Steinberger

Steinbergerの抜け殻。

なんていうモデルなのか,調べてませんが,友人が置いていったモノです。

Mahoganyに薄いMaple(White Sycamoreかも)が貼り付けてあります。

元はHeadLessのあのグラファイトネックが付いていました。

かなり以前の事ですが,このギターのネックやブリッジを流用して,「別の楽器」に仕立てたので,このボディが「余っちゃった」訳です。EMGのピックアップは取り外しただけで,一緒に手元にあります。

友曰く「いらない(笑」

というので,放置してたのですが,何か使い道はないかと時々思い出してました。先日,「ごちゃごちゃ入れ」の中に15mm厚のアルミニュームのブロックを見つけた時に,頭の中で何かが「キラッ」と光った気がしました(笑。

これ,何か使えんじゃね??(笑。

青空が見えるのに,結構寒い札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Dearmond FHC

Dearmond FHC. 1954

こんな風にカバーを外さなくても,ピックガードの下に差し込む突起の部分に2桁の数字が入ってる(これの場合は”54″)ので,製造年は簡単にわかりますよね。

この個体はケーブルの被覆がボロボロになって付け根の辺りがダメになっていました。

それに伴い,ケーブルとコイルのニクロム線の断線。テスターを当たったら,ちゃんと抵抗値が出ましたので(8.6kΩ),生きているようです。

Dearmondのこれらアーチトップ用のピックアップは多分どれもポッティングされてませんよね。そのことが音色にも現れてるような気がします。シングルコイルなのに高出力。当時,かなり高価だったようですよね。作りは綺麗。

ちゃんと直して,今度のモデルに搭載しましょうか。ケーブル,当時のものを使うか,新しい新品に替えるか,考え中です。古いDearmondのシールドケーブルを持っているので,必要な長さに切って使ってるんですが,耐久性はどうなんだろ,,とか。

聞き分けられる自信はないのですが,使うケーブルで「音が変わる」っていう人もいらっしゃるので,,,はて,どうしたもんでしょ。

どちらにしても,このFHCの音は大好きです。

RhythmChief 1100とかと違ってToneがないのですが,ボリュームをちょいと絞ると丁度良い甘いトーンになりますよね。

Collings Backside.

Tail Piece By “Collings Guitar”, for ‘EASTSIDE model.

米国テキサスのCollingsのArchtopのテールピースの裏側は,僕にとっては衝撃的でした。

おそらくはCNCで加工されているであろうこのEbonyのテールピースの「アース取り」。

ケーブルではなくブラスの薄板が綺麗に埋め込まれています。凄すぎる!!。恐ろしいほどの完璧な加工。デザインも美しい。上はGibsonの割と近年のテールピースですが,Collingsはなんてモダンなんでしょう。

もう何時間も呆然として眺めています。

明るい曇り空の札幌です。

JohnnySmith model

1960’s Johnny Smith Pickup.originalのを入手しました。

まずは緑青を取り除きましょうか。

酢酸に塩を入れたもので取り除けるはずです。いきなりマイクロメッシュなどで磨いてしまうと,せっかくの風合いが消えてしまう時がありますよね。久しぶりに初心に帰って,アーチのバック材を削りました。

一日中,なんともどんよりとした暗い雲の札幌でした。

Repair Finished!

Explorerの修理完了。

ま,出来てしまったら「普通」ですね(笑。ちょっとだけ違うのは,,,

ネックの裏側はちょっと「普通」ではない感じもちょっとだけ,,。

ヘッドはこんな感じ。ま,普通です。

横から見ると,こんな感じ。

ヘッドの裏側。

保証書代わりに,元のヘッドをぶら下げる,,っていうのはどうでしょう?(笑。

案外良いかも,,,。

ってなことで,Orville by Gibson Explorerのリペア完了です。

Setup

Explorerのセットアップ。

とうとう弦を張りました。その前にサーキットの半田付けをしたらば,,。

トグルスイッチが壊れているのはわかっていたのですが,ピックアップの結線を済ませて,アンプに繋いだら,,,リアが無音。あれー?!,,

テスターはかけていたので問題ないと思ってたんですが,,,,。

ピックアップは生きていましたから,サーキットのどこかに問題があるはず,,,,。結果,リアのボリュームポットが死んでいたようです。テスターじゃわからないんですかね,,,。

新品の500KΩBにチェンジしたら,普通に出力されました。

なんだったんだろ,,,(笑。

ナットはオイル漬けの牛骨を使いました。

さ,微調整は後にして,ちょいと弾いてみましょうか!。

Curly Maple neck

bodyの養生を取り除いたところ。

ボディとの色のバランスをどうしても見たかったので,我慢できずにとってしまいました。

元の色に合わせる気が全然なかったのでこんな感じ。赤い成分は退色しやすいので,数年後似てくるかもしれません(笑。

手触りがスムースにつながるように,,っていうのが異素材で合わせる難関に思うのですが,最後のクリアはボディ側にもちょっと乗せました。剥がれてきちゃうんでしょうかね。最後のコンパウンドの頃には,ほとんど残っていない予定なので,大丈夫でしょう。

ま,実験です。

ちょっと乾燥時間を取って,忘れた頃に磨きに入るつもりです。

Finish

ラッカーフィニッシュ。

着色には,以前にも使ったヴィンテージラッカー(年代不明の古い缶から出てきた謎の茶色に変色したニトロセルロースラッカー)を使いました。

これ,ホント全く調色なしでこんな色になるんです。

不思議だ(笑。

昨夜,これも同じラッカー系のサンディングシーラーを吹いておきましたので,#400のサンディングペーパーで下地を整えてから,着色。

さらに2〜3回普通のクリアを吹いたのがこの写真。もういいかな,,。

Spray

いつも作業している場所を,ロールスクリーンと包装紙で囲って「簡易スプレーブース」にしています。

いやー,めっちゃ狭いので,塗装中の楽器の置き場所に困ります。

でも,まぁ何とかなるでしょう。

Explorer,デカいな(笑。

ネックのみの塗装なので,ボディを紙で養生したら,妙にオシャレに見えるのは僕だけでしょうか。

heel cap

オリジナルにはありませんが,EbonyのHeel Capを付けました。

Archtopでは当たり前の仕様も,ソリッドではあまり一般的ではない部分ってありますよね。

ここもその一つでしょうか。

Archtopが標準の私的には,これがあると妙に落ち着きます(笑。ちょっと迷ったんですが,やっぱり付けちゃいました。

これからネックの塗装の準備をします。

元々のOrvilleの塗装は,多分ウレタン。ジョイント部分の塗装が微妙に重なる1〜2mmほどの部分がどうなるのか,注目しています。オリジナルもここに段差がありますよね。ネックの塗装はニトロセルロースラッカーを使うつもり。

さ,どうなりますかね。

朝から曇り空の札幌です。