Clear Coat

Clear coatのインターバルは,1時間ほどですか。

2本同時に作業するには,作業場が狭すぎて,しかもフックで吊るす事が出来るのは1本だけ。

なので,ボディとネックを分けて30分交代って感じで進めます。

が,インターバルは「暇」です。

何かするには短いし,待ってるには長すぎです(笑。

なので,ちょいと写真をとりましょ。

ガレージから工作室を撮ると,,,ガラスが汚くてボンヤリ(笑。

ダメですね。

Clear coat1回目のDEEDEE9.

Neck color

Neckの色の調整をリクエストされました。

「グラデーションなしで」。

なるほど〜,,

でも,調色したラッカーは既に使い切ってましたので,同じ色を作ります。

ん〜,

こんな感じだったよな,,,。ってなことで,昨夜までに色は入れましたので,今日はとうとうクリアコートです。

みなさん,いろんなやり方をされてますよね。

着色後の目止めに吹いた1回のクリアは,サンディングせずに一晩おいてから,クリア5回程度,,,としています。

確かBenedettoさんの「教え」だったような。クリアは浜二ペイントのを使います。

ラッカーシンナーも同社のものを真面目に使います。

メーカーでシンナーの匂いも違いますよね。

ホームセンターのものとは明らかに違う「匂い」。

乾燥が早い感じがします。

浜二ペイントのクリアラッカーは,ビンに移して希釈しても「ちょっと黄色い」。

ネック裏はこんな感じ。外は雨ですが,リターダーは入れなくても問題ない札幌です。

着色後

DEEDEE9は「赤系のヴァイオリンのような色」とのリクエストでした。

「え!!」(笑。

とりあえず,スプルースのままの色,,ではない,,(笑。

M様,こんな感じでは如何でしょうか。

DEEDEE11の方は,もうちょっと「黄」に寄せました。

これでも私の「いつも」よりはずっと「着色」してます。

色は,写真だとちょっと原色が強調されてますかね,,。

もうちょっと落ち着いてるんですが,。

でも本当に「塗り立て」。

乾燥が進むと不思議と色は落ち着いて行きますよね。

Mapleバックの方は,写真ほど「サンバースト」でもないんですがね,,。

中央の黄色が写真だと随分目立つなぁ。

手で触れるほどに乾燥したところで,直ぐに記念撮影しましたので。

ステインを混ぜたラッカーで着色後,1回クリアを吹いたところです。

これから2日ほど乾燥させて,サンディング。

その後仕上げのクリアを5回くらいですか。

まだまだ仕上がりまではかかりますね。

その「仕上げのクリア」に茶褐色に変色した「オールドラッカー」も使うつもりです。

「赤」や「黄」がさらにちょっとだけ抑えられる感じになると思います。

さぁて,スプレーガンの掃除でもしましょうか。

サンジングシーラー2

「サンジングシーラー」なので,もちろん,サンディングします。

#400のペーパーを使います。

これは2回目かな。

木部のサンディングの跡が消える様子を確認しながら。

ナフサオイル(Zippoオイル)で毛羽だたせながら最初のサンディングを,,

という方もいらっしゃいますが,それだと乾燥が早すぎて,私には無理でした。

Shellacの時はいきなり1回目を塗ってから,毛羽立ちを取って,,,という感じですが,

ラッカーの場合はこの方法が分かりやすくていいですね。

軽ーく,優しく。

サンジングシーラー

浜二ペイント「サンジングシーラーNo.750」。

なぜか「サンディング」じゃないんですね。

ラッカー系のシーラーです。

下地から全部ニトロセルロース系で行きます。

っていうか,水性とか,使ったことないので(笑。

1回吹いただけで,杢目がグッと出てきて,気分も「グッと」上がります。

Good!(笑。

Neck size

さぁ,今日から塗装を開始しよう!と張り切ってマスキングを始めたのですが,,

おや,ちょっと待て,,,。ネックシェイプ,最終調整してないじゃないの!!(笑。

「太めですね」と言われる事が多いので,

今回はちゃんと数値を当たろうと思ってたんですが,

また手の感覚で削ったままになっていました。

DEEDEE11は,これまで計測してきたオールドギブソンに合わせようと思っていたのを思い出しました(笑。

ナット幅43mmってのは,よく聞く数字ですが,んじゃネックの厚みは?。

あんまり数値見ないですよね。これまでにリペアの時などに測っていた数値は,

ばらつきはあるものの,ギブソンで1F付近は21.7mmくらい,10Fあたりで25mmってのが多いように思います。

なので,DEEDEE11はこの厚みで。

ところが,DEEDEE9の方は

「ナット幅44~45mmくらいで」とオーダーいただいてました。

「んじゃ,厚みは??」。

「がっしりした感じ」とのお言葉もありましたので,

1Fあたりを22.5mmくらいとしました。

比較的新しい年代のMartinのネックがこのあたりの厚みでしたので。

M様,いかがでしょうか。

って,こればっかりは握ってみないとわからないかもしれませんよね,,,。

スクレーパーで仕上げたら,木目が浮き上がってきました。

今度こそ,塗装前夜の札幌です。

繰り返し

ネックのジョイント部分。

繰り返し,繰り返し。

ヒールのAfrican Blackwoodも含めて最終サンディング。

進んでるのか,停滞してるのかわかんない,こういう作業って辛いですよね。

ドーンと変化が見て取れる仕事は,ある意味楽しいですけど,やってもやっても進んでる感じが得られない作業って,,,。

楽器作りに限りませんよね,

悟り,まだ開けてません(笑。

引き続き,この変化の見られない作業,続きます。

まだまだトンデモなく暑い札幌です。

Sanding sanding ,,,

Sanding,,sanding,,,.

夜な夜なサンディング。

根気の勝負ですが,まだ終わったって訳ではありません。

でも,こんな感じ。

塗装前にガッツリまたやります。

ボディラインがはっきり見えてきましたか。

裏側はこんな感じ。

ヒールキャップもチャンと付いた様です。

さて,今度はフレットにかかりますかね。