
Explorerのネック。
なんて大きなヘッドなんでしょ。継ぎ足し継ぎ足し。中央にはBubingaを入れました。捻れ防止とアクセントを兼ねて。


継ぎ足した形状だけ見ると実にシュールな感じがして,このままで楽器にしたらどうなの,,とちょっと想像してしまいました。扱いにくくて仕方ないですね。やめます(笑。
Explorerのネック。
なんて大きなヘッドなんでしょ。継ぎ足し継ぎ足し。中央にはBubingaを入れました。捻れ防止とアクセントを兼ねて。
継ぎ足した形状だけ見ると実にシュールな感じがして,このままで楽器にしたらどうなの,,とちょっと想像してしまいました。扱いにくくて仕方ないですね。やめます(笑。
日暮れ前の夕方,Curly mapleのブロックから切り出しました。めっちゃ贅沢な切り出し方をしてしまいましたが,端材も大きいのでこれはこれで何かに使えるでしょう。プレーナー掛け前に暗くなって来ました。もう一丁やりますか。
Orville の Explorer , このバキ割れのヘッドプレートは剥がして使えないか検討中。なんかやれるような気が,,,。ま,やってみないとわかりませんね。欠けてる部分のパーツもありませんので。ヘッドのアウトラインを念のため書き取っておきます。
ネックはマルッと作り変えするので,わかりやすいように型板を作りました。何ともわかりにくい形に思えたのですが,型を起こしてしまったらそんなことはありませんでした。バナナなヘッドが角度を複雑に見せていたようです。
ヘッド角は14°。材料は長さ700mmが必要です。Curly mapleでやってみようかな,,。目に見えないウィルスの厄介さを思うと,こんな風に型を起こせるのってわかりやすいですよね。早く収束してくれることを願っています。
曇り空の札幌です。
サンディングがほぼ終わり,Potの位置を決めて穴あけ,,。あや,,初めてのデザインなので,ボリュームの位置も決めてませんでした。これはこれで迷います。コントロールの位置によって,楽器の表情って変わりますよね。
ここのところ,急に別の製作依頼があったので,やっとこいつに戻って来たところです。せっかく春っぽい日曜日なのに,コロナのせいでなんだか妙な空気の札幌です。
そろそろ塗装の準備です。
本体のサンディングもまだ途中ですが,どんな色にするか,端材を使って検証中です。今回はニトロセルロースラッカー仕上げにするつもりなのですが,着色すべきか考え中です。マスクをせずにサンプルの端材にちょっとペーパー掛けをしただけで,鼻がムズムズしてます。
フィルターのついた防塵マスクを使うのですが,そういえば一般用の使い捨てマスク,札幌ではまだ品薄らしく,ドラッグストアの前に朝行列がまだ続いています。皆様の地域は如何ですか。
Pat Methenyのワールドツアーも中断したってSNSで回ってきてましたね。
Gibson JohnnySmith Pickupのリペアです。
ジャンク品として入手したままになっておりましたので,使えるようにしていきます。入手時点ではポールピース欠品,シールドはこのように緑青色。ケースのハンダは綺麗に外されていた状態でした。幸いコイルは切れていなかったので,使えそうです。
ポールピースのオリジナルなんてそれ単体で売られているのを見たこともありませんので,試しにStew-Macのミニハム用のものを入手してみましたら,ネジ径まで「ぴったり!」。これを使いましょう。ボビンの色や形状から,このピックアップは64年頃から70年頃のものに思います(それぞれの年代のものと比べてみました)。
(ピックガードについているのは1972年製:注,後日いろいろ調べてみて,これはGibson製ではないのかもしれません。確証が取れませんでした)
ポールピースは,径は「ぴったり」,とはいえ,長さは「長すぎ」ましたので,8mmほど切って裏のプレートからはみ出ないようにします。取り付ける個体は,多分「元起き」をリペアした人が,エクステンション部分のフィンガーボードを削って(!)無理無理演奏可能にしたらしく,ネックマウントの部分で高さ方向に余裕が全くありません。多分これもギリギリ,,,。ですので,裏のプレートからポールピースをはみ出させる余裕は「ゼロ」でした。ま,もともとオリジナルもそうなってますよね。
ワイヤーを新しいものに交換したほうが良いか,しばらく考えましたが,ショートしてませんでしたので,緑に染まったオリジナルのをそのまま使うことにしました。カッチンコッチンの,最近の製品には見ないワイヤーです。
1968年製のJohnnysmithモデルに装着完了。やっぱり楽器とパーツの年代は合っていた方が気持ちいいですね,,,って,気がつく人,そんなにいないかな,,,。
カバーのメッキは,こんな風に入手した時からペーパー掛けされたような見た目でしたが,そんなに変じゃないですかね。ちなみに抵抗値はアナログテスターなんでアバウトですが5.8KΩくらいでした。
良い音!。ハッピーです。
ネックの接着,うまくいったようです。
一夜明けてクランプを外したところ。いつも感じるのですが,ここがその楽器(エレクトリックギター)の良し悪しを決める最重要部分じゃないかな,って。ま,もちろんボディの材質やブレイシング,ネック,ブリッジ,ナット,Tuner, 何もかも全てが音に影響しているのでしょうが,良し悪しが決まる一番は?と聞かれたら,「ここじゃね?」と答えると思います。上手に言えないんですが。トーンというよりは,イントネーションとかダイナミックレンジについてかな。ヴァイオリンや,他の生弦楽器は,また別のイメージなのでしょうが。私ごときが生意気でしたね。引き続き研究です。
工場製のメーカー品をリペアしていると,そう感じる時,ないですか。
14inch semi-hollowのネックジョイントをニカワで接着します。
通常はLMIの顆粒状のニカワを使っていますが,ネックジョイントには,この牛膠(OX Glue)を混ぜています。「日本リノキシン」から入手しています。強力な接着力が必要なところに使え,,とありましたので,ここ数年,そのやり方をしています。
ただ,かなり粘度が高いので,水は普通より多めに入れます。少ないとゼラチン状になってしまって,うまくいきません。
「緊急事態宣言」の札幌です。
こんな言葉,ここで使われるなんて,思ったこともなかったです。
ギターケースがカビ臭い事ってないですか。
これは数年前に入手した時からかび臭かったGIbsonのケースです。当時,「重曹」がいいと聞いてケース内に撒き散らしておいたり,除菌用アルコールを噴霧しまくったり,ファブリーズ噴霧,果ては日光消毒(ケースを開けたまま,晴れた日に屋外放置数日)などなどの結果,「まぁマシ」にはなったものの,やっぱり開けると「カビ臭い!!」。結局カビに降参状態でした。しかし,昨夜そんなことを愚痴ったら家人が,
「布団乾燥機ってどうよ?」。
「ダニ殺しモード」にして100分間,カビ臭,消えました。凄!!。あれほど格闘してもダメだったのに,,,,。布団乾燥機恐るべし。ぜひ試してみてください。ただし,いきなり部屋中がカビ臭くなって(!)家人に叱られました,,。生活環境ではやらない方がいいです(笑。またしばらく様子を見ます。
ネックのエンド部分の整形をします。ハイポジション側のエクステンションの辺りは,ボディに密着させる場合と,このように浮いた状態にする場合がありますよね。今回のはこんな感じ。もう少し綺麗になったらニカワで接着します。フレットの端部もザックリですが丸めました。球状にしてキラキラに磨き上げてる人もいますよね。あれ,すごいな,,。どれだけ時間かけてるんでしょ。