Explorer

Orville の Explorer , このバキ割れのヘッドプレートは剥がして使えないか検討中。なんかやれるような気が,,,。ま,やってみないとわかりませんね。欠けてる部分のパーツもありませんので。ヘッドのアウトラインを念のため書き取っておきます。

ネックはマルッと作り変えするので,わかりやすいように型板を作りました。何ともわかりにくい形に思えたのですが,型を起こしてしまったらそんなことはありませんでした。バナナなヘッドが角度を複雑に見せていたようです。

ヘッド角は14°。材料は長さ700mmが必要です。Curly mapleでやってみようかな,,。目に見えないウィルスの厄介さを思うと,こんな風に型を起こせるのってわかりやすいですよね。早く収束してくれることを願っています。

曇り空の札幌です。

Gibson JohnnySmith Pickup

Gibson JohnnySmith Pickupのリペアです。

ジャンク品として入手したままになっておりましたので,使えるようにしていきます。入手時点ではポールピース欠品,シールドはこのように緑青色。ケースのハンダは綺麗に外されていた状態でした。幸いコイルは切れていなかったので,使えそうです。

ポールピースのオリジナルなんてそれ単体で売られているのを見たこともありませんので,試しにStew-Macのミニハム用のものを入手してみましたら,ネジ径まで「ぴったり!」。これを使いましょう。ボビンの色や形状から,このピックアップは64年頃から70年頃のものに思います(それぞれの年代のものと比べてみました)。

(ピックガードについているのは1972年製)

ポールピースは,径は「ぴったり」,とはいえ,長さは「長すぎ」ましたので,8mmほど切って裏のプレートからはみ出ないようにします。取り付ける個体は,多分「元起き」をリペアした人が,エクステンション部分のフィンガーボードを削って(!)無理無理演奏可能にしたらしく,ネックマウントの部分で高さ方向に余裕が全くありません。多分これもギリギリ,,,。ですので,裏のプレートからポールピースをはみ出させる余裕は「ゼロ」でした。ま,もともとオリジナルもそうなってますよね。

ワイヤーを新しいものに交換したほうが良いか,しばらく考えましたが,ショートしてませんでしたので,緑に染まったオリジナルのをそのまま使うことにしました。カッチンコッチンの,最近の製品には見ないワイヤーです。

1968年製のJohnnysmithモデルに装着完了。やっぱり楽器とパーツの年代は合っていた方が気持ちいいですね,,,って,気がつく人,そんなにいないかな,,,。

カバーのメッキは,こんな風に入手した時からペーパー掛けされたような見た目でしたが,そんなに変じゃないですかね。ちなみに抵抗値はアナログテスターなんでアバウトですが5.8KΩくらいでした。

良い音!。ハッピーです。

ギターケースのカビ臭

ギターケースがカビ臭い事ってないですか。

これは数年前に入手した時からかび臭かったGIbsonのケースです。当時,「重曹」がいいと聞いてケース内に撒き散らしておいたり,除菌用アルコールを噴霧しまくったり,ファブリーズ噴霧,果ては日光消毒(ケースを開けたまま,晴れた日に屋外放置数日)などなどの結果,「まぁマシ」にはなったものの,やっぱり開けると「カビ臭い!!」。結局カビに降参状態でした。しかし,昨夜そんなことを愚痴ったら家人が,

「布団乾燥機ってどうよ?」。

「ダニ殺しモード」にして100分間,カビ臭,消えました。凄!!。あれほど格闘してもダメだったのに,,,,。布団乾燥機恐るべし。ぜひ試してみてください。ただし,いきなり部屋中がカビ臭くなって(!)家人に叱られました,,。生活環境ではやらない方がいいです(笑。またしばらく様子を見ます。

Neck relief

neckの調整中。トラスロッドの調整は神経を使いますよね。一気に回すとヤバイです。メーター読みでゼロがフラットですから,この辺りでいいでしょうかね。1960年代のGibsonですが,まっすぐ過ぎるくらいでした。3弦のビリつきが気になって調整しています。ブリッジとナットの溝の微調整とセットですね。一気には動きませんから,これでまたちょっと様子を見ます。

Head-Loss Explorer

こいつのRepairも始めます。

ヘッドがもぎ取れているだけではなく,ネックもご覧のようにやられています。完全に逝っちゃってますねー。マホガニーのネックですが,えぐり取られたようになっている傷はフィンガーボードまで通っていて、そのカケラも失っています。これは,,ネックを作り直すことにします。セットネックを外す練習になりますね。

Orville by Gibsonとヘッドストックにあります。これは日本製なんでしょうかね。Explorerのリペア用のヘッドプレートは持ってませんし,時々見かけるのはGibsonロゴですよね。あれを,これに使うとパテント的に問題あるんでしょうかね。そういえば,Les Paulのヘッドプレートはどこかにあったな,,,。Orvilleを書き足してあれを使いましょうか。とにかくネックを外してから考えましょう。

予報が外れて晴れ間の見える札幌です。ただし,外はマイナス8度くらい。工作室はめちゃ寒いです。

午後,ボディに乗っている部分のフィンガーボードをアイロンで加熱して,ネック外し開始。ところが!!,この後衝撃の事実が明らかになります。

え??

ええ?!?

ボディの座繰りからもヒートスティックなんぞで接着剤を緩めたので,「グイッ」と力を入れたら,,,,「バキ!!」と一気に外れた,,,んじゃなくて奥で折れました。なんと,見えないセットネックの奥のところで「ビス止め」してありました。なんでや、、。

あらー,これはわからないわ,,。フィンガーボードをすっかり外していたら見えたんでしょうかね。いやーそこまでせんかった,,,。ま、どうせこのネックは使うつもりはありませんでしたので,ショックではないんですが,見えないところのビスには驚きました。いや,,いい経験になります(笑。

なので,ネックジョイント部分を綺麗にして,撤去完了。ボディ側には損傷なし。

さて,新しいネックはどんなのにしましょうか。マホガニーでやるのはちょっとつまらないかな,,。

Vintage Parts

これ,なんだかお分かりになりますか。上の切れっ端は,Gibson Johnny SmithーDのピックガードの先っぽの「切れっ端」です。多分1960年代のもの。白い線のない,のっぺらぼうのノブ。ポットの細い軸が特徴です。この状態で米国のオークションに出てました。

いやはや,こんなのを売りに出すってすごいですが,入手した僕も相当ですよね,,。オリジナルの修理の時が出番でしょうが,一体それは何時なのか,,,(笑。

下のノブは,何に使われていたものなのか,さっぱりわかりませんが,古い無線機か,FairChildの時代のスタジオ機器のような雰囲気ですよね。これも米国で「ベークライト製」と書かれてありました。かなりシッカリした作り。

ギターに使うには,ちょっと大きすぎる気もしますが,案外洒落て見えるかもしれません。

DEEDEE3 Repair

4年前に製作した「実験機」DEEDEE3 Semi-Hollow.

なんと木製(Bocote)のテールピースが「割れた」と,戻ってきました。ライブなどでガンガン使ってくれていたのですが,まさかここがこうなるとは予想もしてませんでした。早速新しいテールピースを作ります。今度のはZiricoteと真鍮製。

さ,弦を張ってみましょ。

head-Loss Guitar

また来ました,頭のない楽器。

一体何をどうしたら,こうなるのか,,,ま,考えても仕方ないですね。さて,,どうしよ,,。欠片が相当に失われているのを確認しました。ネック自体を作り変えるべきかもしれません。

またまた30℃超えの札幌です。