Tailpiece3

Tailpieceに弦を通す穴を開けます。

ファクトリーではどうやってるんでしょうね。

6本のキリを同時に回せるジグとかあるでしょうね。

フェンダーのペグの穴あけのマシンはそんな感じでしたよね。

実際は知りません(笑。

みなさん,どうやってますか。

私は地道にこんな感じ。

墨線を入れて目で角度を合わせてゆっくりゆっくり。

こんなにいっぺんに5個も作ったことないので,気になります。

1〜2個ならどうにでもやれますよね。

いやいや,穴あけだけで半日かかりました。

電動ドリルも駆使してテールナイロンの穴も完了。

これから形を整えていきます。

Tailpiece2

トリマーを使って,テールナイロンを通す穴を掘りました。

合板でガイドも作ります。

一つ二つだったら,テンプレなど作らずにやりますが,

今日は結構な数だったので。

ボッシュのコルトルーター,ソフトスタートが安心です。

いきなりキックバックをお見舞いされることはありませんでした。

深さは8mmほど。

これなら楽に取付出来そうですね。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Tailpiece

15inch Archtop用のテールピースを作ります。

先日塗装を終えた2本の15inchは,

バッフィングするまでに2週間は乾燥時間が必要なので,

それまでに必要なパーツを作ります。

これは毎度のルーティーンですね。

前回,パーロッサ(赤く硬い材料)を黒く染める,,という方法を取りましたが,

今回は縞黒檀でやりたくなりました。

待っていた材料が届いたものですから(笑。

とりあえずの分,4個を切り出しました。

下の2枚は前回のパーロッサ。

板目の縞黒檀は案外珍しくないですか?。

床柱とかは板目ですかね。

ところで,このデザインのテールピース,

まだテンプレートを作らずにいました。

正確には「作りかけた」んだけど,途中で放り投げてあった,,とも言います(笑。

中心線を出したりするのに,やっぱり透明なのが欲しくて,一緒に作りました。

アクリル板を切るのは,小型のバンドソーで簡単ですが,

切り屑が静電気を帯びてそこいら中にくっついちゃうのが厄介ですよね。

マスクをしないと呼吸器官がやられます。

不精しないでこういうのはちゃんと作っとかねばダメですね,,はい。

15inch用は,17inch用のダキストスタイルのものよりも,細長く薄いです。

乾燥中の2本の様子,

着色前に撮影したのと同じアングルで撮ろうと思ったんですが,,,,なんかちょっと違う(笑。

でも現在こんな感じ。

撮影が終わったら,またフックでぶら下げます。

塗装面がどこにも触れない方がいいように思いますので。

Clear Coat

Clear coatのインターバルは,1時間ほどですか。

2本同時に作業するには,作業場が狭すぎて,しかもフックで吊るす事が出来るのは1本だけ。

なので,ボディとネックを分けて30分交代って感じで進めます。

が,インターバルは「暇」です。

何かするには短いし,待ってるには長すぎです(笑。

なので,ちょいと写真をとりましょ。

ガレージから工作室を撮ると,,,ガラスが汚くてボンヤリ(笑。

ダメですね。

Clear coat1回目のDEEDEE9.

Neck color

Neckの色の調整をリクエストされました。

「グラデーションなしで」。

なるほど〜,,

でも,調色したラッカーは既に使い切ってましたので,同じ色を作ります。

ん〜,

こんな感じだったよな,,,。ってなことで,昨夜までに色は入れましたので,今日はとうとうクリアコートです。

みなさん,いろんなやり方をされてますよね。

着色後の目止めに吹いた1回のクリアは,サンディングせずに一晩おいてから,クリア5回程度,,,としています。

確かBenedettoさんの「教え」だったような。クリアは浜二ペイントのを使います。

ラッカーシンナーも同社のものを真面目に使います。

メーカーでシンナーの匂いも違いますよね。

ホームセンターのものとは明らかに違う「匂い」。

乾燥が早い感じがします。

浜二ペイントのクリアラッカーは,ビンに移して希釈しても「ちょっと黄色い」。

ネック裏はこんな感じ。外は雨ですが,リターダーは入れなくても問題ない札幌です。

着色後

DEEDEE9は「赤系のヴァイオリンのような色」とのリクエストでした。

「え!!」(笑。

とりあえず,スプルースのままの色,,ではない,,(笑。

M様,こんな感じでは如何でしょうか。

DEEDEE11の方は,もうちょっと「黄」に寄せました。

これでも私の「いつも」よりはずっと「着色」してます。

色は,写真だとちょっと原色が強調されてますかね,,。

もうちょっと落ち着いてるんですが,。

でも本当に「塗り立て」。

乾燥が進むと不思議と色は落ち着いて行きますよね。

Mapleバックの方は,写真ほど「サンバースト」でもないんですがね,,。

中央の黄色が写真だと随分目立つなぁ。

手で触れるほどに乾燥したところで,直ぐに記念撮影しましたので。

ステインを混ぜたラッカーで着色後,1回クリアを吹いたところです。

これから2日ほど乾燥させて,サンディング。

その後仕上げのクリアを5回くらいですか。

まだまだ仕上がりまではかかりますね。

その「仕上げのクリア」に茶褐色に変色した「オールドラッカー」も使うつもりです。

「赤」や「黄」がさらにちょっとだけ抑えられる感じになると思います。

さぁて,スプレーガンの掃除でもしましょうか。

サンジングシーラー2

「サンジングシーラー」なので,もちろん,サンディングします。

#400のペーパーを使います。

これは2回目かな。

木部のサンディングの跡が消える様子を確認しながら。

ナフサオイル(Zippoオイル)で毛羽だたせながら最初のサンディングを,,

という方もいらっしゃいますが,それだと乾燥が早すぎて,私には無理でした。

Shellacの時はいきなり1回目を塗ってから,毛羽立ちを取って,,,という感じですが,

ラッカーの場合はこの方法が分かりやすくていいですね。

軽ーく,優しく。

サンジングシーラー

浜二ペイント「サンジングシーラーNo.750」。

なぜか「サンディング」じゃないんですね。

ラッカー系のシーラーです。

下地から全部ニトロセルロース系で行きます。

っていうか,水性とか,使ったことないので(笑。

1回吹いただけで,杢目がグッと出てきて,気分も「グッと」上がります。

Good!(笑。

Neck size

さぁ,今日から塗装を開始しよう!と張り切ってマスキングを始めたのですが,,

おや,ちょっと待て,,,。ネックシェイプ,最終調整してないじゃないの!!(笑。

「太めですね」と言われる事が多いので,

今回はちゃんと数値を当たろうと思ってたんですが,

また手の感覚で削ったままになっていました。

DEEDEE11は,これまで計測してきたオールドギブソンに合わせようと思っていたのを思い出しました(笑。

ナット幅43mmってのは,よく聞く数字ですが,んじゃネックの厚みは?。

あんまり数値見ないですよね。これまでにリペアの時などに測っていた数値は,

ばらつきはあるものの,ギブソンで1F付近は21.7mmくらい,10Fあたりで25mmってのが多いように思います。

なので,DEEDEE11はこの厚みで。

ところが,DEEDEE9の方は

「ナット幅44~45mmくらいで」とオーダーいただいてました。

「んじゃ,厚みは??」。

「がっしりした感じ」とのお言葉もありましたので,

1Fあたりを22.5mmくらいとしました。

比較的新しい年代のMartinのネックがこのあたりの厚みでしたので。

M様,いかがでしょうか。

って,こればっかりは握ってみないとわからないかもしれませんよね,,,。

スクレーパーで仕上げたら,木目が浮き上がってきました。

今度こそ,塗装前夜の札幌です。