First Clear spray

工作室にまたビニールを張って塗装します。

「布テープ付きマスカ」,ホームセンターに売ってるやつです。

(って,このクソ暑いのに,正気かよ,,またやんの?,,,ブツブツ)

ネックに使ったローズウッドは,導管が太いので「目止め」をする方も多いですよね(ガット弦のサイドアンドバックなど)。

前回フレンチポリッシュした時,目止めを行っていた気がするのですが,アルコールで拭き取った時に,目止めも取れちゃったかもしれません。

クリアラッカーの表面が「ポチポチ」しています。ま,これをサンディングするんですが,,。

汗で前が見えませんので,乾燥時間にします(笑。

Blue Black Stain

なぜか突然おっ始めちゃったPlyWood(合板)ボディのリフィニッシュ,

下地にちょっとステインを足します。

削り出したボディなら,ザクザクサンディングも出来ますが,

合板だと薄い突板を削り取ってしまう危険があるので,慎重に行きます。

基本「サンディングなし」のルートで。

布切れにステインを染み込ませて塗ってゆきます。

極薄く。

濃すぎても削れませんので。

ま,こんくらいの薄さにしておいて,下地を作ったら,あとは仕上げで考えます。

なんだか塗装ばかりが続きます。

濡らしたタオルを首に巻いても,汗がボタボタ。

この暑さ,みなさん大丈夫ですか?。

もちろん,私は「大丈夫じゃない」です(笑。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Rose Neck

塗装を剥がしたネック。

両サイドはRosewood,真ん中はケヤキ。

長旅から帰ってきても,まっすぐのままでした。

この組み合わせのネック,確かもう1本作りました。

細かな傷もあったので,きちんとサンディングして。

ヒールキャップも気に入らないので取替えました。

昔の自分にダメ出し(笑。

でも,もうやることがなくなっちゃいました。

仕上げちゃおうかな,,色,どうしよ,,。

Peeling off the shellac

プライウッドの17inch,ブルーブラックのshellacを剥がします,突如として(笑。

セラックを剥がすのは簡単です。

無水アルコールをつけたボロ切れで拭き取るだけ。

「なんでこんなこと,始めちゃったの」かというと,

スレて薄くなった場所を修復しようにも,色ムラが大きくて,気に食わなくなったんです。

セラックのフレンチポリッシュは,楽器を弾き込んで塗装が薄くなっても,何度でもタンポ塗りで補修が簡単なのが良いところなのですが,コイツは天然成分ではない着色剤を混ぜてるので,どうにも思ったように行きません。

着色剤を入れたセラックなんて,聞いたことないですがそれをやったんです,以前に私(笑。

不思議な色ムラも「これはこれでいいかなー」と思ってましたが,やっぱりあまりにも塗装面が弱すぎ,,と判断を変えました。

サイドもバックもじゃんじゃん行きます。

なんせ,温帯低気圧がきたせいか,気分は乗らないし雨で湿気っぽいしで,気分転換が必要なんです(笑。

ホントはこっちが理由だったかも(笑。

ほぼほぼ剥がし終わりました。

うーん,さてどんな仕上げにしましょうか。

このままクリアラッカーってのも「あり」かな。

(杢目に入り込んだブラック,悪くないよな,,もうちょっと黒,足そうかな,,セラックって簡単でいいよな,,ブツブツ,,)

「新作」の方の2本は,昨日仕上げのクリア吹き完了。

一切磨いてもいないのに,この輝き(笑。

でも,ポリッシュ作業が出来るほど硬化するのは,多分3週間後でしょうかね。

ニトロセルロースラッカーは,乾燥に時間がかかるのであまり採用されないんですよね,,きっと。

音も質感もいいんですけど。

今主流なのはポリエチレンですか?。

なので,リフィニッシュでもしてますか,その間。

さて,次は,,と。

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DeVILBISS

DeVILBISS, DV1 Clear coat Spray gun.

塗装の仕上げです。

例のBlondeは,トップ側にちょっとカラーを足しました。

今回からクリアコートはこのガンを使います。

レベチの性能。

驚きました。

全部の作業をこのガンで出来たら,,と思ってしまいましたが,これはクリア専用なんですね,,。

塗装面の均一性,吹付けの幅が広くて正確。

そうですよね,車の塗装,これで吹いたら「仕上がり」なんですもんね,,。

私はさらに研磨しますけど,これで「仕上げ」になってる楽器も多いんじゃ,,,。

トップ側のカラー保護に1回吹いたところ。思わず見惚れました,,。

一晩おいてコーナーなどを研磨したら,仕上げのクリアを吹きます。

“Blonde” Tutorial Colors.

setupを終えたジョニーさんの修復の,練習も兼ねて同時進行してきた17inchの製作,

せっかくだから「Blonde」カラーの練習もします。

右端は60年近く前のGibosnのブロンド。

思えば40年くらい,片時も離れず一緒にいてくれました。

心からのリスペクトを込めて。

楽器の製作を20年以上やってきて,一度もやったことなかったのは不思議です。

原点に一度戻ってみます。オリジナリティ0%(笑。

日焼けと汚れでこんな色になったんでしょうけど,近い色になりましたか?。

もうちょっとよく見てから,カラーを足すか,判断しましょう,そうしましょう。

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The location of the soul

魂ってどこにあるんですかね?(笑。

心とか魂って,体のどこにある?問題。

脳の中に決まってんじゃん!とか,DNAとか,血液??あれ?,,ってな具合で。

どっかに「個性」とか司ってる部分ってあるんですかね,,

って,そんな難しいこと,私なんぞには分かりませんが。

ただ,今回このジョニーさんの大手術して,弦を張って最初に出てきた音,手術前と比べてどうだったと思いますか?。

「ざっくり元と同じ音」でした。

もちろん,音量はちょっと大きくなったり,,とか,前より音程が聞き取りやすいかも,,とか,ピックアップと弦との距離が正しくなったので,アンプからの出音が「ちゃんとした」とかはありますが,全く同じ年代の全く同じ工場で作られた同じモデルと比べても明らかに違う,この楽器の「声」でした。

ジョニーさんにしてみれば,「やべー,もうちょっとで死ぬとこだったぜ,,」ってくらいの大手術ですよね。

ボディから首(ネック)を一度取って,角度を変えて,フィンガーボードは作り替えて,,。

私的には,ネックジョイントって,その楽器の音のコアだと感じることが多いのですが,ネックジョイントをやりかえても,ニュアンスは変わらなかったです。

ある意味,それで「正しい」のだと思いますが。

ストラディバリの時代のヴァイオリンは,そのほとんどが今の基準より短いショートスケールのネックだったので,現存している楽器のほとんどは,ネック部分だけ「ロングスケール」になるように別の人が入れ替えているって聞いたことがあります。

ボディとヘッド(スクロール)だけは,製作者のものなのだとか,,。

じゃ,ネックって楽器の個性には関係ないんじゃね?,,

となるかもしれませんが,ご承知の通り,ネックの材質で響き方,違いますよね,,,。

じゃ,楽器の個性ってどこに???(笑。

ストラディバリのレントゲン写真ってありますよね,,でも,わかんないみたいですよね,,彼の秘密。

まぁ,今回はフィンガーボード以外は「元のまま」ですので,「当然」なのかもしれませんが,,,。

などと,リペアを終えて実際に音を出してみた「ファーストインプレッション」でした。

つまんない話ですんません,,(笑。

Coloring

着色。

クリアラッカーに着色剤を混ぜて,吹き付けます。

でも,,1回で思った通りの色にはなりません(笑。

どうしてかなー,筆で試し塗りしたらいい感じだったのに,,,,。

なので,気に入った色になるまで塗り重ねます。

乾燥を待っている間,暇なので(笑,何度も写真を撮ります。

もうちょっとなんだけどなー。

Repair completed

リペア完了。

Gibson JohnnySmith model 1965/8.

ピックガードはデッドストックのオリジナルですが,やはりちょっとセルロイドの崩壊が始まってきちゃってます(中央のもの。左は私の作ったもの)。ボリュームポットは新しいものですが,ミニジャックや受けの金物はオリジナル。

ここはスチール製なので錆を落とします。

Vintageの楽器にありがちの,ボディの汚れ,,,,。

これって汚れなんでしょうかね,,,タバコのヤニにしてはしつこすぎます。

Holtsの車用のコンパウンド「7ミクロン」を使って磨きましたが,,,,

ごらんのようにパフがまっ茶色に,,。

あまり光らせるのも「ん〜」なので,1ミクロンや0.2ミクロンはほとんど使いませんでした。

ピックアップは,例の「最初期」のポールピースのないオリジナルです。

この楽器は1965・8のJohnnySmith-Dなので,

本来は2ピックアップの楽器だったはずですが,

崩壊したピックガードの残骸以外は残ってませんでしたので,

ストックしてあったシングルピックアップ仕様のオリジナルパーツで「復旧」しました。

ボリュームポット以外はほぼオリジナルと思います。

出来栄え,どうでしょうか?。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘