X bracing.

ブレイシングには roasted Spruce を使いました。手がいつまでも焦げ臭いです。
この熱処理された楽器用の材料には,否定的な方もいますよね。
確かにタップトーンは「カランカラン」言うほどなのですが,ピークを「今」に持ってきちゃう強引なやり方は,楽器の寿命を短くする,,ということのようです。スパスパ切れるけれど,確かに表面は脆いかな,,。なのでちょいと厚めの寸法にしてみました。

さて,どんな音がするでしょう。

4〜5年前にH氏のために作った16inch Archtop.

調整のために持ってきてくれました。弾き込まれたネック。完成した時とは別物になってました。

オクターブ調整,shellac塗りで完了。それにしても凄みの増したこのネックに「ヤラレ」ました。製作者冥利ってありますよね。心の深〜いところで満足感がヒタヒタと広がりました。