
Rosewood Fingerboard.
アールを取ったのでフレットの溝の深さもきちんと調整しました。溝の深さは2mm。
きちんとR12になるように手鋸で切り直します。
それにしても,このRosewood,ブラジリアン??って感じの色ですよね,多分違うと思いますが(笑。でもひょっとして,,,。
Rosewood Fingerboard.
アールを取ったのでフレットの溝の深さもきちんと調整しました。溝の深さは2mm。
きちんとR12になるように手鋸で切り直します。
それにしても,このRosewood,ブラジリアン??って感じの色ですよね,多分違うと思いますが(笑。でもひょっとして,,,。
ネックの削り開始。
なんだかベルトサンダーは使いたくなくて,カエルみたいな形のこのカンナで削り始めました。
角をザッと落として完成をイメージします。あとは,ヤスリやスクレーパーで整えていく感じです。
ヘッド側の曲線はこんな感じかな。
これをスムーズな曲面に仕上げて行きます。そういえば,ヘッドの裏の仕上げはどうしましょうか。
完コピを目指したわけじゃないんですが,何となく似てきましたかね。
無心に削り続けていると,心がリラックスしている自分に気づきます。
コロナや,米国のデモのニュースなどって,きっと知らず知らずのうちに結構なストレス源になってますよね。ただの情報ってんではなく,それらに実際に僕らの日常が作り変えられてしまってるんですから。
といって,ネックばかり削ってるわけには行かないですよね,残念(笑。
日曜日を工作室で過ごすのは1ヶ月ぶり。
「焦っても仕方ない」と友からメール。なんだか焦ってる自分に気づかされました。
それでも日差しの穏やかな札幌です。
21mm.
Explorerのナット付近のネックの厚みです。
ノギスでの実測ですので,大まかですが,3F辺りまでは同じで,8Fで22mm, 14Fが24mmといった感じです。ネックの中央部分の指板上部からの厚み。Gibsonは色んなモデルのネックを採寸していますが,まぁまぁこんな感じなんじゃないでしょうか。もちろんそれぞれ微妙に違いますが。厚みを整えてから丸くしていきます。
r 12.
Fingerboardのラディウスは,R 12inch でした。
どれも完全な円弧ではありませんから目安です。
これもオリジナルに合わせて行きましょうか。
ベルトサンダーを使わず,木工ヤスリで厚みを整えました。ここら辺はその時の気分です。
まぁ,どっちにしても平面出しは最後は手ですよね。
緊急事態宣言が解除された札幌です。
クリアを吹いてから2週間経ちました。
ボディの最終仕上げに入って行きましょうか。どこまで行けるかな。ああ,でもその前にフレットのレベリングをしておきましょ。
帰宅してから,いそいそ指板のマスキング。って,もう夕方じゃないですか。
まぁこの作業は自然光でなくてもいけますので,慌てなくてもいいんです。ストレートなアルミの角パイプにサンディングペーパーを貼ったもので,まずはフラットにして,ダイヤモンド砥石でさらに整えて,フレット用のヤスリで仕上げます。
さらにドレメルルータでコンパウンド仕上しました。
明日から「緊急事態宣言解除?」が聞こえてきた,曇り空の札幌です。
アセトン。
Rosewoodの指板を接着する前の脱脂はアセトンを使います。
ボロ切れが小山になるほど拭きましたが,結構しつこかったです。先人の知恵をお借りして,接着剤が入るように傷もつけました。
ゴシゴシ拭きながら,以前の失敗を思い出しました。
一度だけリグナムバイタを指板に使ったことがあったのですが,数年後にオーナーから「畳の上でギター倒しちゃったんだけど,その時指板が取れちゃって,,,」と修理に持ち込まれた事がありました。「え!!!」。
ネック自体は無事でよかったのですが,リグナムバイタ,ほんとに綺麗に剥がれちゃってました。もうそりゃ,めっちゃ焦りましたとも!。
んで,それっきりリグナムバイタを指板に使うのはやめましたが(笑,あれ,Rosewood以上に脂分のある木材なので,もっとしつこく脱脂すべきだったんだとその時反省しました。もちろん再取付前にはアルコール,シンナー,アセトン,考えられる限り手持ちの材料で脱脂してから元に戻しましたが,あれから「取れた!」と帰ってきてませんので,大丈夫だったようです。よかった,,,。
若かりし頃のJohn Scofieldさんが,指板を張り替えた古いES-335を使ってたことありますよね。
バインディングのない,エボニーのFingerboardの335.
それ見てティーンエイジャーの私,衝撃を受けたんです。
もちろんその時は自分が楽器を作るようになるとは知らなかったんですが(笑,それ以来,ギターの指板もヴァイオリンのように張替えが効くようにすべきなんだな,,と思うようになったみたいです。
それにしても,指板を張り替えてまで,使ってもらえる楽器は幸せですよね。
なので,今回もニカワで貼りましょうか。
日暮れまでには,まだ時間があるはずなのに,まるでもう陽が落ちかけているような暗さです。
スタンドライト総動員でペグの穴を開けました。
ヘッドプレートにはもちろん,元の穴が開いてますからズレないように慎重に,,。
もうちょっと大きいちゃんとしたボール盤があったら,もっと精度が,,,
といつも思いますが,このチビッコでなんとかしましょう。
ついていたTunerはmade in Japanと書いてありますがメーカー名はなし。
飲み込む部分の直径は9.88mm(ノギスにて)。
10.0mmのドリルビットでぴったりです。
うまくいきました。
ちょっと晴れ間が覗いた時,車庫で2回目のサンディングシーラーを吹いてました。すぐにドンヨリ曇ってしまいましたが。
まだ自粛の札幌です。
Red Ezo-spruce (Sakhalin spruce). 赤蝦夷松
4年ほど前,岩手の
” Odashima Guitars”
さんが下川町のスプルースを調達に北海道に来た時,「名刺代わりに(!)」と,置いていってくれた赤エゾ松です。名刺,デカ!。なんだか樹皮も神々しくて,剥がせばいいのにそのまま部屋の真ん中に立てて眺めていました。
樹皮を剥がして,切り出した木口をちょっとだけ綺麗にしたところ。
年輪を数えてみたら,,,151までは数えましたが,目がチラチラして自信ないです(笑。植林されたもの,,とお聞きした気がするのですが,年代,合ってますか?。151歳か,,気が遠くなります。
最初の1/4カットから外れかけていた端部が,随分乾燥が進んだせいか,グイッと力を入れたらバリッと取れましたので,試しにちょいと削ってみました。
まだちょっと乾燥させた方がいいかな,,。
もちろんアーチトップのトップ材として使わせてもらうつもりです。
小田島さん,お元気でしょうか,,って,見てないですよね,,スンマセン。
実は先日,「温根沼の赤エゾ松」を紹介されて手に入れることが出来まして,赤エゾつながりってことで引っ張り出したんです。
「Runt Guitars」さん
「ウッドショップ木蔵」さん
お世話になりました。地元の木材を楽器にするって,特別な意味があるように感じますよね。
そっちはきちんと製材されているんで安心です(笑。
14inch Semi-Hollowの塗装開始。
1回目のウッドサンディングシーラーを吹いただけなのですが,なんでしょう,,この仕上がった感。いえいえ,これからです。写真になると騙されてしまいますね。
でも,この杢目の激しさに,作っている本人が一番驚いているかもしれません。
いや,こんなFlameが出るとは思ってなかっただけなんですが。
使ったのはニトロセルロース系のサンディングシーラーですが,実は自分の楽器の塗装に初めて使いました。
これまでにかなりいろんなものに吹き付けたりして実験してたのですが,Flame Mapleに吹いたのはこれが最初。サンディングして下塗りが出来たら着色するかどうか,また考えましょうか。断然イメージが湧いてきました。
セラックのフレンチポリッシュも,一番最初に塗るとき杢目が浮き上がってきたりして,感動しますよね。
ちょっとハイになっちゃいました。
OrvilleのExplorerのヘッドプレートの材質は,黒いベニヤではなく「樹脂製」でした。
試しにトラスロッドあたりに残っていたのを,ヒートガンで熱してスクレーパーを差し込んだら剥がれましたが,,,,熱でちょっとフニャフニャしてしまいました。
これは失敗ですね。熱し方の加減をうまくやればある程度平らにいけるのかもしれませんが,どっちにしても欠片が足りないのですから諦めた方がいいかな,,。
さて,どうしましょ。