in case of Gibson L5-CES.

Gibson L5の場合。

「弐号機」のネックのシェイプについて,L5Sのネックなら「どうよ」とのコメントを頂きました。

L5Sは残念ながら弾いたこともなければ,触ったことすらないので,

手持ちのL5-CESを叩き台に,比較検討することに,,,。

(いやぁ,ぜひ弾いてみたいです,L5S。どなたか,3日間だけ貸してください(笑。)

JohnnySmithの60’sのネックから取った「型」を当ててみます。

底面のアールに極めて近いのは,Johnnyの3FあたりがL5の1F,9Fのが4Fにフィットしました。

ネック幅はそれぞれもちろん違いますが,シェイプとしてはこんな感じになりそうですね。

思ってたより太いっすね,,。

1992年製のこのL5のネックが,70年代前半に作られたL5Sのネックと「どうなのか」は謎ですが,,,(笑。

最近読んだ,スティーブ ルカサーさんのインタビューで,彼は

「今でも,理想のシェイプのネックのギターを探している」と,,,

って,あなた!,今までどんだけの種類のギター弾いてきたの!?,,,

で,その中には「なかった」のね,,理想,,,(笑。

「ネック沼」は,思ってたよりずっと深そうです,,,。

Starting the neck joint.

ネックジョイントの開始。

また「先っぽ」を入れたところで記念撮影(笑。

子供の頃,飛行機のプラスチックモデルを組む時,

なんといっても胴体と翼を接着するときが一番「大興奮」したことを思い出します。

つまり,今も「7歳児」とほとんど変わってないってことです(笑。

正面から見たところ。

本当に「先っぽ」しか入ってないのですが,

正面から見ると「もうできた」みたいで,また「興奮」します(笑。

(やっぱりアホなのかな,,,ブツブツ,,)

すっかり嬉しくなった撮影,終了。

はい,冷静になって,取付角などをもう一度検証しましょう,そうしましょう。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Alembic Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Preparing the neck joint.

ネックジョイントの準備をして行きます。

余計な部分を切ったり,

接続面をカキっと綺麗にしたり,,。

多少面倒でも,ここら辺を「凛」としておくと,後の作業が楽だったりしますよね。

って,経験から学びました,,(笑。

墨線を入れ終わったところで「記念撮影」。

微妙な厚さのエクステンションなので,組み込む順番を考えます。

っていうか,ヘッドとフィンガーボードを仕上げて行かないと,,ですね。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Alembic Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Neck Alignment.

ネック角。

headに「耳」も付いていないネックと,幅を落としてもいないフィンガーボードですが,

ネックの取付角を決めるのに,こないだのBenedettoのジグを早速使います。

今回のエクステンションの厚みは,

一般的なアーチトップと,ES-335みたいにボディに指板が乗ってる感じの「中間くらい」にしたいな,,と。

そうすると,ネック仕込み角は,大体87°くらいになるみたいです。

60年代のES-335が86.5°くらいだったと,ノートに記録があるので,「だいたい合ってる(笑」計画です。

このジグ,こんな風にも使えるんだ,,。

結構はっきりしたCurlyのMapleネック,

角度を合わせてジョイント部分の仕口を作っていきます。

雪が溶けて,随分陽の長くなってきた札幌です。

Spalted European Curly Maple Top.

Prototype弐号機,

ボディの接着完了したところで記念撮影。

この不思議な杢目,独特ですよね,Curlyとは全く関係ない模様が入るのが特徴です。

少なくとも,誰かの楽器と見間違えたりする心配はないですね。

アウトラインをザザッとサンディングしただけです。

これから本格的にサンディング。

作ってて言うのもなんですが,思ってたよりボディが薄いですね(笑。

重ねて何度も見ていたはずなのに,一体になって,

「Body」

という認識になって初めて「ああ,なるほど〜」となること,ないですか(笑。

私はいつも「びっくり」します(笑。

さて,次は,,っと。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Alembic Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Gluing the body

Prototype 14inch 「弐号機」のボディを閉じます。

ケヤキのバックの内側にもセラックを塗りました。

接着面にはつかないようにします。

接着面の擦り合わせをもう一度確認してから,接着しました。

このプロトタイプは,半分ソリッドギターのようなボディ構成なので,

思いっきりクランプを締めても大丈夫なので安心です(笑。

通常のアーチトップだと,あんまり力一杯締め付けるとサイド材が変形しちゃいますので,力加減が大事ですよね。

ちゃんと着いてくれたかな。

こんだけのクランプを使うと,重たくて持ち歩けないのでこの場に放置ですね。

どうしよ,他の作業できないな,,ちょっと横にどけて,,(笑。

そう言えば,ネックってどうしてたっけ,,,と,。

ありました,

弐号機用にプライしてました。

忘れてました,,,(笑。

さて,こいつの取付角はどうしよっかなー,,などと考えてたら,陽が暮れてきました。

ちょっとドライブでもしてきましょうか。

名案が浮かぶかも,,(笑。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Alembic Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Dragon’s Blood.

Dragon’s Blood.

Shellac に混ぜて使う天然の色素の名前です。

ずっと以前に作ったこの赤いセラックを,トップ材の内側に保護として塗りました。

「ドラゴンタトゥーの女」って,すごい映画,ありましたよね。

この材料を使うとき,いつも思い出します(笑。

ただし,この赤は,Dragon’s Bloodの他に,LacDyeという色素も混ぜてるので,

さらに強烈な赤に見えます。

ところが,褪色しやすいので,こんな派手な色は長続きしないです。

ヴァイオリンの油系セラックにも使うみたいですね,この色。

たくさんいろんな色と混ぜて使うでしょうから,あの深みが出るのでしょうね。

この「弐号機」も他の2本と同様,ニトロセルロースラッカー仕上げにするつもりなので,

セラックの出番は,「見えない内側」だけです。

なので,心置きなく,「ドラゴンの血」に染めます(笑。

ドラゴンの声ってどんな声なんでしょうね,,

そんな音で鳴ってくれるかな(笑。

もちろん,セラックを塗る前に,サーキット関係も納めて確かめました。

ああ,配線ケーブルは,きちんと熱収縮チューブなどでちゃんと束ねないと,,ですね。

さぁて,セラックが終わったら,ボディを組んでしまいますか。

(接着前のボディのウェイトは,トップとバックを合わせて,ちょうど2000gでした。重いのか,軽いのか,,ブツブツ,,,)

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Alembic Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Just like Professor Katsuhiko Hibino

ダンボールアートではないです(笑。

ボディを仕上げていく前に,サーキット関連を検証します。

ボディを組んでしまってからだと「えらいこと」になりますので,事前に予行演習です。

そもそもこのBare Knuckleのピックアップ,セカンドハンズなので,ケーブルの長さが足りません。

本家の回路図を見ながら,タップスイッチの配線を考えました。

作業台は「しっちゃかめっちゃか」(笑。

どうしてこの作業の時には,いつもこうなっちゃうんでしょう。

コイルタップの配線,間違ってなかったようです。ちゃんとシングルも出ました。

(やっぱ,ダンボールアートみたいだよな,,,ブツブツ)

それにしても,Bare Knuckleのトレードマークの上半身裸の男の人,誰なんだろう,,,(笑。

(でも,ダンボール,面白いな,,,写真撮っておこ,,,ブツブツ,,)

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Alembic Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Virtuoso2025

Prototype 14inch「弐号機」。

出力ジャックを納めるために,ボディバックをこんな風に加工しました。

誰も見ない部分ですが,綺麗にやりたいですよね。

問題のタップスイッチ。

サウンドホールに入れようかな,,と思ってたのですが,

やっぱり見えてた方が操作は楽かも,,,と思い直して「この辺かな」。

しばらく眺めて,納得が行ったらボディを加工しますかね。

ま,その前に一度配線して動作を確認しましょうか。

“Virtuoso” by Joe Pass.(Remasterd 2025)

朝起きたら,まずは音楽をかけます。

いつものようにApple Musicを開いたら,ニューリリースの欄に,この見慣れたジャケットがありました。

「ニューリリース」??。

この有名なアルバム,幾度となく「リマスター盤」って出てましたよね。

なので,「2025」ってわざわざタイトルについてるんですね。

寝ぼけながら聞いてました。

「うん,確かに違う(笑」。

LPレコードで聞いていた印象とは,また随分と違う気が,,。

それとも,まだ寝ぼけてるんでしょうか,,,(笑。

「よりによってなんでこんな音で録ったんだ?」とか,

「俺,この音嫌い」とか,

「アンプ録りの方のトラックが消えてて仕方なかったんだ」とか

都市伝説みたいな説もありましたよね(笑。

真相はどうだったんでしょ。

ジャケットのE S-175のフロントピックアップ,共鳴防止のためなのか,テープで止めてありますよね。

うーん,最初からこの音質で出てたら,あんなに酷いこと言われなかったのかも,,(笑。

(「一体,誰がRemasterしたんだろ,,」と,ちょっと興味が湧いて,iPhoneの方からApple Misicで「クレジットを見る」を開いてみたら,出てましたよ,マスタリングエンジニア。Paul Blakemoreさんと,Kevin Glayさんだそうです。なぜかポールさんは英文表記,ケビンさんはカタカナ,,(笑。最近のApple Music,こうなんですよね,,中途半端なローカライズ,やめてくれないかな,かえってわかりにくいよな,,,,ブツブツ,,,(笑))

一周回って,最近Joe,聞いてます(笑。

Uncarved Guitar Braces,Adirondack Spruce

Adirondack Spruceのブレイシング材。

Stewmacがセールだったので,買いました。

小さな棚を作って乗せました。

前回仕入れた時のサインを見ると,それはちょうど10年前でした。

残りが2本になって気になってましたので。

私にとって,このブレイシング材も「迷宮」の一つです。

ヴァイオリン属も皆,ブレイシングにはスプルースを使いますよね。

で,「どんなスプルース」が良いか?。

ヴァイオリンの修理をされている人が本の中で,オールドバイオリンの修理に

「自分の持っている一番古いスプルースを使った」と書いてありました。

聖地クレモナの材料だったのでしょうか,それには触れられていませんでしたが。

ギター用のブレイシング材として,樹種を指定して買えるのは,私はStewmacしか知らないのですが,

もしかしたらヨーロッパのお店にはあるのかな。

(ハリーポッターのダイアゴン横丁みたいなところがあるんだったら,行ってみたいですが(笑。)

Adirondackはご存知の通り「一番強いスプルース」と言われてますよね。

こんな,大工さんが見たら「ゴミ箱」に放り込みそうな端材が,$20を超えてるなんて,誰も信じないでしょうけれど(笑,確かにタップトーンは「キーン」という音です。

10年前の仕入れの時には,熱処理したシトカスプルースもあったので,それも使ってましたが,棚の在庫は残り1本。

でも,もうStewmacのリストにはなくなっていました。

それ以外では,サルベージした古いスプルース材をボディトップに使った「残り」も幾度となくブレシングに使って来ましたが,「どれが一番良いか」と聞かれると,正直「???」なのですが,もしかしたらこの「Adirondack」は「正解の一つ」かもしれません。

ただ,材料の種類よりも,ブレイシングはそのサイズと形状の方が音への影響は大きいんじゃないかな,,と睨んではいるんですが,,。

私の持っている「古材」も,この際にきちんと裁断して,この棚に載せるつもりです。

ラビリンスは続く(笑。