D’Aquisto

D’Aquistoのピックガード。

Instagramを見てたら,

NYの楽器屋さん”Rudysmusic”に,D’aquistoがネックをすげ替えたLespaulモデルがあることを知りました。

ネックだけじゃなくて,ブリッジ,テールピース,ピックガードも彼が作り替えたみたいです。

https://www.instagram.com/p/CoLBM9CLTbW/

めっちゃ素敵です!。

ところで,このピックガード,Jim HallのE S-175にも付けられてましたよね。

写真で見るとほとんど同じデザイン。

一つひとつボディサイズに合わせて作ってたんでしょうか。

それとも,同じサイズを複数作り置きしてたのでしょうかね。

彼の17inchとかも同じデザインのが付けられてますね。

と言うことで,D’aquistoの本を見ながら,このデザインのピックガードを作ってみることにしました。

小さなモノクロ写真を見ながら,寸法は,,,目でコピーして(笑。

例えば,ピックアップのサイズと比較して,「ここは25mm」とか,「目でコピー」(笑。

バイディングが巻いてあるもの用に,その分一回り小さいのと二つテンプレートを作りました。

エボニーで早速一つずつ切り出したところで記念撮影。

似てるでしょうか(笑。

私のデザイン(右端)より,長さも幅もちょっとだけ小さいです。

どれかに付けてみましょうかね。

いつか,どこかで彼のOriginalに「当てがって」答え合わせをしてみたいです。

似ても似つかなかったりして,,(笑。

Neck

木材置き場の長材コーナー。

長材はなるべくそのまま保管したいですよね。木取りは,使う時に決めたいですよね。

でも,,家人には「ゴミ屋敷認定」されています(笑。

この中から,今回のSemi-Hollowのネック材を選びました。

いつの間にか,Curly Mapleはこんな量に。

左端だけは,北海道産の赤蝦夷松。

植林されたものではない,天然物の赤蝦夷松とのことです。

温根沼(おんねとう)の自然林で,ギターのボディが取れる幅のは超珍しいそうです。

そろそろ使える時期が来たかな。

Curly Mapleを切り出しました。

今回のはこれ。あの山はほとんどHard mapleですね。

アクセントにはPurple Heartを入れます。

硬くて重たい材料。

削るとちょっとマホガニーっぽい色なのに,時間が経つとこんな紫色になります。

たまーに,工房モノでは見ますよね。

んで,ボディの方はというと,,

ウエストよりテール側のアウトラインにアールをつけました。

前回の14inchのSemi-Hollowの感じにします。

アールは,あの時よりちょっと小さめに。

14inchは完全な半球にしたのですが,今回はこんな感じ。

さてさて,ネックのプライ,始めましょうか。

夕方,ネックのプライを終えてBeerの前についでに「短い材料コーナー」も記念撮影。

汚い!(笑。

これだもの「ゴミ屋敷認定」されちゃいますよね,,,。

片付けましょうね,,,

そのうち(笑。

Maintenance

Maintenance.

Gibsonつながりで,もう1本定期点検しました。

こちらは特に問題なし。Dr. Duck’sのオイルを指板とブリッジに塗ります。札幌でも今日は湿度も高いので,セルロイドのピックガードが曇ったようになっていてぞっとしました。オリジナルのをお持ちの方でも,そちらは外して保管されている方もいらっしゃいますよね。

メンテをしながら思い出していたこと。

私は011から始まるダダリオのフラットワウンドをデフォルトにしているのですが,ネックなどの調子が悪くなってくると,巻弦の3弦が最初に「異常」を知らせてくるような気がしていました。なので,ジンクスってほどではないですが,「なんか変だな,,」と思っても,ピンとこない時は,3弦の13フレットあたりを最初に調べることにしてます。

たまたま偶然が重なっただけなのか,,別々の楽器でこの辺りが悪さをしているのが続いたことがあったんです。

あの,,僕だけのジンクスかもしれないので気にしないでください(笑。もちろん,トラブルにはいろーんなパターンがありますからね。14Fジョイントのアーチトップばかり触っているので,特殊かもしれないです。

ソリッドの方とかは「何言ってんの??」だと思います(笑。スンマセン,,,(笑。ソリッド専門の方とか,フラットトップ専門の方と話がしてみたいです(笑。

暑くて外に出たくない札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon Pickguard repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Switchjack

折れたSwitch jack.

Fishmanのスイッチジャックが折れていました。

プラグが刺さらないので「ありゃ?」と思いボディから外してみたらこうなってました。

なんでこんな部分が折れたんでしょう。

確かにテールピースを支えるテールナイロンをこのプラブに引っ掛けているので力はかかるのですが,それにしても折れた場所が意外すぎます。

これまでなんどもFishmanのものを使っていますが,こんなのは初めてです。

でも確かにこのパーツ,メッキの感じも何やら安っぽいですよね,,,。気にせず使いましたが,もしかして,,,。

単体売りのちゃんとしたのを取り寄せました。

良い天気の札幌です。

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oyaide P-3.5 SRL 

Set up 完了。

なぜか急に始めたRepair, こんな感じで完了にします。

Dearmondは,ピックアップ本体が薄いので(9mmくらい),Extention部分を削られてしまったこの個体でも,弦に干渉しません。L5Cなどの「ピックギター」に搭載するためだった,,とか聞いたことがありますが,まさにそんな感じです。

ステーは,ボディから支持するタイプを以前にE-bayで入手していました。この修理したFHCにはモンキースティックがついていましたが,いつかネックマウントにしてみたかったんです。FHCのネックマウントは,あまり見たことがありませんよね。

このステーは,多分現在のGuild名の中国製ですが,オリジナルのDearmondのステーと寸法は共通です。問題なく取り付けることが出来ました。

ただ,こんな風にネックの横にビス穴を開けたくない方は,OriginalのMonkey Stickを探さなければならないですよね。あれはGuildも復刻してませんから大変ですが,,,。

オリジナルのJohnnySmithのピックアップに音のキャラクターも似ている気がするのですが,それは楽器本体の音色なのかもしれませんよね。

オヤイデ電気 P-3.5 SRL.

ジャックをオリジナルのミニジャックにしたので,これを使います。

JohnnySmithモデルのオリジナルのケーブルは,ストレートのものですが,使い勝手を考えるとL型の方が良いように思います。座って弾く人の膝に当たることもないですし。ケーブルの取り回しは,ピックガードに刺すタイプの宿命ですが,ストラップに一度引っ掛けてから使うのが安全ですね。

引っ張ったりしてピックガードごと外れるのを防ぎます,,って,皆さんやってますよね,,。

そういえば,このミニジャック,サンポールでサビ落としをした後「重曹で中和」させるのを忘れていました(笑。

2日ほど放置してましたが,大丈夫だったようです。小学生の頃の理科の実験を思い出しました。

良い天気の札幌です。

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サンポール

塩酸。

サビ落としは「サンポール」に浸けろってyoutubeで見たので,実験です。

いや,本当いろんな人がyoutubeで修理とかの動画を出してますよね。あんまり見てなかったんですが,スゲー人,たくさんいますよねー。って,今回「漬けた」のは,1960年代のGibsonのミニプラグのコネクタです。ちゃんとオリジナルに戻そうかな,とパーツを探しましたら,サビサビのを発見。このままではヤバすぎですので,使えるようにします。

2時間ほど漬けたら,綺麗になりました。ナットの一つはブラスだったのか,,ってなレベルのサビでした(笑。セットアップの準備,これで出来たかな。

Dearmond FHC

Dearmond FHC.

内部のHot側の被覆が崩壊していたケーブルを取り替えて,セットアップ準備です。

ピックガードをぴったり合わせるのって,案外難しいですよね。

製作中の17inchに載せようと思っていたのですが,なぜかGibsonのリペアを進めてしまったので,こっちにまずは載せてみましょうか。

Dearmondのオリジナルのポットは1Mのものですが,CTSの500KΩのを使ってみようと思っています。

乗せ変えるのは簡単ですので,実験です。

予想ではちょっと甘い音になるじゃないか,と思うのですがどうでしょう。

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ラッカーシンナー

ラッカーシンナーを使った塗装面のリペア。

ニトロセルロースラッカー仕上の楽器は,ウェザーチェックと呼ばれる細かなクラックが入ることがありますよね。

ラッカーシンナーを使ってリペアする方法があると聞いて,実際に試してみました。

上の写真のボディの端にごっそり細かなクラックがあります。所々,押しつぶされて白濁したようなところもあります。そこに面相筆で「ラッカーシンナー」をクラックに沿って「ほそーく」塗ります。

クラック自体がなくなるほどではありませんが,ある程度目立たなくなりました。

シンナーが「スーッ」と吸収されるのには驚きました。それもクラック以外のラッカー面でもシンナーを吸収して,跡も残りません。

「当たり」で押しつぶされて,結晶のようになった部分は,特にシンナーによって透明化する部分もありました。その部分は10回以上は塗りましたが,塗装面がシンナーで侵されてグニャグニャになったりもしませんでした。さすがに指で触ったりもしませんでしたが。

不透明になったクリア層がもう一度透明になりかける,,,ってイメージでしょうか。

万能ではありませんが,ラッカー仕上げの楽器リペアのTipsですね,,,って,知らなかったの,僕だけですか?。

晴れたり曇ったりの札幌です。

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Before re-touch

古いGibsonのアーチトップのボディを修復しています。

このブログにも何度か書いたJohnnysmith modelです。結局もう何年も手元にあって,思いついた時に修復を続けている「あいつ」です。

いわゆる「元起き」を解消するために,無理やりフィンガーボードを削られてしまっていたので,オリジナルのPUをつけても一番高い音が時々PUに弦が干渉して「びびって」いたのが嫌でした。

フィンガーボードを作り変えて,オリジナルのPUを搭載するのがより「オリジナル」に近いのか,あるいは削られてしまったフィンガーボードをそのままにして,より薄いPUを搭載するのが良いのか,判断できずに手元に残したままになっていました。

今,何となく後者の方に傾いてきていますが。

まず,あっちこっち凹んでしまっている部分に水滴を垂らして,少しでも木部が膨らんでくれるのを期待して待ちます。

陰ってきた日差しに水滴がきれいだったので,記念撮影。

全体にオーバーラッカーなどせずに,最小限のレタッチでやってみます。

私以前に,多分何人かの人がすでに修理している跡が見受けられますね。

ピックガードに隠れて見えない部分ですが,Fホールのネック側に濃い色でレタッチされていました。クラック修理したんですね。

先週のCrack repair Toolsの出番はなさそうです。

夏のような日差しの札幌です。

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Crack Repair

Crack Repair.

実行に移します。

今回は,”Stewmac Crack repair Tools”のまんま,やってみる事にしました。先週のあの丸いやつでいきます。

自分用の楽器ですので遠慮は要りません,,,っていうか「そもそも割るなよ!!」と即座にツッコミ入れましたよね,,。とほほ。

使用したワイヤーは 0.23mmのステンレス。

ホームセンターで普通に売ってました。強度不足だったら困るな,,と0.27mmのものも買いましたが杞憂でした。一番細いので十分です。

ピンバイスを使う必要はありませんでした。ボディ内部から見ると,ほとんど開いていないように見えましたが,0.23mmのワイヤーは通りましたので。

ボディ表面にたくさんウェザーチェックが入っていますが,内部まで通ってしまったクラックはここ1箇所でした。そもそも,このボディ,トップのみ「墨+いろんな黒+ニトロセルロースラッカー」という,超実験的な塗装をしましたので,多分原因はその着色方法にあったように思います。ま,実験ですから,,。貴重な経験をした,,と日記には書いておきます。

8週間ぶりに週末が晴れた札幌です。

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