Clear coat 4th

Clear4回目のDEEDEE11.

バックは着色のムラがあります。

わざと残しました。

っていうのは,10代の頃,フェルナンデスのレスポールに,こんな風にわざと着色の濃淡を出したシリーズがあったんですよね。

多分一瞬だけのラインナップだったはずです。

でも,楽器屋さんからもらったパンフを壁に貼って,毎日眺めていたのを思い出したんですよ。

結局,実物は一度も見ることも,触ることも出来なかったのですが,アレは完全に「恋」でしたね(笑。

完全に心を奪われてました,,(笑。

なので,均一に着色するのを途中でやめました(笑。

小さな遊び心,,,っていうか子供心っていうか,恋心(笑。

Vintageラッカーもこれにて終わり,最後の5回目は正真正銘のクリアです。

さぁ,乾いたら,どんな感じになるでしょうね。

Clear coat 3回目

いやいや,暇すぎて写真撮ってます(笑。

3回目のクリアを吹いたDEEDEE9。

よーく見ると木材の小さな染みだとかが見えてくるんですよね,クリアコートの段階で。

クリアってレンズのような働きもするんでしょうか。

塗りつぶしではないので,それぞれのレイヤーが纏まっていくんですよね。

化学変化も起きてるのかな。

それも「味」ってことにしています(笑。

こちらは3回目を終えたDEEDEE11.

外が暗いのもありますが,養生のロールカーテンを下ろしてるので,

人工光下での撮影になっちゃうと,色の感じはやはり実物とは違いますね。

こちらは着色少なめなので,木目はさらに良く見えるかな。

こっちの4回目はあの褐色に変色したVintageラッカーを使いましょうか。

Ebony Finger Board

夕方,Macassar Ebonyの長材を切りました。

FingerBoard用に切り出していたMacassarは3年前に入手したものでした。

先ほどの「先人の教え」から言うと,「ちょっと若い(笑」。

そこで6年前に入手した長材から指板用に切り出す事にしました。

いやいや,2mのものを刻んでしまうのは,ちょっと気後れがしましたが。

No.1〜3がそのMacassar Ebonyです。

No.4は2006年入手のStewmacのEbony(産地不明)です。

さて,どれをどれに使いましょうか。

M様,いかがですか?。

磨いてオイルで仕上げますので,Macassarはもっと黒くなります(杢目は微妙に見えます)。

Label

Shop Label.

ボディの中にラベルを貼ります。

直接ボディに書くこともありますが,やり方はいつもその時の気分です(笑。

トップ材を接着する準備も整って来ました。

もうちょっとですね。

ネックの方は,トラスロッドの溝を埋めているところ。

意外と手間はかかりますよね。

ニカワを使う作業はなるべくまとめたいですが,そうも行かないですね。

両端にまず蓋をして,直線部分を埋めたらヘッドに耳をつけましょ。

そんで,次はFingerBoardの準備です。

エボニーを出して来て品定め。

15inchモデルは,基本Macassar Ebonyを使っていますが,残りが少なくなったかな。

長材を切ればありますが。

この種の木材は乾燥に非常に時間がかかるので,自分の工房で「5年は寝かせろ」とか,「いやいや7年以上は寝かせる」とか聞きますよね。

長い長い楽器作りの先人たちの知恵なんでしょうね。大手のファクトリーではそうは行かないんでしょうが。

私もなるべく古いの(入手から時間の経ったもの)を使うようにしています。

今見たら,一番古いのは2006年って書いてありました。

こんだけ経ってたら大丈夫でしょ。

入手年が新しくなるにつれ,「真っ黒」ではなくなって来ている感じもしました。

ま,ものによりますけどね。

中には「100年以上前の家具から切り出したブラジリアンローズウッド」なんてのもありましたが,こんなの恐ろしくて使えないですよね,,(笑。

何か特別なのに使いましょうか。

マダガスカル,カメルーン,インド,,,。輸出停止になる前に日本に入って来たものを含めて,世界中からこれら「黒い」エボニーが集められています。

現地で挽いたものが最近は主流なのかな。

加工前のモノは輸出規制,,とか,いろんな事情があるんでしょうね。

樹脂で固めたようなのや,全部樹脂の人造エボニーも個人製作家向けに出回るようになって来ましたよね。

でも,まだ使ったことはありません。音はどうなのかな。

African Blackwoodは,規制がかかる前にまとめて購入したのがまだありますが,今後は手に入らないのかもしれませんね。

最近見ないな。

気温の上がって来た札幌です。

Red Trussrod

赤いトラスロッドを仕込みます。

ヘッド側はちょいと太くなっている部分がありますので,そこらは手作業で幅と深さを調整しなければなりません。

以前,「その部分」を加工するドリルビットがあったのですが,あっという間に中心軸が付け根から折れてしまいました。

ブラス製の軸が持たなかったんですね,,。

Stewmacのモノでしたが,あれ,まだ売ってるのかな,,。

高価でしたが,あれは失敗作だな,,。などと,思い出しつつ1本目,調整完了。

なんだか薄暗くなって来ましたよ。

一日早いなー。

僕がのろいのかなー。

for Trussrod setting

Trussrodの溝。

今回使うダブルアクションのトラスロッド用に溝を切ります。

Stewmacのダブルアクションのトラスロッド用のビットを使います。

約6.45mm幅で切れます。

皆さん色んなジグを製作してやってますよね。

でも,私はジグは作らずに,こんな風に切っています。

作るのが「面倒だった」とも言います(笑。

大きな万力(Triton Super Jaws)に,ネック材とガイドにする木材を平らになるように挟んで,定規を当ててルーターで切っています。

ガイドの定規を正確にセットするのが面倒っちゃ面倒ですが,ネック材の幅はそれぞれまちまちなので,こんなやり方をしています。

今日は4本切りました。

一度機械をセットしたら,流れ作業で出来ますので。

15inchのが3本と17inch用が1本。

17inch用はスケールとヘッド角度が微妙に違いますが,トラスロッドは共通です。

製作を始めた頃,こんな道具など一切持ってませんでしたので,鉛筆で墨を出して2分のノミでちまちま掘っていました。

ほぼ丸一日かかりました(笑。

今日は片付けまで入れて4本で1時間半(笑。

電動工具,すげー。

道具のセットがその大半ですので,広い工房で道具を出しっぱなしに出来るところなら所要時間は半分以下でしょうね。

綺麗に切れました。

ルーターやトリマーなど,高速回転の工具を使うときは,今でも緊張します。

ですが,ノイズキャンセルイヤフォンを付けるようにしてからは,随分緩和されました。

やっぱりあの大きな音で緊張するんですよね,エマージェンシーにしか聞こえませんもん。さて,次は何をしようかな,,。

お花は全然まだですが,春の匂いがする札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

inside bodies

15inch Body.

bodyの内部にShellacを塗ります。

これ,大手メーカーはしませんよね,,。

アーチトップの場合,例えば湿気などに対してどうなんだろう,,,とか,表面側だけ塗装が乗って,裏側は素地のまま,,,って本当はどうなんだろ,,とか,考えます。

ルシアーもののナイロンギターでは塗ってあるものも見ますよね。Archtopも稀に。

セラックの扱いに慣れているからでしょうか。あるいはボディの板が超薄い場合の対策でしょうか。

ここ札幌は割と乾燥した場所だと思うのですが,演奏者がいつも乾燥した場所にいる訳ではないですよね。

私も「塗る」パターンと「塗らない」パターンの両方で製作して来ましたが,どちらが正解なのか,結論は出せずにいます。

海外のルシアー達もまちまちですよね。「どっちでもいい」が答えなんでしょうかね(笑。

ま,ラッカーと違って,Shellacはごく薄い塗膜ですので,塗ることでアコースティック感が損なわれるようには感じないんです。

なので,今回は「塗る」ことにしました。

杢目が浮き上がって来て,間違いなく気分は「上がり」ます(笑。

この2本とも,仕上げはニトロセルロースラッカーの予定です。

塗る前の様子はこんな感じ。

雪解けが急激に進んでいる札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Black Walnut back&side

Black Walnut. Back & Side.

ニカワで接着する準備中。

この薄いベニヤ板1枚のモールドも,実に役に立つんですよね。

気軽にガイドになってくれるいい奴です。

さらに上から,別のベニヤ板の型板を当てがって,クランプに備えます。

さて,Hide-Glueを終えたら今日は次に何をしましょうか。

晴れたと思ったら,また吹雪いてきたので出かけるのはやめましょうか(笑。

Maple, Maple

Maple Back&side, and Necks.

昨日接着したボディです。

クランプを外して周囲のはみ出た部分をトリミングしたところで記念撮影。

楽器の形が見えてきました。

引き続きWalnutのセットもサンディング中。

Mapleのネックも3本接着完了。

手前:派手目のCurlyの両サイドで細かなCurlyのItaya-Kaedeを挟んだもの。

中央:手前よりは大人しめのCurlyで細かなCurlyのItayaを挟んだもの,

奥:ほぼプレーン(ちょっとだけCurly)で割とはっきりしたCurly Mapleを挟んだもの。

さて,どれをどれに使いましょうか。

M様,いかがいたしましょうか?。

写真じゃわかりずらいですかね。

春分なのに吹雪いてきた札幌です。

Hide Glue

接着の予行演習。

今回の2本はバインディングを回しませんので,この接着面が「仕上」になります。

隙間や歪みがないか,よーくチェック。

Hide-Glue.

ニカワで接着します。

日暮れまで,まだ時間があるはずなのに,外が暗くなってきた札幌です。