Black Walnut back&side

Black Walnut. Back & Side.

ニカワで接着する準備中。

この薄いベニヤ板1枚のモールドも,実に役に立つんですよね。

気軽にガイドになってくれるいい奴です。

さらに上から,別のベニヤ板の型板を当てがって,クランプに備えます。

さて,Hide-Glueを終えたら今日は次に何をしましょうか。

晴れたと思ったら,また吹雪いてきたので出かけるのはやめましょうか(笑。

Maple, Maple

Maple Back&side, and Necks.

昨日接着したボディです。

クランプを外して周囲のはみ出た部分をトリミングしたところで記念撮影。

楽器の形が見えてきました。

引き続きWalnutのセットもサンディング中。

Mapleのネックも3本接着完了。

手前:派手目のCurlyの両サイドで細かなCurlyのItaya-Kaedeを挟んだもの。

中央:手前よりは大人しめのCurlyで細かなCurlyのItayaを挟んだもの,

奥:ほぼプレーン(ちょっとだけCurly)で割とはっきりしたCurly Mapleを挟んだもの。

さて,どれをどれに使いましょうか。

M様,いかがいたしましょうか?。

写真じゃわかりずらいですかね。

春分なのに吹雪いてきた札幌です。

Hide Glue

接着の予行演習。

今回の2本はバインディングを回しませんので,この接着面が「仕上」になります。

隙間や歪みがないか,よーくチェック。

Hide-Glue.

ニカワで接着します。

日暮れまで,まだ時間があるはずなのに,外が暗くなってきた札幌です。

15inch Bodies

15inch bodies.

Side材が整ってきましたので,接着の準備をします。

これはEuropean Curly mapleのバック材。

サイド材との接着面の平面出しをしているところ。

いやーこのサンディング作業,キツイですよね。

面積が大きいので髪の毛1本分の厚さの違いを擦り合せるのも汗ダクです。

巨大な円盤状の板にサンドペーパーを全面貼って一気に擦り合わせする工房もありますよね。

動画で見たのは海外の工房でしたが,気持ちはわかります。

わかりますが,あんな大きな円盤,普段どこに仕舞ってるんでしょ(笑。

いやいや,広い工房でしょうから心配ご無用でした,,。

自分の工房が3畳間なもんで,すぐ置き場所を考えちゃいます(笑。

Side材の方はライニングの取付完了。

2本ともMahoganyのLining。

ボディ厚が薄いのでLining同士がほぼくっつく感じです。ちゃんとSideBraceも入れましたよ。

Padaukの薄板を挟んだネックの3本目。ネックも粛々と進行中です。

Maple Neck

Curly Maple+Curly Itaya-Kaede+Curly Maple.

3ピースのネックですが,その間にアクセントの薄板を挟みます。

今回使うのは,パドックの突板。

一時,「パドックには発がん性物質が含まれている」なんて情報が流れてましたよね。

どうもガセネタだったらしいのですが,なんでPadaukだったんでしょうね。

アセトンで脱脂してから接着します。

多少色落ちしますが,African Blackwoodに比べたら可愛いものです。

Padaukの突板は,カッターで簡単に切れました。

一晩クランプして取り外したところで記念撮影。

このまま放置することは歪みを出し切るためにも有効だそうです。

ほっとくだけなので楽ちんですが,この「ガタガタ」を綺麗にしたくて仕方ない(笑。

勢いに乗って,もう数本分,組んでしまいましょうか。

Lining and side-brace

Lining and Side-Brace.

Lining(サイド材に取付けるのり代)は,Mahoganyのリバースタイプを使います。

ちょっとモダンな感じです,,って,中を見る人はあまりいませんよね,,。

割れ止めかと思われるサイドブレイスも付けます。

これ,最近付けないアーチトップ製作者も見ますよね,Instagramとかで。

確かにこの位ボディが薄いと,「そんなに割れないよねー」とも思いますよね。

でも,いつもここで思い出すのは『森の中からジャズが聞こえる』(菊池淳子訳編:フィルムアート社)の中のリンダマンザーのあのセリフです。

「(PatMethenyに完成したギターを手渡す時には)彼のドロップテストに合格しなくちゃいけないのよ」。

Pat Methenyは,新しく受け取ったギターを「床に落とす」のだそうです,,,。

多分,それで大丈夫ならツアーに連れて行く,,,ってことなんでしょうね,,,。

『恐ろしい!!(笑』。

そういえば,Patが若い頃ずっと使っていたあのボロボロのES175,,サイド材が真ん中辺で割れていて,それをガムテープで留めてましたよね,,,。

あれはわざわざ落としたんじゃないでしょうけれど。

,,,なので,,,サイドブレイスは,「付けましょう!(笑」。

みなさん,ギターを床に落とすのはやめましょう(笑。

写真ではよく見えませんが,サイドブレイスに重ねて,2コマほどLiningを貼ります。

この辺はケースバイケースですが,今回はオーソドックスに行きましょう。

さて,引き続き2本目のDEEDEE9の方同じ作業開始。

同じモールドがもう一組あったら同時進行も楽なのにって思うこともありますが,おなじモデルを大量に作ったりはしませんので,このスタイルでいいのでしょう。

春っぽい日差しの札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Tail Block

Tail Block.

ネック側の次は,テールのブロックです。

ボディのアールに合わせて曲面に削ったスプルースを接着します。

まずは,長めにしてあるサイド材に墨を出して切る作業ですね。

テールブロックも同様に古いスプルースの端材を使います。

ナイロンのギターはこの部分,マホガニーが多いですよね。

流儀もあるでしょうが,あっちはネックもマホガニーなので「端材」を得やすい,,ってこともあるのかな(笑。

モールドにこんな風に納めたら,ボディラインが見えてきて,興奮してきます(笑。

15inch DEEDEE Model 11

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Neck Block

Neck Block.

昨夜までにNeck Blockを切り出して,片側まで接着していました。

Flat Sawnの材料を使います。

こんな風に使うので,Spruceの端材って,切り出し作業で出るたびに大切に保管しています。

今回使ったものも,確か造り付け家具の解体した材料だったと思います。

目の詰んだとても良い材料です。

ガラス面で垂直面の確認をして。

最近この作業はモールドに入れずにガラス面でやるようにしています。

Cut away側も接着します。

地味〜な作業ですが,ここも細心の注意の必要なところですよね。

予報が外れてとても気持ちの良い天気の札幌です。

Bending day.

side Bending.

15inchのサイド材を曲げます。

WalnutとFlame Mapleの2セット分。

いや,久しぶりに曲げました。

折るんじゃないか,,といつもヒヤヒヤしますが,今回もうまく行きました。

自転車と同じで,一度乗れるようになったら,案外忘れていないものですよね。

このカッタウェイを曲げられたら,あとは出来たも同然です。

Bending Ironに焼き付いてしまった「焦げ跡」って,どうやったら取れるんでしょうね。

急にプラス気温になって,溶け出した雪で車が埋まりそうな札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Parallel Bracing

Parallel Bracing.

2本の15inchのパラレルブレイシングを仕上げました。

今回のはこんな感じかな。

もうちょっと綺麗に仕上げたら完成。

最近,クラック補修のあの小さな四角いチップを,最初から付けている作家の写真を見ました。

経年での割れを防ぐ目的なんでしょうね。

そんなやり方もあるんですね。

そういえば,何かの文献でD’angelicoのアーチトップにも,最初からセンターに取り付けられているモデルがあった,と読んだことがあります。

「自分の接着に自信が持てなかったのかも」と,その方は書いてありましたが,真相はどうなんでしょ。

どうしようかな。

村上春樹さんの10年以上前の作品「1Q84」をさっき読み終えたばかりなので,Parallelとタイプするときに,ニヤッとしてしまいました(マヌケ)。

朝から何だか頭がボーッとするのは,村上春樹のせいなのか,昨夜飲んだZinのせいなのか,,。

どっちにしても,猛烈に吹雪いている札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop archtop Bass Bubinga Chaki DEEDEE1 DEEDEE2 DEEDEE3 DEEDEE3-2 DEEDEE5 DEEDEE6 DeeDee7 DEEDEE9 DEEDEE11 Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28 Elmarit-R24 Elmarit-R 24mmF2.8 Explorer修理 Gibson Inlay Jingle Keyaki Noctilux1.0 Nylon Ply Wood model 17inch repair Semi-Acoustic Semi-hollow Summarex85mm Summaron35 SuperAngulon21-3.4 Tools Walnut White Sycamore model 17inch アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘