5 more millimeters.

あと5ミリ。

ネックとボディのダブテイルジョイント,もうちょっとのところで一旦角度を確認します。

この道具,今マイブーム(笑。

はい,角度はいい感じですね。このまま進めます。

写真が急にメカっぽいんですよぉ,なんかかっこいいっす(笑。

ところが,,,

ネックの両サイドをラフに切ろうとしたら,小型のバンドソーの刃が外れました。

切れたんじゃなくて「外れる」なんて,初めてのことで驚いたのですが,事態は深刻みたいでした。

内部のプーリーのゴムが擦り減ってしまってるみたいで,何度掛け直しても「バン!」とハズレます,,,。

近所のホームセンターの閉店セールで入手したのは多分20年くらい前,,。

ああ,ダメかも,,。

ガレージの中型ので何とかなりましたが,ちょっとショックな夕暮れです。

in case of Gibson L5-CES.

Gibson L5の場合。

「弐号機」のネックのシェイプについて,L5Sのネックなら「どうよ」とのコメントを頂きました。

L5Sは残念ながら弾いたこともなければ,触ったことすらないので,

手持ちのL5-CESを叩き台に,比較検討することに,,,。

(いやぁ,ぜひ弾いてみたいです,L5S。どなたか,3日間だけ貸してください(笑。)

JohnnySmithの60’sのネックから取った「型」を当ててみます。

底面のアールに極めて近いのは,Johnnyの3FあたりがL5の1F,9Fのが4Fにフィットしました。

ネック幅はそれぞれもちろん違いますが,シェイプとしてはこんな感じになりそうですね。

思ってたより太いっすね,,。

1992年製のこのL5のネックが,70年代前半に作られたL5Sのネックと「どうなのか」は謎ですが,,,(笑。

最近読んだ,スティーブ ルカサーさんのインタビューで,彼は

「今でも,理想のシェイプのネックのギターを探している」と,,,

って,あなた!,今までどんだけの種類のギター弾いてきたの!?,,,

で,その中には「なかった」のね,,理想,,,(笑。

「ネック沼」は,思ってたよりずっと深そうです,,,。

in case of Fender Telecaster.

Fenderの場合。

ここのところ,休日ってものがなかったので,せめてがんばった「自分へのご褒美」に,弦の張り替えをさせてあげます(笑。

ちょうど,Prototype弐号機のネックジョイントをやってるとこなので,

「別物」のをみてみます。

デタッチャブルネックのチルト機構は,3点留めのものしか知りませんでした。

なので,バラしてみました。

なるほどぉ,こうなってるんですね。

チルト用のイモネジは,6角レンチで調整するようになってます。

ボディの材料は,この塗装のない部分を見ると「アッシュ」っぽいんじゃないでしょうかね,,なんとなく。

もう一つの「謎」。

アームの本体がこれ。

ま,ネットで調べて「なるほどぉ」とわかってはいたんですが(笑,

「Free Flight」って名称の,本家本元Fender社のオリジナルだそうです。

一時だけ採用されて,すぐ「なくなっちゃった」らしいです(笑。

どうりで「Fender初心者」の私が知らない訳です。

スプリングは最初から3本なんですね。

Stratocasterのとは,元から設計が違うんですね。

Tunerは,近代的な方のが付いてましたが,ナットが全部緩んでいましたので,締めます。

(なんかパッとしない感じがしたのは,このせいだったのかな,,)

010〜046の普通のラウンドワウンドを張ります。

011以下の弦なんて,一体何年ぶりの事でしょ。

うーん,新鮮だ,,,(笑。

009からの弦を張った方がさらに新鮮だったのかな,,。

いい気晴らしにはなりました,,,って,

ちょっと普通過ぎましたね,,どこか壊れてないとつまらないっす(笑。

Starting the neck joint.

ネックジョイントの開始。

また「先っぽ」を入れたところで記念撮影(笑。

子供の頃,飛行機のプラスチックモデルを組む時,

なんといっても胴体と翼を接着するときが一番「大興奮」したことを思い出します。

つまり,今も「7歳児」とほとんど変わってないってことです(笑。

正面から見たところ。

本当に「先っぽ」しか入ってないのですが,

正面から見ると「もうできた」みたいで,また「興奮」します(笑。

(やっぱりアホなのかな,,,ブツブツ,,)

すっかり嬉しくなった撮影,終了。

はい,冷静になって,取付角などをもう一度検証しましょう,そうしましょう。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Preparing the neck joint.

ネックジョイントの準備をして行きます。

余計な部分を切ったり,

接続面をカキっと綺麗にしたり,,。

多少面倒でも,ここら辺を「凛」としておくと,後の作業が楽だったりしますよね。

って,経験から学びました,,(笑。

墨線を入れ終わったところで「記念撮影」。

微妙な厚さのエクステンションなので,組み込む順番を考えます。

っていうか,ヘッドとフィンガーボードを仕上げて行かないと,,ですね。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Neck Alignment.

ネック角。

headに「耳」も付いていないネックと,幅を落としてもいないフィンガーボードですが,

ネックの取付角を決めるのに,こないだのBenedettoのジグを早速使います。

今回のエクステンションの厚みは,

一般的なアーチトップと,ES-335みたいにボディに指板が乗ってる感じの「中間くらい」にしたいな,,と。

そうすると,ネック仕込み角は,大体87°くらいになるみたいです。

60年代のES-335が86.5°くらいだったと,ノートに記録があるので,「だいたい合ってる(笑」計画です。

このジグ,こんな風にも使えるんだ,,。

結構はっきりしたCurlyのMapleネック,

角度を合わせてジョイント部分の仕口を作っていきます。

雪が溶けて,随分陽の長くなってきた札幌です。

in case of LesPaul standard,

レスポールスタンダードの場合。

「弐号機」をサンディングしていて,「ハタ」と気が付いてしまいました。

「なぜレスポールスタンダードのネックのヒールは,ボディバックの平面に「揃っていないのか」」(笑。

「なぜエバンスに頼まなかったのか」

じゃないですが,考えてみたこともありませんでした,

今の今まで。

「そういうデザインだったんだろうな」としか。

写真の下のボディはTokai製のレスポールスタンダードの「作りかけ」Bodyですが,

これはGibsonのそれを「完コピ」してあるそうですので,本家もこんな感じでしょう。

バック材の角を綺麗にトリマーでアールに落としてありますよね,,

「ネックのヒールの部分まで,,」。

つまり,ボディのバック側の周囲の角をアールに落とすのに,「全周」トリマーで回れるから,,というのが理由だったんじゃ,,,

という仮説です(笑。

ボディの角が落としてあるので,ネックのヒールは,当然そのアールよりも引っ込んでなければ納まりません。

デザインからではなく,工場で大量に生産するための「工夫」だったのではないでしょうかね,,,。

って,「いまさらぁ?」ってツッコミました?(笑。

さて,探偵ごっこはやめて,この弐号機の「角」は,どうしましょうかね,,,(笑。

Spalted European Curly Maple Top.

Prototype弐号機,

ボディの接着完了したところで記念撮影。

この不思議な杢目,独特ですよね,Curlyとは全く関係ない模様が入るのが特徴です。

少なくとも,誰かの楽器と見間違えたりする心配はないですね。

アウトラインをザザッとサンディングしただけです。

これから本格的にサンディング。

作ってて言うのもなんですが,思ってたよりボディが薄いですね(笑。

重ねて何度も見ていたはずなのに,一体になって,

「Body」

という認識になって初めて「ああ,なるほど〜」となること,ないですか(笑。

私はいつも「びっくり」します(笑。

さて,次は,,っと。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Gluing the body

Prototype 14inch 「弐号機」のボディを閉じます。

ケヤキのバックの内側にもセラックを塗りました。

接着面にはつかないようにします。

接着面の擦り合わせをもう一度確認してから,接着しました。

このプロトタイプは,半分ソリッドギターのようなボディ構成なので,

思いっきりクランプを締めても大丈夫なので安心です(笑。

通常のアーチトップだと,あんまり力一杯締め付けるとサイド材が変形しちゃいますので,力加減が大事ですよね。

ちゃんと着いてくれたかな。

こんだけのクランプを使うと,重たくて持ち歩けないのでこの場に放置ですね。

どうしよ,他の作業できないな,,ちょっと横にどけて,,(笑。

そう言えば,ネックってどうしてたっけ,,,と,。

ありました,

弐号機用にプライしてました。

忘れてました,,,(笑。

さて,こいつの取付角はどうしよっかなー,,などと考えてたら,陽が暮れてきました。

ちょっとドライブでもしてきましょうか。

名案が浮かぶかも,,(笑。

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Dragon’s Blood.

Dragon’s Blood.

Shellac に混ぜて使う天然の色素の名前です。

ずっと以前に作ったこの赤いセラックを,トップ材の内側に保護として塗りました。

「ドラゴンタトゥーの女」って,すごい映画,ありましたよね。

この材料を使うとき,いつも思い出します(笑。

ただし,この赤は,Dragon’s Bloodの他に,LacDyeという色素も混ぜてるので,

さらに強烈な赤に見えます。

ところが,褪色しやすいので,こんな派手な色は長続きしないです。

ヴァイオリンの油系セラックにも使うみたいですね,この色。

たくさんいろんな色と混ぜて使うでしょうから,あの深みが出るのでしょうね。

この「弐号機」も他の2本と同様,ニトロセルロースラッカー仕上げにするつもりなので,

セラックの出番は,「見えない内側」だけです。

なので,心置きなく,「ドラゴンの血」に染めます(笑。

ドラゴンの声ってどんな声なんでしょうね,,

そんな音で鳴ってくれるかな(笑。

もちろん,セラックを塗る前に,サーキット関係も納めて確かめました。

ああ,配線ケーブルは,きちんと熱収縮チューブなどでちゃんと束ねないと,,ですね。

さぁて,セラックが終わったら,ボディを組んでしまいますか。

(接着前のボディのウェイトは,トップとバックを合わせて,ちょうど2000gでした。重いのか,軽いのか,,ブツブツ,,,)

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