Johnny’s Fingerboard

Johnnyさんのネックの続き。

フィンガーボードの周りのバインディング中。

マルチプルバインディング,一番外側はフレットを打った後にします。

仕上がっている楽器にアセトンを使って樹脂を貼るのは緊張します。

アセトンは,ラッカーを激しく損傷させますので。

でも養生のしようがない,,とも言います。揮発性は高いし,どこでも流れていっちゃうし,,。

ビニール系でアセトンに耐性のあるシートみたいなもの,,ないかなぁ。

仕方がないので,染み込まなそうなテープを使って保護します。

Johnny’s Fingerboard.

結局,一晩この状態で寝ていてもらいましたよ,Johnnyさん。

Beerを一口飲んだら,「焦ってもしゃーないし!」という気分になりましたので(笑。

そりゃそうか,,。

このテーブル,

使い古しのバスタオルの下には,これまた使い古しの「低反発マット」が敷いてあります。

寝心地,どうでしたか?(笑。

その代わり,朝,起きたらすぐにFingerboardの接着準備開始。

(いやー10時間も寝ちゃったよ,,寝過ぎだよな,,,ブツブツ)

接着面の平面などを確認して,整えます。

クランプするため,ネックに傷など付かないように慎重に保護します。

裏側にゴムシートを当てがってから,比較的柔らかいスプルースを背負わせます。

指板面の圧着にはいつものジグを使います,,ってどれだかわかんないですね,,(笑。

ちゃんと付いてね〜っと念をかけて,午前の部完了。

さて,次は,,っと。

14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Hide-Glue,Johnny.

Johnnyさんのネックとボディを接着します。

ニカワ(Hide Glue)を使います。

どうせ誰も見ませんが(笑,修理記録を書き込んでおきます。

次に誰かがネックのリセットをする時に見つけるかもしれませんね。

古いヴァイオリン属の楽器たちだったら,山盛りに書き込みがありそうですが,ギターはどうでしょう。

さてさて,接着前にもう一度色々確認。

センターラインを確認。うん,バッチリ直線出てます。

クランプ二つで締めます。

事前にゴムやらプラスチックやらでずれないように対策を考えてから。

Gibson社で,これが作られた1965〜8年頃は,接着剤は何を使ってたんでしょうね。

バラした時によくよく見ましたが,「よくわかりません」でした(笑。

なんとなく「ニカワ」っぽいかなぁと思いましたが,わかんないですね。

大仕事が完了したので,ホッと一息。

接着するフィンガーボードをチェックします。

裏側は,「馴染み」がよくなるように,ちょっとだけ真ん中辺を凹ませて,

接着剤が付きやすいように傷も入れておきます。

こいつに使うのは,どっちにしようかなぁ,,,。

17inch Archtop Trio.

17inch Mid-depth Archtopのネックセットの続き。

順調に進んだので,ブリッジ部の高さを設定してるところ。

あと2mmほど深く差し込めば完成のところでストップ。

これからまたエクステンションを取り付け,ネック側のバインディング,,と進みます,,,

が,家人と「連休には網戸を張り替える」約束をしてたので,まずはそっちを優先します(笑。

仕方がないので,天井の配管から紐で吊るしておきます(笑。

この紐,そこらにあったやつなんですが,なんか心許ないっすね,,。

網戸を5枚張り替えたところで,Johnnyさんのネックの続き。

昨日接着しておいたダブテイル部分を削って合わせていきます。

うーん,ネックの取り付け角度がまだ足りませんね,,もっと必要です。

必要なのは85.5°くらいなのですが,結構削ったつもりでもまだ87°くらい。

以前に作っていたネックのテンプレートを出してきて仔細に検討しました。

さて,一旦道具を片付けて仕切り直ししましょう。

足の踏み場もないくらい,削り屑と道具で「ぐっちゃぐちゃ」(笑。

そういうのって,ミスの元ですよね,,。

ケガの元ですし,,。

仕方がないので3人共,ぶら下がっててもらうことにしました。

落下したら大変なので,丈夫そうな紐に取り替えました。

17inchばかりが3本同時進行って,多分初めてじゃないかな。

置き場所に困ったら,今度からこうしよっと。

これはこれで邪魔なんですけどね,,。

花曇りの札幌です。

14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Johnny

JohnnySmithのネックリセットの続き。

ネック側のダブテイルを作り直します。

ネック角度はやや合ってきましたので,「合わせ目」も整えてさらに精度を上げていきます。

ボディ側の平面出しもザックリ。

ジョイントしてから精密に行きましょう。

昭和の日の午後

祭日の午後,とうとうネックを外したGibsonに取り掛かります。

ヒールの部分を削って角度を元に戻すのですが,これは難題です。

手をかけてみて,「こりゃすげ〜(笑」と再認識。

どこにも「真っ直ぐ」なところがありません。

平らなところも。

でも方針は見えてきました。

慌てず騒がずやります。

天気が良かったのでガレージでサンディングした17inch Thin bodyは,,,

しばらくここで待っててもらいましょうか。

14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

First song

Gibson Johnny Smith model 1968, Neck Reset.

ネックを外して,正しい角度に戻すリペアです。

このジグ,初めて使います。

いきなり電動ドリルは使わず,手作業で角度を決めて。

ハンダゴテの先端を専用の細長いのに変更して,ダブテイルのジョイントを狙って差し込みます。

この作業のために1セット買い足しました。

この道具,1本だと以前にやってみて,非常に時間と手間がかかりましたので,,。

Stewmacのオリジナル商品なのかな。

一昔前は,細いノズルに「エスプレッソマシン」から蒸気を送り込んで,,ってのが一般的だったと思うのですが,「蒸気によるダメージ」も半端ないので,きっとこの道具を考えついたんでしょうね。

めっちゃ慎重,,(笑。

約1時間後,外れました。

イヤイヤ,結構「恐ろしい」作業っす。

クローズアップの写真は載せませんが,ダブジョイント部分,盛大にシムが詰め込まれてました,,。

ショックを受けられる方がいたら申し訳ないので,詳細は伏せます。

(そうかぁ,,工場製品だから仕方ないよな,,でも評判の高い60年代もこうかぁ,,,でも,だいたいこんな感じだよな,,ブツブツ。)

初めてのジグを使うので,今日のBGMは Charlie Hadenの作曲 

「First Song」

Pat Metheny とCharlieのDuoアルバムで聴いてたのですが,Vocalものあるの知ってました?

Elina Duniのこのアルバムで偶然聴いて「ヘビロテ」になりました。

Rob LuftというGuitaristも初めて聴きました。

現代的な感じ。

Youtubeを見たらGuildのアーチトップを弾いてましたね。

珍しい楽器だなぁ。

約1時間ほどもヒーターの様子を見ていて暇だったので(笑),”First Song”で検索したら,

いやぁ,Vocalもの,結構あるんですね。

そんで,驚きを持って聴いたのは,,

”西村 知恵”。

恥ずかしながら,今の今までこの方のこと,知りませんでした。

素晴らしい声。

別のアルバムもドサっといっぺんに聴きました。

素晴らしい!。

Guitarは 「井上 銘(イノウエ メイ)」という方。

この方も初めて聴きましたが,あれ,,なんか雑誌の表紙で見たことがあるような,,。

有名な方なんですね!,

すんません,,記憶します。

そんで,作曲者本人と,Egberto GismontiとのDuoのこれ。

ほとんど同じ構成で演奏してるのに,Patとのそれとは明らかに,空気の色が違いますよね,,。

4組の”First Song”,

全部にGuitarが入ってるのもいいっすねー。

恐ろしい作業の心の支えになってくれました。

素晴らしい演奏をありがとう。

リペアが済んだら,このギターで最初に弾くのは”First song”に決めました(笑。

ここのところ,工作室の写真を撮るのに使っているレンズはこれ。

相当昔のSummaron 35mmF2.8.

埃を被って可哀想な事になってたので,ブラシで払いました。

だからどう,,ってことないです(笑。

綺麗になったので記念撮影。

なんか,新しいレンズ,使ってみたいっす,,って事で(笑。

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JohnnySmith1968 Repair

Gibson JohnnySmith modelのリペア。

ネックリセットは「見送り」ました,,と書きかけたのですが,どうも避けられないかもしれません。

指板を外した状態で経過観察してました。

最終チェックしていて,どうも納得できない感じになってきちゃいました。

取付面の平面出しをして,新しい黒檀の指板をセットする準備までします。

例のネックマウントのピックアップの納まり方です。

これでギリギリ限界なのですが,ネックの平面出しをしていったら,,,。

やっぱりExteintionの先っぽをまだ削らないと,どうにも納まらない感じ,,。

また迷ってきました。

出来れば「リセット」は避けたいんですけどねー。

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Neck Binding

ネックとヘッドのバインディングの準備。

指板の上に置いたのは,リペア中のGibson JohnnySmith model 1968から外したネックのバインディングです。

これを再現するために,驚くほどの種類のバインディング材が必要でした。

やっと仕分けをして必要な長さに切り出したところ。

製作中の17inchにもこれを採用しますので3本分の材料を用意します。

さらに事前に積層しなければならない部分もあるので,トリミングも必要です。どんだけ手間かかってるんでしょ。

Gibsonなどの工場では,すでに積層された材料を使うのでしょうけど,たった一人の工房では当たり前ですが,全工程を自分でやる訳で,ちょっと気が遠くなってます(笑。

次は,ヘッドの方の準備。これまた寸法が違うんですね,,。

さぁ,やっちゃいましょうか。

Guitar Neck Removal Jig

Guitar Neck Removal Jig.

ネックを取り外す道具です。

年末,Stewmacのセールで入手してました。

せっかくだから組み立てセットしてみたところ。

なるほど,こういう使い方か,,って見たまんまですね(笑。

実際,このGibsonのネックを外すべきか,まだ考え中なんですが。

選択肢の一つですよね。

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