DeVILBISS

DeVILBISS, DV1 Clear coat Spray gun.

塗装の仕上げです。

例のBlondeは,トップ側にちょっとカラーを足しました。

今回からクリアコートはこのガンを使います。

レベチの性能。

驚きました。

全部の作業をこのガンで出来たら,,と思ってしまいましたが,これはクリア専用なんですね,,。

塗装面の均一性,吹付けの幅が広くて正確。

そうですよね,車の塗装,これで吹いたら「仕上がり」なんですもんね,,。

私はさらに研磨しますけど,これで「仕上げ」になってる楽器も多いんじゃ,,,。

トップ側のカラー保護に1回吹いたところ。思わず見惚れました,,。

一晩おいてコーナーなどを研磨したら,仕上げのクリアを吹きます。

“Blonde” Tutorial Colors.

setupを終えたジョニーさんの修復の,練習も兼ねて同時進行してきた17inchの製作,

せっかくだから「Blonde」カラーの練習もします。

右端は60年近く前のGibosnのブロンド。

思えば40年くらい,片時も離れず一緒にいてくれました。

心からのリスペクトを込めて。

楽器の製作を20年以上やってきて,一度もやったことなかったのは不思議です。

原点に一度戻ってみます。オリジナリティ0%(笑。

日焼けと汚れでこんな色になったんでしょうけど,近い色になりましたか?。

もうちょっとよく見てから,カラーを足すか,判断しましょう,そうしましょう。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon Pickguard repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

The location of the soul

魂ってどこにあるんですかね?(笑。

心とか魂って,体のどこにある?問題。

脳の中に決まってんじゃん!とか,DNAとか,血液??あれ?,,ってな具合で。

どっかに「個性」とか司ってる部分ってあるんですかね,,

って,そんな難しいこと,私なんぞには分かりませんが。

ただ,今回このジョニーさんの大手術して,弦を張って最初に出てきた音,手術前と比べてどうだったと思いますか?。

「ざっくり元と同じ音」でした。

もちろん,音量はちょっと大きくなったり,,とか,前より音程が聞き取りやすいかも,,とか,ピックアップと弦との距離が正しくなったので,アンプからの出音が「ちゃんとした」とかはありますが,全く同じ年代の全く同じ工場で作られた同じモデルと比べても明らかに違う,この楽器の「声」でした。

ジョニーさんにしてみれば,「やべー,もうちょっとで死ぬとこだったぜ,,」ってくらいの大手術ですよね。

ボディから首(ネック)を一度取って,角度を変えて,フィンガーボードは作り替えて,,。

私的には,ネックジョイントって,その楽器の音のコアだと感じることが多いのですが,ネックジョイントをやりかえても,ニュアンスは変わらなかったです。

ある意味,それで「正しい」のだと思いますが。

ストラディバリの時代のヴァイオリンは,そのほとんどが今の基準より短いショートスケールのネックだったので,現存している楽器のほとんどは,ネック部分だけ「ロングスケール」になるように別の人が入れ替えているって聞いたことがあります。

ボディとヘッド(スクロール)だけは,製作者のものなのだとか,,。

じゃ,ネックって楽器の個性には関係ないんじゃね?,,

となるかもしれませんが,ご承知の通り,ネックの材質で響き方,違いますよね,,,。

じゃ,楽器の個性ってどこに???(笑。

ストラディバリのレントゲン写真ってありますよね,,でも,わかんないみたいですよね,,彼の秘密。

まぁ,今回はフィンガーボード以外は「元のまま」ですので,「当然」なのかもしれませんが,,,。

などと,リペアを終えて実際に音を出してみた「ファーストインプレッション」でした。

つまんない話ですんません,,(笑。

Coloring

着色。

クリアラッカーに着色剤を混ぜて,吹き付けます。

でも,,1回で思った通りの色にはなりません(笑。

どうしてかなー,筆で試し塗りしたらいい感じだったのに,,,,。

なので,気に入った色になるまで塗り重ねます。

乾燥を待っている間,暇なので(笑,何度も写真を撮ります。

もうちょっとなんだけどなー。

Repair completed

リペア完了。

Gibson JohnnySmith model 1965/8.

ピックガードはデッドストックのオリジナルですが,やはりちょっとセルロイドの崩壊が始まってきちゃってます(中央のもの。左は私の作ったもの)。ボリュームポットは新しいものですが,ミニジャックや受けの金物はオリジナル。

ここはスチール製なので錆を落とします。

Vintageの楽器にありがちの,ボディの汚れ,,,,。

これって汚れなんでしょうかね,,,タバコのヤニにしてはしつこすぎます。

Holtsの車用のコンパウンド「7ミクロン」を使って磨きましたが,,,,

ごらんのようにパフがまっ茶色に,,。

あまり光らせるのも「ん〜」なので,1ミクロンや0.2ミクロンはほとんど使いませんでした。

ピックアップは,例の「最初期」のポールピースのないオリジナルです。

この楽器は1965・8のJohnnySmith-Dなので,

本来は2ピックアップの楽器だったはずですが,

崩壊したピックガードの残骸以外は残ってませんでしたので,

ストックしてあったシングルピックアップ仕様のオリジナルパーツで「復旧」しました。

ボリュームポット以外はほぼオリジナルと思います。

出来栄え,どうでしょうか?。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon Pickguard repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Sealfast

Kluson Sealfast.

Johnnyさんのセットアップを開始します。

ナットの作り替えの前に糸巻きを元に戻します。

KlusonのSealfastです。

古いストックが混ざってしまって「あれ,どれがついてたんだっけ,,,(笑。

同じ時代のものばかりですので,綺麗なのを選びましょうか。

左のが「復刻版の新品」。

真ん中がいい感じ,右端のはメッキが奇妙な感じに凹凸になっていて,これはこれでいいのかもしれませんが,今回は真ん中を採用します。

「金メッキ用クロス」というのがホームセンターで売ってまして,

何故か本当に金メッキが綺麗になる気がします。

なので,これで磨いて,,,

元に戻します。

Outlines

Prototype14inchのアウトライン,フリーハンドは面白いです。

やっぱりトップとバックをいっぺんに削りながらじゃないと,イメージ掴めないですね。

バック側。なんの曲線なんだかわかりませんが(笑,思いついたままスケッチしていきます。

(もうちょっとこう,,,こっちに膨らませて,,,,ブツブツ,,)

17inchアーチトップは,塗装前のサンディングの最終段階です。

結構神経を使うので,こういうラフな作業が気分転換になります。

集塵機が使えないので,防塵マスクを被りっぱなしなのがちょっと辛いっす(笑。

雨の上がった札幌です。

とりあえず,スクレーパーで整えてみて。

うーん,このイメージじゃないんだよな,,もっと逆側にえぐれてる感じ,,,。

今度はミニカンナで削っていきます。

そうそう,こんな感じかな,,とかやってるうちに外はまっくら。

サンディングシーラーを紙ヤスリで研磨すると,小さな「ダメ」が見えてきます。

針の先ほどの「凹み」とか。

それらを修正するのは,太陽が沈んでからでも可能です。

ライトで斜めから照らして影を見ます,,,

って,これに熱中すると,寝不足になりますが(笑。

パリオリンピックを応援する家人の声をBGMに,もうちょっと進めますか,,,。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon Pickguard repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Air Filters

札幌のジャズシーンでトップドラマーの一人,「舘山 健二」のカルテットのアルバム「Brasilia」の下にあるのは,,

エアフィルター・ミストフィルターと「中空糸膜式エアドライヤー」。

舘山もこっちもクール(笑。

今回のラッカーフィニッシュを始めるに当たって,今一度確認をしたことがありました。

「リターダー(乾燥を遅らせる混和剤)は,室温が何°Cから混入すべきか」。

ここは北国,北海道!

本州の方々と違って涼しいし,乾燥してるから,「そんなのいらないよねー」と思ってたのが,

間違いだった事に気づいたんです。

「20℃を超えたら必要」。

え?。マジ??

これまでのスプレーでも,うろこ状だったり,ざらつき感があったり,そこからの研磨が大変な事がありました。

もしかして,,,色々配慮が足りなかったのでは,,

っていうか,もっと楽に仕上がってたんじゃ,,,

これまで使っていたエアフィルターはこれ。

ただ,エアドライヤーは持ってませんでした。

「大丈夫,札幌涼しいし,,,エアドライヤーってめっちゃ高いし,,大丈夫,,」と。

でも,,もしかして,,,

いつもの工作室ですが,塗装用に段取り。

薄いビニールを張って2回目のサンディングシーラー吹き付け。

リターダーも同じメーカーに揃えて改めて入手しました(浜二ペイントのノンブラッシングスーパー)。

え!!,あの,,全然レベチなんですけど!!。

これは!!!(笑。

エアドライヤー,高価なだけのことはあるみたいです,,

(リターダーの効果もあるんだよな,きっと,,何で今まで,,,,ブツブツ。)

まだ下地の段階なので,違いはこっからはっきり見えてくるかもしれません。

「空気」も「溶剤」も,もっと厳密に管理しなきゃならなかったんだな,,,と反省。

圧力計もちゃんとつけて,仕上げに備えます。

Contour.

プロトタイプのアウトライン,「例の武器(笑」で,トップ側を一回り。

うーん,よくわかんないっすねぇ,,

やっぱバックのマホガニー側も一緒じゃないと,イメージ湧かないっす。

考えてみたら,バックはフラットなままでした。

これならルーター使えるじゃん,,,(笑。でも,,,

フリーハンドも面白いので,どうするか考えます。

陽が翳ってきてもこんなに暑いんじゃ,もうビールでいいんじゃないっすか?(笑。

札幌大通公園ではビアガーデンが始まってますよ!,,

行ってないっすけど(笑。