Crack Repair

Body crack repair.

割れの入ってしまったボディの修理をする準備をしています。

数百年の歴史あるヴァイオリン属の修理も,ギターの修理も要領は同じのようです。っていうか,ヴァイオリンの修理そのものですよね。

小さなスプルースをボディの木目と直行するように裏に貼り付けて,割れを止めます。

古い楽器の裏側に貼り付けられているのをよく見ますよね。しかも見るからに「何度も何度も」クラックの修理がされた様子が見えるものも多い。そこいら中,小さな木片が貼り付けられています。それほどまでして,直して使ってもらえる楽器は幸せですね!。四角いのは,そんな昔からのトラディショナルな形を模して切り出しました。サイズは14mm角くらいですか。

そんで,下の丸いのは,今回Stewmacから購入した「Crack repair tools」の”Cleat Cutter”で切り出した「割れ止め」です。15φくらいのサイズかな。

Stewmacのやり方はこの穴に細いワイヤーを通して,ボディ表面側から糸まきで引っ張って固定するというもの。なんだかやってみたくて買ってしまいました。

これまでは「強力磁石」で接着剤が硬化するまで止める方法で行っていました。

手の入らないFホールのArchtop Guitarは,難易度超高いです。ヴァイオリン属のようにカパッとトップやバックを剥がせませんから。

このクリートカッター,最初上手に丸く切れなくて縁が欠けてしまいましたが,慣れればまぁまぁですかね。ただ,,,リペアマン以外は誰も見ない場所ですが,なんとなくこの丸いので修理してあったら,,,見た目,どうなんでしょ。

四角いのを見慣れているから違和感があるだけで,悪くはないのかな,,。

木目方向がいまいちわかりにくいのが難点ですかね。

あ〜そういえば,ワイヤーを買い忘れてたみたいです,,,。0.08のギターの弦でやってみますかね,,どっかに細いピアノ線,なかったかな,,。

そのクラックリペアツールの中の一つ,エアガン。

クラックのあたりに接着剤を塗って,この吸盤付きのガンで吹き込む!(笑。

うーん,うまくいくんでしょうか,,。

ただ,以前にクラックの修理をした時に,「口をつけて吹き込みたい」衝動にかられるほど,接着剤を染み込ませるのに苦労した記憶があるので,買ってしまいました。近所のホームセンターでも似たものは売ってますから,吸盤だけ買えばいいかな,,と思っても見たのですが実際に届いたものは,手持ちのものと径が合わないので吸盤だけにしなくてよかったです(笑。

ホースの接続口は1/4inchの標準的なサイズです。アダプタはホームセンターで買ってきて,漏れ止めのテープを巻いて準備完了。

「だいたい10psiくらいの圧でやるとうまく行く」そうです。

もう何週間も日曜だけは雨の札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon Pickguard repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

三角

もう1本のBack.

なんだか同じような写真が続いてますが,これは2本目のFlame maple.

道具は2つの小さなカンナだけ。

先週のと同様に7mmの厚さになったところに三角マークを書いていきます。

曲面をポリゴンで表現する方法を編み出したのはどなたなのか存じませんが,三角最高です。

これで表していくと,削っている途中でも,面の様子がわかりやすいですね,,って,1日で削り出そうと思っていたのに,陽が暮れてきました。

小雨混じりの札幌です。

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7mm

午後の続き。

厚かった部分を豆カンナで削り出しました。

三角のマークは厚さ7mm。

この辺でストップして均し,その後微調整します。今回の狙いはそのあたりにあると踏んでいます。

綺麗な夕日が沈む前に荒削りが終わりました。

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Garage

ガレージにて。

久しぶりにちょっと暖かな日曜日,ガレージでちょっとだけ作業をしました。

ノミとカンナで削っていた裏側を,ディスクグラインダとランダムサンダーでちょいと均しました。

backのmapleはまだ厚いところが多いので,また手で削りますがTopのSpruceはこれにていい感じです。微調整は豆カンナとスクレーパーで。

それにしても,コロナは収まりません。

今週からは外でお酒も飲めない札幌です。

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湿度20%

湿度20%の恐怖。

やっちゃいました,,トップ割れ。

電気ストーブの部屋は,冬季間すごく乾燥します。いつもは加湿器だの蒸発皿だのとまめに加湿して,楽器も出しっぱなしにはしないのですが,,,。ケースにしまい忘れたのを気付かず3日間放置したら,,,,。トップの塗装にクラック多数!。そのうちの1本はスプルースにまで達していました。アラーーー。寒暖の差もやばいですよね,,しかも湿度20%!!あーないわ〜。

20年ほど前,ナイロン弦の楽器のバックのローズウッドを「やっちゃって」以来のミステイク。冬場の放置はヤバいです。あんなショックを受けて誰よりわかってるはずだったのに,,,。

痛恨のミス。

いやー普段使いの楽器って,結構放置しちゃうこともあるんですが,それにしてもこれはひどい。自分用ので良かった,,,って,よくないっす!!ショックでしばらく弦を外したままにしてありましたが「見なかったこと」には出来ません(笑。

作り手失格でございました,,,とひと月ほど反省。

暖房の季節は終わりましたが,今度は逆に湿度が上がってくる季節になります。

皆様もどうかお気をつけを。

でもね,凹んでばかりはいられません。ヴァイオリン属の歴史に習って,ちゃんと直しますよ。

自分用に作って5年ほど弾き込んだ楽器,気に入って使っていましたので。

気をとりなおして,次作の内部側の削り出しの続きも進めています。

寒い寒いGW,やっと晴れ間の見えた札幌です。

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Nylon Archtop

Nylon仕様のアーチトップ。セットアップ中です。スチール弦でも使えますが,ナットの溝が違いますよね。ピエゾを仕込むブリッジを作るために,まずオクターブを確認します。ただ,ナイロン弦って,張りたては伸びて伸びて安定するまでちょっとかかりますよね。時間を置くために,ピックガードの取り付けにかかりましょうか。

12月の最初の日は,雨の札幌です。

Fitting .

Neckの形成は,最終的にはボディと接着した後に仕上げますが,途中まではやっておきたいですよね。Cutaway側の曲線がたくさん交わるところは特に。

15inch Archtopのこの部分は指板がオーバーハングする感じになります。見た目と手触りは多分一致するはずです。もちろんそのためには,目も指先も最大限駆使して仕上げに向かいます。っていうか,頼れるのはそれだけ,,,。