Shape of Neck

Neckを削ります。

ヤスリでガシガシやります。

ヒールの部分はベルトサンダーも使いますが,基本,私は手でヤスリ掛けですね。

削っていくうちに,ああ,こんな感じ,,,とラインが見えて来ますよね。

でも,それって不思議な気もします。

「ネック裏の中心線の厚みは,平面が出ていることが重要,,,」と言う方もいらっしゃいますが,そうなってない楽器も多いですよね。

「ガタボコ」は論外としても,ヒールのあたりでちょっとだけ薄くなるようなのも嫌いじゃないですし,まぁ,手の感覚としか言いようがないですよね,,。

ガシガシやった後は,スクレーパーで整えながら慎重に。

やや形が見えてきましたので,次の工程へ進みましょうか。

ボディに取り付ける前に,まだまだやることがたくさんありますよね。

トンデモない事件が起きた後の,参院選挙投票日。

暑い暑い札幌です。

Semi-Hollow body

15inch Semi-Hollow body.

Bodyのパーツが揃いました。

BackがこのFlame-Maple.

いつまで考えていても仕方がないので,えいや!と内部のチェンバーを切り出しました。

今回はこんな感じ。

さて,ピックアップはスタンダードな「ハムバッキング」でいいのかな,,,と,また迷いが出ました(笑。

いや,,別に自分で決めれば良いだけなので,「勝手にしなさい」なのですが(笑。

前回は,ピックアップを簡単に交換して音の違いを確認できるように,,,と言うコンセプトだったので,そんな仕組みを考えたのですが,思えば,別に「交換しやすさ」って,なくていいのかも,,,と。

搭載するピックアップ,考えましょうか。

イメージすることが大切ですよね。

うーん,,となったので,

珍しく小樽までドライブしてきました。

小樽は札幌よりちょっと涼しく感じました。

半日のドライブでも,時と場合によっては気分転換になりますよね。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Faces

Ebonyのface.

縞黒檀の厚単板をヘッドに貼りました。

結構な厚みがあるので,カッターでは切れません。鋸で切ります。

ヘッド裏は,もっと薄いのを入手したので,それを使ってみましょうか。

写真が白く飛んでしまいましたが,白蝶貝のインレイです。

私のスタンダードはこの2種類です。

時々まるで違ったのもやるのですが,,。

どっちをどっちにしましょうか。

気温が30℃を超えた札幌です。

Mother of Pearl

真珠貝。

陰陽のインレイのために出しました。

「金色っぽく」というリクエストでしたので,黄色い真珠貝を選びます。

あれれ,結構使ったんですかね,,真珠貝とか,もっと持ってた気がしたのですが。

ほっそい糸鋸,2本切っちゃいましたが,なんとか切り出しました。

直径11mmくらいでしょうか。

Fingerboardに乗せて記念撮影。

正円って手で削り出すの,難しいですよね。

しかもほっそい!。

珍しく湿度の高い,曇り空の札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

陰陽

陰陽。

Finger boardのインレイに「陰陽を」とリクエストありました。

指板にインレイを入れるのは私的には「珍しい」です(笑。

「陰陽」について全く知識がないので,「こんなんでいいんでしょうか??」って感じです。

正円が普通でしょうけれど,ちょっとデフォルメもしてみました。

M様,いかがですか?。

ネックの幅を綺麗に整えました。

サイドポジションを入れたら,ネックの厚みの調整をします。

このインレイは白蝶貝と黒蝶貝で作るつもりです。

Ebony Finger board

Ebony Finger board.

22Fと24Fに切りました。

フィンガーボードの縁はカンナで直線に削り出します。

Ebonyを扱うと,その後の作業台の掃除が大変ですよね(笑。

そこいら中「真っ黒」にしてしまいます。

やっと楽器っぽくなってきましたか。

さて,次は,ニカワを準備して接着しましょうか。

接着面の前処理もこれからでしたね。

縞黒檀は,比較的接着しやすいですけど,油断は出来ません。

ちょっと時間をかけましょう。

晴れているのに,なんだか「スースー」する札幌です。

15inch Bodies

15inch bodies.

Side材が整ってきましたので,接着の準備をします。

これはEuropean Curly mapleのバック材。

サイド材との接着面の平面出しをしているところ。

いやーこのサンディング作業,キツイですよね。

面積が大きいので髪の毛1本分の厚さの違いを擦り合せるのも汗ダクです。

巨大な円盤状の板にサンドペーパーを全面貼って一気に擦り合わせする工房もありますよね。

動画で見たのは海外の工房でしたが,気持ちはわかります。

わかりますが,あんな大きな円盤,普段どこに仕舞ってるんでしょ(笑。

いやいや,広い工房でしょうから心配ご無用でした,,。

自分の工房が3畳間なもんで,すぐ置き場所を考えちゃいます(笑。

Side材の方はライニングの取付完了。

2本ともMahoganyのLining。

ボディ厚が薄いのでLining同士がほぼくっつく感じです。ちゃんとSideBraceも入れましたよ。

Padaukの薄板を挟んだネックの3本目。ネックも粛々と進行中です。

Maple Neck

Curly Maple+Curly Itaya-Kaede+Curly Maple.

3ピースのネックですが,その間にアクセントの薄板を挟みます。

今回使うのは,パドックの突板。

一時,「パドックには発がん性物質が含まれている」なんて情報が流れてましたよね。

どうもガセネタだったらしいのですが,なんでPadaukだったんでしょうね。

アセトンで脱脂してから接着します。

多少色落ちしますが,African Blackwoodに比べたら可愛いものです。

Padaukの突板は,カッターで簡単に切れました。

一晩クランプして取り外したところで記念撮影。

このまま放置することは歪みを出し切るためにも有効だそうです。

ほっとくだけなので楽ちんですが,この「ガタガタ」を綺麗にしたくて仕方ない(笑。

勢いに乗って,もう数本分,組んでしまいましょうか。

Lining and side-brace

Lining and Side-Brace.

Lining(サイド材に取付けるのり代)は,Mahoganyのリバースタイプを使います。

ちょっとモダンな感じです,,って,中を見る人はあまりいませんよね,,。

割れ止めかと思われるサイドブレイスも付けます。

これ,最近付けないアーチトップ製作者も見ますよね,Instagramとかで。

確かにこの位ボディが薄いと,「そんなに割れないよねー」とも思いますよね。

でも,いつもここで思い出すのは『森の中からジャズが聞こえる』(菊池淳子訳編:フィルムアート社)の中のリンダマンザーのあのセリフです。

「(PatMethenyに完成したギターを手渡す時には)彼のドロップテストに合格しなくちゃいけないのよ」。

Pat Methenyは,新しく受け取ったギターを「床に落とす」のだそうです,,,。

多分,それで大丈夫ならツアーに連れて行く,,,ってことなんでしょうね,,,。

『恐ろしい!!(笑』。

そういえば,Patが若い頃ずっと使っていたあのボロボロのES175,,サイド材が真ん中辺で割れていて,それをガムテープで留めてましたよね,,,。

あれはわざわざ落としたんじゃないでしょうけれど。

,,,なので,,,サイドブレイスは,「付けましょう!(笑」。

みなさん,ギターを床に落とすのはやめましょう(笑。

写真ではよく見えませんが,サイドブレイスに重ねて,2コマほどLiningを貼ります。

この辺はケースバイケースですが,今回はオーソドックスに行きましょう。

さて,引き続き2本目のDEEDEE9の方同じ作業開始。

同じモールドがもう一組あったら同時進行も楽なのにって思うこともありますが,おなじモデルを大量に作ったりはしませんので,このスタイルでいいのでしょう。

春っぽい日差しの札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Tail Block

Tail Block.

ネック側の次は,テールのブロックです。

ボディのアールに合わせて曲面に削ったスプルースを接着します。

まずは,長めにしてあるサイド材に墨を出して切る作業ですね。

テールブロックも同様に古いスプルースの端材を使います。

ナイロンのギターはこの部分,マホガニーが多いですよね。

流儀もあるでしょうが,あっちはネックもマホガニーなので「端材」を得やすい,,ってこともあるのかな(笑。

モールドにこんな風に納めたら,ボディラインが見えてきて,興奮してきます(笑。

15inch DEEDEE Model 11

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘