Chasing after him

D’Aquistoスタイルのサウンドホール。

本当の宇宙人はどちらだったのかはわかりませんが,「Dの称号」を持つ二人の巨人の後を追いかけるしかありません。

地球人の僕としては(笑。

D’Aquistoの遺作の,あの閉じるサウンドホール(眠い目をしているように見える)は,

「宇宙人」すぎて,全く到達できてませんので,

「その後」を考えるのは,まだ随分先になりそうです。

で,今,私の足元を照らしてくれているのは,このスタイルのサウンドホールです。

左右両側にホールを開けたら,サーキットはどうなるんだろ,,とまたそこらのパーツを置いてチェック。

「仮称零号機」がどっちだったんだか,わかんなくなっちゃったので(笑,ネーミングはまた考えましょ(笑。

さて,次は,,と。

ProtoType

14インチボディのプロトタイプ。

2本目の内部側の削り出し。

今回も「超硬えぐりカッター」で荒く削り出します。

すっかり癖になっちゃいました,この恐怖の作業が(笑。

恐ろしさにも多少慣れてきましたが,油断禁物。

あまり追い込まずに,ガレージの作業をさっさと終了して,あとは豆カンナで仕上げて行きましょう。

Neck for Mid-Depth 17inch

Mid-Depth body用のネックの続き。

とうとう,フレットの形に合わせて両端のバインディングを削って行きます。

海外のルシアーの方々も,たまーに,この作業してる写真アップしてますよね。

「地味な作業」の極みでしょうか,,(笑。

フレットの「ガタガタ」の影。両側を切り終えたので記念撮影。

昨日のPly-Modelと同じアングルで。

ネックジョイントもほぼ完了かな。

ニカワで接着する前に,ほぼほぼジョイント部分も擦り合わせてしまいました。

いつもは接着してからにするのですが。

さて,次は,,っと。

PlyWood Body 17inch

Plywood Archtop 17inch.

大人しく待っていた17inchの三姉妹の場所に,突如「黒いの」が加わりました。

思いっきり写真の露出を上げたのですが,それでもこの写真のようにほぼ「影」のよう。

これは10年ほど前に私が作った「合板ボディ」のアーチトップです。

Plywoodを使ったのは,これともう一本だけだったと記憶してます。

私の楽器の構成としては,とてもレアなヤツです。

「合板ボディのも弾いてみたい」と声が掛かったので,貸し出し中だったコイツをチャーターしました。

いやー,ものすごく久しぶり!(笑。

ボディの中の自分のサインには「2013」とあります。

実際に完成したのはその1年後くらいだった気がします。

もうちょっと後だったかな,,

(メモには2015との記載があったので,『だいたいそのくらい』らしいです(笑))

どこに置いて写真を撮影しても「影」のようにしか写りません,,(笑。

このモデルの塗装は,ラッカーではなく,セラックです。

しかも,「ブラック」の色素を混ぜたのをタンポで塗り込む「フレンチポリッシュ」。

まだらに染まっていったような,不思議な仕上がりに,当時も驚いていたくらいでした。

壁に掛けていてもそこだけ「鉛筆画」みたいな,本当「影」。

あまりにも時間と手間がかかるので,それ以来「試してもいない(笑」仕上げ方でした。

久しぶりの「ご帰還」なので興味津々。

ぱっと見,演奏には全然支障なさそう。

強烈な西日が射してきたので,シャッターを切りました。

おお,やっと正体が見えた,,,かな(笑。

(コイツのネック,確かローズウッドだったよな,3プライの真ん中は違ったかな,,ケヤキだったかな,,,つーかこんなネックみたことないよな,,,って自分で作ったんだよな,,,っていうか,それにしても黒いな,,ブツブツ,,)

三姉妹と一緒に,コイツもメンテナンスしてあげましょう,そうしましょう。

Neck for Prototype.

そういえば,,

このプロトタイプのネック,作ってませんでした(笑。

14Fジョイントのアーチトップ用のネックは数本カットしてあるのですが,

考えてみたらこいつ,いつものダブテイルじゃダメそうですよね,,

いや,やってやれなくもないか。

しかも,ボディのアウトライン,

17Fジョイントで計画してたのを,最終的には14Fジョイントに変更したんでした。

そこらにあったパーツを置いて考え中。

どんな構成だったらいいでしょうかね。

面白くなってきたぞ,,っと(笑。

なーんて言ってたら,,使えそうなネック,見つけました。

あるじゃん!(笑。

ちゃんと整理整頓してないからこんな事になるんですけど,

部屋全体がびっくり箱みたいだと思えば,悪くないかな,,,。

(いやいや,ビックリ箱じゃなくて,どうみたってゴミ箱じゃん,,ダメだよな,,片付けなきゃ,,面倒くさいな,,ブツブツ,,)

でも,このネックで行ってみようかな。

(悪くないよな,,でもこれ,いつ作ったんだっけ,,結構前だよな,覚えてないな,,ブツブツ,,。)

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon Pickguard repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

ProtoType 14inch

ネックジョイントを後にしたのは,プロトタイプのサウンドホールを開けて見たかったから,,。

やっと内部の空間の様子がわかるようになりました。

イメージ通りの感じですよ。

普段のアーチトップとの違いは,

このトップ材の「厚さ」。

さすが,30mm厚の材料から「削り出し」しただけのことはありますね,

めっちゃ厚いです。内部側のアーチもいい感じ。

サーキットの納まりを確認したら,さっさとボディ接着しちゃいましょうかね。

あ,でもまだピックアップも決めてませんでした,,ダメじゃん,,(笑。

トップ材がこんなに厚いってことは,ポットの取り付け位置は,このままじゃ無理ですよね,,,

さて,どうしようかな,,。

まずは,そこら辺にあるパーツを並べてイメージ作りからっすね。

まずは,「普通の」ハムバッキング。以前から「これかな」って思ってたパターン。

一回やってみたいと思ってた,フローティング2発のパターン。

どうかなぁ,,。

以前にも写真載せたこと,あったかも。

ミニハムもあり,,かな。

マウントが厄介な奴ですよね,,そうでもないのかな,,,

なーんてやってるうちに,外が曇って暗くなってきました。

雨になりそうな,札幌です。

2.4mm

Mid-Depth 17inch のネックを仕上げていきます。

またサイドドットの取り付け。

2.4mmのドットマークは,ほんと小さくて無くしそう(笑。

バインディングとメイプルのギリギリ。

恐ろしやー。

例のJohnnySmithピックアップの納まり。

そうそう,こんな風に納まって欲しかったんです。

ネックとボディのダブテイルジョイントも,ほぼ完了。

ニカワの接着は,もうちょっとサンディングなんかしてからにしましょうか。

また3人で待っててもらいましょ。

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Fret work

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 20240519-DSC02659.jpg

フレットを打ちます。

ここは,いつもと同じなんですが,,,

Fretの両端をスパッと垂直に切っちゃって,,,

一番外側にまたバインディング,,,って,言葉で表現するの,難しいですね,,

っていうか,何言ってるんだか,わかんないっすよね,,,

すんません(笑。

ってこんな感じ(笑。

まぁまぁ上手くいったかな,,,と,ここでハタと気付きました。

最初にフレットを打ってしまってるので,トリマーでネックのサイドをビューンと切ることが出来ないことに,,,。

仕方がないので,ヤスリで地道に行きます。

このやり方も,一筋縄では行かないですね。

Ebony

3本目,最後のフィンガーボードを磨きました。

アールは12inch。

キラッとするまでやるとうれしくなりますよね。

そんで次は,フレット溝の続き。

なぜかというと,,

バインディングの部分にも溝が欲しいからです。

ここまでピッタリにフレットを打ってから一番外側のバインディングを廻したいんです。

んで,,バインディングをフレットに合わせて削る,

あのGibsonのやり方に合わせてみようって寸法です。

Johnnyさんをなるべくオリジナルに近づけるための練習かな。

ま,オーバーフレットの方が,ネックの端までフレットがあるので「弦落ち」はしにくいと思うんですが,

一度やって見たかったのでチャレンジです。

でも,これ手作業だけで再現するのは,結構大変です。

手間は何倍??(笑。

Fingerboardのエボニー,

染めずにそのままオイルだけで仕上げた時に,どのくらい「黒く」なるかを確かめて見ます。

以前入手したまま,一度も使ったことのなかったStewmacの「Deep Cleaner」と「Lemon Oil」を使って見ました。

塗り終わって乾いたところの写真です。3本分のエボニー,よく見ると色が違うの,わかりますかね,,,

って,わかんないな(笑。

このLemon Oil,今まで使った中で一番「レモン」の匂いがしました。

いい感じの粘度があって,愛用のDr .Duck’sに近い感じ。

オイルを塗る前のFingerboardに並べてみます。

うん,相当「黒い」ですね。

これだったら染めるのはやめましょうか。

そこまでしなくて良いような,,,。

一番すり切れる部分なので,「地が出てくる」感じは好ましくないですよね,,

出たとしても,黒いとは思いますが。

強い西日に当てないとわからないくらいの「黒さの違い」でした。

さて,どうしようかな,,。

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Higgins Ink

黒く染めるには。

真っ黒なEbonyがなかなか手に入らないのは,私らみたいな個人製作家だけではなく,大手メーカーも同じなようです。

っていうか,古い数枚の指板材だったら,「金に糸目をつけなければ」今でも多少は手に入りますよね。

だから「一山」単位で入手しなければならない大手ほど,そうなのかもしれません。

っていうことで(笑,StewMac(米国のギター製作用品の販売店)が勧めているのがこれ。

Higginsというメーカーの黒いインクです。

乾く前なら水に溶けますので,筆をダメにせずに済むのは良いです。

これ,本来はなんのためのインクなんでしょ,,。

よくわかりませんが,木材に塗って,翌日「ボロ切れ」で拭いて,

また一晩おいて,スチールウールで磨いて終わり,,,

という手順まで紹介されています。

ヘッドに貼った縞黒檀の色具合がちょっと薄くて残念だったので,染めてみます。

これまでもテールピースを染めたことはありましたが,ヘッドは初めてかな。

黒檀のフィンガーボードも貼りました。

Johnnyさんは,,,

バインディングの白・黒・白・黒まで完了。

アールを取ってフレットを打つ準備。

傷だらけの Body ,どの程度修復しましょうか,,。

流行の「Heavyレリック」って言えば,このままでいいのかも,,(笑。