再塗装

塗装のやり直し。

恥ずかしながら,冬に乾燥させ過ぎてダメにしてしまったトップの塗装をやり直します。

確かこれ,気にいらなくてトップの塗装は一度やり直しているので,今回2回目になるのかな,,,思えば可哀想なくらい「実験」を繰り返している楽器です。

実はこの楽器はトップのみをニトロセルロースラッカー仕上げで,サイド&バック,ネックはセラック仕上げという,これまた「実験的」な仕上げをしていました。

冬場の電気ストーブという絶乾状態に放置していたにも関わらずセラック仕上げのWalnutはダメージを受けていませんでした。

さて,このラッカーフィニッシュをどうやって剥がそうかと考えていましたが,

やはり熱を加えるのが一番簡単かな,,,と,ヒートガンを取り出しました。

何°Cという設定は出来ない古いリョービのヒートガンですが,中くらいの温度にして10秒も炙ると,こんな感じで指で引っ張って剥がせる状態になりました。手で触るのが「アチチ!」くらいの感じです(笑。

30分くらいで剥がし完了。

思っていたよりずっと楽でしたが,ニカワで接着したブレイシングなどにダメージがないか,十分に冷やしてから確かめます。

トップとサイドの接着には確かこれはタイトボンドを使った気がするのですが,タイトボンドとて熱には弱いはずですから,バラバラにならないか,ちょっとヒヤヒヤしています。

ま,なったらなったでまた接着すればいいのですが(笑。

でも,この剥がした塗装を見て流石に「厚すぎるだろ,,」と自分でツッコミを入れました。

実は不透明な塗装はこれが初めてだったので,イマイチ勘どころがわからなかったんですよね,,,って,言い訳です(笑。

いやー,何度も書いたかもしれませんが,これが自分用の楽器で本当に良かったです。

こんな恐ろしいこと,どなたかの楽器だったら絶対やってません!(笑。

恥の上塗りですが,これも修行のうち,と諦めます。

問題のある塗装面さえ剥がしてしまえば,あとはいつもの作業です。

連日30℃以上が続いている,異常な暑さの札幌です。

(こんな日にヒートガンだなんて!)

陽が傾いて来た頃,大体落とし終わりました。

使ったのは,Proxxonのマイクロオービタルサンダーと,スクレーパー。

ここまで綺麗になったら,何か別の仕上げも試してみたくなりましたが,,,。

この実験はいつまで続くんでしょうね(笑。

「普通の」ばかり作っていたら,「次」が見えにくくなるような気がするので,やっぱり実験はやめられませんよね。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

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