DEEDEE3-2

DEEDEE3-2.塗装開始です。

サンディングシーラーを吹いたところ。

わーっと杢目が現れてきて,楽しい瞬間ですよね。

またサンディングの日々なのですが(笑。

トップ側はこんな感じ。

多分,これをサンディングしたのち,もう一回くらいはシーラーを吹くことになる気もします。

ボディの真ん中の桂材の赤さも現れました。

このシーラーを吹く前に,コントロール関係の位置を決めました。

毎度毎度,その都度ボリュームやトーンの位置を考えます。

ちょっとずつレイアウトが違うので,テンプレートを作っても無駄なんですよね。

今回はこんな感じ。

これらのレイアウトも,何か法則のようなものがあるような,ないような(笑。

DearmondのFHCやエディヴァンヘーレンみたいに,ワンボリュームも好きなのですが,

必ず「Toneつけて」と言われるので,

自分用以外はやったことがないです(笑。

そういえば,預かってたShellac 17inchのリペアも完了しました。

Shellacの良いところは,コンプレッサーもスプレーガンも使わずに,塗装の表面に塗り重ねができる事ですね。

French Polishやべー。

Sanding

塗装前のサンディングは,デスクライトでも作業できるので,夜な夜なやれます。

#180のペーパー,#240,そして#400まで行くと,それでも消えないキズが見えてきます。

すると,また#180に戻って順に。

3歩進んで2歩下がる,,。

メンタル,鍛えられますよね。

前にも書いた気がしますが,かのリンダマンザー女史いわく

「サンディングなんて好きな人いる??(笑」。

コロナのおかげでマスクには慣れましたが,それでもムズムズしますよね。

何より全身粉まみれなので,PM2.5が服を着て歩いてるみたいな感じです(笑。

さて,このモデル,どんな色にしましょうか。

そっちの方がよっぽど重要な問題ですね。

どうしよう(笑。

Rotten stone

Rotten stone.(笑。

見つけました。

しかも近所の百均で入れ物も買ってきました(笑。

LMIから相当以前に入手したのですが,これ一袋あったら「一生もの」ですね。

こんなに研磨するって,一体何を磨くかな。

ラッカーが一般化する以前の西欧では,木製家具などはセラックとこれらの研磨剤が一般的だったんでしょうね。

内部側,完了。サインは直接書こうかな。

Pumice

パミスは使ってますか?。

セラック仕上げのとき,ローズウッドなどの気孔の目止めに使います。

セラックをある程度施したあと,タンポの布を変えて,胡椒入れに入れたパミスを紙に撒いて,

チョンチョンと付けたらアルコールを数滴垂らして「透明」になったら,塗装面をグルグルすると,,

あーら不思議,パミスとセラックが気孔を埋めてくれましたー,,って,

そんな面倒な事しませんか(笑。

Shellacを準備したので,「セラックのカゴ」を整理したら出てきましたので,久しぶりに使いました。

そうです,Curly Mapleなんで,気孔なんてないですよね!って気づいちゃいました?。

実は,ボディ内部のセラックを刷毛で塗ったのですが,

やり慣れないので刷毛目が目立っちゃったものですから,

ヤスリの代わりに使ってみようと思ったんです。いつもは「タンポ」塗りなので,刷毛は苦手です。

うーん,ツヤツヤ感は出ましたが,あんまり刷毛目は取れなかったです(笑。

Pumice(パミス)って,確か火山灰とか噴火で出来た軽石の粉でしたよね,,。

違ったかな。

今回みたいな使い方だったら「Rotten Stone」の方が向いているかも。

あっちが正当な「研磨剤」ですよね。

どこかにあったよな,,Rotten Stone.

あくまで天然素材でやろうとすると,こんな風に段々ややっこしいことになって行きますよね。

でも!,せっかくだから,RottenStone,探します!(笑。

Workshop on a rainy day

雨の日の作業部屋は,暗いです。

作業するには照明が絶対に必要ですが,写真を撮るのには案外向いているかな。

暗い日も,悪いことばかりではないですよね。

17inch Thin-body Archtopのバック材を接着しました。

フレットワーク中の15inch Semi-Hollowと一緒に記念撮影。

クランプだらけの接着の様子。

為替レートがどうだったら本当に良いのか,私なんかにはわかりませんが,もうちょっとクランプが欲しいです(笑。

円安なのは,外国から買い物するには躊躇しちゃいますよね。

今朝,クランプを外したところ。

一晩おきました。

接着剤のはみ出したところを取り除くのに,この道具は便利です。

なんていう名前だったか,覚えてないんですが。

バックの内部側も接着前にスクレーパーをかけたので,杢目が浮き出て見えますね。

Shellacを塗るつもりです。

ああ,そういえば,こないだの調合したセラック,

やっぱり全部は溶け切らなくて,琥珀色のゼリーみたいな「オリ」が残りましたが,まぁまぁだったかな。

セラックは錠剤の糖衣にも使うみたいですが,流石に食べてみる気にはなりません(笑。

なんか,使い道ないかな。

サイド材からはみ出した部分は,補助アームに取り付けたトリマーで飛ばします。

キックバックするから恐ろしい道具ですが,使い慣れるともう戻れません。

5分で済んじゃうんですから。

この雨で,黄砂が流れて街は綺麗になるかな。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

2014 Feb 17inch Archtop

17inch Archtop, European Curly maple back&side. SofaGuitars 2014.

メンテナンスで久しぶりに帰ってきた17inchです。

ボディの中を見ましたら「2014」。

この楽器の写真って,あんまりなかったので,記念撮影しました。

ここまでド派手な杢目のバック材は,珍しい。

私がこれまでに作った楽器の中で,これが一番だったかもしれないですね。

ちゃんとメンテナンスしますよ。

そうそう,これは All Shellac仕上げでした。

写真だとセラックなのかラッカーなのか,わかんないですね(笑。

DEEDEE3-2

Semi-Hollow 15inch.

フレットを打ちます。

いつものMIdium-Janboです。

ステンレスフレットもちょっとよぎりましたが,オーソドックスに行きます。

フレットの溝に朝準備していたニカワを流し込みながら,打っていきます。

SuperGlueを使う人もいますよね。

工場では,もちろん何にもせずに打つ事も多いのかな。

確かにフレットの下に余計な空間があるのは,良い感じはしないですよね。

「フレットごとのイントネーションが揃う」という意見もあるみたいですね。

うーん,私的には「おまじない」かもしれないです(笑。

「いい音,出してね!」と,「おまじない」をかける訳です。

Fingerboardは,#4000まで磨いてからフレットを打ちました。

22Fです。

ついでにヒールキャップを接着。MacassarEbonyで。

アクリル板のカケラはクランプしたりするのにも,便利ですよね。

Shellac

犯罪の香りがしますか?(笑。

警察の押収品じゃないですよ(笑。

どちらかというと,松脂の香り。

久しぶりにShellacを調合します。

作り置きのがなくなってきましたので。

あまりにも久しぶりだったので,「秘密のレシピ」を探すところから始まりました(笑。

いえ,嘘です,,秘密でもなんでもありません(笑。

Guild of American Lutherieの記事にもたくさん紹介されてますし,

「日本リノキシン」さんのHPに詳しいです。

http://www.nlinoxin.co.jp

今回選んだのは,

LMIから購入したShellac Platina Pale Blonde(ラック貝殻虫の分泌物) ~ 32g,

Colophonium(日本リノキシン,松脂の一種) ~ 10g,

Sandarac(日本リノキシン,モロッコの糸杉のような木の樹液) ~ 10g,

ちょっと脂成分が多すぎるかもしれませんが,実験です。

これを100ccの無水アルコールで割りますが,このままだといつまでも溶けないので,擦り潰します。

ゴリゴリと潰します。

時々Sandaracに混ざってる黒い異物を発見するたびにピンセットで取り除くのですが,なかなか難しい(笑。

Shellacだけで楽器全ての仕上げをしていた時期も長かったのですが,

最近はニトロセルロースラッカー仕上げをメインにしてます。

でも,Archtopのボディ内部とか,Shellacでなければならない使い道がありますよね。

ラッカーとの馴染みも良いので,何かと使います。

ついでにニカワも準備。

LMIのこの大きなパックがとうとう無くなりそうです。

何年使えましたかね。

こっちは計量スプーンで,ニカワの倍の水を加えておきます。

Shellacって,購入してから時間が経つと溶けにくくなったりしますよね。

最初から半分くらいしか溶けないのもあったりして。

使うたびに「新しいのを買う」という製作者のコメントも読んだことがあります。

溶けない「オリ」のようなものを取り除くのに,皆さんどうしてるんでしょ。

コーヒーフィルターを試したこともありますが,目ずまりしてしまって全然「ダメ」でした(笑。

目の小さな網もNG(紅茶の茶漉しを一つダメにしただけでした)。

結局,スポイトで綺麗なところを汲み上げるしか,今のところ手段がありません。

なんだか勿体無いんですが。

これはちゃんと溶けてくれるかなぁ。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Glue

接着作業の連続です。

15inch SemiーHollowのDEEDEE3-2は,フィンガーボードの接着完了。

指板面のアールはこれから取ります。

12inchアールでいいかな。

オーソドックスですね。

こちらは17inch Thin-Body Archtopのライニング(ノリしろ部分)の接着作業です。

ボディが薄いので,モールドからはみ出させると,反対側の作業が非常にやり難い事に気づきました(笑。

でも,なんとか接着完了です。

Body side

曲げたSide材を組んでいきます。

これ,意外と神経使いますよね。

ピシッと水平垂直を出そうとすると,モールドの中では接着面の確認が出来ないので,出してやります。

テールブロックも接着。

ボディシェイプが見えてくると,何度やってもドキドキします。