Glue

Xブレイシングを接着します。

晩夏になっても真夏日続き。

殺人光線のような陽が一瞬に雲に隠れたと思ったら雨。

写真に映る光は何故か涼しげでした。

これだけの数のクランプを使うと,重くて持つことも出来ないので,作業台はこのままオーバーナイト。

なので,次の作業,バインディングの準備でもしましょうか。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Bracing

2本目の17inchのブレイシング。

Torrefied Sitca Spruceを使います。

7〜8年前に入手したものです。

乾燥は十二分。

何せ,燻製の匂いがするくらい人工的に釜で「シーズニング」した材料を,さらに7〜8年自室で乾燥させていたものですから。

この熱と圧力を加えて強制的に「シーズニング」する方法については,賛否両論ですよね。

タイムマシンを使ったように,未来の「乾燥状態」を「今」に持ってこようと言うわけですから。

「強度的に,問題が生じないとも限らない」と反対派の意見も聞こえてきます。

でも,確かにタップトーンは「キーン」って感じ。鳴りは十分。

引き割って,鉋掛け。中までこの色です。ほんと,燻製みたいです。

位置を決めて,アーチに合わせて削っていきます。

こんな感じにフィッティングして行くわけです。

が,今日も暑い!!(笑。

なんか,馬鹿なことをしたくなってきました(笑。

ただでさえ,トラディショナルなアーチトップを作ってる最中なので,そう言う時は決まって「違うこと」がしたくなります(笑。

これはQuilted Mapleの厚板。

ストラトのテンプレートを置いてみると,,うーん,こういうの流行りましたよねー。

Pensaとかを思い出しました。

やってみようかな,,笑。

続いて,Telecasterのテンプレ。

Quiltedのテレキャスターはあんまり見ないような,,。

お次の板は,QuiltedとCurlyの中間みたいな厚板。

ワンピースで1本行ける幅広。

この材料もアーチトップのバックに使おうと思ってずーっと棚に立てたままでした。

こいつでなんか変わったこと,やりたいな。

これは王道 Hard curly maple.

LesPaulのテンプレを乗せると,,うーん,王道過ぎっすね,,。

Stratcasterのテンプレだったら,ちょっと新鮮かも,,。

でも材料が幅広すぎて,ワンピースでも端材がデカいですねー。

もったいないなー。

幅広の楽器でも新たにアウトラインを引きましょうか。

これは「神代タモ」。

神代とは埋もれ木の事です。

天災などで倒れた樹木が,地中や湖の底に何十年とか,何百年とか埋まったままになってたのを「掘り出した」モノです。

これはタモですが,見事に中まで「灰色」。

この板はまだ杢目が見えますが,完全にグレー色のもあります。

棚の奥すぎて出すことも出来ませんでしたが,,(笑。

最初の写真のTorrefied Sitca Spruceの「天然版」って感じでしょうかね。

どのくらい地中で眠っていたんでしょうか。

超厚板ですが,想像よりは軽いです。

これもアーチのバックに,,と思って入手したままでした。

サイド材も「埋もれ木」で揃えるつもりでいます。

いっそソリッドでも作ってみましょうか,,,あまりに暑すぎて,いつもと違うタイプを作る事ばかり考えるようになっちゃってます(笑。

「イッチャッテル」とも言います(笑。

材料を出したり片付けたりしてたら,また汗だくになりました。

バカでした,,(笑。

17inch Ladies

backのアーチを削り出した2本の17inch。

Thinボディの方は,トップも接着完了。

こんな感じ。

17inchの薄いボディを作るのは,多分初めてかな,と思います。

ByrdLandよりはちょっと厚いかな。

あとで調べましょ。

アーチの感じ,分かりますかね,,。

って,分かりづらいですよね(笑。

では,厚い方のトップも仕上げて行きましょう,暑いけど(笑。

こいつのFホールはこんな感じ。

ちょっと細身のヤツにします。

と,今朝からここまで順調に来ましたけど,ちょっと休憩したくなりました。

こないだ作ったモールドにオリオ2(ウレタン系オイルフィニッシュ)を塗って遊ぶことにします(笑。

ガレージの方が涼しいから,,ともいいます(笑,

わっちゃわちゃ(笑。

オリオ2は2液性なんですが,手元が狂ってめっちゃ作っちゃったんで,そこらにあるのも出してきて塗りました。

勿体無い勿体無い,,(笑。

お盆も30℃の札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Mag ic Probe

Mag ic Probe.

またヘンテコりんな道具を出してきました。

ブルーのバックライトが格好いい。

何に使うかというと,,,

組んでしまったボディの厚みを測ります。

板の状態だったら,シックネスゲージで測りますが,組んだ後だったりすると無理ですよね。

最初の写真のパチンコ玉みたいのが強力磁石になっていて,

それを測定するものの反対側に仕込むと,厚みがデジタル表示される仕組みです。久しぶりに取り出しました。

「Shape of you」作業は2本目も進行中。

夜な夜な削ります。

Shape of you

Scraping.

Archを形作っていくのは,スクレーパーです。

アーチって,表現しづらいですよね,3Dの曲線をたくさん描いたとしても,それが実像を結んでくれるわけではなかったりしませんか。

結局,どこか遠い記憶を辿るような,不思議な感覚と,手触りで決めていくようなイメージ。

原始時代から伝わってるんじゃないかと思うような,古い記憶なのかな。

君の形を見せなさい。

まだまだ道半ば。

でも,ちょっと見えてきたかな。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Mold

Mold for 17inch Archtop.

皆さん,毎日何リットルくらい汗をかいてますか。

私は多分平均18リットルくらいは出てる気がします(笑。

雨の日曜日,予想最高気温は24℃。

え!,連日30℃超えの札幌にしちゃ,涼しい日なんじゃね!?。

ここは北国,札幌市。でも,騙されました,,。

ガレージでモールドを切り出しただけで,土砂降りの雨に当たったみたいに,全身びしょびしょ,,。

多分24リットルは行ったと思います(笑。

そんな環境で,なんでモールドなんか作ったかというと,,,

サイドとバックを接着するのに,クランプする「当て板」が欲しかったからです。

こんなふうに使います。

「なし」でも出来なくはないのですが,ライニングが欠けたり,良いことはありません。

実はこれらのモールドって,種類ごとに『全部』揃える必要があるんですよね,,,,,

ま,当たり前っちゃー当たり前なのですが。

時々,「18インチ作れませんか?」とか,

「13インチは?」とか,お問い合わせをいただくのですが,

即答出来ない理由が「これ」です。

新しいボディラインを描くのは,納得が行くまで相当描きますよね。

そんで,モールドを作りまくりますよね,,精密なのと,そーでもないのとがありますが。

アクリル板で定規のように使うボディのテンプレートを作るだけで,どんだけ時間がかかったでしょう,(遠い目)。

ワンオフ(一点もの)をやるには,アコースティック楽器はハードルが高すぎます。

ソリッドなら型紙だけ描けば何とかなりそうですが。

つか,Semi-Hollowだったら,私もワンオフ,行けます(笑。

ほぼほぼ,モールド不要ですよね。

あ,335みたいにサイドを曲げるタイプは,モールドがないとダメっすね。

仮に合わせて,クランプの予行演習。

いいみたいです。

さっさと接着!。さー早くシャワーを浴びましょう,そうしましょう。

17inch Body

GibsonスタイルのXブレイシング。

多分こんな感じ(笑。

Johnny Smith modelをバラバラにしたことはないのですが,Fホールから覗いたり指で測ったりした感じです。

ブレイシングの頭を弾丸型にするのが「いつものスタイル」なのですが,今回は無骨にやります。

Side braceは,いつも「色々やってみたい」部分です。

今回はこんな感じにします。

これも古いスプルースを使います。

ライニング(ボディトップとバックを接着する「のり代」)とそのサイドブレイスを接着していきます。

相変わらず「地味」な作業が続きます。

この「連続真夏日」もいつまで続くんでしょ。

みなさん,水を飲みましょう(笑。

やばい暑さの札幌です。

Maple Side

17inch Archtop その2.

Flame Mapleのサイドにネックブロックとテールブロックを接着完了。

二つの「ブロック」は,いつ入手したのかも全くわからないほど(多分15年以上前)の柾目のスプルースを使います。

結構大きなフリックから切り出しているので,まだまだ使えます(笑。

マホガニーを使う方もいますよね。

でも,多分その2種類だけじゃないでしょうか。

他の材料を見たことがありません。

この地味〜な作業も,結構精度を高くやるのは気合が入ります。

ホント,楽器作りって「地味〜」ですよね(笑。

サイド材の幅は60mmとします。

こちらはGibson JohnnySmith Modelに習いますが,出力ジャックをどうするか,考えているところ。

オリジナルはピックガードにミニプラグですよね。

ボディから出した方が安定感あるんですけどね,,。

さて,どうしましょ。

オリジナル優先か,使い勝手優先か。迷います。

どーしよーかなー。

祝 Sapporo City Jazz

札幌の街は,昨日からJazz Cityです。

Park Jazz Live.

たくさんのProやSunday Jazzmen達があちこちで演奏します。

コロナ自粛で全ての調子が狂ってしまってましたよね。

タイムテーブルを見たら,随分会場が減ってしまったようですが,また盛り返してくるでしょう。

自分の住んでいる街がJazzに包まれるなんて,素敵です。

って,写真は全くそれとは関係なく,Xブレイシングの接着前(笑。

膠で接着します。

Xの交差する位置は,1960年台のGibson Johnny Smithのそれに合わせてみました。

あのトーンの秘密はどこにあるんでしょうかね。

補強のためか,オリジナルは,この交差部分に布が接着されています。

今日も暑い札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

ECG-24 Flat wound

ダダリオ ECG24 フラットワウンド(011~050)

この弦を標準にしています。

私の製作する,ほぼ全てのギターにこの弦を張っています。

同じ弦を使うことで,楽器ごとの違いを把握しやすくなりますよね。

そんで,もちろん,自分用の楽器もこの弦を使います。

ところが,,,,

ものすごく値段,上がってませんか?(笑。

そんで,時々不良品があるのも気になりますが(3弦,4弦が時々ダメなこと,ないですか?)

今週ちょっとしたイベントに参加するものですから,久しぶりに自分用のギターの弦を交換しました。

フラットワウンドですから,「キラキラ感」は元々ないですが,

やっぱり新しい弦は,倍音成分が増えますよね。

今日は,ギター練習の日にします(笑。

真夏日の札幌です。