Neck joint

ネックの接着,うまくいったようです。

一夜明けてクランプを外したところ。いつも感じるのですが,ここがその楽器(エレクトリックギター)の良し悪しを決める最重要部分じゃないかな,って。ま,もちろんボディの材質やブレイシング,ネック,ブリッジ,ナット,Tuner, 何もかも全てが音に影響しているのでしょうが,良し悪しが決まる一番は?と聞かれたら,「ここじゃね?」と答えると思います。上手に言えないんですが。トーンというよりは,イントネーションとかダイナミックレンジについてかな。ヴァイオリンや,他の生弦楽器は,また別のイメージなのでしょうが。私ごときが生意気でしたね。引き続き研究です。

工場製のメーカー品をリペアしていると,そう感じる時,ないですか。

牛ニカワ

14inch semi-hollowのネックジョイントをニカワで接着します。

通常はLMIの顆粒状のニカワを使っていますが,ネックジョイントには,この牛膠(OX Glue)を混ぜています。「日本リノキシン」から入手しています。強力な接着力が必要なところに使え,,とありましたので,ここ数年,そのやり方をしています。

ただ,かなり粘度が高いので,水は普通より多めに入れます。少ないとゼラチン状になってしまって,うまくいきません。

「緊急事態宣言」の札幌です。

こんな言葉,ここで使われるなんて,思ったこともなかったです。

Extension

ネックのエンド部分の整形をします。ハイポジション側のエクステンションの辺りは,ボディに密着させる場合と,このように浮いた状態にする場合がありますよね。今回のはこんな感じ。もう少し綺麗になったらニカワで接着します。フレットの端部もザックリですが丸めました。球状にしてキラキラに磨き上げてる人もいますよね。あれ,すごいな,,。どれだけ時間かけてるんでしょ。

P90

P90サイズのピックアップに決めて,ボディに開口。

新しいStewmacのテンプレートを使いました。自分でそのくらい作れば良いのですが,厚いアクリル板が綺麗で思わず入手してしまいました。以前,HB用のを使ったら,ちょっと大きめだった記憶があるのですが,これはピッタリ。

2月に雨の札幌です。

Red Abalone

Red Abaloneのインレイ。

ヘッドにはアバロンのインレイを入れました。シンプルなこの形。ドレメルのルーターを使って1.5mm掘り下げて,シェルを黒い染め粉を混ぜたエポキシ接着剤で固定します。いつもは真珠貝を使うことが多いのですが,今回はこれ。これも国際取引が規制されてるらしいですね。国内で調達出来るので問題ないですが,非常に高価になってますよね。小さな端材も保存して大切に使ってます。

Ebony face

14inch Semi-Hollowのネックの続きです。ヘッドの裏側にもEbonyの突板を貼りました。さらにその下にはBubinga。これ,やってみたかったんです。Tuner用の穴もあけました。今回はやっぱりSteinbergerのを使ってみようかと,9.5mmであけました。気が変わってもGrover Imperialならもう0.5mm広げれば装着可能です。

フレットはいわゆるジャンボフレット。指板のエボニーをオイルで拭いて記念撮影しました。ヘッドのインレイを入れたらそろそろボディと合体ですね。はて,インレイはどうしましょ。

Tuners

Tunerを選んでいます。以前「これで!」と思っていたKlusonだったのですが,,ちょっと待てよ,,と,また迷い始めました。

思い切ってSteinbergerを使ってみようかな,,,。それぞれの必要な穴の大きさが異なるので,開口する前に決断が必要です。うーん,,。

r 12

finger boardのアールは12inch.

ebonyの指板のアールを取りました。#100のサンドペーパーでゴシゴシ。センターに引いた鉛筆の線が消えるまで。鼻の中までエボニーの粉で真っ黒です。やれやれですが,やっとこれでフレットを打つ準備が出来ました。セットネックの角度もこんな感じでいきます。

指板が曲面になりましたので,フレットの溝の深さを手ノコできちんと揃えます。予めスライド丸ノコで溝は切ってあるのですが,タングの長さにちょうどいいように溝の深さを曲面に合わせて2mmに揃えます。こう言う作業の最終調整はやっぱり手道具ですよね,,って,,CNC持ってないの,僕だけですか。そんなことないですよね,,。