2 weeks

クリアを吹いてから2週間経ちました。

ボディの最終仕上げに入って行きましょうか。どこまで行けるかな。ああ,でもその前にフレットのレベリングをしておきましょ。

帰宅してから,いそいそ指板のマスキング。って,もう夕方じゃないですか。

まぁこの作業は自然光でなくてもいけますので,慌てなくてもいいんです。ストレートなアルミの角パイプにサンディングペーパーを貼ったもので,まずはフラットにして,ダイヤモンド砥石でさらに整えて,フレット用のヤスリで仕上げます。

さらにドレメルルータでコンパウンド仕上しました。

明日から「緊急事態宣言解除?」が聞こえてきた,曇り空の札幌です。

In the middle of spraying

中塗り吹付の様子。

裏ブタの色具合も合わせて。キャビティの内部のエボニーの柄が綺麗です。

浜二ペイントのクリアラッカー#1000は,乾燥が早い感じですね。

ラッカーとシンナーの比率を1:2.5くらいにすると,僕には扱いやすいようです。

気持ちシンナー多め。

セラックのフレンチポリッシュの場合,仕上げに近づくに従ってアルコールの量を増やしていくと思うんですけど(主に光沢を出すため?),ニトロセルロースラッカーのSprayの場合って,みなさん最後まで同じ濃度でやりますか?。

もしかして,この後2日ほど放置してサンディングの後に吹く最後の1回は,フラッシュコート(1:4)の方が綺麗に行くんでしょうかね,,,。ちょっと思いついちゃいました。急に強い日差しが差し込んできたので,記念撮影です。

静まり返ったような,札幌です。

アカエゾマツ

Red Ezo-spruce (Sakhalin spruce).  赤蝦夷松

4年ほど前,岩手の

” Odashima Guitars”

さんが下川町のスプルースを調達に北海道に来た時,「名刺代わりに(!)」と,置いていってくれた赤エゾ松です。名刺,デカ!。なんだか樹皮も神々しくて,剥がせばいいのにそのまま部屋の真ん中に立てて眺めていました。

樹皮を剥がして,切り出した木口をちょっとだけ綺麗にしたところ。

年輪を数えてみたら,,,151までは数えましたが,目がチラチラして自信ないです(笑。植林されたもの,,とお聞きした気がするのですが,年代,合ってますか?。151歳か,,気が遠くなります。

最初の1/4カットから外れかけていた端部が,随分乾燥が進んだせいか,グイッと力を入れたらバリッと取れましたので,試しにちょいと削ってみました。

まだちょっと乾燥させた方がいいかな,,。

もちろんアーチトップのトップ材として使わせてもらうつもりです。

小田島さん,お元気でしょうか,,って,見てないですよね,,スンマセン。

実は先日,「温根沼の赤エゾ松」を紹介されて手に入れることが出来まして,赤エゾつながりってことで引っ張り出したんです。

「Runt Guitars」さん

「ウッドショップ木蔵」さん

お世話になりました。地元の木材を楽器にするって,特別な意味があるように感じますよね。

そっちはきちんと製材されているんで安心です(笑。

塗装開始

14inch Semi-Hollowの塗装開始。

1回目のウッドサンディングシーラーを吹いただけなのですが,なんでしょう,,この仕上がった感。いえいえ,これからです。写真になると騙されてしまいますね。

でも,この杢目の激しさに,作っている本人が一番驚いているかもしれません。

いや,こんなFlameが出るとは思ってなかっただけなんですが。

使ったのはニトロセルロース系のサンディングシーラーですが,実は自分の楽器の塗装に初めて使いました。

これまでにかなりいろんなものに吹き付けたりして実験してたのですが,Flame Mapleに吹いたのはこれが最初。サンディングして下塗りが出来たら着色するかどうか,また考えましょうか。断然イメージが湧いてきました。

セラックのフレンチポリッシュも,一番最初に塗るとき杢目が浮き上がってきたりして,感動しますよね。

ちょっとハイになっちゃいました。

Gold Plated

リペア中のExplorerの金メッキのパーツを,ヒマヒマ磨いています。

アルコール,シンナー,スペースショット(っていう洗剤),どれもベタベタして酷いことになっているパーツをきれいにする決定打にはなりません。

結局,ホームセンターで売られている「金メッキ磨き用クロス」が一番綺麗になりました。ただ,ちょっと金色の色が薄くなりますよね。ベタベタのそのままと,どっちが質感が良いでしょうか。やっぱりちょっとキラッとしてる方が好みかな。「stay home」に飽き飽きでいらっしゃる方には「金メッキ磨き用クロス」,オススメです(笑。

14inch Semi-hollowの塗装の準備は,しばらく中断してましたが,端材を使って調子を見ていました。

着色せずにウッドサンディングシーラーを塗ってちょいとペーパーを掛けたのがこんな感じ。Mapleの種類によって,クリアを塗っただけでこんなに赤くなるのもあるんですよね。真っ白のままのはEuropeanに多いですかね。今回のは「赤みが差す」方でしたので,このまま行こうかな,,と。

スーパーマーケット以外に人がいないように感じる日曜日の札幌です。

Knobs

サンディングがほぼ終わり,Potの位置を決めて穴あけ,,。あや,,初めてのデザインなので,ボリュームの位置も決めてませんでした。これはこれで迷います。コントロールの位置によって,楽器の表情って変わりますよね。

ここのところ,急に別の製作依頼があったので,やっとこいつに戻って来たところです。せっかく春っぽい日曜日なのに,コロナのせいでなんだか妙な空気の札幌です。

Colors

そろそろ塗装の準備です。

本体のサンディングもまだ途中ですが,どんな色にするか,端材を使って検証中です。今回はニトロセルロースラッカー仕上げにするつもりなのですが,着色すべきか考え中です。マスクをせずにサンプルの端材にちょっとペーパー掛けをしただけで,鼻がムズムズしてます。

フィルターのついた防塵マスクを使うのですが,そういえば一般用の使い捨てマスク,札幌ではまだ品薄らしく,ドラッグストアの前に朝行列がまだ続いています。皆様の地域は如何ですか。

Pat Methenyのワールドツアーも中断したってSNSで回ってきてましたね。

Neck joint

ネックの接着,うまくいったようです。

一夜明けてクランプを外したところ。いつも感じるのですが,ここがその楽器(エレクトリックギター)の良し悪しを決める最重要部分じゃないかな,って。ま,もちろんボディの材質やブレイシング,ネック,ブリッジ,ナット,Tuner, 何もかも全てが音に影響しているのでしょうが,良し悪しが決まる一番は?と聞かれたら,「ここじゃね?」と答えると思います。上手に言えないんですが。トーンというよりは,イントネーションとかダイナミックレンジについてかな。ヴァイオリンや,他の生弦楽器は,また別のイメージなのでしょうが。私ごときが生意気でしたね。引き続き研究です。

工場製のメーカー品をリペアしていると,そう感じる時,ないですか。