Clear coat 4th

Clear4回目のDEEDEE11.

バックは着色のムラがあります。

わざと残しました。

っていうのは,10代の頃,フェルナンデスのレスポールに,こんな風にわざと着色の濃淡を出したシリーズがあったんですよね。

多分一瞬だけのラインナップだったはずです。

でも,楽器屋さんからもらったパンフを壁に貼って,毎日眺めていたのを思い出したんですよ。

結局,実物は一度も見ることも,触ることも出来なかったのですが,アレは完全に「恋」でしたね(笑。

完全に心を奪われてました,,(笑。

なので,均一に着色するのを途中でやめました(笑。

小さな遊び心,,,っていうか子供心っていうか,恋心(笑。

Vintageラッカーもこれにて終わり,最後の5回目は正真正銘のクリアです。

さぁ,乾いたら,どんな感じになるでしょうね。

Clear coat 3回目

いやいや,暇すぎて写真撮ってます(笑。

3回目のクリアを吹いたDEEDEE9。

よーく見ると木材の小さな染みだとかが見えてくるんですよね,クリアコートの段階で。

クリアってレンズのような働きもするんでしょうか。

塗りつぶしではないので,それぞれのレイヤーが纏まっていくんですよね。

化学変化も起きてるのかな。

それも「味」ってことにしています(笑。

こちらは3回目を終えたDEEDEE11.

外が暗いのもありますが,養生のロールカーテンを下ろしてるので,

人工光下での撮影になっちゃうと,色の感じはやはり実物とは違いますね。

こちらは着色少なめなので,木目はさらに良く見えるかな。

こっちの4回目はあの褐色に変色したVintageラッカーを使いましょうか。

Clear Coat

Clear coatのインターバルは,1時間ほどですか。

2本同時に作業するには,作業場が狭すぎて,しかもフックで吊るす事が出来るのは1本だけ。

なので,ボディとネックを分けて30分交代って感じで進めます。

が,インターバルは「暇」です。

何かするには短いし,待ってるには長すぎです(笑。

なので,ちょいと写真をとりましょ。

ガレージから工作室を撮ると,,,ガラスが汚くてボンヤリ(笑。

ダメですね。

Clear coat1回目のDEEDEE9.

Neck color

Neckの色の調整をリクエストされました。

「グラデーションなしで」。

なるほど〜,,

でも,調色したラッカーは既に使い切ってましたので,同じ色を作ります。

ん〜,

こんな感じだったよな,,,。ってなことで,昨夜までに色は入れましたので,今日はとうとうクリアコートです。

みなさん,いろんなやり方をされてますよね。

着色後の目止めに吹いた1回のクリアは,サンディングせずに一晩おいてから,クリア5回程度,,,としています。

確かBenedettoさんの「教え」だったような。クリアは浜二ペイントのを使います。

ラッカーシンナーも同社のものを真面目に使います。

メーカーでシンナーの匂いも違いますよね。

ホームセンターのものとは明らかに違う「匂い」。

乾燥が早い感じがします。

浜二ペイントのクリアラッカーは,ビンに移して希釈しても「ちょっと黄色い」。

ネック裏はこんな感じ。外は雨ですが,リターダーは入れなくても問題ない札幌です。

着色後

DEEDEE9は「赤系のヴァイオリンのような色」とのリクエストでした。

「え!!」(笑。

とりあえず,スプルースのままの色,,ではない,,(笑。

M様,こんな感じでは如何でしょうか。

DEEDEE11の方は,もうちょっと「黄」に寄せました。

これでも私の「いつも」よりはずっと「着色」してます。

色は,写真だとちょっと原色が強調されてますかね,,。

もうちょっと落ち着いてるんですが,。

でも本当に「塗り立て」。

乾燥が進むと不思議と色は落ち着いて行きますよね。

Mapleバックの方は,写真ほど「サンバースト」でもないんですがね,,。

中央の黄色が写真だと随分目立つなぁ。

手で触れるほどに乾燥したところで,直ぐに記念撮影しましたので。

ステインを混ぜたラッカーで着色後,1回クリアを吹いたところです。

これから2日ほど乾燥させて,サンディング。

その後仕上げのクリアを5回くらいですか。

まだまだ仕上がりまではかかりますね。

その「仕上げのクリア」に茶褐色に変色した「オールドラッカー」も使うつもりです。

「赤」や「黄」がさらにちょっとだけ抑えられる感じになると思います。

さぁて,スプレーガンの掃除でもしましょうか。

サンジングシーラー2

「サンジングシーラー」なので,もちろん,サンディングします。

#400のペーパーを使います。

これは2回目かな。

木部のサンディングの跡が消える様子を確認しながら。

ナフサオイル(Zippoオイル)で毛羽だたせながら最初のサンディングを,,

という方もいらっしゃいますが,それだと乾燥が早すぎて,私には無理でした。

Shellacの時はいきなり1回目を塗ってから,毛羽立ちを取って,,,という感じですが,

ラッカーの場合はこの方法が分かりやすくていいですね。

軽ーく,優しく。

サンジングシーラー

浜二ペイント「サンジングシーラーNo.750」。

なぜか「サンディング」じゃないんですね。

ラッカー系のシーラーです。

下地から全部ニトロセルロース系で行きます。

っていうか,水性とか,使ったことないので(笑。

1回吹いただけで,杢目がグッと出てきて,気分も「グッと」上がります。

Good!(笑。

Neck size

さぁ,今日から塗装を開始しよう!と張り切ってマスキングを始めたのですが,,

おや,ちょっと待て,,,。ネックシェイプ,最終調整してないじゃないの!!(笑。

「太めですね」と言われる事が多いので,

今回はちゃんと数値を当たろうと思ってたんですが,

また手の感覚で削ったままになっていました。

DEEDEE11は,これまで計測してきたオールドギブソンに合わせようと思っていたのを思い出しました(笑。

ナット幅43mmってのは,よく聞く数字ですが,んじゃネックの厚みは?。

あんまり数値見ないですよね。これまでにリペアの時などに測っていた数値は,

ばらつきはあるものの,ギブソンで1F付近は21.7mmくらい,10Fあたりで25mmってのが多いように思います。

なので,DEEDEE11はこの厚みで。

ところが,DEEDEE9の方は

「ナット幅44~45mmくらいで」とオーダーいただいてました。

「んじゃ,厚みは??」。

「がっしりした感じ」とのお言葉もありましたので,

1Fあたりを22.5mmくらいとしました。

比較的新しい年代のMartinのネックがこのあたりの厚みでしたので。

M様,いかがでしょうか。

って,こればっかりは握ってみないとわからないかもしれませんよね,,,。

スクレーパーで仕上げたら,木目が浮き上がってきました。

今度こそ,塗装前夜の札幌です。

繰り返し

ネックのジョイント部分。

繰り返し,繰り返し。

ヒールのAfrican Blackwoodも含めて最終サンディング。

進んでるのか,停滞してるのかわかんない,こういう作業って辛いですよね。

ドーンと変化が見て取れる仕事は,ある意味楽しいですけど,やってもやっても進んでる感じが得られない作業って,,,。

楽器作りに限りませんよね,

悟り,まだ開けてません(笑。

引き続き,この変化の見られない作業,続きます。

まだまだトンデモなく暑い札幌です。