ある日の部屋

ある日の僕の部屋。

汚い(笑。

材料を整理して収納する新たな方法が必要なのは,ずっと前からわかってたんですが,,,。

もう足の踏み場も無くなってきました,,(笑。

こんな感じなので,材料を探すのも大変です。

しかもここに写ってるのだけじゃなくて,まだあるんです,,。

別の壁にもごしゃごしゃ,,。

さて,根本的に整理するためには,,,

天井から吊り下げる棚でも作らないことには,もうどうにもならないかもしれないですね。

限られたスペースですけど,ちゃんと全部の材料が見渡せるのが理想ですよね,,,。

実際に使う時まで切りたくない長材を棚板にしたらどうかな,,ってそんな場所,なさそうです(笑。

模様替えか,,,気が重いです(笑。

Spruce

Spruce.

古い古い知り合いに搜索願いを出していた柾目のスプルース,

地元札幌の老舗の銘木屋さんの倉庫の移転で,奥の方から発見された2枚をキープしてくれました。

4m超えのフリックが2枚。

ギリギリ17inchの取れる幅もありました。

これで7本分の乾燥した,いますぐ使える材料が手に入ったことになります。

ほとんど奇跡のようです。

車に積める長さに切ってもらって(もちろんボディの長さは暗記しているので無駄がないところで),

ガレージに運び込んだところで記念撮影。

ああ,これを使ってどんな楽器を作りましょうか。

チラチラ小雪の舞う札幌です。

15inch Bodies

band sawでボディを切り出しました。

張り切ってこんだけ切り出しますので,

バンドソーで切れるだけ切ってから,ジグソーなどでアウトラインを切っていく作戦にしました。

切り出す前のCenter jointしたボディ材たち。

ガレージには枯葉がどんどこ入ってきます。

これはこれで美しい。

色とりどりの枯葉を見るのは大好きです。

片付けるのは大変ですが(笑。

今日はこんなところで勘弁しますか(笑)って,一度に持てないほどでした。

とても古いバンドソーなので,集塵機とつなげることが出来ません。

なので,ガレージ専用なんです。

でも,今日はそんなに寒くなかったので,楽でした。

一つだけ,残念なお知らせ。

大判のフリックから切り出したBlack Walnut,動きが止まりません。

小さなクラックも発生。割れどめ,効かないかな,,。

なので,この材料は今回使うのを見合わせることにします。

どこまで曲がるか,ちょっと予測がつきません。

Walnutは代わりを探しましょう。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

枯葉を掻き集めているうちに,もう日が暮れてしまった札幌です。

Star-M 560 超硬エグリカッター

スターエム 560 超硬エグリカッター。

「超硬」の4つの刃がボロボロになりました。しかも一つはぶっ飛んでしまって付いてさえいませんでした。

で,

何を削ってこんなことになったかというと,,,Body材じゃないんです,,

拙宅の小さな庭の桑の根っこです(笑。

切っても切っても生えてくるので,根の部分を成敗しようとして,こんなになっちゃいました。

小石も噛んでいたのですが,構わずやった結果です。

なぜそんな過激な事をしたかというと,

「chain sawでさえ弾かれた」からです(笑。

いやいや,桑バール,,凄かったです。

この刃は,あの硬いBubingaでさえ楽勝だったのに,,。

刃がぶっ飛んでるのを見て,諦め掛けたのですが,高価なだけのことはある!。

刃を取り付けているビスはちゃんと外れて,替刃を取り付けることが出来ました!。

スターM,すげー。

あんまり嬉しかったので,記念撮影。

Chaki

Chaki P-5. 17inch Archtop.

リペアでお預かりした Chaki です。

これは,,,超貫禄です。

完全に使い倒されています。

ここまでのを見るのは滅多にないですね。

札幌ススキノ華やかなりし頃,その黄金時代にプロギタリストだったお父さんの形見だそうです。

ですよねー,,,

だって,ここまで使い込むって普通あり得ません。

なぜなら,,,

このフレット!!

高音側のフレットは擦り切れて存在してません。

確かにFall Awayするのに削ったかもしれませんが,全体にほとんどフレットが残っていませんし,スキャロップか!!というくらい,指板も掘れています。

一体全体どれだけ弾いたらここまで使い倒せるんでしょうか。

しかもボロボロでも,こういう使い倒された楽器特有の「太っとい」音です。

フレットがこんな状態でも「鳴りまくって」います。

以前,1本だけこういうのをリペアしたことがあります。

ピックガードがガムテープで無造作に止められたGibsonでしたが,とんでもなかったです。

これら,ライブのステージの空気を吸いまくった楽器は,存在感が違いますよね。

もう圧倒的です。

見ているだけで客席の喧騒が聞こえてくるような,独特のオーラ。

もう何かが乗り移ってるのは間違いないですね,ってわかりませんけど(笑。

どこをどこまでリペアすべきなのか。

お父さんの弾いた形跡をどこまで残したらいいのか。じっくり観察することから始めます。

Jingle

Alembic リスペクト。

このモデルもまた,札幌の楽器店「ジングル」さんに置いてもらうことになりました。

滅多にArchtop以外は作らないんですが,リスペクトを込めて作りました。

でも,あくまでもJazz仕様です。

さっき持って行ったので,数日後にはお店に並べてもらえるかなと思います。

Semi-Hollowですが,正確にはGibsonのようなセンターブロックがある訳でないのですが,まぁそんな感じです(笑。

14inch Semi-Hollow

+

body top : Curly Maple

body Back : Curly Maple

body side :(Middle) Curly Maple

neck : Itaya Curly Maple  

fingerboard :  Ebony

Nut : bone

bridge :  African Blackwood + Tune-O-Matic style  Black 

tailpiece : Ziricote

headplate : Macassar Ebony

Tuner  : Steinberger Chrome 

Pickup : Old Bartolini P90 Style Hum-bucking (SB8K-N)

Finish : nitrocellulose Laquar

前回お店で弾いていただいた方も,そうでない方も是非是非弾いてみて頂けたら幸せです。

枯れ葉の札幌です。

(販売済み御礼。深く深く)

Curly,curly,curly

数種類のCurly maple, Curly Itayakaede.

Neck用にCurlyの材料を切り出しました。

調子に乗ってたくさん切りすぎました(笑。

材料の厚みと幅によって1枚の板から何本切り出せるか変わりますから,途中で辞めずに切り出せるだけ切ってしまいます。

妙な形の端材は,置く場所にも困りますよね(笑。

強度と音色と見た目(笑),想像力を総動員して組み合わせを考えます。

朝から真っ暗な,曇り空の札幌です。

Chainsaw blade

Star-M と書かれたチェーンソーもどきブレードを使って,荒削り。

アーチトップのトップとバックの削り出す前の材料の厚さは1inchを目安にしています。

ところがこいつは1.5倍もあったものですから,この「超危険」ブレードで厚みを落としました。

chain sawブレードよりは切り口が綺麗かな。

ですが,ちょっとでも角度を違えるとあっという間に深い切れ込みを作ってしまう恐ろしさは同じです(笑。

この作業は「割れ」の調査も兼ねています。

そういえば,チェーンソーを使った彫刻家の方とかもいますよね。

うーん,これも使い慣れたらもっと美しく削れるようになるのかもしれないですね。

物凄い粉塵と音。

最近手に入れた「ノイズキャンセリング」機能のついたイヤホンを耳栓の代わりに使ってみましたら,かなりの騒音低減になりました。

グッドです。耳も守らなきゃ,,。

ただ一つ,難点は,,防塵マスクを取るたびにイヤホンが引っかかって,何度も飛んで行ってしまうということ(笑。

一度は踏みかけました,,壊れてなくてよかった,,,。

いやいや,ちゃんとイヤフォンから最初に外せば良いだけなんですが,,。

ここ数日の作業で45ℓのゴミ袋がまた満杯になりました。

製材の済んでいるトップやバックは,センタージョイントして行きます。

なにせ狭い場所での作業ですから,一度に出来る作業が限られます。

ハタガネは買い増したのですが,今日は間に合いませんでしたので,手持ちの道具でここまでですね。

欲張るとロクなことになりませんよね。

午後5時前なのに,もうカメラの露出ギリギリの札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

DEEDEE Walnut model

15inch DEEDEE Walnut model.

チェーンソーで引き割ったWalnut,ワンピースで何とかなりそうです。

ネック材も出して見ました。

立ってるCurly Mapleをネックの両サイドに,

下になっているCurlyイタヤカエデをネックのセンターにする計画です。

どんなもんでしょうか。

夕暮れが早くて,もたもたしているうちにカメラの露出がギリギリの札幌です。

Black Walnut

Black Walnut.

4年ほど寝かせてあったブラックウォルナットを出して来ました。

一抱えもあるんで,素手では運びたくないヤツです(笑。

うっすらと杢も見えるのですが,こういうのこそ厄介です。

樹木の成長に無理がかかっている場所だったり節のそばだったりすることが多いんです。ってことは,,,「切るのがシンドい」。

広いところで幅が500mmを超えていますので,最初から「手鋸」は除外。

厚さに余裕がありそうだったので,久しぶりにチェーンソーの登場です。

いやいや,これは「切る」んじゃなくて「掘る」のに近いですね。

準備から2時間ほどで切断完了。

チェーンソーは途中で5回研ぎました。

っていうかそのくらい休憩が必要だったって訳です(笑。

割れの小さい方を選んで始めます。割れの部分を逃げて逃げて15inch Bodyのサイズに切り出して行きます。

うっすら杢はこの厚さに落としてもまだ残っていますね。

シメシメ,,。

ところが厚み方向への「割れ」は残っています。

なんとかアーチの削り出しの範疇に見えますが,これは削って見なければわからないですね。

これがアーチトップを作る時の最初の難題です。

入り皮とか節とか,削っていって出て来ることもあるから厄介ですよね,,,。

久しぶりに小春日和の札幌です。