Back Cavity

Back Cavity.

サーキットなどの部分のキャビティを切り出してから,バックのCurly Mapleを接着しました。

けど,CNCもレーザー切断機もない個人工房の場合,こいつは結構厄介です。

一筆書きのように糸鋸盤で切り出したアウトラインは,お世辞にも美しいとは言えません(笑。

でも,切り出したメイプルを蓋に使いたいんです。

木目が通っていて,共材の蓋は魅力的ですから。

なので,ノコの厚み分をバインディングの要領で縁取りすることにしました。

山桜とMahoganyの薄板を周囲に巻きます。

こんな感じで,巻きます。ピッタリになるまで。

こんな感じでしょうかね。

キャビティの中はこんな感じ。セラックを内部に塗りました。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Kent Armstrong

Kent Armstrong hand wound Pickup.

今回のはこれを使うことにします。

彼のHand wound seriesを最近連続使ってますが,このタイプのは初めてなので音を聞くのが楽しみです。

評価の高いやつですよね,これ。

Fホールも切りました。

ジャストサイズでCavityを切ったら,エスカッション使いたくなくなりました(笑。

さてどうしようかな。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Cavity

日も暮れた頃,キャビティの掘削完了。

試しにいろんなベアリングを付け替えて,ピッタリの寸法に空く様に実験しました。

ピックアップのメーカーによって,このキャビティの寸法,微妙に違いますよね。

エスカッションを使うつもりなので,それほど神経質にならなくても良いのですが,ここ,綺麗だったらスッキリしますよね。

さあて,今度はどこかな。

Pickups

昨夜接着したトップの縁をトリマーで切り飛ばします。

床屋さんへ行ったみたいにスッキリ(笑。

ベアクロウ(熊の爪痕のような杢目)が派手に見えますかね。

ネックの材料も準備。

Curly hard maple,2ピースにしようかな,,。

ちなみにバック側はこんな感じ。

まだ開口してないので,接着はこれからです。

なぜなら,,,

Pickupをどれにするか,迷い始めてしまったんで,,,(笑。

使う種類で「座繰り」が違うので,セットするための仕掛け,ケーブル穴なんかを設けてからでなければ,バック板はつけられないんです。はてー,どうしましょうか,,,。

普段フローティングピックアップばかり使っているので,久しぶりのボディマウント,迷ってきました。

どれがいいと思いますか?(笑。

Bubinga

Bubinga. 

アクセントにブビンガの突板を貼ります。

これがなかなか厄介です。

突板だけに薄すぎて接着剤で伸びますし,逃げてあるいてクランプが大変(笑。

透明のテンプレートを利用して,隙間がないかを確認しながら接着。

やっと貼り終えました。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

new attempt?

新しい試みの考察。

っていうか,

このデッサン,2006年から書いては消し,描いては消してきたものです。

なので,線がたくさんありすぎて,自分でもどれがどれだかわからなくなってます(笑。

でも,この線の中から,自分が見たいアウトラインを見つけていくための大事なメモです。

んで,今回新しいアウトラインを描いたのか,,というと,,,

全然そうじゃなかったです(笑。

以前作った15インチのSemi-Hollowのカッタウェイの部分の曲線を描き変えただけでした(笑。

自分にとっての完全に新しいアウトラインを採用するのは,「次」にします。

作りかけて途中半端になってるのを,まず仕上げて行く事にします。

「作りかけ」が段々小山になってましたので(笑。という事で,

やりかけの「Semi-Hollow」の製作,再開です。

中空部分を作るボディの真ん中は,桂です。

軽くて密な素材。

海外では,大抵この部分はマホガニーでやる人が多いですよね。

この形までは既に終えています。

平面出しするのに,カンナを出してきたのですが,最近全く調整もしてなかったので,赤樫台の乱菊,調子が出ませんでした。

っていうか,こんな風に切り出してしまったら,「寸八」のカンナはちょっと大きすぎますね。

洋ガンナを出してきて収めました。

久しぶりにカンナ,ちゃんと調整しましょう。

バック用のCurly Mapleは既にアウトラインを切り出してあったのですが,

トップ材が決まってませんでした。

で,引っ張り出してきたのは,

これも既にセンタージョイントが済んでいるスプルースです。

ベアクロウのちょっと面白い木目。

こいつに決めました。

スプルーストップは,見た目,超地味かもしれませんが,アコギ寄りのイメージで行こうかな,,と。

作りかけの材料ばかりなので,ジャンジャン進めます。

Chaki P-5 fix

Chaki P-5の修理完了。

ゼロフレットを含めてフレットは全て交換しましたが,「ズレ留め」のナットはそのままにしました。

なんとなく元の雰囲気を残したかったんで(笑。

糸巻きは,中でビスが緩んでいたのを締めてオイルを刺したら動作OK。

ジャックはスイッチクラフトに交換しました。

特徴的なのは,トーン。0から10として,普通10にするとトーンが解放になって0にすると「モコモコ」ですよね。

このChaki,逆なんです。”10”で「モコモコ」。

オーナーさんももしかしたら知らないかもしれないので,教えてあげないと,,。

これにて完成としました。

写真で見ると,何にも変わってないですね,,,。

ま,でもそれが目的でしたので「よし」としましょう(笑。

プラスチックのピックガードは,変形が進んでいて,取り付けると演奏にちょっと支障がありそうでしたので,

外したままにします。

飾るのが目的なら,すぐに戻せます(笑。

お待たせしました。

New Year !

新年明けましておめでとうございます。

今年も良い年にするよう,心します。

よろしくお願いいたします。

さて,新年早々に行ったのは,”Sofa Guitars, 2006”とラベルにあるGuitarのリペアです。

そうです,私が17年前に作った楽器なんです。

いやぁ,,「赤面の至り」が束になったような(笑)楽器ですよ。

ギターを作り始めたごく初期のものですので,「思い出いっぱい」かというとそんなことはなくて,

「ああ,こんな風にやってったんだぁ,,」とちょっとずつ思い出してきたところです(笑。

実は,この楽器の持ち主から修理の依頼で持ち込まれた時,

弦が張ってないどころか,

Nutも,Bridgeも,Tailpieceも欠品してました,,,。なんで?!?(笑。

要するに,本体に緊結されているもの以外,全てが「ない!」(笑。

これって「修理」じゃなくて,ほぼ「製作」なんじゃ,,,。

この17年の間に,こいつに何があったのか,もちろんわかるはずもありません。

でも多分音楽から遠ざかっていたんでしょうね。

で,また「音楽に戻ってきたのかな」,,と。

なので,理由は聞きませんでしたが,

「うっし,やりますか!」,と(笑。

預かってから,一つずつパーツを作ってました。

合間あいまにやってたので,随分時間かかりましたけど。

African Blackwoodのナットをマホガニーの太いネックに。

同じくAfrican BlackwoodのブリッジベースとゴールドのTuneOをシミだらけになったスプルースのボディトップに,

パーロッサを黒く染めたテールピースを「桂」のSide&backに

装着!。

新年早々,セットアップ完了!

弦を張りました。

いやぁ,何年振りに弦を張ってもらったのかわかりませんが,「鳴って」ます(笑。

フレットも擦り合わせてピカピカにしました。

ラウンド弦はストロークで弾くかもしれない「彼用」です。

連続マイナス気温が続いてますので,ガレージに持ち出しての撮影は断念して,作業台の上で記念撮影。

おっと,ナットの仕上げを忘れてますね。

寒いけど,晴れ間がのぞく,新年の札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Chaki repair

Chaki repairの続き。

ブリッジベースを作りました。

African Blackwood.

金属製ブリッジは相当古い在庫品です。

「made in Japan」と刻印がありますが,メーカー不明。

でも多分40年以上前のものだと思うので,この楽器の時代にやや合ってるかな,,ということで選びました。

「クローム」がこれしかなかった,,,とも言います(笑。

フレットも打ちました。

StewmacのWide-Midium0149を使います。

多分オリジナルのフレットもこのくらいでした。ちょっと陽のさした,年末の札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

種目ザメ

種目ザメみたいな,

この小さな鋸がなかったらと思うと,ちょっとゾッとしませんか(笑。

リフレットの時,フレットの溝は浅くなりがちなので,

こいつで所定の深さまで切るわけです。

両サイドのバインディングを気にしなければ,普通の長さのフレットソーで「ズバッと」キレますが,

それを残そうとすると,こういう小さなのが必要なわけです。

このChakiのフレットボードのアールは,ナット側が6’くらいかなり小さなアールで,

テール側は12’くらい,,という例の難しいやつでした。しかも一定ではないので円錐でもないのです。

一気に全部のアールを揃えるくらい削ってしまうと,インレイの厚みが足りなくなったり,色々まずいことが起きそうなので,

現状を基本維持しつつ,慎重に行きます。

押弦で深く掘れてしまった部分も,エポキシなどで補修した所がもっと目立たなくなるまで削りたいところですが,同じ理由でここまでとしました。

目立つなー,もうちょっと頑張りましょうか。

ただね,「親父さんが掘った跡」がちょっと残っててもいいかな,,と。

演奏に支障のないように,もちろんフラットにはなってます。

付いていたブリッジは,底に厚紙を貼って高さを足してありましたし,

それでも弦の圧力に負けたのか再利用は無理でした。

作り替えるのにピックアップを外したところで記念撮影。

このChaki P-5はプライウッドのトップだったんですね。

ちょいと削ってみて確認しました。5プライかな。

木口をちょいと削って確かめるために使ったのは,

「佐治」

と刻印のある小刀。

随分以前に,登山用品の店で入手しました。

釣りとかキャンプとかで使うんでしょうかね。

ゴッツくて鈍角に研いであって,合板の木口なんかを削るには安心感があります(笑。

パラレルブレイシングの位置を手を突っ込んで確認します。

この新しいブリッジベースの両端がピッタリ乗ってる部分です。

テールに向かってかなり広くしてるんですね。

ボディの中央はかなりのトップ落ちなので,ガシッとブリッジをブレイシングに乗せます。

次はフレット打ちかな。

30cmも雪の降った札幌です。