
いつも作業台の上に置いて普段使いしているノミ。
一番奥は例の「左市弘」8分なので省略。
手前は「海弘」銘の叩きノミ,1寸。見ての通り柄を短く切ってます。
こんなにヤフオクなど,ネットで個人売買されるようになる以前は,古道具屋さん巡りをすれば,こういうのにいくらでも出会えたんですよね。
「3本で一千円」とか,お店も適当に値段をつけて埃まみれのまま売られてました。
今や,「古道具屋」さん自体が見えなくなりました。
っていうお店で入手したものです(笑。
叩きなので鉄の重さが手にずっしりきて,なんだかいつまでも持っていたくなる,不思議なノミです。
柄を短く切ったのは,「どうせ叩かない」ので,追い入れノミと同じ箱に入れたかった,,,という理由です(笑。
でもそうしたことで,バランスが良くて使いやすく,いつも作業台に出しっぱなしです。
真ん中も同じ入手ルート。
こちらは銘が読み取れませんが,突きノミの柄を切り落とした1寸4分です。
薄ノミで使いやすいです。
ちょっと鋼が柔らかいのか,キレの持ちはイマイチですが,逆に研ぎ易いので,シャシャッと研いでは使います。
手に馴染む道具って,理屈を超えた何かがあるんですよね,きっと。