Four

Johnnyさんのサイドポジションマークを入れるのを忘れるところでした。

後ろのモノクロの写真は若かりし頃のPat Metheny.

学生時代にPatのレコード(!)を買った時,レコード屋さんがくれました(笑。

その時買ったアルバムがどれだったのか,,,昔すぎて覚えてませんが(笑。

(Patだけじゃないよな,,自分も若かったんだよな,,忘れてた,,,ブツブツ)

さて,これで4本の17inchのフレット仕上げの準備が整いました,,,って,4本いっぺんか,,,(笑。

こんな風に一つの作業に4本も集中するのは,多分初めてです。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon Pickguard repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Johnnyさんのフィンガーボード

Gibson JohnnySmith model.

フィンガーボードの仕上げ。

真っ白い一番外周のバインディングをスクレーパーで整えます。

昔の安全剃刀も,仕上げの「スクレーパー」として使います。

果てしないほど時間が掛かりました。

Gibsonレディースに,どうやったら高速に仕上げられるのか,弟子入りして聞きたいです(笑。

さぁ,フレットの擦り合わせをしたら完了です。ふーっ,長かった,,,(笑。

Today’s Workshop

日曜日は,工作室に一日中こもってることがデフォルトなのですが,今日は違いました。

帰宅して,ガレージを開けたら,工作室の窓から視線を感じました。

どうもこいつのようです(笑。

「早く続きをやれ」と言わんばかりにこっちを向いてましたので,記念撮影。

でも,始めた作業はこっち。

Johnnyさんの最後のバインディング。

想像通り,ボディにかかる部分の接着に神経を使いました。

ボディ側のオリジナルのバインディングも,新品の時にはこのように「真っ白」だったのかな。

Fingerboard周りのは,外したオリジナルも間違いなく「真っ白でした」が,

なぜかボディはクリーム色。

素材を使い分けていたのでしょうかね。

それともクリアラッカーの吹き付けに違う色素が入っていた,,とか。

うーん,わかんないですね。

アセトンの乾燥時間は知りませんが(あっという間に蒸発しますよね),ABSを溶かして接着しているので,それが固まるのがどのくらいの時間を要するか,なんでしょうね。

迷わず「オーバーナイト」。

14inch Prototypeのサーキットの納まり。

癖なのかもしれませんが,全部を曲線で結んでいきたいんです。

もしもこの曲面をCADで描こうと思ったら,複雑すぎて相当すごいことになりそうです,,って,

絶対描きませんけどね(笑。

またこのアングルの三姉妹の写真。

よーく見ると,ちょっとずつ進んでいることがわかる,,って,いや,全然わかんないですね(笑。

すみません(笑。

JohnnySmith Pickup

Gibson JohnnySmith Pickup .”

PU120″というのが正式名称なんでしょうか。

私の手元にあるのを並べてみました。

右上の白いシールドのは”Epiphone”製の楽器についていたものらしいです。

これはポッティングされていていかにも今風です。

左上のは間違いなく1961年のオリジナル,これは例のPAFの開発チームが手がけたもの,,と読んだことがあります。

真偽のほどは分かりませんが。

右下のは1965/68年製のJohnnyに載っていたリアピックアップです。

問題は左下のもの。ネットで入手したのですが,

確かにGibson製に見えるのですが(コイルのボビンなんかを見ると,,,),

なぜかポールピースが抜けていて,私がミニハム用のポールピースを入れたものです。

さて,3本の17inchのそれぞれにどれを乗せましょうか。

リアのはちょいとステーをつければフロント用としてもいけそうです。

6.9KΩなので多分コイルはフロントもリアも同じ巻き数なんじゃないかな,と。

(というわけで,私的にPU120と言えるのは,2つですね,,って,鑑定団じゃないので確約は出来ませんが(笑))。

リア用のは,多分ピックガードに取り付けるステーが折れてしまって,前回リペアした人が相当苦労してステーを半田付けした跡が見えます。

これ,使うとしたらどうやってフロントに持っていきましょうかね。

Johnnyさんのフレット

Gibson JohnnySmith model 1968, ジョニーさんのフレットを打ちます。

いつものボール盤が使えないので(ボディにすでに接着されているので),原点に戻ってフレットハンマーで打ちました。

2トーンのハンマーはStewmacのものですが,直径が大きくて,ハイフレットの方を打つ時に隣りのフレットまで打っちゃうので,ホームセンターで購入した銅製の方がお気に入りです。

「箱物」はみんなそうでしょうけれど,ボディに被ってる部分のフレットを打つときは緊張します。

Martin系の丸穴やオーバルホールのものであれば,ボディ内部にクランプして衝撃を和らげる事も可能ですが,

アーチトップはそれは無理,,。

ボルトオンのネックは,こういう作業にはいいですよねー,

ほんとレオフェンダー,天才です。

フレット溝に流し込んだニカワが固まるまで,別の作業をしましょうか。

さて,次は,,と。

17inch Archtop.

一方,17インチの方は,,,

Johnnyさんのフィンガーボードをr12でサンディングしました。

またピカピカに磨いてから,フレットの溝の切り直し。

この間と同じやり方で行きます。

時間はかかりますが確実。

最後に巻く,一番外側のバインディングが問題です。

ボディ側の端部はバインディングだけが廻っていくので「のりシロ」がないんです。

ま,大丈夫しょうけど(笑。

Mid-Depth のは,ニカワでネックとボディを接着しました。

彼女はこのままオーバーナイト。

部屋の湿度計の針が上がってきたなーと思ったら,雨の降ってきた札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon Pickguard repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Johnny’s Fingerboard

Johnnyさんのネックの続き。

フィンガーボードの周りのバインディング中。

マルチプルバインディング,一番外側はフレットを打った後にします。

仕上がっている楽器にアセトンを使って樹脂を貼るのは緊張します。

アセトンは,ラッカーを激しく損傷させますので。

でも養生のしようがない,,とも言います。揮発性は高いし,どこでも流れていっちゃうし,,。

ビニール系でアセトンに耐性のあるシートみたいなもの,,ないかなぁ。

仕方がないので,染み込まなそうなテープを使って保護します。

Johnny’s Fingerboard.

結局,一晩この状態で寝ていてもらいましたよ,Johnnyさん。

Beerを一口飲んだら,「焦ってもしゃーないし!」という気分になりましたので(笑。

そりゃそうか,,。

このテーブル,

使い古しのバスタオルの下には,これまた使い古しの「低反発マット」が敷いてあります。

寝心地,どうでしたか?(笑。

その代わり,朝,起きたらすぐにFingerboardの接着準備開始。

(いやー10時間も寝ちゃったよ,,寝過ぎだよな,,,ブツブツ)

接着面の平面などを確認して,整えます。

クランプするため,ネックに傷など付かないように慎重に保護します。

裏側にゴムシートを当てがってから,比較的柔らかいスプルースを背負わせます。

指板面の圧着にはいつものジグを使います,,ってどれだかわかんないですね,,(笑。

ちゃんと付いてね〜っと念をかけて,午前の部完了。

さて,次は,,っと。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon Pickguard repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Hide-Glue,Johnny.

Johnnyさんのネックとボディを接着します。

ニカワ(Hide Glue)を使います。

どうせ誰も見ませんが(笑,修理記録を書き込んでおきます。

次に誰かがネックのリセットをする時に見つけるかもしれませんね。

古いヴァイオリン属の楽器たちだったら,山盛りに書き込みがありそうですが,ギターはどうでしょう。

さてさて,接着前にもう一度色々確認。

センターラインを確認。うん,バッチリ直線出てます。

クランプ二つで締めます。

事前にゴムやらプラスチックやらでずれないように対策を考えてから。

Gibson社で,これが作られた1965〜8年頃は,接着剤は何を使ってたんでしょうね。

バラした時によくよく見ましたが,「よくわかりません」でした(笑。

なんとなく「ニカワ」っぽいかなぁと思いましたが,わかんないですね。

大仕事が完了したので,ホッと一息。

接着するフィンガーボードをチェックします。

裏側は,「馴染み」がよくなるように,ちょっとだけ真ん中辺を凹ませて,

接着剤が付きやすいように傷も入れておきます。

こいつに使うのは,どっちにしようかなぁ,,,。

17inch Archtop Trio.

17inch Mid-depth Archtopのネックセットの続き。

順調に進んだので,ブリッジ部の高さを設定してるところ。

あと2mmほど深く差し込めば完成のところでストップ。

これからまたエクステンションを取り付け,ネック側のバインディング,,と進みます,,,

が,家人と「連休には網戸を張り替える」約束をしてたので,まずはそっちを優先します(笑。

仕方がないので,天井の配管から紐で吊るしておきます(笑。

この紐,そこらにあったやつなんですが,なんか心許ないっすね,,。

網戸を5枚張り替えたところで,Johnnyさんのネックの続き。

昨日接着しておいたダブテイル部分を削って合わせていきます。

うーん,ネックの取り付け角度がまだ足りませんね,,もっと必要です。

必要なのは85.5°くらいなのですが,結構削ったつもりでもまだ87°くらい。

以前に作っていたネックのテンプレートを出してきて仔細に検討しました。

さて,一旦道具を片付けて仕切り直ししましょう。

足の踏み場もないくらい,削り屑と道具で「ぐっちゃぐちゃ」(笑。

そういうのって,ミスの元ですよね,,。

ケガの元ですし,,。

仕方がないので3人共,ぶら下がっててもらうことにしました。

落下したら大変なので,丈夫そうな紐に取り替えました。

17inchばかりが3本同時進行って,多分初めてじゃないかな。

置き場所に困ったら,今度からこうしよっと。

これはこれで邪魔なんですけどね,,。

花曇りの札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon Pickguard repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘