Arch Back

17inch のアーチトップ。バック材を削っています。

アーチトップの製作は,この作業が醍醐味ですよね。毎回アーチは微妙に異なりますが,その時々の理想を追求して削っていくのがいいです。無心になって削ります。

コロナのせいなのか,コロナがきっかけに過ぎないのかは,今はわかりませんが,実に色んなことがうまく行かなくなっているんじゃないでしょうか。

こんな時こそが,アーチを削るのに最上の日ですね(笑。

乗らない気持ちで豆カンナを手に取っても,5分後には無心になってますからね(笑。

秋の彼岸の札幌です。

JohnnySmith model

1960’s Johnny Smith Pickup.originalのを入手しました。

まずは緑青を取り除きましょうか。

酢酸に塩を入れたもので取り除けるはずです。いきなりマイクロメッシュなどで磨いてしまうと,せっかくの風合いが消えてしまう時がありますよね。久しぶりに初心に帰って,アーチのバック材を削りました。

一日中,なんともどんよりとした暗い雲の札幌でした。

Piezo

詳細不明のBass用Piezo.

よくあるミニジャック付きのPickupなのですが,「Bass用」と。

この感じだと,プリアンプなど前提なのでしょうが,パッシブでも行けるのか,そもそもどんな音がするんでしょ。

普通の金属製のブリッジに仕込めるのか,アコギのような木製ブリッジが良いのか,,,。

うーん,疑問は尽きません(笑。

以前からBassも作ってみようとは思っているんですが,はて,,。

1本だけ持っているE-Bassを出してきて,考え中。

実験するったって,一体どうやって??。

早朝から雨の札幌です。

Trussrod cover

Trussrod cover.

アクリル板を切り出して,トラスロッドカバーを作りました。

今回,透明のノブを付けたので,なんとなくこれも透明がいいかな,と。

あんまりにも暑い日が続いているので,涼しそうなのが見たかったのかもしれませんが(笑。

ここのところ,ずっとこのデザインで作っているのですが,香水の瓶がモチーフなんです。

けど,わかんないですよね(笑。

皆さんの地域はいかがですか。

北国としては「暑い」日の続いている札幌です。

Steinberger’s Tuner

Steinberger’s Tuner. 

初めて使いました。動作はスムーズ。

一番最初は,弦の引っ張り方が足りなくて,やり直しましたが実に良いですね。

オイル漬けのボーンナットを綺麗に整えて記念撮影。

あ,またトラスロッドカバーを忘れてました。

どうしようかな。

Banana Head

Explorer’s head.

こういうの,バナナヘッドって言うんですよね。

フェイスの,失われたナット側部分を作りました。オリジナルはプラスチックなのですが,同じ素材は持ってませんでしたので,まず厚みを調整するためにエボニーの薄板を貼り,その上にファイバーベニヤをきっちり合わせて貼りました。この素材はGibsonなどのフェイスに使われてますよね。

ぴったり合わせたと言っても,今回は異素材どうしの組み合わせ,,。あらまー。

こういう部分のリペアって,難易度高いですよね,,。って

え?,,そう,思ってるの,もしかして僕だけですか?。

雨の札幌です。

Set neck

ヘッドの仕様が決まったので,今度はセットネック。

Gibson社の言うところの「Deep Joint」ってやつなんですね。Gibsonはこれを作る時,ゴロンと接着してから,Pickupの形にザグるんでしょうかね。

ま,ザグってるのに合わせればいいので,どっちでもいいんですが。

ざっと合わせてセンターラインの確認。

Deep Jointの修理も初めてです。

微調整のマージンを残して,,ネックの取付角も確認。ま,こんな感じですかね。

Boiled Head

茹でたExplorer

.樹脂製のヘッドプレートを変形させずに剥がす方法を考えてました。

ふと「茹でればいんじゃね?」。

洗面器にヘッドを入れてヤカンから熱湯を注いで,,ってみればわかりますか(笑。

10分ほど泳がせてからスクレーパーを慎重に突っ込んだら,見事に外れました。

いやー,ギターのヘッドを茹でたのは初めてです,,って,我ながらちょっと呆れました。

あー,面白かった(笑。

カケラの足りない部分をどうするかは別として,とりあえずこれを使うことに決めました。

これ,「修理」っていうより「改造」に近いですかね。

でも,ヴァイオリン族もネック平気で交換してますよね,ヘッドだけ元のをつけて。

ま,元のネックがヘッドが取れただけじゃないくて,全体に割れちゃってたんで,交換しないと楽器になりませんので,まぁこれもリペアってことにしていいですか(笑。

Headstock

Explorerのヘッド。

このモデル,エッジの部分の処理が面白いんですね。木口が面に対して直角ではないんですね,,,ってわかりにくいですね。確かFirebirdもこんな処理だったような,,,。

いえ,大したことじゃないのでいいんです(笑。

新しいフィンガーボードはRosewood(多分Indian Rosewood)で作りました。

元々のもそうだと思うんですが,こっちは真っ黒に近いですね。日焼け(酸化?)したんでしょうけど。

アールを取るのに削ったら,きっと赤い木目も現れると思います。

さて,ヘッドプレート,どうしようかな,,。

In the middle of spraying

中塗り吹付の様子。

裏ブタの色具合も合わせて。キャビティの内部のエボニーの柄が綺麗です。

浜二ペイントのクリアラッカー#1000は,乾燥が早い感じですね。

ラッカーとシンナーの比率を1:2.5くらいにすると,僕には扱いやすいようです。

気持ちシンナー多め。

セラックのフレンチポリッシュの場合,仕上げに近づくに従ってアルコールの量を増やしていくと思うんですけど(主に光沢を出すため?),ニトロセルロースラッカーのSprayの場合って,みなさん最後まで同じ濃度でやりますか?。

もしかして,この後2日ほど放置してサンディングの後に吹く最後の1回は,フラッシュコート(1:4)の方が綺麗に行くんでしょうかね,,,。ちょっと思いついちゃいました。急に強い日差しが差し込んできたので,記念撮影です。

静まり返ったような,札幌です。