Prototype 初号機

よその工場の製品ばかり眺めてても仕方がないので,製作に戻ります(笑。

いや,でも天才レオ フェンダーの設計思想は凄いですよね,改めて。

だってネックの調子が悪くなったら「ボルトを外して勝手に取り替えれば?」って,すんごいですよね!,

楽器界のコペルニクスっす。

って,「何を今さら,,,」ってツッコミました?(笑。

いやー,フェンダーがうちに来たの,初めてなもんで,なんだか興奮しちゃうんですよ!(笑。

まずは入れ忘れてたヘッドのインレイ。

真珠貝を削り出して。

いつものドレメルツールで貝の収まる凹みを作ります。

黒いスーパーグルーで,接着もアッちゅうま。

PRSの工場の人の真似です。

夜な夜なサンディングして,

ボディも「こんな感じでいいかなー」なところに来てました。

細部をもう一度チェックして,塗装の準備かな。

零号機もあれからずっとぶら下がったままですしね,,。

気に食わなかったところ,あとどこだっけ?。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

in case of Fender Telecaster.

Fenderの場合。

先週に続いてやってきたのは,なぜかFender Telecaster。

Fenderがうちに来るのも「初めて」です。

っていうか,「あんた,ソリッドやんないんじゃなかったの!?」と突っ込まれそうですが(笑。

Fenderは,それこそ学生時代,コピーモデルを使ったことありますが,それはストラト。

Telecasterはほんと「初めて」です。

で,「なんで??」(笑。

もちろん,先週のIbanezと同じで有名ギターの「ネックのグリップその他」を実際に確かめたかった,,というのが一番ですが,,,

Julian Lageさんのあの凄いライブの

”I ‘ll be seeing you”

https://www.youtube.com/watch?v=8a3qAp81vY8&list=LL&index=58

でぶっ飛んだあと,みる人聞く人,みんなTelecasterを使ってて

「あれ?」となってたんですよー(笑。

で,「研究員」としてお迎えしたのは「この子」。

皆さん,多分世界中に数10億本はあるであろうテレキャスターの中から,どうやって「自分の」を選んでらっしゃるんでしょ?。

Fender初心者の私には「選ぶのはムリ(笑」でしたので,長年手も足も出なかった,,,ってところもあります。

実際弾いてみても,比較になるものがないので,「(テレキャスターとして)いいんだか,悪いんだか,わからん(笑」ってな感じ。

所詮,私なんぞに土地勘があるとしたら,やっぱりアーチトップだけなんですよね,,。

んで,なんで「この子」だったのか,というと,,

正直「誰でもよかった」んですが(笑,

まず,4点留めなのにチルトに見える穴がネックプレートに空いてることと,,,

「アームがついてること」(笑。

「これはまともではない!(笑」と直感しました(笑。

ネックもちょっとねじれてますので「壊れている」に分類(笑。

そして,ボディ裏に弦を通す「穴がない!」(笑。

うちにお呼びする条件が揃ってるのは「この子だ!(笑」。

錆びた弦のゲージは,009。

こんなゲージ,うちにあったかな,,,。

はい,また「弦問題」が発生しましたね,,。

とりあえず,まずはStewmacのテンプレートを当ててみます。

(テンプレートには)何年製のテレなのかは明記されてないのですが「Vintage Original Telecaster」から「直接取った」型だそうです。

さて,どうだったと思いますか?。

全体にちょっとだけテンプレートの方が「大きかった」です。

微妙に数ミリってところですが,,。特にヒップの辺りがちょっと違ったかな,,。

うーん,興味津々。

たまにはアーチトップ以外も研究しなきゃ,,ですよね!。

じっくり見ていきます。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Head-Loss ”GB-10”

一番印象的なのは,まずは「ヘッドがない」ところですよね(笑。

指板もフレットもとても綺麗です。

あんまり弾かれてない感じがしますね。

年式からしても綺麗すぎます。

逆にバインディングの劣化は相当で,触ると崩れてくる感じです。

ケースにずっと保管されてたんでしょうかね。

合成樹脂のバインディング材からなのか,その接着剤からなのか,木部に色が移ってしまっていて,

「薄いサンバースト」風の見かけになってます。

ネック部分も同様です。

興味深いのは,折れたネックの断面を見ると,その「滲み」が結構木の内部まで侵入している事。

ってことは,つまり,こういう症状の楽器の場合は,塗装を剥がして多少サンディングしたとしても,

この「滲みは取れない」ってことっすね。

脱色してまで「元に戻す」方もいらっしゃるんでしょうか。

以前Web上ですが,D’Aquistoの製作したアーチトップがこんな風になってるのを見たことがあります。

バインディングというよりは,接着剤が犯人なんでしょうかね,,,。

あるいはその二つの「化学反応」なんでしょうか,,。

GB-10ではよくある症状のように思いますが(Web上でよく見かけます),他の楽器でもありますかね,,。

小さなBirds eyeの杢が見えるサイド材にもシミが移っています。

ウレタン(かな?)のクリア塗装もところどころ透明ではなくなってる感じ。

塗装がめっちゃ厚いので,これは多分ウレタンでしょうかね,,。

ケース内の湿度が高かったのかな,,。

取れてしまったHeadが,寂しそうにこっちを見てる気がしませんか(笑。

そのうち元に戻してあげましょうかね。

気が向いたら(笑。

チョコレートの箱とかは,家人が捨てずに私にくれます(笑。

可哀想なヘッドは,しばらくここで待っててもらいましょう。

なーんてやってるので,私の部屋はお菓子の箱でいっぱいです(笑。

午後,早速ボディのアウトラインをトレースしてみました。

私の採寸では,ボディのヒップ部分は372mm(14.65inch),

ボディの長さは480ミリでした。

長さが予想よりちょっと長かったです。

15Fジョイントと相まって,ブリッジ位置のバランス,すごいですねぇ。

ふんふん,なるほどこういう寸法なのかぁ,,,。

勉強になりますー。

In case of Ibanez

Ibanezの場合。

ネックのシェイプやその他の寸法を確認したくて,やってきちゃいました,Ibanez。

Ibanezのアーチトップが私のところに来たのは,なぜか初めてです。

超ロングセラーなこのモデル,友人知人やセッションでお借りしたりして,弾いたことは何度もありましたが,

その「一瞬の印象」だけしかなくて,ちゃんと見たかったんです。

なぜこれほどロングセラー(好きな人が多い)のか,興味津々でした!(笑。

ジョニミッチェルがライブで弾いていたのはとても印象的です。

Jacoとかと一緒の「あれ」です。

ああ,やっとちゃんとこの「有名ギター」の事を知ることが出来そうです。

嬉しいな〜。

って,ただし,うちに来るには,それなりの条件があります。

ただでは呼べません(笑。

それは何かというと,,

「壊れていること」(笑。

ああ,激しく「ヘッドロスギター」になっちゃってます。

うひゃー(笑。

じっくり観察していきましょう,そうしましょう。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Kent Armstrong

Kent Armstrong 。

Hand-Wound seriesのこれを使うつもりだったので,合わせてみます。

うん,これだったらちょっとだけボディを凹ませて,ダイレクトマウントにしてみるのもいいかな。

ポールピース「あり」と「なし」も棚から出てきました。

どっちがいいかな,,。

サンディングしながら考えましょうか。

“April Joy” by April Varner

Prototype 14inch, 2本目の接着完了。

まだボディにニカワのはみ出したのとか,付いたままですが記念撮影。

昨日の晩の様子。

ヘッドのインレイも忘れたまま(笑,接着しちゃったのには訳があります。

April Varnerさんって,Vocalご存知でしたか?。

https://www.instagram.com/aprilvarnermusic/

私,恥ずかしながら昨日まで知りませんでした。

去年リリースのこのアルバム,AprilさんがAprilの付いた曲ばかりを集めたアルバムなんですね。

んで,Pat Methenyのあの「April Joy」も歌ってるんですよ,しかもPatのソロの部分にも歌詞をつけて!!

(アルバムの中のタイトルはJoy of April)。

すげ〜。

こんな事,思いつく人いるんだ,,,っていうか,

ソロまで全部歌ってるよ,,ヤバいよ,この人たち,,,。

って事で,すっかり嬉しくなって,「接着」しちゃった,,という訳です(笑。

クダラナい奴でホント,すんません(笑。

そういえば,ハムバッキングの開口もしてないじゃないの,,どうしよう,,(笑。

興奮しすぎました,,April Joy,,(笑。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Side marks

ボディに接着する前に,サイドポジションマークも入れます。

後からでも出来ますが,やっぱりネックの状態の方がやり易いっすよね。

下穴は2.4mm(白い丸棒は直径2.37mm)。

ピタッと決まるとスッキリしますよね,やっぱり。

0.1mm刻みでドリルビットを揃えてる事に,意味はあると思ってます(このサイズ,鉄工用しか見つけられてませんが(笑))。

めっちゃ天気の良い祭日になりました。

マークを入れたら,どっか,ドライブでも行きましょうかね。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Fret work(中長鋸製販)

ネックの整形もいい感じになったので,フレットを打ちます。

22フレット仕様です。

Wide-Medium,Gibson仕様のフレットサイズですね。

フレット溝の調整をして。

専用の丸鋸の刃でフレット溝は切ってますが,

最終2mmの深さになるように,指板のアールに合わせて手ノコで切って仕上げるんです。

去年入手した,中長鋸製販(なかちょうのこぎりせいはん)さんのフレット用ノコ,最高です。

0.5mmにしたのも正解だったように思います(丸鋸刃のカット幅は0.58mm)。

溝の一番深い部分がちょっとだけ狭くなるので,フレットのタングが「グイッ」と最後に締まってくれる感じがしますので。

全体を0.5mmで切ると,それでは狭くてキツすぎるかもしれません。

なんとも微妙な寸法ですよね。

でも,これが今のベストかな。

ノコが切れるので,切りすぎ注意です。

いつものように,小型のボール盤にこんな道具を取り付けて,押し込みます。

指板をバンバン叩かないので,変なところを叩いて凹みを作らずに済むのが精神衛生上,よろしいです(笑。

今回もニカワを溝に流し込みながら取り付けました。

さて,次は,,っと。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘

Japanese Natural Whetstones

研ぎ初め。

新年7日目にしてやっと,,(笑。

とりあえず,天然砥石を出して並べました。

まだあるんですが,並べきれません,,(笑。

今日はここにあるのでやります。

2箱分の追い入れノミを研ぎました。

最後の「1分」を記念撮影。

久しぶりに指がツリました,,。

あ,でも砥石を片付ける前に,こないだ使った洋カンナの刃も研いでおきましょう,そうしましょう。

Neck Shapes

ネックの形状。

上のこの写真見て,なんだかすぐにお分かりになりましたか?。

はい,Steinberger GL7TAのネックに,

Stew-Macのネックテンプレートを当ててみたんです。

こういう市販のものやら,自分で作ったものやらを当てがって,

なんとかネックのシェイプを簡単にコピー出来ないか,

何度かやってはみたものの,「参考程度」にしかなりませんよね,,(笑。

わかってるんですが,退屈したので,またやってみました(笑。

Steinbergerのグラファイトのネックに当ててみたのは,LesPaul1959.

1F用のカーブは,Steinbergerだと2Fを超えたあたりで「なんとなくピッタリ」な感じ

(つまりSteinbergerのネックの方が超細い)。

他のテンプレ(1959TELE,1962Strat,1954LP)は似ても似つかいない「全然違う」カーブでした。

当たり前っちゃ当たり前っすね。それぞれ全然違いますよね。

(実機お持ちの方は,ぜひ2時間,貸してください(笑))

Gibson L5CES1992だと,ネックの幅にそもそも「ハマりも」しません。

ま,これも以前やってみてわかってたんですけどね,

念のため。

ネックの幅やグリップの感じって,例えば「ナット幅なんちゃら」とか書いてあることありますけど,

ナットのどこの寸法を取ってるのかも不明ですし,あまり参考にはなりませんよね,,。

なのでまた,なんの役にも立たない「確認」をしちゃいましたが(笑,

「初号機」のネックは1959LPにピッタリ合わせてみました(笑。

これって,どうなんだろ,,,(笑。

ま,実験ですが,いい感じかも,,。

とはいえ,テンプレを使ってない「零号機」とどんだけ違うかっていうと,,,

微妙にちょっと違う,,ってだけなんですけどね(笑。

いつもの「手触り」って,ほんと不思議です。

11.75inch Archtop 14inch 14inch archtop 14inch Prototype 15inch Archtop 17inch Archtop Amek archtop Bass Bubinga Chaki Curlymaple Double Cutaway Ebony EF28-70 2.8L Elmarit-M28mmF2.8 Elmarit-R 24mmF2.8 Elmarit-R180mmF2.8 Explorer修理 Gibson Ibanez in case of Inlay Jingle JohnnySmith Keyaki Kluson newFD300mm2.8L Noctilux 50mmF1.0 M Nylon repair Rupes Semi-Acoustic Shellac Summarex85mmF1.5L Summaron35mmF2.8M Summicron-R 50mmF2 SuperAngulon21mm F3.4 M Tailpiece ToneWoods Tools Walnut アーチトップギター製作 ギター製作 左市弘