Parallel Bracing

Parallel Bracing.

2本の15inchのパラレルブレイシングを仕上げました。

今回のはこんな感じかな。

もうちょっと綺麗に仕上げたら完成。

最近,クラック補修のあの小さな四角いチップを,最初から付けている作家の写真を見ました。

経年での割れを防ぐ目的なんでしょうね。

そんなやり方もあるんですね。

そういえば,何かの文献でD’angelicoのアーチトップにも,最初からセンターに取り付けられているモデルがあった,と読んだことがあります。

「自分の接着に自信が持てなかったのかも」と,その方は書いてありましたが,真相はどうなんでしょ。

どうしようかな。

村上春樹さんの10年以上前の作品「1Q84」をさっき読み終えたばかりなので,Parallelとタイプするときに,ニヤッとしてしまいました(マヌケ)。

朝から何だか頭がボーッとするのは,村上春樹のせいなのか,昨夜飲んだZinのせいなのか,,。

どっちにしても,猛烈に吹雪いている札幌です。

14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Hide Glue

Hide Glue.

みなさんはどんな膠をお使いですか。

私はずいぶん前にLMIから購入したこの粒の細かいのと,LinoxinのOX Glueを混ぜて使っています。

別にLMIのだけでも大丈夫なんだと思いますが,「強力な接着力」って説明のあるOX Glueをお呪いのようにこのくらい混ぜています。

ほんと,お呪いかもしれませんが(笑。

なんとなく「ガチッと」した感じが加わるような気がします。

それにしても,全然無くならないですね。

楽器作りだと,こんな小さな空き瓶で使いますからね,,。家具の方だとバケツで作ったりするんでしょうかね,,。

いや,,それはないかな(笑。

膠って,有効期限ってあるんでしょうか。

水にといてしまうと,カビが生えたりするし,冷蔵庫で保管しても,なんとなく次に使うときには接着力が落ちるような気がするんですよね。

膠:水= 1:2くらいで数時間置いておくと,出来上がり。

使うときは,これでも濃度が高すぎることが多いので,湯煎するポットのお湯をちょいちょい加えて加減しながら使ってます。

なんかこの作業,久しぶりです。

削ってばっかりでしたね。

Bracingがズレないように,スプルースの欠片をズレ止めに付けて,さて接着しましょ。

ちょいと晴れて,次のオリンピック候補地に名乗りをあげる,,とか報道されている札幌です。

Bracing

Bracingのチョークフィット完了。

2本分の15inch ArchtopのParallel Bracing。

fit出来たので,Hide Glueします。って,膠の準備を忘れてました。

溶かしてからあんまり時間が経過しているのを使うのもちょっとなんですので,ちゃんと新規に用意しましょう。

刃物の砥ぎばかりやってても,楽器は出来ないですよね(笑。

調子に乗って砥いでばかりだったので製作に戻ります。

砥ぎの精度が上がると,製作の精度も上がるのは,本当の事だとは思いますが(笑。

黒海老#8000も悪くなかったですよ。

Brace

Bracing.

先行している2本の分のBraceを準備します。

DEEDEE9の方は,7年前に入手したAdirondack Spruceを使います。

あの戦前のMartinに使われていたことで有名な奴ですよね。

確かにこんな棒状の小さなものでも,タップトーンは他のSpruceよりも高く響く感じがします。

もう1本の方のは,古いフリックから切り出した,いつもの奴で。

製作者の特徴が出る部分ですよね。

ブレイシングは,時代の流行のようなものがある気がします。

それにしても,楽器作りって地味な作業ですよね(笑。夢中なんですけど(笑。

さて,チョークフィットして行きましょうか。

Kent Armstrong Handwound series

Kent Armstrong Handwound series.

ポールピースが12個のは,今回初めて入手しました。

Handwound seriesにも,このスタイルがあったんですね。

音がよくて評判のシリーズですので,こいつもどれかのモデルに使って見ます。

ま,基本ポールピースの本数が多いとは言え,いつものあの音が出るんだと思いますが。

楽しみです。

地味ぃに,削り続けていた2本分のトップ,

f-holeを切ってトップの厚みを仕上げました。

今回はこんな感じ。

どちらもパラレルブレイシングで行きますので,それ用のトップの厚みに仕上げています。

タップトーンで全ての判断が出来る人もいらっしゃるんでしょうけれど,ブレイシングをつける前の段階で正確に完成時の音を予測するのは,まだ私には難しいです。

とは言え,今まで製作して来た資料がありますので,

「あのモデルの音に」という狙いは,付けているんですけどね。

仕上げの2歩手前で記念撮影。

もう,どこにも雪の置き場所のなくなった札幌です。

14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Sound Holes 2

15inch Archtop,

DEEDEE9のStradivari式のfホールも切り出します。

ヴァイオリン作りの人の持っている懐のふかーい糸鋸欲しいです(笑。

あんなのどこに売ってるんでしょ。

どなたかご存知でしたら,ぜひ教えてください。

もしかして,,自分で作ってるんでしょうかね,,,。

ヨーロッパの人はみんな持ってるみたいなんですが,,,(笑。

でも,ないものはないので,小刀でやりますよ。

こういう時,ドリルのキリの種類がたくさんあるんで助かります。

f

細いfホールとストラディバリ式 f hole.

Topのスプルースの最終調整の前に「細い方」の下穴をあけました。

この手順,どっちが最初の方が良いのか,順番を決めていません。

気分,ですかね(笑。

少しずつ仕上げに向けて絞り込んで行きます。

明るい日差しが差し込む札幌です。

f holes

f hole.

昨夜,長年使っていた工作室の掃除機が昇天してしまいました。

いやー,調子は悪かったのですが,注油したり騙し騙し使っていたので,驚きではなかったんですが,酷い音と油煙で止まりました,,,,。

かなーり使い古した中古品をもらって来たやつで,多分製造から30年はたってる古い日立の業務用掃除機。

ですので修理に出すのは諦めます。

でも,コレが一番吸うんですよね!!。

工作室には,もう1台集塵機はあるので,なんとかなってますが,使い勝手が悪すぎて,正月早々,ネットで注文してしまいました。

 後継機種は,日立 CV-97A2 。

ビルのお掃除とかの方々も使っている「あれ」です。

同じデザインで一回り小さいのも日立では出していて,これも「業務用」ではよくみますが,フィルターが普通の布製なので,大きい方の「チリ落とし」機能のついたこいつのガッチリしたフィルターとは別物です。

吸引力は同じようですが,頻繁にフィルターの掃除が必要で面倒なんです。

ま,それでも家庭用のなんかと比べたら良いのですけどね。

届くまで,ちょっと我慢することにして,別の作業をすることにします。

まずは15inchのサウンドホール2種類。

薄いアクリル板でテンプレートを作ってありますので,デザインを選ぶだけ。

今まで4種類やってました。

次に17inchを,,と思ったのですが,バインディングを入れてみようかな,,と思いついて,ちょっとやめました。

こっちはもうちょっと練りましょうか。

時々吹雪の札幌です。

14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Side

Side.

どの材料でSideを曲げようかと,考え中。

いつもは,Top,Backが「決まって」から考えるのですが,今回同時進行の本数が増えちゃったものですから,きちんとそれぞれの楽器の特徴を出すべく,色々考えています。まだ早いんですけどね。

基本的にはBack材の材質に合わせたものをSideに使うのがセオリーと思いますので,材料の種類については「OK」なのですが。低音側の音ので具合決めるのは,ボディの厚さでしょうから色々考えます。抱えた時の弾きやすさも大切ですしね。

TopとBackの材料の削り出しは,延々と続いています。

今回は,どこまで行けるかな。

18mm幅のプレーナー,なかなかいいですよ。

このサイズの楽器を作るんだったら,まさに「丁度いい」。

削って,削って。

まだまだ削ります。

表面側を削ったのち,ボディの内部側を削るのですが,厚みが8mmになるあたりで,カンナの音が変わる気がします。

「板」が「響板」に変わるとでも言いますか。

ちょっと微妙ですが,それはスプルースでもバックのMapleなどでも同じな気がします。

「気のせい」かもしれませんが(笑。

もしかしたら,「ストラディバリの8mmの秘密」ってこのこと?。

響板の仕上げ寸法が8mmという意味ではもちろんありませんので,どこかにその言葉の意味があるんじゃないか,,って,想像しています。

Denonのターンテーブルの修理が出来ない,ちょっと焦ってる札幌です。

Hand Curved Spruce

Hand curved Spruce. for DEEDEE9

昨日の凍るようなガレージでちょいと電動工具で削りましたが,結局厚みを揃えながら削り出すのは「手作業」ですよね。

これを半自動化すべく,たくさんの人がいろんな方法を使ってやってますよね。

CNCが今はもう一般的になってるんでしょうか。

でも,それも最後の調整は結局カンナとスクレーパーなんでしょうから,それがあっても

革手袋の穴が少なく済むくらいのものじゃないんでしょうかね,,,。

って,CNC,使ってみたい,,(笑。

とはいえ,そんなの置く場所もありませんので,私のところでは,昔ながらのコレですね,多分コレからも。

皆さん,どんな一年でしたか?。

私は,,,,この鉋屑を片付けてから,思い出してみましょうか,,,。

って,,工作室の掃除をしてるうちに新年になりそうな,

とても晴れた良い天気の札幌です。