JohnnySmith Pickup

Gibson JohnnySmith Pickup .”

PU120″というのが正式名称なんでしょうか。

私の手元にあるのを並べてみました。

右上の白いシールドのは”Epiphone”製の楽器についていたものらしいです。

これはポッティングされていていかにも今風です。

左上のは間違いなく1961年のオリジナル,これは例のPAFの開発チームが手がけたもの,,と読んだことがあります。

真偽のほどは分かりませんが。

右下のは1965/68年製のJohnnyに載っていたリアピックアップです。

問題は左下のもの。ネットで入手したのですが,

確かにGibson製に見えるのですが(コイルのボビンなんかを見ると,,,),

なぜかポールピースが抜けていて,私がミニハム用のポールピースを入れたものです。

さて,3本の17inchのそれぞれにどれを乗せましょうか。

リアのはちょいとステーをつければフロント用としてもいけそうです。

6.9KΩなので多分コイルはフロントもリアも同じ巻き数なんじゃないかな,と。

(というわけで,私的にPU120と言えるのは,2つですね,,って,鑑定団じゃないので確約は出来ませんが(笑))。

リア用のは,多分ピックガードに取り付けるステーが折れてしまって,前回リペアした人が相当苦労してステーを半田付けした跡が見えます。

これ,使うとしたらどうやってフロントに持っていきましょうかね。

17inch Archtop.

一方,17インチの方は,,,

Johnnyさんのフィンガーボードをr12でサンディングしました。

またピカピカに磨いてから,フレットの溝の切り直し。

この間と同じやり方で行きます。

時間はかかりますが確実。

最後に巻く,一番外側のバインディングが問題です。

ボディ側の端部はバインディングだけが廻っていくので「のりシロ」がないんです。

ま,大丈夫しょうけど(笑。

Mid-Depth のは,ニカワでネックとボディを接着しました。

彼女はこのままオーバーナイト。

部屋の湿度計の針が上がってきたなーと思ったら,雨の降ってきた札幌です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Dearmond Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon Pickguard repair Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Neck for Mid-Depth 17inch

Mid-Depth body用のネックの続き。

とうとう,フレットの形に合わせて両端のバインディングを削って行きます。

海外のルシアーの方々も,たまーに,この作業してる写真アップしてますよね。

「地味な作業」の極みでしょうか,,(笑。

フレットの「ガタガタ」の影。両側を切り終えたので記念撮影。

昨日のPly-Modelと同じアングルで。

ネックジョイントもほぼ完了かな。

ニカワで接着する前に,ほぼほぼジョイント部分も擦り合わせてしまいました。

いつもは接着してからにするのですが。

さて,次は,,っと。

PlyWood Body 17inch

Plywood Archtop 17inch.

大人しく待っていた17inchの三姉妹の場所に,突如「黒いの」が加わりました。

思いっきり写真の露出を上げたのですが,それでもこの写真のようにほぼ「影」のよう。

これは10年ほど前に私が作った「合板ボディ」のアーチトップです。

Plywoodを使ったのは,これともう一本だけだったと記憶してます。

私の楽器の構成としては,とてもレアなヤツです。

「合板ボディのも弾いてみたい」と声が掛かったので,貸し出し中だったコイツをチャーターしました。

いやー,ものすごく久しぶり!(笑。

ボディの中の自分のサインには「2013」とあります。

実際に完成したのはその1年後くらいだった気がします。

もうちょっと後だったかな,,

(メモには2015との記載があったので,『だいたいそのくらい』らしいです(笑))

どこに置いて写真を撮影しても「影」のようにしか写りません,,(笑。

このモデルの塗装は,ラッカーではなく,セラックです。

しかも,「ブラック」の色素を混ぜたのをタンポで塗り込む「フレンチポリッシュ」。

まだらに染まっていったような,不思議な仕上がりに,当時も驚いていたくらいでした。

壁に掛けていてもそこだけ「鉛筆画」みたいな,本当「影」。

あまりにも時間と手間がかかるので,それ以来「試してもいない(笑」仕上げ方でした。

久しぶりの「ご帰還」なので興味津々。

ぱっと見,演奏には全然支障なさそう。

強烈な西日が射してきたので,シャッターを切りました。

おお,やっと正体が見えた,,,かな(笑。

(コイツのネック,確かローズウッドだったよな,3プライの真ん中は違ったかな,,ケヤキだったかな,,,つーかこんなネックみたことないよな,,,って自分で作ったんだよな,,,っていうか,それにしても黒いな,,ブツブツ,,)

三姉妹と一緒に,コイツもメンテナンスしてあげましょう,そうしましょう。

2.4mm

Mid-Depth 17inch のネックを仕上げていきます。

またサイドドットの取り付け。

2.4mmのドットマークは,ほんと小さくて無くしそう(笑。

バインディングとメイプルのギリギリ。

恐ろしやー。

例のJohnnySmithピックアップの納まり。

そうそう,こんな風に納まって欲しかったんです。

ネックとボディのダブテイルジョイントも,ほぼ完了。

ニカワの接着は,もうちょっとサンディングなんかしてからにしましょうか。

また3人で待っててもらいましょ。

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Fret work

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 20240519-DSC02659.jpg

フレットを打ちます。

ここは,いつもと同じなんですが,,,

Fretの両端をスパッと垂直に切っちゃって,,,

一番外側にまたバインディング,,,って,言葉で表現するの,難しいですね,,

っていうか,何言ってるんだか,わかんないっすよね,,,

すんません(笑。

ってこんな感じ(笑。

まぁまぁ上手くいったかな,,,と,ここでハタと気付きました。

最初にフレットを打ってしまってるので,トリマーでネックのサイドをビューンと切ることが出来ないことに,,,。

仕方がないので,ヤスリで地道に行きます。

このやり方も,一筋縄では行かないですね。

Ebony

3本目,最後のフィンガーボードを磨きました。

アールは12inch。

キラッとするまでやるとうれしくなりますよね。

そんで次は,フレット溝の続き。

なぜかというと,,

バインディングの部分にも溝が欲しいからです。

ここまでピッタリにフレットを打ってから一番外側のバインディングを廻したいんです。

んで,,バインディングをフレットに合わせて削る,

あのGibsonのやり方に合わせてみようって寸法です。

Johnnyさんをなるべくオリジナルに近づけるための練習かな。

ま,オーバーフレットの方が,ネックの端までフレットがあるので「弦落ち」はしにくいと思うんですが,

一度やって見たかったのでチャレンジです。

でも,これ手作業だけで再現するのは,結構大変です。

手間は何倍??(笑。

Fingerboardのエボニー,

染めずにそのままオイルだけで仕上げた時に,どのくらい「黒く」なるかを確かめて見ます。

以前入手したまま,一度も使ったことのなかったStewmacの「Deep Cleaner」と「Lemon Oil」を使って見ました。

塗り終わって乾いたところの写真です。3本分のエボニー,よく見ると色が違うの,わかりますかね,,,

って,わかんないな(笑。

このLemon Oil,今まで使った中で一番「レモン」の匂いがしました。

いい感じの粘度があって,愛用のDr .Duck’sに近い感じ。

オイルを塗る前のFingerboardに並べてみます。

うん,相当「黒い」ですね。

これだったら染めるのはやめましょうか。

そこまでしなくて良いような,,,。

一番すり切れる部分なので,「地が出てくる」感じは好ましくないですよね,,

出たとしても,黒いとは思いますが。

強い西日に当てないとわからないくらいの「黒さの違い」でした。

さて,どうしようかな,,。

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Higgins Ink

黒く染めるには。

真っ黒なEbonyがなかなか手に入らないのは,私らみたいな個人製作家だけではなく,大手メーカーも同じなようです。

っていうか,古い数枚の指板材だったら,「金に糸目をつけなければ」今でも多少は手に入りますよね。

だから「一山」単位で入手しなければならない大手ほど,そうなのかもしれません。

っていうことで(笑,StewMac(米国のギター製作用品の販売店)が勧めているのがこれ。

Higginsというメーカーの黒いインクです。

乾く前なら水に溶けますので,筆をダメにせずに済むのは良いです。

これ,本来はなんのためのインクなんでしょ,,。

よくわかりませんが,木材に塗って,翌日「ボロ切れ」で拭いて,

また一晩おいて,スチールウールで磨いて終わり,,,

という手順まで紹介されています。

ヘッドに貼った縞黒檀の色具合がちょっと薄くて残念だったので,染めてみます。

これまでもテールピースを染めたことはありましたが,ヘッドは初めてかな。

黒檀のフィンガーボードも貼りました。

Johnnyさんは,,,

バインディングの白・黒・白・黒まで完了。

アールを取ってフレットを打つ準備。

傷だらけの Body ,どの程度修復しましょうか,,。

流行の「Heavyレリック」って言えば,このままでいいのかも,,(笑。

Head Inlay

ヘッドのインレイ。

作り置きを探したんですが,ありませんでした,,。

なので,切り出しました,真珠貝。

カエルのインレイ,久しぶりに切りました。

デザインは,迷ったんですが,いつものスタイルの組み合わせで行きます。

毎回変えたい訳ではないのですが,その時の気分で入れちゃいますので,案外バラバラ,,(笑。

真珠貝を埋め込む溝掘りの途中。

何が何だかわからなくなるので,削りたい部分に白を入れました。

いや,これ見ても訳がわかりません,,

やってる本人ですら,,(笑。

今回の17inchのヘッドが揃いました。

黄金週間のうちにどれかが仕上がればいいなーと思ってたんですが,甘かったっす。

終日,雨の札幌でした。

Neck for Mid-Depth Model

同時進行の最後の3本目のネックを進めます。

ヘッドのバインディング。

一番厄介なところから行きます。

2回目なので,ちょっと心に余裕があります(笑。

いつもこうだったらいいのか,ドキドキしっぱなしの方がいいのか(笑。

その中間地点の精神状態で行きたいです。

角度を合わせて行くのも,2回目は余裕。

いいような,そうでもないような,,(笑。

外が暗くなった頃,やっとヘッドのバインディング完了。

フィンガーボードの接着の準備を始めたところで,お腹が空いてきました。

うん,そろそろビールタイムかな。

JohnnyさんのHide-Glueから8時間経過しましたが,クランプを取ってフィンガーボードを貼るべきか,そのままオーバーナイトの方がいいか,,ちょっと迷っています。

ビールを飲みながら考えます(笑。