか思いながら,ゼーゼー言いながら削りましたので,研ぎはまた「この次」にします(笑。

ただ,この材料を入手した15年前の僕は,こんな風に平面を出すことさえ出来なかったろうな,,としみじみ思い出していました。すぐに使わなかったのは,高価でプレミアムな材料,という以外に,きちんとブックマッチ出来る気がしなかった,,という自分のスキルのなさもあったと思うのです。

そんでもってやっと,これに手を出せる程度の自信がついたのかな,,とか思うと,ちょっと嬉しかったです。

難易度の高い材料は,「将来の自分」に任せるようにして来たように思います。

でもこれで安心は出来ません。

もっと超「木取り」の難しい難物がいっぱいあるんです(笑。

ああ,そいつらは,やっぱ,将来の自分に任せましょう,そうしましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です