Plywood Archtop 17inch.
大人しく待っていた17inchの三姉妹の場所に,突如「黒いの」が加わりました。
思いっきり写真の露出を上げたのですが,それでもこの写真のようにほぼ「影」のよう。
これは10年ほど前に私が作った「合板ボディ」のアーチトップです。
Plywoodを使ったのは,これともう一本だけだったと記憶してます。
私の楽器の構成としては,とてもレアなヤツです。
「合板ボディのも弾いてみたい」と声が掛かったので,貸し出し中だったコイツをチャーターしました。
いやー,ものすごく久しぶり!(笑。
ボディの中の自分のサインには「2013」とあります。
実際に完成したのはその1年後くらいだった気がします。
もうちょっと後だったかな,,
(メモには2015との記載があったので,『だいたいそのくらい』らしいです(笑))
どこに置いて写真を撮影しても「影」のようにしか写りません,,(笑。
このモデルの塗装は,ラッカーではなく,セラックです。
しかも,「ブラック」の色素を混ぜたのをタンポで塗り込む「フレンチポリッシュ」。
まだらに染まっていったような,不思議な仕上がりに,当時も驚いていたくらいでした。
壁に掛けていてもそこだけ「鉛筆画」みたいな,本当「影」。
あまりにも時間と手間がかかるので,それ以来「試してもいない(笑」仕上げ方でした。
久しぶりの「ご帰還」なので興味津々。
ぱっと見,演奏には全然支障なさそう。
強烈な西日が射してきたので,シャッターを切りました。
おお,やっと正体が見えた,,,かな(笑。
(コイツのネック,確かローズウッドだったよな,3プライの真ん中は違ったかな,,ケヤキだったかな,,,つーかこんなネックみたことないよな,,,って自分で作ったんだよな,,,っていうか,それにしても黒いな,,ブツブツ,,)
三姉妹と一緒に,コイツもメンテナンスしてあげましょう,そうしましょう。