天然砥石と宮文と左市弘

小刀,宮文。

f holeを切るのに小刀を使うのですが,ちょいと砥ぎ直しました。

この小さな小刀は,地元札幌の「宮文」 手打2分(6mm)。

相当以前に,狸小路の宮文刃物店で買ったものです。

お店の方に聞くと「美装屋さんから頼まれて作った」ものの1本とのこと。

狭い部分を磨くのに使うのでしょうか。

でもちゃんと鋼の刃がついていて,磨くというよりは「切る」道具です。

どんな作業に使ってるんでしょうかね。

私は,普通に小刀として砥いで使っています。

特に超狭いFホールは時として,こいつでなければ届かないところがあるものですから。

最近愛用の砥石を3枚使います。

ちょっとうんちく(笑。

手前: 山不明の巣板。名倉が必要なくらい硬いです。確かネットで5.000-くらいだったかな。これが切れが戻るんです。中砥として。

中央:マルカ中山 20年ほど前に新品で入手した最初の天然砥石。家人には言えない値段でした(笑。主に鎬の仕上げ。

奥:山不明の水浅葱。当時近所にあった古道具屋さんで500円で買いました。主に裏専用。超硬くて当初は使えもしませんでした(笑。

山のわかってる由緒正しいのも他にあるのですが,自然と手が伸びるヤツが自分にとっての「宝石」なんですよね。

値段とか,山がどこ,,とか,あんまり先入観を持たない方が良いのだな,,と,やっとこ理解するようになりました。

私のようなぼんやりは,何年も使って見ないとわからないですよね(笑。

「狭い」方のFホールを切ります。

新春砥ぎ初めの「宮文」と,左右1組の「左市弘」。

砥石も刃物も「出会い」ですよね。

宝物です。

f

細いfホールとストラディバリ式 f hole.

Topのスプルースの最終調整の前に「細い方」の下穴をあけました。

この手順,どっちが最初の方が良いのか,順番を決めていません。

気分,ですかね(笑。

少しずつ仕上げに向けて絞り込んで行きます。

明るい日差しが差し込む札幌です。

side

掃除機はまだ届かないのですが,待ちきれずサンディングを開始,,。

ですが,30分もしないうちに,やっぱり部屋中粉塵でひどいことに(笑。

ダメだ,こりゃ。

厚さは2.2mmを一つの目安にしています。

カーブのキツいところは,そのままだと厳しい(割れる)場合が多いですよね。

特にCurlyの派手な奴とか,,,って,

これがまさに「そのヤバい奴」ですよ(笑。

ガレージはまだマイナス気温で,逃場所がなくなりました,,,。

掃除機の有り難みを,思い知っています。

文明の利器,やべー。

早く届いて欲しいです。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Thinking Time

考える時間。

17inchのテールピースを考えています。

今までも何種類か作って来ましたが,今回新たに考えます。

作るより,考えている時間の方が長いかもしれませんよね。

作るのはずっと後でも良いのですが,それぞれのパーツをどうするか,本当は全部決まっている方が「楽」なんですよね。

でも,考え考え進みましょう,そうしましょう。

My workshop

17inchのサウンドホールの段取り。

左右対称にきちんと墨出しする方法は,色々ですよね。

今回の17inchは,クリアファイルのプラを使って簡単にやります。

ちゃんとしたアクリル板がなかった,,とも言います(笑。

バインディング分の厚みを計算に入れて。

奥の削り出し途中のバック材は,掃除機が届くまで作業お預けです。

さて,次は,,と。

f holes

f hole.

昨夜,長年使っていた工作室の掃除機が昇天してしまいました。

いやー,調子は悪かったのですが,注油したり騙し騙し使っていたので,驚きではなかったんですが,酷い音と油煙で止まりました,,,,。

かなーり使い古した中古品をもらって来たやつで,多分製造から30年はたってる古い日立の業務用掃除機。

ですので修理に出すのは諦めます。

でも,コレが一番吸うんですよね!!。

工作室には,もう1台集塵機はあるので,なんとかなってますが,使い勝手が悪すぎて,正月早々,ネットで注文してしまいました。

 後継機種は,日立 CV-97A2 。

ビルのお掃除とかの方々も使っている「あれ」です。

同じデザインで一回り小さいのも日立では出していて,これも「業務用」ではよくみますが,フィルターが普通の布製なので,大きい方の「チリ落とし」機能のついたこいつのガッチリしたフィルターとは別物です。

吸引力は同じようですが,頻繁にフィルターの掃除が必要で面倒なんです。

ま,それでも家庭用のなんかと比べたら良いのですけどね。

届くまで,ちょっと我慢することにして,別の作業をすることにします。

まずは15inchのサウンドホール2種類。

薄いアクリル板でテンプレートを作ってありますので,デザインを選ぶだけ。

今まで4種類やってました。

次に17inchを,,と思ったのですが,バインディングを入れてみようかな,,と思いついて,ちょっとやめました。

こっちはもうちょっと練りましょうか。

時々吹雪の札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Side

Side.

どの材料でSideを曲げようかと,考え中。

いつもは,Top,Backが「決まって」から考えるのですが,今回同時進行の本数が増えちゃったものですから,きちんとそれぞれの楽器の特徴を出すべく,色々考えています。まだ早いんですけどね。

基本的にはBack材の材質に合わせたものをSideに使うのがセオリーと思いますので,材料の種類については「OK」なのですが。低音側の音ので具合決めるのは,ボディの厚さでしょうから色々考えます。抱えた時の弾きやすさも大切ですしね。

TopとBackの材料の削り出しは,延々と続いています。

今回は,どこまで行けるかな。

18mm幅のプレーナー,なかなかいいですよ。

このサイズの楽器を作るんだったら,まさに「丁度いい」。

削って,削って。

まだまだ削ります。

表面側を削ったのち,ボディの内部側を削るのですが,厚みが8mmになるあたりで,カンナの音が変わる気がします。

「板」が「響板」に変わるとでも言いますか。

ちょっと微妙ですが,それはスプルースでもバックのMapleなどでも同じな気がします。

「気のせい」かもしれませんが(笑。

もしかしたら,「ストラディバリの8mmの秘密」ってこのこと?。

響板の仕上げ寸法が8mmという意味ではもちろんありませんので,どこかにその言葉の意味があるんじゃないか,,って,想像しています。

Denonのターンテーブルの修理が出来ない,ちょっと焦ってる札幌です。

New year ! New Tool !

謹賀新年

 皆さま,本年もよろしくお願いいたします。

 1月2日の朝,米国から小包が届きました。

Stew-Macに注文していたものです。

Ibex Archtop Carving Plane 18mm blade.

今まで使っていたのは,12mmの刃幅のものでした。

一回り大きいのを使ってみたかったんです。いやー,お正月に届くとは思ってませんでした。

早速削り初め(笑。

嬉しいお正月の札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Hand Curved Spruce

Hand curved Spruce. for DEEDEE9

昨日の凍るようなガレージでちょいと電動工具で削りましたが,結局厚みを揃えながら削り出すのは「手作業」ですよね。

これを半自動化すべく,たくさんの人がいろんな方法を使ってやってますよね。

CNCが今はもう一般的になってるんでしょうか。

でも,それも最後の調整は結局カンナとスクレーパーなんでしょうから,それがあっても

革手袋の穴が少なく済むくらいのものじゃないんでしょうかね,,,。

って,CNC,使ってみたい,,(笑。

とはいえ,そんなの置く場所もありませんので,私のところでは,昔ながらのコレですね,多分コレからも。

皆さん,どんな一年でしたか?。

私は,,,,この鉋屑を片付けてから,思い出してみましょうか,,,。

って,,工作室の掃除をしてるうちに新年になりそうな,

とても晴れた良い天気の札幌です。

Black

17inch Refinish.

トップの塗装をやり直していた,ニトロセルロースラッカーのブラック,やっと仕上げました。

ピカピカにしてしまうと,うまく写真が撮れないのが難点ですよね。

仕方がないので真上から撮りました(笑。

指紋も埃も目立って仕方ない(笑。

他の製作者の方々も,ここまでやるのはGuitar Show仕様ですよね,,,って聞いたことはないんですが(笑。

ここまでやったらフレットも磨きましょうか。

また,どんと雪の降った札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘