Headstock

Explorerのヘッド。

このモデル,エッジの部分の処理が面白いんですね。木口が面に対して直角ではないんですね,,,ってわかりにくいですね。確かFirebirdもこんな処理だったような,,,。

いえ,大したことじゃないのでいいんです(笑。

新しいフィンガーボードはRosewood(多分Indian Rosewood)で作りました。

元々のもそうだと思うんですが,こっちは真っ黒に近いですね。日焼け(酸化?)したんでしょうけど。

アールを取るのに削ったら,きっと赤い木目も現れると思います。

さて,ヘッドプレート,どうしようかな,,。

Head plate

OrvilleのExplorerのヘッドプレートの材質は,黒いベニヤではなく「樹脂製」でした。

試しにトラスロッドあたりに残っていたのを,ヒートガンで熱してスクレーパーを差し込んだら剥がれましたが,,,,熱でちょっとフニャフニャしてしまいました。

これは失敗ですね。熱し方の加減をうまくやればある程度平らにいけるのかもしれませんが,どっちにしても欠片が足りないのですから諦めた方がいいかな,,。

さて,どうしましょ。

Gold Plated

リペア中のExplorerの金メッキのパーツを,ヒマヒマ磨いています。

アルコール,シンナー,スペースショット(っていう洗剤),どれもベタベタして酷いことになっているパーツをきれいにする決定打にはなりません。

結局,ホームセンターで売られている「金メッキ磨き用クロス」が一番綺麗になりました。ただ,ちょっと金色の色が薄くなりますよね。ベタベタのそのままと,どっちが質感が良いでしょうか。やっぱりちょっとキラッとしてる方が好みかな。「stay home」に飽き飽きでいらっしゃる方には「金メッキ磨き用クロス」,オススメです(笑。

14inch Semi-hollowの塗装の準備は,しばらく中断してましたが,端材を使って調子を見ていました。

着色せずにウッドサンディングシーラーを塗ってちょいとペーパーを掛けたのがこんな感じ。Mapleの種類によって,クリアを塗っただけでこんなに赤くなるのもあるんですよね。真っ白のままのはEuropeanに多いですかね。今回のは「赤みが差す」方でしたので,このまま行こうかな,,と。

スーパーマーケット以外に人がいないように感じる日曜日の札幌です。

Curly

Explorerのネック。

なんて大きなヘッドなんでしょ。継ぎ足し継ぎ足し。中央にはBubingaを入れました。捻れ防止とアクセントを兼ねて。

継ぎ足した形状だけ見ると実にシュールな感じがして,このままで楽器にしたらどうなの,,とちょっと想像してしまいました。扱いにくくて仕方ないですね。やめます(笑。

Explorer

Orville の Explorer , このバキ割れのヘッドプレートは剥がして使えないか検討中。なんかやれるような気が,,,。ま,やってみないとわかりませんね。欠けてる部分のパーツもありませんので。ヘッドのアウトラインを念のため書き取っておきます。

ネックはマルッと作り変えするので,わかりやすいように型板を作りました。何ともわかりにくい形に思えたのですが,型を起こしてしまったらそんなことはありませんでした。バナナなヘッドが角度を複雑に見せていたようです。

ヘッド角は14°。材料は長さ700mmが必要です。Curly mapleでやってみようかな,,。目に見えないウィルスの厄介さを思うと,こんな風に型を起こせるのってわかりやすいですよね。早く収束してくれることを願っています。

曇り空の札幌です。

Gibson JohnnySmith Pickup

Gibson JohnnySmith Pickupのリペアです。

ジャンク品として入手したままになっておりましたので,使えるようにしていきます。入手時点ではポールピース欠品,シールドはこのように緑青色。ケースのハンダは綺麗に外されていた状態でした。幸いコイルは切れていなかったので,使えそうです。

ポールピースのオリジナルなんてそれ単体で売られているのを見たこともありませんので,試しにStew-Macのミニハム用のものを入手してみましたら,ネジ径まで「ぴったり!」。これを使いましょう。ボビンの色や形状から,このピックアップは64年頃から70年頃のものに思います(それぞれの年代のものと比べてみました)。

(ピックガードについているのは1972年製)

ポールピースは,径は「ぴったり」,とはいえ,長さは「長すぎ」ましたので,8mmほど切って裏のプレートからはみ出ないようにします。取り付ける個体は,多分「元起き」をリペアした人が,エクステンション部分のフィンガーボードを削って(!)無理無理演奏可能にしたらしく,ネックマウントの部分で高さ方向に余裕が全くありません。多分これもギリギリ,,,。ですので,裏のプレートからポールピースをはみ出させる余裕は「ゼロ」でした。ま,もともとオリジナルもそうなってますよね。

ワイヤーを新しいものに交換したほうが良いか,しばらく考えましたが,ショートしてませんでしたので,緑に染まったオリジナルのをそのまま使うことにしました。カッチンコッチンの,最近の製品には見ないワイヤーです。

1968年製のJohnnysmithモデルに装着完了。やっぱり楽器とパーツの年代は合っていた方が気持ちいいですね,,,って,気がつく人,そんなにいないかな,,,。

カバーのメッキは,こんな風に入手した時からペーパー掛けされたような見た目でしたが,そんなに変じゃないですかね。ちなみに抵抗値はアナログテスターなんでアバウトですが5.8KΩくらいでした。

良い音!。ハッピーです。

ギターケースのカビ臭

ギターケースがカビ臭い事ってないですか。

これは数年前に入手した時からかび臭かったGIbsonのケースです。当時,「重曹」がいいと聞いてケース内に撒き散らしておいたり,除菌用アルコールを噴霧しまくったり,ファブリーズ噴霧,果ては日光消毒(ケースを開けたまま,晴れた日に屋外放置数日)などなどの結果,「まぁマシ」にはなったものの,やっぱり開けると「カビ臭い!!」。結局カビに降参状態でした。しかし,昨夜そんなことを愚痴ったら家人が,

「布団乾燥機ってどうよ?」。

「ダニ殺しモード」にして100分間,カビ臭,消えました。凄!!。あれほど格闘してもダメだったのに,,,,。布団乾燥機恐るべし。ぜひ試してみてください。ただし,いきなり部屋中がカビ臭くなって(!)家人に叱られました,,。生活環境ではやらない方がいいです(笑。またしばらく様子を見ます。

Neck relief

neckの調整中。トラスロッドの調整は神経を使いますよね。一気に回すとヤバイです。メーター読みでゼロがフラットですから,この辺りでいいでしょうかね。1960年代のGibsonですが,まっすぐ過ぎるくらいでした。3弦のビリつきが気になって調整しています。ブリッジとナットの溝の微調整とセットですね。一気には動きませんから,これでまたちょっと様子を見ます。