Neck Shape

ネックの削り開始。

なんだかベルトサンダーは使いたくなくて,カエルみたいな形のこのカンナで削り始めました。

角をザッと落として完成をイメージします。あとは,ヤスリやスクレーパーで整えていく感じです。

ヘッド側の曲線はこんな感じかな。

これをスムーズな曲面に仕上げて行きます。そういえば,ヘッドの裏の仕上げはどうしましょうか。

完コピを目指したわけじゃないんですが,何となく似てきましたかね。

無心に削り続けていると,心がリラックスしている自分に気づきます。

コロナや,米国のデモのニュースなどって,きっと知らず知らずのうちに結構なストレス源になってますよね。ただの情報ってんではなく,それらに実際に僕らの日常が作り変えられてしまってるんですから。

といって,ネックばかり削ってるわけには行かないですよね,残念(笑。

日曜日を工作室で過ごすのは1ヶ月ぶり。

「焦っても仕方ない」と友からメール。なんだか焦ってる自分に気づかされました。

それでも日差しの穏やかな札幌です。

2 weeks

クリアを吹いてから2週間経ちました。

ボディの最終仕上げに入って行きましょうか。どこまで行けるかな。ああ,でもその前にフレットのレベリングをしておきましょ。

帰宅してから,いそいそ指板のマスキング。って,もう夕方じゃないですか。

まぁこの作業は自然光でなくてもいけますので,慌てなくてもいいんです。ストレートなアルミの角パイプにサンディングペーパーを貼ったもので,まずはフラットにして,ダイヤモンド砥石でさらに整えて,フレット用のヤスリで仕上げます。

さらにドレメルルータでコンパウンド仕上しました。

明日から「緊急事態宣言解除?」が聞こえてきた,曇り空の札幌です。

Fret Slotting Table Saw Blade

フレットの溝切り。

Stew-macのFret Slotting Table Saw Bladeは,取り付け穴がインチサイズなので,入手した当時,日立のスライド丸ノコに取り付け出来ず,困りました。

今は存在するかもしれませんが,インチをミリに変換するリングが手に入らず,仕方なくホームセンターでREXONの激安スライド丸ノコを購入しました。値段は,この刃の方が高かったような,,,。これは最初からインチサイズ用。逆にミリサイズの刃を取り付けるリングが付いていたような,,,。

ただ,激安なものですから,イマイチ精度が出ませんので,こんな風にいろんな厚さの板などを組み合わせて,溝の深さも調整して使っています。えいや!で22F分切りました。

テーブルソーの方が安全で良いのでしょうが,置く場所すらありませんのでこの方式です。

それでも手鋸で切るよりは,,,ずっと楽ですよね。

Orenz0.2mm

Pentel Orenz0.2mm.

クリア吹きの1時間おきのインターバルに,Explorerの指板の準備をしています。

いつもの決まったスケールはジグがあるのでこんな風に指板にフレット位置を書いたりしませんが,今回のは24.562inch scaleというちょっと珍しいものなので,あいにくジグは持ってませんでした。

初心に帰って,墨出し。

ぺんてるのこの細いシャープペンは,こういう時に良いですよね。

でも,一度芯を中で詰まらせてしまって,文房具屋さんに修理に出したことがありました。

親切に対応してもらって逆に驚いた記憶があります。

扱いがちょっと厄介なペンなので,修理依頼は結構あるのかもしれません。

小さな取説は捨ててしまったのですが,実はそれは保証書だったらしいです。

あちゃー。

Head plate

OrvilleのExplorerのヘッドプレートの材質は,黒いベニヤではなく「樹脂製」でした。

試しにトラスロッドあたりに残っていたのを,ヒートガンで熱してスクレーパーを差し込んだら剥がれましたが,,,,熱でちょっとフニャフニャしてしまいました。

これは失敗ですね。熱し方の加減をうまくやればある程度平らにいけるのかもしれませんが,どっちにしても欠片が足りないのですから諦めた方がいいかな,,。

さて,どうしましょ。

牛ニカワ

14inch semi-hollowのネックジョイントをニカワで接着します。

通常はLMIの顆粒状のニカワを使っていますが,ネックジョイントには,この牛膠(OX Glue)を混ぜています。「日本リノキシン」から入手しています。強力な接着力が必要なところに使え,,とありましたので,ここ数年,そのやり方をしています。

ただ,かなり粘度が高いので,水は普通より多めに入れます。少ないとゼラチン状になってしまって,うまくいきません。

「緊急事態宣言」の札幌です。

こんな言葉,ここで使われるなんて,思ったこともなかったです。

ギターケースのカビ臭

ギターケースがカビ臭い事ってないですか。

これは数年前に入手した時からかび臭かったGIbsonのケースです。当時,「重曹」がいいと聞いてケース内に撒き散らしておいたり,除菌用アルコールを噴霧しまくったり,ファブリーズ噴霧,果ては日光消毒(ケースを開けたまま,晴れた日に屋外放置数日)などなどの結果,「まぁマシ」にはなったものの,やっぱり開けると「カビ臭い!!」。結局カビに降参状態でした。しかし,昨夜そんなことを愚痴ったら家人が,

「布団乾燥機ってどうよ?」。

「ダニ殺しモード」にして100分間,カビ臭,消えました。凄!!。あれほど格闘してもダメだったのに,,,,。布団乾燥機恐るべし。ぜひ試してみてください。ただし,いきなり部屋中がカビ臭くなって(!)家人に叱られました,,。生活環境ではやらない方がいいです(笑。またしばらく様子を見ます。

Red Abalone

Red Abaloneのインレイ。

ヘッドにはアバロンのインレイを入れました。シンプルなこの形。ドレメルのルーターを使って1.5mm掘り下げて,シェルを黒い染め粉を混ぜたエポキシ接着剤で固定します。いつもは真珠貝を使うことが多いのですが,今回はこれ。これも国際取引が規制されてるらしいですね。国内で調達出来るので問題ないですが,非常に高価になってますよね。小さな端材も保存して大切に使ってます。

Head-Loss Explorer

こいつのRepairも始めます。

ヘッドがもぎ取れているだけではなく,ネックもご覧のようにやられています。完全に逝っちゃってますねー。マホガニーのネックですが,えぐり取られたようになっている傷はフィンガーボードまで通っていて、そのカケラも失っています。これは,,ネックを作り直すことにします。セットネックを外す練習になりますね。

Orville by Gibsonとヘッドストックにあります。これは日本製なんでしょうかね。Explorerのリペア用のヘッドプレートは持ってませんし,時々見かけるのはGibsonロゴですよね。あれを,これに使うとパテント的に問題あるんでしょうかね。そういえば,Les Paulのヘッドプレートはどこかにあったな,,,。Orvilleを書き足してあれを使いましょうか。とにかくネックを外してから考えましょう。

予報が外れて晴れ間の見える札幌です。ただし,外はマイナス8度くらい。工作室はめちゃ寒いです。

午後,ボディに乗っている部分のフィンガーボードをアイロンで加熱して,ネック外し開始。ところが!!,この後衝撃の事実が明らかになります。

え??

ええ?!?

ボディの座繰りからもヒートスティックなんぞで接着剤を緩めたので,「グイッ」と力を入れたら,,,,「バキ!!」と一気に外れた,,,んじゃなくて奥で折れました。なんと,見えないセットネックの奥のところで「ビス止め」してありました。なんでや、、。

あらー,これはわからないわ,,。フィンガーボードをすっかり外していたら見えたんでしょうかね。いやーそこまでせんかった,,,。ま、どうせこのネックは使うつもりはありませんでしたので,ショックではないんですが,見えないところのビスには驚きました。いや,,いい経験になります(笑。

なので,ネックジョイント部分を綺麗にして,撤去完了。ボディ側には損傷なし。

さて,新しいネックはどんなのにしましょうか。マホガニーでやるのはちょっとつまらないかな,,。