X Bracing

X Bracing.

Archtop guitarのブレーシング(トップ材の裏に取り付ける棒状の補強材)は,

大雑把にはこのXに配置する場合と2本並行に配置するパラレルの2種類ですよね。

今回の17inchはXブレイシングにします。

位置関係はこんな感じ。

Martinのようなフラットトップのそれとはちょっとレイアウトが違いますよね。

60年代のGibson Johnny Smithモデルの配置を再現してみます。

使う材料は,Aderondack Spruce。

タップトーンは「キーン」って感じです。

F -hole

伝統的なGibsonスタイルのFホールを切ります。

いつもは,大中小のドリルビットで穴だらけにしてから切り出すのですが,

「ちょっと待てよ」。

スプルースですから,そこまでしなくても普通に削れるんじゃ,,,。

というわけで,ドリルで3つ開けたら,それを引き回しノコで曲線につないで,あとはカッターで削ってみました。

おお,これでいんじゃね?(笑。

15inchの場合,Fホール自体を相当細いデザインにしてるんで,こんな方法だと心元ありませんが,

17inchのこのデザインなら「やれます」。

仕上げに近づいたら,流石にカッターでは精度が出ませんから,小刀の出番ですね。

Zsofia Boros

先日,友が訪ねてきた時

「僕は落ち込んでる時はクラシックしか聞かないんですよ。Jazzを聞くのは久しぶりです」というじゃないですか。

そういや私は四六時中「Jazz」に包まれて生活してます。

そして,私に欠落している数えきれないほど多くのもののうちの一つが,「クラシックミュージック」(笑。

全く方向感覚がないんです。

すると,翌日,「あなたにおすすめ」に,

”Zsofia Boros”

が現れました。

https://www.youtube.com/watch?v=aINR-1HdTZM

siri, お前やっぱり人の話聞いてんな(笑。

Apple Musicで検索。

今年の新譜

”El último aliento”

素晴らしい。素晴らしい。素晴らしい。

しかも,お気に入りのECMレーベルにこんなアーティストがいたなんて,全くノーチェックでした。

ジャンルが「クラシック」って書かれてるだけで,無意識にパスしてたんでしょうか。

8曲目の

”Le labyrinthe de Vermeer”

をヘビロテしながら,最後の仕上げのクリアを吹きました。

これで2週間ほど放置ののち「磨き」ですね。

湿度も低くて,塗装には「うってつけ」の花曇りの札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Brown

昨日のYellowの上に,タバコブラウンを重ねました。

レモンイエローだけだと,余りにも「派手」な黄色になってしまうので,ちょっとくすませたんです。

隣りは塗装面にダメージを与えてしまったDEEDEE11。

ちゃんと直しました。このSemi-Hollowの塗装と一緒にやろうと決めていたんです。

作業部屋を塗装ブースに段取り変えするのが「面倒だった」,,,とも言います(笑。

向かいの建物に反射した夕日が差し込んだところでシャッターを切りました。

DEEDEE11は,実際はこんなに真っ赤ではないんですが,

写真になるとなぜかこうなっちゃうんですね。

撮影に使った Leitz Summaron 35mmF2.8は190***番台で,

このレンズとしては新しい方でしょうが,

それでも多分60年くらい前のものなのでしょうから,仕方ないかもしれません(笑)。

奥にちょっとだけ見えているのは,17inchアーチトップのモールド。

Thinボディ用に「薄め」のを作りました。

塗装がひと段落したら,今度はこっちですね。

GW前に桜が散ってしまうなんて,初めての札幌です。

Yellow

Yellow.

ヴァイオリン属に倣って下地に黄色を吹きました。

さて,こいつどんな色にしようかな,,,とまだ,考え中です。

トップのスプルースは,同じ黄色を吹いても何だか効果が分かりませんね。

目止めにクリアを吹いて,今日の塗装作業は終了します。

明日,サンディングして最終カラーコートしましょ。

 Protezione per cordiera?

Chat GPTは使ってますか?。

私,最近使い始めました。

なぜなら,,いろんな名前を忘れてしまうので,,(笑。

このボディエンドのテールナイロンを受けるパーツの名前を忘れました。

早速ChatGPTに質問です。

「ヴァイオリンのテールナイロンがボディに触れる部分の黒い部品は何という名前ですか?」

「申し訳ありませんが,その黒いパーツに関する情報はありません」

「テールナイロンはわかりますか?」

「テールナイロンは,テールピースとエンドピンを繋ぎ止める紐状のパーツで総称としてテールナイロンと呼ばれます。より正確な名称としては,材質によりテールガット,テールワイヤー,テールロープなどがあります」

「ではそれがボディに触れる部分のパーツは?」

「テールナイロンプロテクター,あるいはサドルと呼ばれます」

「では,それをイタリア語で表現すると?」

「Protezione per cordiera」

何かの拍子にそのチャットが止まってしまい,もう一度質問。

「サドルはテールナイロンプロテクターで間違い無いですか?」

「そのような呼び方はありません」

「ではそれをイタリア語で表現すると?」

「Capotastoです」

「Protezione per cordieraではないんですか?」

「私の知る限りそれはヴァイオリンのサドルを指す表現ではありません」

え?

結局,何が正しいのか,全くわからなくなりましたが「サドル」でいいんでしょうね(笑。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

DEEDEE3-2

DEEDEE3-2.塗装開始です。

サンディングシーラーを吹いたところ。

わーっと杢目が現れてきて,楽しい瞬間ですよね。

またサンディングの日々なのですが(笑。

トップ側はこんな感じ。

多分,これをサンディングしたのち,もう一回くらいはシーラーを吹くことになる気もします。

ボディの真ん中の桂材の赤さも現れました。

このシーラーを吹く前に,コントロール関係の位置を決めました。

毎度毎度,その都度ボリュームやトーンの位置を考えます。

ちょっとずつレイアウトが違うので,テンプレートを作っても無駄なんですよね。

今回はこんな感じ。

これらのレイアウトも,何か法則のようなものがあるような,ないような(笑。

DearmondのFHCやエディヴァンヘーレンみたいに,ワンボリュームも好きなのですが,

必ず「Toneつけて」と言われるので,

自分用以外はやったことがないです(笑。

そういえば,預かってたShellac 17inchのリペアも完了しました。

Shellacの良いところは,コンプレッサーもスプレーガンも使わずに,塗装の表面に塗り重ねができる事ですね。

French Polishやべー。

Back Cavity

Back Cavity.

サーキットなどの部分のキャビティを切り出してから,バックのCurly Mapleを接着しました。

けど,CNCもレーザー切断機もない個人工房の場合,こいつは結構厄介です。

一筆書きのように糸鋸盤で切り出したアウトラインは,お世辞にも美しいとは言えません(笑。

でも,切り出したメイプルを蓋に使いたいんです。

木目が通っていて,共材の蓋は魅力的ですから。

なので,ノコの厚み分をバインディングの要領で縁取りすることにしました。

山桜とMahoganyの薄板を周囲に巻きます。

こんな感じで,巻きます。ピッタリになるまで。

こんな感じでしょうかね。

キャビティの中はこんな感じ。セラックを内部に塗りました。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Kent Armstrong

Kent Armstrong hand wound Pickup.

今回のはこれを使うことにします。

彼のHand wound seriesを最近連続使ってますが,このタイプのは初めてなので音を聞くのが楽しみです。

評価の高いやつですよね,これ。

Fホールも切りました。

ジャストサイズでCavityを切ったら,エスカッション使いたくなくなりました(笑。

さてどうしようかな。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Cavity

日も暮れた頃,キャビティの掘削完了。

試しにいろんなベアリングを付け替えて,ピッタリの寸法に空く様に実験しました。

ピックアップのメーカーによって,このキャビティの寸法,微妙に違いますよね。

エスカッションを使うつもりなので,それほど神経質にならなくても良いのですが,ここ,綺麗だったらスッキリしますよね。

さあて,今度はどこかな。