
Gibson Lespaul standard.
こうしてみると,何の問題もなさそうな新し目のLesPaulですが,ちょいと難があると言うことでお預かりしました。Fingerboardのdishインレイ が3箇所ほど浮いてきていて,「チョーキングの時に引っかかる」と言うことでした。

確かにポジションマークがちょっとだけ浮いていました。
僕の記憶では,LesPaulのインレイ は樹脂製だったはず,,,。
昔のGibsonは,インレイを埋め込む座繰りはアバウトに大きめになっていて,結構隙間があるってイメージだったのですが,流石にいまはCNCで掘っているようでほぼぴったりで隙間も小さかったです。微妙に接着剤も効いているものだから,簡単に外れそうにもありません。
なので,こいつはSuperGlueの毛細管現象作戦ですね。
出来るだけ押し込んで元に戻しても,さらにはみ出た部分をスクレーパなどで指板と高さを合わせます。
このモデルのFingerboardの最終サンディングの番手は,見た感じ#320〜#400でしたので(想像),最後にインレイ の表面をこの番手で優しくサンディングして見た目を整えました。スクレーパのままだと,光り方がちょっと変わっちゃいますので。
多分ですけど,このサンディングも機械化されてるんでしょうねー。
Rosewoodにダメージを与えずに出来ました。
風の強い札幌です。