零と壱

零号機と初号機。

アーチの最終チェック中。

「まぁまぁかな」から先が長いっす(笑。

ほぼほぼソリッドギターの作り方っすね,これは,,。

上の写真は仮称「零号機。細かな傷なども拾いつつ,整えました。

んで,

初号機のトップのアーチが気に食わないので,この後に及んでカンナで削りました。

薄ーくですが(笑。

ボディの周囲をちょっと丸めるのは,最終仕上げの時にしましょうか。

このアーチで,次に進みます。

普段,アーチトップばかり作ってるので,あんまり気にしたことのない

「肘の当たる辺り」。

Stratcasterを設計した人に最大のリスペクトを込めて。

Three necks

3本のネック。

上の2本は,中央がCurlyの入ったイタヤカエデ,Curly Hard Mapleの両サイド。

下の17フレットジョイント用は,3枚ともCurly Hard Maple。

その間の薄〜いのはカリンの突板を使いました。

ダブルアクションのトラスロッドを埋める溝を切ります。

直径6.45mmの専用のルータービットは,この作業にしか使わないのですが,ちょっとキレが落ちてきたかな,,。

「プロトタイプ」だけあって,ネックの取り付け角などは,これから細かく検証していきます。

ボティトップと弦の間隔をどのくらいにするかで,全てが決まって行きますよね。

この3本,どんなふうにしてみようかな。

ネックを取り付ける前に,バインディングをどうするか,考え中。

バインディングを廻すとしたら,ボディを水平に保つジグに乗せなければなりません。

ちょいとパーツを移動して様子をみます。

うん,これなら行けそう。

アイディアを実際に試すかどうか,ビールタイムに考えます(笑。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Neck for Prototype.

ガレージを工作室から見ると。

「超硬えぐりカッター」が撒き散らした粉塵の凄さを思い知りました,,(笑。

こんな作業,絶対室内じゃ無理っす,,,。

ISO6400の感度で,ようやく撮影出来るくらい暗くなって,ようよう3本分のネックの切り出し完了。

いつものように3ピースで構成します。

Curly Mapleの他に,Curly板谷楓も使うことにします。

接着前にもう少し追い込みます。

「2本作るのも,3本作るのもたいして変わんないさ,,」と豪語したのはいいのですが,

やっぱり「変わりました」(笑。

さて,夕食前にもうちょっとやりますか。

和太鼓みたいな

和太鼓の作り方は存じませんが,その加工場は,今の私のガレージと同じ香りがするに違いありません(笑。

欅(ケヤキ)を削ります。

和太鼓の材料で有名ですよね。

とても日本的なイメージですよね。私,時々使います。

独特の香り。

楽器用材として,もっと広く使われるべき良い材料だと思ってます。

お使いの工房もありますよね,時々見かけて「お,いいな」と思っちゃいます。

今朝からあの恐ろしい「超硬えぐりカッター」でここまで「荒削り」。

あとは,ちびカンナなどでチマチマ行きます。

昨夜,選んだネック材。

やっぱりCurly Mapleの中から選びました。

それぞれ9年前と5年前に入手したサイン。

ガレージで,バンドソーやらジグソーなんかで切り出しました。

防塵マスクの下になってるのがネック材。

床に山になってるのが出た端材。

うーん,おんなじくらいの量に見えますねー。

細かいのは別として,なるべく保存して使うようにしているのですが,それにも限界があります。

ほっとくと「ゴミ屋敷」にすぐなります(笑。

昼食前の作業は,ここまでですね。

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Prototype’s Head design.

Prototypeのヘッドデザインを考えてました。

シェイプはこれにしようかな,,と。

とすると,Tuning Machineは??となりますよね。

ってことでまずは「信頼の(笑」Gotoh。

そんで,,

Grover.

ツマミは確かカスタムメイドのものだったような,,,。

ちょっとクラシカルな感じになりますね,,,。

そんで,,,

ずっと使わずに棚にあった”LSR”

このメーカー,まだありますか??。

全然最近全然見ませんね,,ちょっと検索しましたが,出てきませんでした。

このペグの構造をよくよくみて気づいた事があります。

先日のPlywoodの17inchに使った”Sparzel”もそうですが,ロック式のTunerって

Thmasticのように,弦の端部に糸を巻いてあるタイプの弦は,穴が小さくて(弦が太くて)入らないんですよね。

Jazz ギタリストの方でThomasticなどを使われる方は,注意した方がいいです。

って,このLSRみたいなTunerのついてるギターにそんな「太っとい」弦,使わないでしょうけど,,。

ちなみに,Sparzelの弦の通る穴をドリルなどで広げるのはやめた方がいいです。

弦をロックするのに締めると,弦が切れます(笑。

なぜそんなことを知ってるか,,というと,,,実際にやってみたからです(笑。

はい,実験してSparzelの糸巻きを1セット「パーにした」のは私です(笑。

やなことを思い出しちゃったので(笑,ネックのテンプレートを作ります。

Prototype「弍号機」は17フレットジョイントなので,これまで作ってきたテンプレが使えませんので,新たに線を引きます。

薄い合板を切り出しました。

これは板からネックの形に切り出すだけのテンプレなので,合板でやります。

スケールは24.75Inchにします。さて,この「定規」を持ってネック材を探ります。

やっぱ,フレイムメイプルかな,,,。

Autumn night long

秋の夜長。

プロトタイプの3本目,トップのアーチはざっとこんな感じ。

結構激しいFlame(杢目)なので,

それが「虎目の杢目」なのか,ミニカンナの削った跡なのか,わからなくなってくるので,

時々「マイクロオービタルサンダー」で均します。

この非力で小さな奴でも,静かな夜に作業する時には「ちょうどいい」感じ。

発生する騒音も,小さめにしたBGMがちゃんと聞こえるくらいなので。

先行している2本と並べて記念撮影。

3フレット分,丈を詰めただけで,ボディの印象が違いますね。

やっぱ別の楽器って感じ。

夜が長いのをいいことに,ジャンジャン進めましょう,そうしましょう。

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Continuation of the Dream

夢のつづき。

「何かに取り憑かれたように」っていうこと,ありますか?(笑。

このSpalted Curly European Mapleに妖力があった訳ではないと思いますが(笑,

アウトラインを切り出したら,そのままの勢いでトップの削り出しをしていました。

気がついたら,,,(笑。

真鍮製のミニカンナで,ザクザク行きます。

アーチのイメージは手が覚えている通りに。

このプロトタイプの「零号機」と「初号機」は,ある程度考えてから始めましたが,

突然おっ始めたこの「弐号機」は「氣の向くまま」に行きます。

「夢のお告げ」って訳でもないでしょうが,

何となく自分の中に湧いている印象が残っているうちに,形にしてみるのも悪くないかな,,と。

「どうせ」プロトタイプですから!,,(笑。

(でも,こういう時って,面白いもの出来るんだよな,案外,,,ブツブツ,,)

Follow yesterday’s dream

昨日の夢に従ってみると。

テンプレートが出来たので,気をよくしてバック材を探しました。

センタージョイントの済んでいる同じ「山」から「ケヤキ」を出してきました。

サインを見ると,8年前にジョイントを完了した事になってます。

どおりで覚えてないわけです(笑。

でも,15インチアーチトップを複数作っていた時に,数本分余計に切り出したものですね。

ま,15インチ用はまだ数本分ありますので,これを使ってしまいましょう。

面白いことになってきたぞ,,と。

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Sanding ,,Sanding ,,Sanding,,,,

17inch Mid-Depth model.

塗装前のサンディングに入りました。

サイドとネックのサンディングは,こんな感じかな,,。

全体を見渡して歪みがないかなど,点検するのにガレージに持ち出しました。

ちょっと離れて見たかったんです。

あ,ヒールキャップ付けるのを忘れてました,,,。

はい,全体を見渡します(笑。

サイド材に使ったFlame Mapleは「共材」です。

印象もそっくりでしょうか。

トップとバックは,さらにサンディングが必要です。

このサンディング作業が進んでくると,輪郭がはっきりしてきて,いよいよ完成が近いなぁ,,という雰囲気になってきます。

ほんのコンマ数ミリの歪みが取れてくるからなんでしょうけれど,ほんと微妙ですよね,,。

またぶら下がっていてもらいます。

Johnnyさんのフィンガーボード

Gibson JohnnySmith model.

フィンガーボードの仕上げ。

真っ白い一番外周のバインディングをスクレーパーで整えます。

昔の安全剃刀も,仕上げの「スクレーパー」として使います。

果てしないほど時間が掛かりました。

Gibsonレディースに,どうやったら高速に仕上げられるのか,弟子入りして聞きたいです(笑。

さぁ,フレットの擦り合わせをしたら完了です。ふーっ,長かった,,,(笑。